パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

スノーデン ★★★

2017年01月31日 | アクション映画ーサ行
名匠オリヴァー・ストーン監督が、アメリカ政府による国際的な個人情報監視の事実を暴き世界を震撼(しんかん)させた「スノーデン事件」の全貌に迫る人間ドラマ。CIAおよびNSA(アメリカ国家安全保障局)職員だったエドワード・スノーデン氏がキャリアや恋人との幸せな人生を捨て、重大な告発を決意するまでの過程を描く。スノーデン氏をジョセフ・ゴードン=レヴィット、その恋人をシャイリーン・ウッドリーが演じるほか、オスカー女優メリッサ・レオ、ザカリー・クイント、トム・ウィルキンソンらが脇を固める。
あらすじ:2013年6月、元CIAおよびNSA(アメリカ国家安全保障局)職員エドワード・スノーデン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)の内部告発により、アメリカ政府がひそかに作り上げた国際的な監視プログラムの存在が明らかになる。そこに至る9年の間、国を愛する平凡な若者はテロリストばかりか民間企業や個人、同盟国までも対象とされ、全世界のメールや携帯電話での通話が監視されている現実に危機感を募らせていた。

<感想>史上最大の内部告発を行った男、エドワード・スノーデンの内面に迫った実話ドラマであり、「プラトーン」、「7月4日に生まれて」で二度のアカデミー監督賞に輝くオリヴァー・ストーン監督が、二冊のスノーデンに関するノンフィクションを、キーラン・フィッツジェラルドと共同で脚色、映画化したもの。

スノーデンを演じたのが、「ザ・ウォーク」のジョセフ・ゴードン=レヴィットであり、その恋人には「きっと、星のせいじゃない。」のシャイリーン・ウッドリーが扮している。その他の共演には、厳格な指導教官コービンにリス・エヴァンズ。

それにオタク風のエンジニアで教官でもあるハンクに、ニコラス・ケージが扮しており、スノーデンと同じように告発しようとするも、窓際に押しやられる役をしていた。
そして、CIAの訓練センターで持ち前のコンピューター知識を存分に発揮し、厳しい指導教官コービンにも一目置かれる存在となる。だが、ジュネーブに派遣されるも、現地での活動を知り疑問を持つようになる。あらゆる情報を収集する検索システムにより、テロとは無関係な情報まで集められていたのだ。CIAを辞職して、民間企業からの契約者としてNSAの任務をこなすスノーデンは次第にある決意を固めていく。

情報のデジタル化によりいつでも何処でも誰とでも自由に繋がる社会が実現しつつある中で、物議を醸したのが2013年のスノーデン騒動であります。テロ防止という名目で米政府が、個人のメールや通話内容など国内外であらゆる個人データーを秘密に収集し、分析していることを暴露したのだ。

この映画では、ローラ・ポイトラス監督のシチズンフォー・スノーデンの暴露」に登場していた監督をメリッサ・レオが扮しており、記者の再現性が高いのと、ジョセフ・ゴードン=レヴィットがスノーデンの話し方まで、そっくりにコピーしているのにさすがに役者だと思った。ですが、劇中にも登場するホテルでの記者たちとの接触と、彼らからの取材がメインであったようにも取れる。それゆえに彼の経歴、暴露までの経緯にしっかりと触れることもなく、CIAによる監視されている可能性を危惧しながらも、彼のインタビューを撮影するシーンも良かった。

しかし、後半で指導教官コービンとスノーデンが会議室で対峙するシーンに、目を惹く演出があり、祖国に理想を抱いていた青年が、国の在り方に疑問を持ち、失望し苦悩の末に勇気を奮い起こすまでの心の動きを克明に描写しており、スノーデン一代記として描いている。
2013年に内部告発をした後のスノーデンは、最初はアイスランドへ政治的亡命を希望するが、受け入れられず、その後香港からロシアに空路渡り、ロシアに入国していないままに、18国への亡命申請を行うも、後に撤回する。最終的にはロシアに入国した。ロシアへの滞在は当初は1年間の期限付きだったが、2014年に許可が3年間延長され、現在もなおロシアに滞在中である。
ラストでモスクワへと、スノーデンを追っていった恋人のリンゼイの物語が丁寧に付加されており、作品のテーマに厚みを持たせている。
それでも、二本の映画が堂々と制作公開されるアメリカ文化に希望をもちたいですね。

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マグニフィセント・セブン★★★・5

2017年01月30日 | アクション映画ーマ行
黒澤明の傑作『七人の侍』と同作をリメイクした『荒野の七人』を原案にした西部劇。冷酷非道な悪に支配された町の住人から彼を倒してほしいと雇われた、賞金稼ぎやギャンブラーといったアウトロー7人の活躍を追う。メガホンを取るのは、『サウスポー』などのアントワーン・フークア。『トレーニング デイ』『イコライザー』でフークア監督とタッグを組んだデンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホンらが結集する。熱いストーリーと迫力のアクションに注目。
あらすじ:悪漢バーソロミュー・ボーグ(ピーター・サースガード)によって牛耳られ、絶望を感じながら生きているローズ・クリークの町の人々。住民の一人であるエマ・カレン(ヘイリー・ベネット)は、賞金稼ぎのサム(デンゼル・ワシントン)、ギャンブラーのジョシュ(クリス・プラット)、流れ者、拳銃の達人といった7人の男を雇って、バーソロミューの手から町を救い出すように頼む。金のためと割り切って戦いに身を投じるサムやジョシュだったが……。

<感想>舞台は、1879年の米国西部の町ローズ・クリーク。極悪非道な実業家の横暴に苦しむ開拓民に、7人のアウトローが助っ人として雇われる。圧倒的多数の悪に対して、誇り高き7人が挑むシンプルなプロットを踏襲しながら、アントワーン・フークア監督流の怒涛のアクションが展開する。男の美学が貫かれた西部劇を作り上げている。

主人公の人種や変更や、彼が戦う動機に新解釈が加えられたが、『荒野の七人』への愛は深いと感じた。そして、ワシントン扮するチザムの漆黒色の衣装は、ブリンナーを踏襲していて、7人が横に並んで馬に乗る場面も同じ構図だというから。町の住人はなけなしの金を集め、彼らの報酬として迎えるのだが、ガンマンたちにとって命の危険に値する金額ではなかった。それでも戦う男たちの誇りは「七人の侍」から受け継いだようである。

多種多様な戦闘シーン。銃やナイフ、トマホーク、弓矢など武器の種類に合わせた戦闘シーンもバリエーション豊かで見応えあります。クリント・イーストウッド作品のスタントチームが参加した馬上アクションもド迫力に決まってました。それに、早撃ちの名手であるセル・リードが俳優たちを指導する。バレエのように舞う二挺拳銃やロビショーの狙撃スタイルなど、7人のキャラにあったガン・アクションをご覧あれ。ワシントンは、反射神経の良さを生かして一挺拳銃の早撃ちに挑戦している。

美学を貫く7人には、町を救うために立ち上がる最初の男で、7人のリーダーとなる治安官のサム・チザムに、デンゼル・ワシントンが、クリス同様で銃の名手であり戦術家でもある。

ジヨシュ・ファラデーにはクリス・ブラットが、チザムを補佐し、ムードメーカーにもなる流浪のギャンブラーであり、凄腕のガンマンでもある。ヴィンを演じたスティーヴ・マックイーン)的な人物でもある。彼が敵地へ行き、何度も撃たれながらも放るまずに、ガトリング銃をダイナマイトで爆破させるシーンは見事であった。

グッドナイト・ロビショーに、イーサン・ホークが扮しており、南北戦争で活躍した狙撃手でもあり、チザムの旧友といった点と、過去のトラウマを抱えている。

ビリーには、イ・ビョンホンが扮して、ロビショーの相棒でもある東洋人の暗殺者。銃も使うがナイフを得意としている。寡黙なナイフ使いを演じたブリット役のジェームズ・コバーンを彷彿とさせる。
バスケスに扮したのは、マヌエル・ガルシア・ルルフォ。流れ者のメキシコ人であり、血がたぎる場を求めて戦いに参加する。賞金首となっている点では、ロバート・ヴォーン扮するリーと同じでもある。

