衝撃的な展開で話題を呼んだ惣領冬実のコミックを実写化したテレビドラマの劇場版。イケメン2人と心を閉ざした女子高生を中心に繰り広げられる、純粋で残酷な恋模様を描く。監督は『百瀬、こっちを向いて。』などの耶雲哉治。光と影の二面性を持つ樫野零はKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔、零の亡き弟の親友・桐島牧生を『デスノート』シリーズなど窪田正孝、零の運命の恋人・麻生キラをNHK連続テレビ小説「まれ」などの飯豊まりえが演じる。
あらすじ:学園でスターのような扱われ方をする一方、刹那的な毎日を過ごす高校生の零(藤ヶ谷太輔)は、運命的に出会ったキラ(飯豊まりえ)と新学期にクラスメートとして再会し、互いに心に傷を抱える二人は惹(ひ)かれ合う。そこへ転校してきた零の中学の同級生の牧生(窪田正孝)は、零に特別な感情を抱いており、二人の仲を引き裂こうと画策。零に執着する牧生の思いは、いつしかゆがんだ方向へと変化し……。
<感想>原作は1990年代に人気を博した、惣領冬実のコミックを実写化して2016年テレビドラマ放映の劇場版。原作もテレビドラマも観ていません。だから、先入観として甘いラブストーリーと思って観ていたら、意外や意外、ダークな一面を持ったストーリーだったので、その点では少し面白味を感じましたね。
物語が核心に近づくまでがひどくもどかしかった。だから、運命の男と女が結びついた二人が、それぞれに思い出したくもない昔のトラウマを抱えているという展開も説明不足でした。
主人公のキラの昔のトラウマが、余りにも衝撃的であり、これでは男性不振になってしまうのは当たり前だと思う。まさか、中学生の時に再婚した母親の相手、義理の父親に性の虐待を受けていたとは、それに、同級生からそのことが噂のもととなり、彼女を苦しめるわけ。これはかなり深刻な悩みですから。
男の零には、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔くんが、28歳なのに高校生役がなかなかカッコ良くて、女子生徒からモテモテの遊び人で、彼女はたくさんいるという設定。ぴったりハマってた。でも、高校生でバイクで通学とはこれいかにと。中学性の時に零には双子の弟がいて、その弟が自殺をしたのだ。それが自分のせいだと思い詰めている。
だから本気で好きになったキラに、キスをして性的関係を持ちたいと思うのは必然だったのでしょう。それが、拒否されて愕然とする零の気持ちは、嫌われたと誤解してしまうのも分かる。
そして、恐ろしいのが零を好きな男子生徒の牧生が、同性愛者であり屈折した恋慕を捧げる少年役の窪田正孝くん、どこか中性的であり女の子みたいで、いつも零の傍にいたいという欲求が、今回は零が好きになったキラとの間に入り邪魔をするのだ。後でマキオが告白して知るのだが、零の双子の弟は自分が殺したと言うのだ。零に近づく者は殺すという、恐ろしい男を演じている。
三角関係となるのだが、これがほとんどストーカーのよう。ラストでキラを廃墟ビルに呼び出し、邪魔者は殺すとばかりにキラをビルの上階から落とそうとするも、そこへ零が駆けつけて来てキラを助ける。悔しがる窪田正孝くんの演技が恐ろしく巧いので、観ていてハラハラドキドキしながら、零が刺されるのを見つめる観客。ファンの子なのか、きゃぁ~という悲鳴のような声が館内に響く。よほど好きなんでしょうね、映画の中に自分が入り込んでしまったのでしょう。
恋する2人は、仲良く昼弁当を作って食べるし、海へとバイクでデートするし、砂浜でお城を作って楽しそう。
それに、主人公キラの友達の晴美とその恋人達也の男の子が新鮮で良かった。
キラと零の恋人同士の、露骨なベッドシーンはありませんが、「胸キュン」と言われるシーンが多かったので、ラブラブなシーンには恋人のいない女性や男性には辛いかもですね。
2016年劇場鑑賞作品・・・126映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:学園でスターのような扱われ方をする一方、刹那的な毎日を過ごす高校生の零(藤ヶ谷太輔)は、運命的に出会ったキラ(飯豊まりえ)と新学期にクラスメートとして再会し、互いに心に傷を抱える二人は惹(ひ)かれ合う。そこへ転校してきた零の中学の同級生の牧生(窪田正孝)は、零に特別な感情を抱いており、二人の仲を引き裂こうと画策。零に執着する牧生の思いは、いつしかゆがんだ方向へと変化し……。
<感想>原作は1990年代に人気を博した、惣領冬実のコミックを実写化して2016年テレビドラマ放映の劇場版。原作もテレビドラマも観ていません。だから、先入観として甘いラブストーリーと思って観ていたら、意外や意外、ダークな一面を持ったストーリーだったので、その点では少し面白味を感じましたね。
物語が核心に近づくまでがひどくもどかしかった。だから、運命の男と女が結びついた二人が、それぞれに思い出したくもない昔のトラウマを抱えているという展開も説明不足でした。
主人公のキラの昔のトラウマが、余りにも衝撃的であり、これでは男性不振になってしまうのは当たり前だと思う。まさか、中学生の時に再婚した母親の相手、義理の父親に性の虐待を受けていたとは、それに、同級生からそのことが噂のもととなり、彼女を苦しめるわけ。これはかなり深刻な悩みですから。
男の零には、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔くんが、28歳なのに高校生役がなかなかカッコ良くて、女子生徒からモテモテの遊び人で、彼女はたくさんいるという設定。ぴったりハマってた。でも、高校生でバイクで通学とはこれいかにと。中学性の時に零には双子の弟がいて、その弟が自殺をしたのだ。それが自分のせいだと思い詰めている。
だから本気で好きになったキラに、キスをして性的関係を持ちたいと思うのは必然だったのでしょう。それが、拒否されて愕然とする零の気持ちは、嫌われたと誤解してしまうのも分かる。
そして、恐ろしいのが零を好きな男子生徒の牧生が、同性愛者であり屈折した恋慕を捧げる少年役の窪田正孝くん、どこか中性的であり女の子みたいで、いつも零の傍にいたいという欲求が、今回は零が好きになったキラとの間に入り邪魔をするのだ。後でマキオが告白して知るのだが、零の双子の弟は自分が殺したと言うのだ。零に近づく者は殺すという、恐ろしい男を演じている。
三角関係となるのだが、これがほとんどストーカーのよう。ラストでキラを廃墟ビルに呼び出し、邪魔者は殺すとばかりにキラをビルの上階から落とそうとするも、そこへ零が駆けつけて来てキラを助ける。悔しがる窪田正孝くんの演技が恐ろしく巧いので、観ていてハラハラドキドキしながら、零が刺されるのを見つめる観客。ファンの子なのか、きゃぁ~という悲鳴のような声が館内に響く。よほど好きなんでしょうね、映画の中に自分が入り込んでしまったのでしょう。
恋する2人は、仲良く昼弁当を作って食べるし、海へとバイクでデートするし、砂浜でお城を作って楽しそう。
それに、主人公キラの友達の晴美とその恋人達也の男の子が新鮮で良かった。
キラと零の恋人同士の、露骨なベッドシーンはありませんが、「胸キュン」と言われるシーンが多かったので、ラブラブなシーンには恋人のいない女性や男性には辛いかもですね。
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