ジャック・ホーンにヴィンセント・ドノフリオが扮して、山林で暮らす武骨な巨漢のハンタ-。粗野だが心の優しい持ち主でもあり、決戦での戦いぶりは、チャールズ・ブロンソンが演じたオライリーに通じる。レッドハーベストにマーティン・センズメアーが扮しており、ネイティヴ・アメリカンの戦士であり、パワー系の歴戦の勇者という意味ではオライリーに近いが、年齢は一番若い。

そして、悪辣な実業家ボーグに扮したのが、ピーター・サースガードであり、町を支配して北の将軍様気取りだ。夫を殺された町のエマ(ヘイリー・ベネット)は、用心棒を探す旅に出て途中で、チザムに遭遇する。そして、200人超の軍隊並みの人数と装備で攻めてくるボーグ一味に対して、7人だけで立ち向かうのはさすがに無謀だと思った。

それで、町の住人たちを鼓舞し、銃を撃ったこともない彼らに戦闘の技術を仕込むべく、7人は特訓をしてやる。それに、町に来る手前に大きな長い穴を掘り、その下に町の住人を入れて、斧や竹やりスコップなどで待ちかまえさせる。そして、ダイナマイトを埋め込むのだ。

今までの「七人の侍」「荒野の七人」の主人公は、見ず知らずの村人のために主に義侠心から戦っていたが、今回のチザムには戦わずにいられない理由を設定していた。最後に悪玉のボーグと対峙して明かされる衝撃な出来事に、思わずこれは敵討ちだと思った。
それに、悪辣な実業家ボーグが持つ、1879年当時の最新兵器であるガトリング銃が登場したのは今作が初めて。回転式の銃身で1分間に200発以上の弾丸を発射する驚異的な殺傷力にさらされて、最終決戦では熾烈な戦いも見どころの一つですから。ここでは、クリス・ブラットが単身で敵地へと殴り込みに行き、途中で何度も撃たれながらも必死でガトリング銃を征すのですから。

アクション映画としての面白さを追求しており、最終決戦をスペクタル性豊かにたっぷりと時間をかけて見せている。いかにも現代の映画らしい民族構成の七人は、各々の得意技が発揮される見せ場をきっちり用意されており、ドンパチはド派手目で娯楽至上主義な作りで、最期まで飽きることなかった。
みなカッコいいのだが、とりわけネイティブ・アメリカンの若者レッドハーベストが、弓を引く姿の美しさに感動しましたね。そして、とどめとばかりに、エルマー・バーンスタインの、「荒野の七人」のテーマ曲が流れた時には、何だかんだ行っても厚くなりましたよ。
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ドクター・ストレンジ ★★★★★

2017年01月28日 | アクション映画ータ行
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』などのベネディクト・カンバーバッチを主演に迎えたヒーローアクション。事故で両手が思うように動かせなくなった天才外科医の姿を描き出す。『スポットライト 世紀のスクープ』などのレイチェル・マクアダムス、『偽りなき者』などのマッツ・ミケルセン、『フィクサー』などのティルダ・スウィントンらが共演。たとえ敵であろうとも他者を傷つけることのできない外科医の行く末に注目。
あらすじ:ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、天賦の才能を持つ脳外科医として名をはせていたが、ごう慢さが玉にきずだった。彼は地位も名誉もリッチな生活も手に入れていたが、交通事故によって全てをなくしてしまう。神の手と崇拝された両手の機能を取り戻すため、高額な治療を繰り返すが……。

<感想>3DIMAXで鑑賞した。物凄い音量と魔術の力で現実世界の高層ビルや街がねじ曲がり、折りたたまれ、『インセプション』のように美しく変貌していく映像美に痺れました。そして、主役のドクター・ストレンジを演じるのは、神の手を持つ外科医にして、神秘の力に目覚めていく魔術師であります。

誰もが認める天才でありながら、他人の気持ちを理解できない傲慢な人間。人生の栄光を知り、同時にどん底も知る男。この複雑なキャラクターを完璧に演じられるのは、ベネディクト・カンバーバッチしかいないと思うほどに、実にハマリ役であった。

その期待に応えるようにと、彼は徹底的な役作りを行い、天才医師に成りきるために、実際に高名な医師のもとで知識や振る舞いを体得し、アクションのほとんどを自らこなすためにパワー・ヨガを初めとする様々なトレーニングを積んで臨んだと言うから凄い。

悲劇的な交通事故で絶望し、富も名声もすべて失った彼がカトマンズにある謎めいた施設カマー・タージを訪れる。だがそこは彼が期待したような治療施設ではなく、魔術を修行する場だった。非科学的な話に失望するストレンジの前に現れたのは、至高の魔術師エンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)。ワンはストレンジに、神秘的な扇を手にその神秘の力の一端を披露する。それに、ワンは不老不死だというが、それは闇の力を借りてのことだと分かるのがラスト近くであります。とにもかくにも、すべての常識を覆された彼は、ワンに弟子入りすることになります。
それから修行の日々が始まった。死に直面するような厳しい修行の中で、兄弟子のモルド(チュイテル・イジョフォー)や魔術書物の番人ウォンに支えられ、ストレンジは人知を超えた力を身に着けて行く。だが、まだ彼は知らなかった。

その先には、闇の魔術師(マッツ・ミケルセン)との闘いが待っていることを。医者である彼に、敵の命を奪うことができるのか?、世界を崩壊させようという闇の勢力が立ちはだかり、彼の本当の戦いが始まろうとしていた。
これはもう見事なキャスティングと言うしかないですね。天才の挫折と苦悩、そこからの復活と演じがいもあったろうし、精神的に成長しても尚、「ミスター」と呼ばれると「ドクターだ」と訂正するところなどは、まだプライドの片鱗が残っていて、その辺のユーモア感覚はさすがと思った。

それに、なんといっても衝撃のビジュアル表現が、素晴らしいの一言に尽きる。ストレンジら魔術師たちのバトルの舞台となる“ミラー次元”の街。建ち並ぶビルも車が走る道路もぐにゃりと折れ曲がり、空中に浮くストレンジの肉体から精神が離れ、幽体離脱状態となる。
彼がケガをして重体となり、現代の病院へ飛び込み、恋人のレイチェル・マクアダムスに治療してもらうシーンでも幽体離脱をして、手術を眺めているシーンもある。

それに、彼が放つ“アストラル投射”。己の手で宙に魔法棒のような文様を作り魔術を繰り出すストレンジは、まるでネオンのように光る表現が神秘的なムードをしていた。それは、大地やビル群が折りたたまれていったり、世界が万華鏡のように変化し続けていったりして、観ていて唖然とするような感覚におそわれるのだ。

ニューヨーク、ロンドン、香港、にあるサンクタム。異次元の敵に対する地球規模の結界となる街中で、アクションやバトルが展開して、コミックの世界がそのまま実写になったみたいに圧巻でありました。

だまし絵のように変形するミラー次元、スリング・リングの力で空間に開く光のゲートなど、これまでのスーパーヒーロー映画とは一線を画す描写の連続であった。圧巻だったのは、アストラル体となったストレンジが、広大かつ悪夢のような異次元を旅する一連のシークエンス。科学では説明のつかない“何か”に次々と遭遇する主人公の目線で、観客もそのストレンジの未知なる(ここは脳内か、宇宙なのか)摩訶不思議な異次元の世界感を体感することができる。

それと、時間を巻き戻す、という反則ギリギリの魔術を使うシーンもあって、周囲の人々や物の動きが逆回転していく中で、魔術師たちだけが普通に動いて戦うシーンなんかはアッパレでしたね。
とにかく、鮮烈な映像と共に、奥行きのある構図や巧みなカメラワークで見せる映像美は、3D、IMAXでどうぞご覧くださいませ。ラストにおまけで、クリス・ヘムズワースが現れて、ドクター・ストレンジは『ソー:ラグナロク(原題)』だけでなく、続く『アベンジャーズ』シリーズ第3弾『アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー(原題) / Avengers: Infinity War』(2018年5月4日全米公開)にも登場することが決まっているそうですよ。
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新宿スワンII ★★★

2017年01月27日 | アクション映画ーサ行
新宿・歌舞伎町を舞台にした和久井健のコミックを、『ヒミズ』などの園子温が監督し、『日本で一番悪い奴ら』などの綾野剛主演で実写化した『新宿スワン』の続編。水商売や風俗、AVなどに女性を送り込むスカウト会社に属する主人公が、勢力拡大をもくろみ殴り込みをかけた横浜を牛耳る最強の敵と衝突し、全面戦争を繰り広げる。綾野や伊勢谷友介らが続投するほか、新たに浅野忠信や広瀬アリス、椎名桔平らが出演。豪華キャストの競演とアクションが見どころ。

<感想>金髪&天パーの一文無し男が、新宿歌舞伎町で一人前のスカウトマンに成長する姿をとらえた前作「新宿スワン」から1年、今度は会社の横浜進出に生死を賭けた戦いを繰り広げる続編であります。
誰からも愛される主人公・龍彦、演じる綾野剛さんは、今回も“金髪アフロ”を振り乱して新宿の夜の街に生きる男を、イキイキと熱演しています。前作でのラストで、かつての友(山田孝之)と拳を交えた後、その最期を見届けるという修羅場を直面したことで、少しだけ逞しくなった龍彦だが、いい意味での青臭さは相変わらずだ。その他に伊勢谷友介らおなじみの面々に、浅野忠信、広瀬アリス、椎名桔平らが新参加。監督は園子温が続投し、アクション監督に「るろうに剣心」シリーズの谷垣健治が抜擢された。

金、快楽、能力、これら欲がうごめくのが夜の街なら、そこに生きる人の生きざまは、綺麗でなくとも全力で熱いのかもしれない。そんな夜の街が舞台の、コミック「新宿スワン」映画第二弾は、「横浜王国編」を中心に映像化されていた。前作がバーストの龍彦が誕生した話だとしたら、本作はその龍彦がバーストを守れるだけの成長をみせた話となっている。
歌舞伎町で2つのスカウト会社、バーストとハーレムが激しい抗争を繰り広げ、南秀吉が命を落として1年後。ある日、バーストのスカウトマン、白鳥龍彦にマユミという女が近づいてくる。さっそく龍彦は、闇金に追われているという彼女に、涼子ママの店“ムーランルージュ”を紹介してあげるのだった。

このマユミに広瀬アリスが扮して、素人っぽいキャバ嬢として、闇金から追われて川に飛び込んで、自殺未遂するわで龍彦を驚かす。最後のコンテストで歌ってダンスを披露するのだが、どうみても下手くそダンスにしか見えなかった。
そんな中、バーストではハーレムを吸収したことでスカウトマンが倍増し、社内でのモメ事が多発していた。シマ拡大の必要に迫られた社長の山城は、滝マサキ率いる武闘派スカウト会社ウィザードが仕切る横浜への進出を決断する。こうして横浜出身の関とともに同地へと送り込まれる龍彦だったが…。
しかし、横浜は関と因縁のある滝率いるウィザードの支配下にあり、・・・。悪徳刑事の笹野高史やヤクザともコネクションのある滝の工作により、新宿バーストはピンチを迎えてしまう。龍彦は、歌舞伎町を守るために立ち上がり……。

龍彦と一緒に横浜に行く幹部の“関“には深水元基が、それに敵対する悪役には浅野忠信さんがキャスティングされており、これまた圧倒的存在感で恐ろしいというニュアンスの怖さ、ヤクザの“滝“というカリスマ的な男を演じきっています。関と滝の問題では、昔、滝の罪を被って刑務所に入った関の話がある。つまり、兄弟のような間柄なのだが、それが今回では通じないのだ。

龍彦という男は、強い者が相手でも負けると分かっている大人数を前にしても、あまり怖さを感じないといったような。いい意味で鈍感なんですね。倒されても立ち上がる根性だけは人並み外れていて、ですが、滝は根性だけでどうにか出来るような器じゃない。得体の知れない怖さのある男なのだ。
その他にも、ヤクザが大勢出て来て、豊原功補、吉田鋼太郎、椎名桔平とか、何が何だかわからないままに喧嘩上等と派手に格闘して、いかにも強敵な登場する“ハンマン”と言う男、中野裕太との圧巻の街中バトルを皮切りに、守るべき存在のマユミという女も交えた新宿VS横浜の総力戦が繰り広げられる。

その中で、一度は滝に倒されるも信念を曲げずに立ち向かっていく龍彦。何も救えなかった前作を経て、今度こそマユミや友を救おうと戦うその姿は眩しいほどに真っ直ぐで、未熟だからこそ応援したくなってしまうのだ。
そんな本作では、ウィザードの他に、バラサイツの森長(上地雄輔)なども新たに登場する。役者もそろってきたし、綾野剛主演の龍彦の成長をもっともっと見たいし、これでは、さらなる続編もありですね。

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マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ★★・5

2017年01月25日 | アクション映画ーマ行
ニューヨークで暮らす男女の奇妙な三角関係を、「フランシス・ハ」のグレタ・ガーウィグ、「6才のボクが、大人になるまで。」のイーサン・ホーク、「アリスのままで」のジュリアン・ムーア共演で軽やかに描いたハートフルコメディ。あらすじ:ニューヨークの大学で働くマギー(グレタ・ガーウィグ)は、妻子持ちの文化人類学者ジョン(イーサン・ホーク)と恋に落ちる。仕事ひとすじで家庭を顧みない妻ジョーゼット(ジュリアン・ムーア)に愛想を尽かしたジョンは離婚を決意し、マギーと再婚。数年後、ジョンとマギーは子どもにも恵まれ幸せな毎日を送っているかに見えたが、小説家になるため仕事を辞めたジョンとの生活にマギーは不安を感じていた。そんな中、多忙なジョーゼットの子どもたちの世話をするうちに、ジョーゼットとも親しくなったマギーは、ジョンはジョーゼットと一緒にいた方が幸せになれると気づき、夫を前妻に返すという突拍子もない計画を思いつく。監督は「50歳の恋愛白書」のレベッカ・ミラー。

<感想>結婚はしたくないけれども子供が欲しいと思っているマギーが、小説家志望で既婚者のジョンと恋に落ちる。といえば昨年日本中を賑わしたあの不倫騒動ですよ。仕事ばかりの妻に不満を持つジョンは離婚をしてマギーと結婚することに。男って勝手ですよね、構ってくれない妻に飽きてしまい、若い女と浮気するって。
しかしですよ、マギーはその前に子供が欲しくて、友達付き合いのピクルス製造の男に、「子供が欲しいので精子を提供してくれないか」と頼んで、ちゃっかりと排卵日に彼の子種を仕込んでいたのですね。

その男は、マギーのことが好きなのにね、気づいていない。ちなみにその精子提供者は、3月14日公開「エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方」に出演のビル・ヘイダーです。

そこへ、たまたまジョンという中年のマギー好みのいい男が現れて、恋に落ちたわけなの。だから、すでにマギーは妊娠をしていたわけなんですよ。でも、ジョンは妻がかまってくれないので、つい若いマギーに目を付けてセックスしてしまう。当然妊娠発覚ですよ。まぁ、結婚してくれたからいいものを。

ジョンの妻である大学教授のジョーゼットは、仕事一筋のキャリアウーマンだったので、ついでに子供2人の面倒も押し付けてしまう。それでもマギーは、ジョンの子供の面倒も良く見ていたと思うのですが、初めは子供だけ欲しかったのであって、そこへ夫と先妻の子供2人まで押し付けられるとは思ってもみなかったわけで。

ですが、3年後にマギーはジョンの妻と仲良くなり交流を持つようになり、話している内に、彼女が今でもジョンを愛していることに気づくのですね。そこで、マギーは“夫を前妻のもとに返す”という計画を立てるのです。何だか、生々しい女の本音が浮かび上がってきて、マギーって結婚に向いてないと思う。

しかしですよ、マギーの計画で前妻の学会へ紛れ込むジョンが、偶然出会ったかのように演じるジョーゼット。ジョンを失ってから愛していることが分かり、ジョンに接近するジョーゼットの女心が見えて、恋する女は綺麗に色っぽくなるってこと。だからこれも有りかと。
吹雪の中2人が道に迷って山小屋に泊まり、一緒にベッドインしてしまい燃え上ってしまう。ジョンも前の妻と寝てしまい、どうしようか迷ってしまうも、子供のこともありジョーゼットと復縁しようかと思い込んでしまう。

ところが、マギーの計略だということがバレてしまい、怒ったジョンが部屋を出て行くのだが、結局は元の妻ジョーゼットのところへと戻っていく。
それぞれ何処か欠けているけれど、愛すべきキャラクターを親密感たっぷりに演じていて、一つだけではない幸せの形が浮かび上がって来るのが良かったです。

ところで、マギーは自分の娘がジョンにあまり似ていないことに気が付いていない。それがラストで、娘は数学大好き男の精子を貰ったのが本当の父親であることに、後で気づくのですね。最後は目出度しで、そのピクルス数学オタクの男と結婚するのかもですね。
見どころの一つに、マンハッタンのワシントン・スクエア・パークや、ニュースクール大学、ブルックリンのブロスペクトパークなど、ロケ地となっているNYの街並みがもうひとりの主人公でもありますから。それに、マギーが着こなすトラッドをベースにスパイスを効かせたファッションと温かみのあるインテリアからも、ニューヨーカーのライフスタイルが伝わってくるのも良かった。

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ザ・コンサルタント ★★★★

2017年01月24日 | アクション映画ーサ行

ベン・アフレックが天才的な会計士にして凄腕の殺し屋という異色のアンチ・ヒーローを演じるクライム・サスペンス。共演はアナ・ケンドリック、J・K・シモンズ。監督は「プライド&グローリー」「ウォーリアー」のギャヴィン・オコナー。

あらすじ:田舎町で小さな会計事務所を構える物静かな男、クリスチャン・ウルフ。他人とのコミュニケーションに問題を抱える一方、数字に対して超人的な能力を発揮する彼は、裏社会と繋がりを持ち、彼らの仕事を請け負っていた。アメリカ政府当局もその存在には気づいていたが、なかなか正体を掴めずにいた。そんな中、ウルフのもとに大手メーカー、リビング・ロボ社の財務調査という依頼が舞い込む。しかし、同社の経理担当デイナとともに使途不明金の解明に乗り出した矢先、調査は一方的に打ち切られてしまう。そしてその日から、何者かに命を狙われるウルフだったが…。

<感想>表の顔は庶民に優しい会計コンサルタント、裏の顔は悪人たちの裏帳簿を仕切る“闇社会の掃除屋”とは、普通ならばその二つで物語が展開するところなのだが、本作の主人公クリスチャン・ウルフはそれだけではなかった。物語に深味を与えているのは、彼が高機能自閉症スペクトラムであり、計算能力に加えて卓越した暗殺スキルまで持っているという、回想シーンが随時挿入されることが多いのだが、趣味が射撃という彼の性癖も良く分かり、居住環境の異様さも、美術の巧妙さとともに説得力があって良かった。

主人公が文武両道の天才なのであります。と聞くとヒーローのようだが、ウルフは正義のためには戦わないのだ。彼が闘うのはあくまでも「すべてを完璧にしたい」という自身のポリシーのためだけ。つまり、ハンディキャップを乗り越えた人々の物語である点も、感動的で励まされる。
今、監督として俳優としてハリウッドのキーマンとして活躍するベン・アフレックは、ウルフという新しいアンチ・ヒーローを演じているが、彼が何者かを判断するためにも、複雑な過去や多面性を抱えてなおクールな彼が、何を倒し何を救うのかしっかりと見極めようではないか。そんなウルフのヘッドショット連発のガンアクションが見ものですよ。

父親が軍人であり、幼い頃の兄弟は、マーシャルアーツを教わって戦い方を習っていた。だからこそ、瞬時に敵を倒すマーシャルアーツの達人である主人公の、正確無比な戦いぶりはすこぶるカッコよくて、クールで殺陣をダンスのように熟しており、アクションが迫力満点でした。ちなみにベン・アフレックは本作で「ザ・レイド」でおなじみのインドネシアの武術シラットを披露していたのですね。

それに、脚本に恵まれたことで監督が本来の演出力を発揮したことで、主人公の本業でもある会計士の仕事を面白く見せる工夫も素晴らしかった。何日もかかって女性会計士が、会社の不正を見つけた資料を、ウルフは徹夜で解明するという離れ業もあり、数字オタクの女性会計士のアナ・ケンドリックとの間にも、愛情が生まれて行く過程もいい。

そして、主人公の闇の部分を追いかける財務省の捜査官J・K・シモンズは、怖いながらも優しさのある人物を好演している。

幼い頃に別離した弟がその会社の傭兵となり、兄弟での闘いが始まるのかと思いきや、懐かしやで抱き合い敵同士にはならない。それに、話は破天荒の極みであり、それでいて、殺し屋、傭兵、切れ者捜査官が入り乱れるわりには、肝心の悪玉が進める陰謀がショボ過ぎるのだ。
ですが、主人公の抱える“ある障害”が、狙撃を含む超人的な戦闘力の習得に繋がっている設定は巧いし、面白く納得できます。是非ともシリーズ化を願いたいものです。

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沈黙 -サイレンス- ★★★★★

2017年01月23日 | アクション映画ータ行
遠藤周作が信仰をテーマに、世界の不条理と人間の本質に深く迫った日本文学の金字塔『沈黙』を、長年映画化を熱望してきた巨匠マーティン・スコセッシ監督が、原作との出会いから28年の時を経て遂に撮り上げた渾身の歴史ヒューマン・ドラマ。非情なキリシタン弾圧が行われている江戸初期の長崎を舞台に、自らの信仰心を極限まで試される若いポルトガル人宣教師の壮絶な葛藤の行方を力強い筆致で描き出す。主演は「アメイジング・スパイダーマン」のアンドリュー・ガーフィールド。共演にアダム・ドライヴァー、リーアム・ニーソン。また浅野忠信、窪塚洋介、塚本晋也、イッセー尾形はじめ日本人キャストも多数出演。
あらすじ:17世紀、江戸初期。日本で布教活動を行っていた高名なポルトガル人宣教師フェレイラ(リーアム・ニーソン)が、キリシタン弾圧を進める幕府の拷問に屈して棄教したとの知らせがローマに届く。さっそく弟子のロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライヴァー)が真相を確かめるべく日本へと向かい、マカオで出会った日本人キチジロー(窪塚洋介)の手引きで長崎の隠れキリシタンの村に潜入する。そして村人たちに匿われ、信仰を通じて彼らと心を通わせていく。やがてロドリゴたちの存在は、狡猾にして冷酷な手段を駆使して隠れキリシタンをあぶり出しては、彼らに“転び(棄教)”を迫る長崎奉行・井上筑後守(イッセー尾形)の知るところとなり…。

<感想>まるで夢のような企画でありながらも長年実現しなかった作品が、ついに完成した。約50年にも及ぶ監督のキャリアにおいて、彼が探究し続けてきた大きなテーマの一つである「信仰心」であります。

17世紀の長崎を舞台に、キリスト教弾圧の真っただ中に飛び込んだ若きポルトガル宣教師が、過酷な現実を前にして“信仰の意味”を問われる。主演が「アメイジング・スパイダーマン」のアンドリュー・ガーフィールド。それに名優リーアム・ニーソンにアダム・ドライヴァー。浅野忠信、窪塚洋介、塚本晋也、イッセー尾形ら一流の俳優による演技合戦も印象的な極限の人間ドラマが展開する。
キリシタンへの激しい弾圧を目のあたりにし、真の聖職者として生きる道を試されていく宣教師のアンドリュー・ガーフィールド。人々がこれほどまで苦しむのに、なぜ神は沈黙を守り続けるのか?・・・

そしてイッセー尾形扮する井上筑後守や浅野忠信演じる通辞が、ことあるごとにロドリゴに問いかける英語のセリフの流暢なことといったらない。後半では、ロドリゴにキリスト教の棄教を迫る役どころ。

浅野が日本にはキリスト教が根付かない現状を語り、仏教の優位性を説くシーン。「神を信じることは人を救うことなのか?信仰を守ることよりも弾圧の犠牲者を見過ごすことの方が神を裏切る行為なのではないか?」と、問いかける。

ロドリゴにとって自らの存在意義である信仰と教会への忠誠心に殉じることはむしろ本望なのだから。しかし犠牲者が増え続ける現実を前にして、教会への忠誠を貫き続けることはできるのか。しかし、そこで辿り着いたのが、イッセー尾形演じる井上筑後守と同じく、通辞もかつてはキリシタンであったという結論だった。自分や嫁、子供他のキリシタンを助けたいと思った時、神が何も答えてくれなかったことに怒り、神とは何かと苦悩したからなのだ。

だからこそ、ポルトガルからはるばるとやって来た君ならば、その意味を教えてくれるのではないかと、ロドリゴに期待してたのでは。信仰の力を見せてみれるのではないかと。
だが、ロドリゴもまた神の沈黙にただただ苦悩するしかない。やはり神は何も答えてはくれないのか。一番誰よりも神に絶望を感じていたのは通辞だったのかもしれません。

ロドリゴをマカオから長崎まで手引きをしたキチジロー。演じる窪塚洋介は、恐怖に屈してロドリゴを密告するユダであり、何度裏切ろうと自分が悪かったと泣いて告悔をする。まるでキチジローは、勇気がなくて卑怯で弱い人間なのだから。

それに、モキチ役の塚本晋也が殉教者になり海辺で十字架に張り付けになり、海水に何度も体を洗われ4日間も死に至らなかったという苦悩が描かれる。
そして、“踏み絵”のシーンである。一番の見せ場は宣教師ロドリゴの命を助けるために進んで死に向かっていく村人たちの姿に感動して、木の陰から「踏み絵を踏め」と心で叫ぶシーン。キリストだって許してくれるに違いないと信じるからである。絵や彫刻の踏み絵を人が踏むシーンが、この映画の中には何度も出てくる。所詮それらはモノでしかないのだから、人の命には代えられない。

しかし、宣教師を死なせてしまったら自分たちは、天国へゆけなくなる。そう判断した時にこそ彼らは死を選ぶのだ。崇高でもあり哀れでもある。何故かしら、特攻隊で死んでいった若者たちのことを思ってしまった。
ラストのロドリゴの埋葬のシーンでは、何度も「踏み絵」を踏まされて、棄教を強いられ、日本人の女と結婚をさせられて、死よりも辛い生きることを選んだ彼の、キリストへの信仰を抱きながら生をまっとうしたことを暗示するかのように、手に握りしめていたのがモキチから貰った木彫りの十字架のキリストであったことを。これは感無量であった。
長時間、高いテンションのまま見入ってしまった。外国人監督の描く日本の風俗や芝居は、とくに不自然さが目立つのにキャスティングが的確であった。

現代の日本に生まれ育った人々の多くにとっては“信仰”は身近なテーマではない。浅野忠雄扮する通辞が言うように、「踏み絵くらい何でもないこと」かもしれない。しかし、貧困な17世紀の時代の境遇をあぶり出し、隠れキリシタンの彼らが、死後「天国」に行くことを望むことを。その状況を見事に映像化しているのに驚いた。この倫理的な矛盾と葛藤こそが“宗教”そのものよりも、スコセッシ監督が魅入られてきたテーマなのだと思った。
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今年初めての作並、一の坊温泉旅行

2017年01月21日 | ほっこりゆったり温泉倶楽部
昨年の暮れからお正月にかけては、近場の温泉はどこも満員で、娘が19、20日と作並温泉の「作並温泉 ゆづくしSalon一の坊」を予約してくれました。昨年はちょうどお正月の1月7日に行ったので、お正月の飾りつけや、食事も豪華で七草粥もだされて、ゆっくりとすごせました。

ここは、1年に1、2度と必ず来るようにしているの、今回も1月に来られて良かったですね。仙台からは15時出発の送迎バスが出ており、40分くらいで旅館に到着するのでとても便利な場所ですね。

玄関まえには小正月の飾り付けがされており、フロントの前のエントランスの飾り付けもいつもながら豪華で綺麗でしたね。

宿に着いた時間が3時45分だったので、チェックインをしてから部屋へ行き、まずは、食事の前にとは思いましたが、早速、大浴場「丸子の湯」にいきました。

それでも、まだ正月過ぎなのでここも満員御礼のようで、お風呂は混んでいましたね。それに大浴場の丸子の湯はは、熱め、普通、ぬるめと3段回に分けてあるので、ぬるめ湯が好きな私にはこういう配慮が嬉しいです。大きな風呂なのでゆっくりと入ることができました。

お風呂のあとは、1階の休みどころといっていいのでしょうか、無料の珈琲、紅茶、緑茶、ジュースなどに、温泉まんじゅうが無料で自由に、アイスキャンデーのサービスもとてもよかった。それに無料の全身マッサージ機があります。本もたくさんあり、風呂の後に夜の12時までここは開いているので、特別なお宿だと思いますね。


夕食は、別館3階の鍋茶屋でバイキング料理を頂きました。昨年よりバイキング料理も豪華に変更されており、ステーキや、揚げたての天ぷら、お寿司に刺身、煮物、茶わん蒸し、海老のムニエル、牛タンのしゃぶしゃぶ、スイーツや果物などと、昨年よりも豪華版でした。
食事の後のお風呂は、露天風呂が3つあるので、腹ごなしに2つ掛け持ちで行ってきましたよ。ですが、大雪の落雪により鹿のぞきの湯が閉鎖されてました。

自然の風呂に、広瀬川源流露天風呂のお湯がとてもなめらかで、体に浸透していくようなつるつるの肌になって、それに41度と熱くないので身体が温まり、お風呂の後にまた、あのくつろぎの部屋へ行き、マッサージに紅茶を飲んで11時ころまでそこでのんびりしてましたね。

温泉の効能:■泉質ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(Na・Ca-SO4・Cl泉)、
低張性弱アルカリ性高温泉、 無色透明 無味・無臭■効能神経痛・リウマチ・美肌効果・高血圧、動脈硬化、糖尿病、皮膚病、打撲、
筋肉痛、関節痛、不眠症、便秘 など。
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉は硫酸イオンにより血管を拡張して、血液の流れをよくするので、高血圧症、動脈硬化などによいとされています。石膏泉には鎮静効果があり、硫酸カルシウムが腸や胃などから吸収されると、新陳代謝がよくなるので、便秘や肥満によいとされています。■源泉自家源泉
鶴の湯1・2号線   毎分120リットル 58.0度 大浴場・自然風呂
鶴の湯3号線    毎分95リットル 68.0度 広瀬川源流露天風呂
亀の湯毎分45リットル 45.0度 鹿のぞきの湯
※3本ある源泉はともにPH8.2

朝は、6時に起きて朝ぶろへと、それから朝食です。またもや、食べ過ぎに注意なのに、バイキングなのでたくさん取って食べてしまいました。明日からダイエットに励まなくては(^_^;)
あっという間にチェックアウトの時間が来ました。仙台までの送迎バスにて、11時30分に旅館を出て仙台駅には、12時10分に到着です。
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マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション ★★★★★

2017年01月20日 | アクション映画ーマ行
傑作アクション・シリーズの30年ぶりとなる「マッドマックス 怒りのデス・ロード <ブラック&クローム>」。ジョージ・ミラー監督が2代目マックスにトム・ハーディを迎え、満を持して贈るハイテンション・バトル・アクション大作。資源も水も尽きかけ荒廃した未来を舞台に、独裁者ジョー率いる殺戮暴走軍団と、マックスが助太刀する反逆の女戦士フュリオサのノンストップ・チェイスが、アドレナリン全開のド迫力アクション&バイオレンスで描かれていく。共演はシャーリーズ・セロン、ヒュー・キース=バーン、ニコラス・ホルト、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー。

あらすじ:石油も水も尽きかけ荒廃した世界。愛する家族を守れなかったトラウマを抱え、本能だけで生き長らえている元警官、マックス。ある日、資源を独占し、一帯を支配する独裁者イモータン・ジョー率いるカルト的戦闘軍団に捕まり、彼らの“輸血袋”として利用される。そんな中、ジョーの右腕だった女戦士フュリオサが反旗を翻し、ジョーに囚われていた5人の妻を助け出すと、彼女たちを引き連れ逃亡を企てたのだった。裏切りに怒り狂うジョーは、大量の車両と武器を従え、容赦ない追跡を開始する。いまだ囚われの身のマックスもまた、この狂気の追跡劇に否応なく巻き込まれていくのだったが…。

<感想>もちろんモノクロの映像であります。モノクロ映像によってリアル感が半端なく、砂漠での追いかけっこだけなのだが、確かな臨場感がある。マッドマックスの世界というのは、世界の終末的な背景を持った神話の世界でもある。このシリーズでは一貫して車やオートバイ同士のバトルがモチーフになっているが、その背景として荒廃した世界で石油が貴重になっていることが重要である。今回は、それに加えて水も貴重な資源として扱われており、人間に必須な資源である水、車の必須のガソリン、その二つを支配することによって君臨するというのは、まさにジョージ・ミラー監督の世界観の究極だと思う。

支配者であるイモータン・ジョーには5人の妻がいる。だが実情は妻とは名ばかりの単に支配者の家系のために子作りの道具としてしか扱われていない。だから女戦士フュリオサが彼女たちを連れ出し、逃亡を図ったのも分かる。他にも母乳を与えるためだけの女たちもおり、ジョーの支配下では女たちは人間としての扱いを受けてはいないのだ。
モノクロ映像でも迫力満点であり、映画の活劇の原点から軸足が少しもぶれていないのがいい。なにしろ砂漠の上で繰り広げられる逃走と追跡のバトルは、そのまま昔観た「ベン・ハー」を思い出す。

悪の王国の軍団が出陣する時には、巨大な戦車の後部に並んだ大太鼓の列が打ち鳴らされ、その車両の先端には荒々しくエレキギターがかき鳴らされるという賑わいに心が躍り出す。
この映画の激しいアクションが、その重量感、鋼鉄の感触、ガソリンの匂いが、そのまま地鳴りと共に轟く音楽の連動隊として突進してくるのだ。もちろんそこには映画音楽が付くのだが、それは視覚系が脳内に鳴り響かせる音楽として認識しているにすぎないのだ。

すべては猛然たる砂煙を蹴散らしながら、疾走の中に展開している。音楽の協奏を始動するのは、戦車やトラック、人間の競争であり、そそり立つ竿にその先端から戦士が投げ下ろす槍爆弾、もんどりうって転がり回るハリネズミ状の車、暴走する巨大なタンクローリー、すべては高速でつっぱしる砂漠の上で無数の車がどよめきはじけながら踊り狂っているようだ。

耳をつんざくクローズアップから突然、空撮の超ロングへと切り替わる時、いきなり音楽が途切れるブレイクのような感覚があり、そこへ信号弾がふわっと赤と黄色の無音劇を繰り広げるのも、呆気にとられるほど美しい映像であった。

ヒーローのマックスと屈強な義手の女戦士フュリオサ、柔肌に薄い衣装をまとった女たちが善の側であり、残りの男たちはずべて悪役という図式が最高である。

特に女戦士フュリオサの存在感が半端ないのだ。それに、マックスを演じたトム・ハーディの不死身の男ぶりも最高であった。

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ヴィジット 消された過去★★★

2017年01月19日 | DVD作品ーあ行
2015年 イギリス映画で未公開作品。監督:アダム・レビンス。キャスト:主人公ジャニュアリーにエイミー・マンソン、ジェームズ・コスモ 、ジェームズ・ランス、サイモン・ウォーターマン。原題:Estranged 劇場未公開作品で、WOWOWにて放映。
あらすじ:若い女性ジャニュアリーは恋人のカラムとリオデジャネイロを旅行中、交通事故に遭って記憶を失った上、車椅子に乗るように。カラムとともに英国の郊外にある実家に帰るが、彼女は6年前に家出をしたのにその理由を覚えていなかった。しかも父親アルバートや母親マリリン、ジャニュアリーの兄や妹はカラムを歓迎していない様子だった。カラムが去った後、ジャニュアリーはリハビリに励むが、幼いころにあったある大事件を思い出す。

<感想>ホラーというよりもサスペンスであり、これって、女性の立場で見ると怖かったです。使用人一家が、主人を銃殺してそのまま屋敷に住み込んだというお話。何故かと言うと、屋敷の主人が使用人の妻を強姦して孕ませて、女の子ジャニュアリーを産み、その屋敷の子供として妻に育てるように命令。
屋敷のその妻は、娘が6歳くらいになると猟銃で自殺してしまう。その後、その事実を知った娘のジャニュアリーは、屋敷を出て行き、放浪の旅に出てカラムという男と知り合い恋人になる。その後、バイクの交通事故で、記憶喪失になり屋敷に帰ることになるわけ。

突然屋敷に帰って来た娘ジャニュアリーが見たものは、本当の母親である使用人の妻とその夫、息子に妹と一緒に屋敷を乗っ取り家族として住んでいた。父親と思っていた男は実は使用人であり、昔気質の厳格な男。母親も何だか痴呆症のような、夫に気を使い始終オドオドとしている。妹は、姉のジャニュアリーが帰って来たことで、父親がジャニュアリーを可愛がるのでヤキモチを焼く。虐めが酷いのは、姉に化粧をしてやるといいながら、ビューラーでジャニュアリーのまつげを引っこ抜くシーンは痛そう。兄は、精神状態が幼稚でジャニュアリーに近親相姦でもしようかと迫って来るアホ。

初めは優しくしてくれ彼女が記憶を失くしているので、使用人が父親気取りで娘を迎えるも、その内、邪魔者が帰って来たとばかりに、地下室で傷ついたジャニュアリーを強姦して孕ませる。自分の妻がご主人様にされたようにと、復讐なのだろう。
これは惨めだし酷い仕打ちだと思う。この使用人の男の娘と言うことではなく、妻が本当の母親なのだから、帰って来たジャニュアリーを犯して孕ませるのがこの使用人の復讐なのだろう。よほど、屋敷の主人は陰険で怖い存在だったようだ。近所には建物がなく森林地帯で、逃げるのも大変だ。
長年勤めている執事のトーマスだけが、一部始終を知っているのだが、自分もこの使用人家族が怖くて屋敷から出ていけない。ですが、ジャニュアリーに新聞記事を見せて、一部始終が解ると言う具合。
記憶がすこしづつ戻って来るジャニュアリーは、恋人のカラムを探しに屋敷を抜け出して森の中を探すも、洋服が脱ぎ捨てられて盛り土がある。殺されて埋められたのだ。自分も子供を産んだら殺されると思った。
ハラハラさせるシーンは、彼女が何度も屋敷から逃げ出そうと試みるも、腹ぼての身体では到底無理で、屋敷に油を撒いて焼こうとするも、使用人の父親という男に見つけられてしまう。最後に家族を皆殺しにするのは、執事のトーマスが力を貸してくれ、妹を刺し殺してくれたからで、その後は猟銃でジャニュアリーが父親を撃ち殺す。兄も簡単に撃たれてしまう。トーマスは車で逃げてしまい、母親には猟銃を渡して自害しろという。屋敷にはジャニュアリーが一人取り残されて終わるのだが、これから彼女はどうするのだろう。どうしようもなく無残な結末に、ジャニュアリーが人間として母親として生きることを望むしかない。
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DEMON デーモン★★★

2017年01月18日 | DVD作品ーた行
母親が遺した一軒家を相続するために、娘のリリアンは故郷の田舎町へと引っ越してきたのだが…ある時を境に、ブラックウェイという男から執拗につきまとわれるように…。飼い猫の首を切り落とされて殺され、自分の命も狙われているのではと、保安官に相談するも…まったく事件として取り合おうとはしてくれない。その代わり、製材所のスコッティという男に相談するようアドバイスされる。リリアンは製材所に向かうのだが、保安官の言うスコッティという人物は不在だ。他の人間に理由を話してもそっけなく“町から出ていけ”と言われるだけだったのだが、レスターという老人と彼を慕う若者ネイトが相談にのってくれて…。

<感想>サスペンスなんだけど、アンソニー・ホプキンスが出るというので鑑賞した。アメリカの閉鎖的な田舎町で、林業を主にしている。そこへ母親が亡くなり遺した家に舞い戻って来たリリアンに、どういうわけかその土地にいるブラックウェイという男が嫌がらせをしてきて、しつこく付き纏うのだ。それを保安官に相談したところ、「家を売ってここから出て行った方がいい」とつれない返事が返って来た。ここにいる男どもは、みんな関わり合いたくないとばかりに、リリアンに向かってこの土地からでていけとばかり言うのだ。
リリアンはどうしても、昔幼いころから住んでいた家だし、母親が遺してくれた家でもあるので、ここで落ち着きたいのだ。何とかしてその嫌がらせをするブラックウェイという男に話を付けてくれる男はいないのか?

そこへ、老人レスター、アンソニー・ホプキンスと彼の親戚である若者ネイトが引き受けてくれる。うっそうとした森林を抜けて製材所へと向かうと、いたんですね。ブラックウェイって男はレイ・リオッタで、良く悪役専門の俳優さんです。話し合いにならなくて、銃をぶっ放して脅しをかけると森の中へと逃げていく。薄暗い森の中を探すも、ブラックウェイを追い詰めて殺してしまう。

どうも、この親父はブラックウェイに何かしら恨みを持っているようなそんな気配がした。老人の妻は歯科医と駆け落ちし、娘は薬物で死亡という気の毒な老人に、アンソニー・ホプキンスの寡黙な演技が光っていて、物語自体はそんなに激しく殺し合いとかない。リリアンには「ジェイソン・ボーン」シリーズのジュリア・スタイルズが扮していて、綺麗というよりも逞しい女優さん。
邦題が「DEMON デーモン」になっていて、ついオカルト映画だと勘違いしてしまうが、最後に明かされるのが、つまりあの老人レスターが本当の悪魔であり、20年前にカナダの伐採チーム4人を殺した場所へブラックウェイを誘導して殺したということ。こういう物語の展開は、「ウィンターズ・ボーン」に似ているところがある。
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本能寺ホテル ★★★・5

2017年01月17日 | アクション映画ーハ行

「プリンセス トヨトミ」の鈴木雅之監督と綾瀬はるか、堤真一が再びタッグを組んで贈る歴史エンタテインメント。ひょんなことから戦国時代に迷い込んだ現代人の女性が、織田信長と心を通わせ、“本能寺の変”を回避しようと奔走するさまを描く。共演は濱田岳、風間杜夫ほか。
あらすじ:勤めていた会社が倒産してしまい、流されるままに恋人の吉岡恭一(平山浩行)のプロポーズを受け入れ、京都へとやって来た天真爛漫な女性、倉本繭子(綾瀬はるか)。ふとした手違いから路地裏にあるレトロなたたずまいの“本能寺ホテル”にチェックインすることに。するとなんと、ホテルのエレベーターは1582年の本能寺に繋がっていた。やがて織田信長(堤真一)や森蘭丸(濱田岳)と出会った繭子は、織田信長と2人で京都の町を見物するなどして彼の意外な人柄に惹かれていくのだったが…。

<感想>オリジナル脚本のSFストーリーを、綾瀬はるかと堤真一と鈴木雅之監督ほか、「プリンセス トヨトミの制作陣が映像化。時を超えるエレベーターを介して出会った現代の女性と戦国時代の織田信長。時代も立場も異なる者同士のユニークで心温まるやり取りと、本能寺の変の顛末を描いている。
現代の若者がタイムスリップをして、織田信長になる信長協奏曲小栗旬が演じている信長も良かった。それに豊臣秀吉の末裔が現代にいるという「プリンセス・トヨトミ」(12)などいろいろとタイムトラベルものがあります。
その他では、戦国時代にタイムスリップするNHKのドラマを映画化したもの劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日(13)も良かった。

婚約者の吉岡恭一が予約をしたホテルに行くも、手違いでホテルは取れず、ウロウロしながら路地裏のモダンなホテルにチェックインをする。そのホテルは「本能寺ホテル」であり、彼女が宿泊するするために部屋へ上がるエレベーターに乗り、5階まで行くと扉が開き、そこは何処かのお寺の廊下であった。さまよう内に森蘭丸と出会い、やがて織田信長のところへ連れて行かれる。その時自分が時を超えてしまったことに気づく。

エレベーターでタイムスリップとは、平凡な女性と信長の奇妙な交流を描き、その日は、歴史を揺るがす“本能寺の変”の前日であった。最初は信長に曲者扱いされるが、往来している内に次第に理解し合うことになる。

繭子がつい口をすべらして信長に言ってしまう“本能寺の変”で信長は殺されることを。その謀反を起こす者はだれかと聞かれて、明智光秀だと答えてしまう。「早くこの寺からお逃げなさい」と繭子が言うも、覚悟を決めた信長はそのまま寺にいることになる。
その間にも、家来に襲われて逃げると、何故かしら現代のエレベーターの中に戻っていた。エレベーターの謎を探る繭子だが、その夜は結婚式場の下見や、婚約者の父親に会うために料亭に行く。ですが、自分が本当に結婚を望んでいるのか悩み出すのです。

婚約者の吉岡恭一は、建築関係の会社に勤務し、繭子とは2年間の交際であり、繭子が務めていた会社の倒産で途方にくれていた彼女にプロポーズ。父親は京都で和食の名店を営んでおり、妻は昨年亡くなったのだが、結婚50周年の金婚式を挙げることを希望していた妻のためにも、次の日にはお祝いの金婚式に招かれることに。そこでも、繭子はあのエレベーターで戦国時代の信長のことが気になり、途中で抜け出してまたもや信長のいる時代へタイムスリップする。

面白いエピソードに、初めに廊下で森蘭丸に出会い、胃がキリキリと痛むと言う森蘭丸、ストレス性の胃炎だろうと、持っていた現代の胃薬を上げる。確か、森蘭丸は美少年だというのに、こういっちゃなんだけど濱田岳さんにはガッカリでした。でも、ユーモアたっぷりの森蘭丸を演じているのでこれも有りかと。

そして、信長の堤真一さんはハマリ役であり、西国攻めの加勢を前に本能寺に滞在し、家臣からは恐れられているが、誰よりも民を思い平和が訪れるようにと願っている。
そして、謀反を起こす明智光秀には、高嶋政宏が横柄な信長を嫌い謀反を起こすことに。その原因が、客人に出した魚が生臭かったと言う理由で、信長が怒り心頭で直ぐに「打ち首じゃ」とか言う短気な性格の信長を嫌っている。

この作品では、繭子が職を失くして結婚という安易な生活を選ぶのがいいのかと悩む場面もあり、あの古いオルゴールと金平糖の相乗効果で、タイムスリップで戦国時代に行き、いろんなことを経験して学び成長して、もう少し自分の生き方を見つめ直そうとする展開も良かったですね。

中でも本当に綺麗だったのが、京都の鴨川周辺を初めとし、金平糖にあぶり餅など昔からの京都の美味しいものが続々と登場します。本能寺でのシーンでは、東福寺、妙心寺、随心院などの複数の寺社、繭子が辿り着くホテルへの道筋は、祇園の先斗町や青柳小路を実際に歩いて撮影している。さらには、恋人の父親が経営する料亭には、川床で有名な鴨川などを舞台に、京都を散策したくなる風景が数多く登場するのですから。京都旅行をしたい方にも、観て損はないと思います。
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僕らのごはんは明日で待ってる★★★

2017年01月16日 | アクション映画ーハ行

瀬尾まいこの同名小説を「ピンクとグレー」の中島裕翔と「インターン!」の新木優子主演で映画化した恋愛ドラマ。高校生のときに付き合い始めた対照的な性格の男女が、それぞれに成長を重ねながら繰り広げる山あり谷ありの恋愛模様を綴る。監督は「箱入り息子の恋」の市井昌秀。
あらすじ:高校の体育祭で“米袋ジャンプ”のペアになったことがきっかけで付き合い始めた亮太と小春。無口であまり自分を主張することのない亮太と、ポジティブで自分の考えをしっかり持っている小春。まるで対照的な2人だったが、順調に愛を育んでいたかに思われた。ところが、2人が大学生になったある日、小春が突然亮太に別れを切り出す。理由も分からず、途方に暮れる亮太だったが…。

<感想>「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔くんのファンばかりの観客で、おばさんはいずらいの何のと、小さくなりながら鑑賞。無口でおっとりしている主人公亮太に扮した中島裕翔くんは、端正なマスクでほっそりとしたイケメン。その恋人役の新木優子が小春役に扮しており、長セリフになると棒読みになるのが辛い。この二人の出会いが高校の体育祭で“米袋ジャンプ”のペアになったことで、小春の方がズケズケと気弱な亮太の中へ入っていくと言う感じでしたね。体育祭での“米袋ジャンプ”では見事に優勝という快挙で、この機会に2人は仲良くなり一緒に暮らしているような。

食事を作る小春が、自分は鶏肉嫌いでも、2人はたびたびファーストフードで食事をして恋を育んでいく。やがて別々の大学に進学し、ファミレスで他愛もない会話を楽しんでいたある日、小春が突然別れを切り出す。フライドチキンが大好きで、鳥のから揚げが大好きな亮太のために、ケンタッキーふうのから揚げを作ってくれた。美味しそうに食べる亮太の顔、嬉しそうな小春といった、2人はこれからも仲良くしていくのだろうと思っていたのに。
小春が、突然私たち別れようと言って強引に出て行く。普通だったら、そこで追いかけて理由を聞くとか、間を置こうとか言うもんじゃないの。心の中に小春の想いでをぎっしりと詰めての別れだから、それからもこもりっきりでみんなと馴染まない。

心配した友達が合コンに連れて行き、そこで新しい恋人をゲットする。というか、こちらも女の方が強引で、積極的に亮太に迫ってきて、部屋まできて料理を作るといった具合。まだ小春のことを忘れていないし、心の中では愛しているから、可愛い女のこでも暗い表情で接する亮太。

やっぱり小春のことが忘れられない亮太は、入院していると聞き、病院へといくのだが、きっぱりと断られる。病気が子宮癌らしいとのことで、結婚しても子供は望めないし、そのことで小春は亮太との結婚をあきらめたのだった。

亮太が小春の「別れよう」と言った秘密を知り、毎日通ってこの恋を運命にすると決めたことを。物語が進むにつれ、ネガティブヘタレ男子が最後には頼りがいのある男性に成長していくという物語。小春のお婆ちゃんには松原智恵子さんが、同じ病室の片桐はいりさんのわざと可笑しなことを言う患者とか、それに、病院まで小春の気を引くために、ケンタッキーのカーネルおじさん盗んじゃダメでしょうに。病院まで重いのを運んで、オジサンの像を勝手に持ち去り、まったくもって意味がないと思う。小春に届ける馬鹿さ加減も呆れかえります。
退院後にレストランで2人で向き合って一緒にご飯を食べる姿に、そして初めてのキスをする亮太にも、愛する人と一緒に食べる食事は美味しいにきまってますからね。
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ピートと秘密の友達 ★★★・5

2017年01月14日 | アクション映画ーハ行
1977年製作のディズニー映画「ピートとドラゴン」を最新の映像技術でリメイクしたファンタジー・アドベンチャー。深い森の中で出会った少年ピートと不思議な生き物エリオットの絆と大冒険の行方を描く。少年ピート役にはオークス・フェグリー、共演にブライス・ダラス・ハワード、ロバート・レッドフォード。監督は「セインツ -約束の果て-」のデヴィッド・ロウリー。
あらすじ:事故で両親を亡くし、深い森の中でたった一人になってしまった5歳の少年ピート。そこで出会った心優しい不思議な生き物に助けられ、森の中でのびのびと暮らしていく。6年後、ピートは近くの田舎町ミルヘイブンに住む森のレンジャー、グレースに発見され保護される。当初、エリオットと名付けた不思議な生き物と一緒に暮らしていたと語るピートの話を信じることができないグレースだったが、その絵が彼女の父ミーチャムがかつて出会ったという生き物にそっくりなことに驚く。やがてグレースとミーチャムは、ピートの案内で向かった森の奥で、ついにエリオットと遭遇するのだったが…。

<感想>森の奥で出会った少年とドラゴンの絆の物語。1977年に制作されたディズニー映画「ピートとドラゴン」のファンタジーを新たに映像化したもの。「セインツ -約束の果て-」のデヴィッド・ロウリー監督がオリジナルを基にしてストーリーを再構築。観客が少ないし、今週で終わりだというので鑑賞。

少年とドラゴンの物語は、「ヒックとドラゴン」(2010)や

「アーロと少年」(2016)のように「少年と恐竜」の友情といったアニメ作品の定石があるも、実写化は初めてでは。

両親を事故で亡くして独りぼっちの少年と、愛くるしいドラゴンが友情を育み、冒険を繰り広げる姿を雄大な自然を背景に映し出している。何だか、「ジャングルブック」と同じような展開であるも、この物語はまた別物であり、人間の子供が何時までも森の中で暮らして行けるはずもなく、6年間一緒に過ごして友情を育んだピートとドラゴンのエリオット。
彼らの間には独りぼっちだったもの同士が互いを守る、暗黙の約束があったわけ。その約束を守り、人間を恐れるエリオットの窮地を救うために少年ピートが奔走する。

6年ぶりに人間と出会った少年は、初めはグレースのことを恐れて保護されても、森へ帰ろうとする。ドラゴンの存在を信じていた祖父のミーチャムは、ピートとエリオットのために,街から脱出を助ける。ロバート・レッドフォードがこの作品を最後に引退するというが、まだまだ元気であればスクリーンに出て欲しいですね。

森の中に住むドラゴンの話を子供たちに語るミーチャム。大人は聞く耳を持たず、そこには目に見える物事だけに捉われず、未知なることに遭遇しても受け止められる心を持って欲しいという願いが込められています。

守の中で森林伐採の仕事をしている大人たちは、森の中で暮らす少年の事よりも、一緒にいたドラゴンの存在に驚き、このドラゴンを生け捕ってサーカスにでも売り払おうと、金儲けの材料にする。だから、みんなが見ていたのに、一人の男が、「あのドラゴンは俺にものだ」と言い張り、麻酔銃で生け捕りにしてトレーラーに乗せて街まで運ぶのだ。街では大騒ぎになり一目ドラゴンを見たいと、人だかりが出来てしまい、森へ返したいグレースとピートはどうにか街からの脱出に成功する。
しかし、金ずるを逃がすものかと追いかけて来る男たち、森の中に着いたのはいいけれど、追いかけて来る大人たちにまたもや連れ戻されてしまう。でも、エリオットは姿を森の緑色に同化して、消えてしまう。

ですが、少年のピートは11歳で、これからのことも考えて、学校へ通わせねばならず、社会福祉の人たちも来て、孤児院へ入れようとする。そこで、グレースが幼いころに、父親のミーチャムが森の中で見たというドラゴンの話を聞き、自分も見たいと森へと行くのだが、その時に磁石を失くしてしまい、それを拾ったのが少年のピートなのだ。

大きな翼で空を飛ぶ、緑色のフワフワとして毛に覆われたドラゴン。CGなんでしょうが、良くできていました。いつまでも、ドラゴンと森の中で暮らすことは出来なくなり、別れの日が来ます。それでも、森の中へと北の方角へ行けばエリオットに会えるので、グレースと恋人のジャックの娘ナタリーを連れて北へと向かうと、谷間にはたくさんのドラゴンか飛び交い、エリオットの仲間たちと仲良く過ごせるでしょう。

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世界の果てまでヒャッハー!★★★・5

2017年01月13日 | アクション映画ーサ行
ブラジルの高級リゾート地にバカンスにやってきた男たちが大騒動を繰り広げるアドベンチャーコメディー。ジャングルの秘境ツアーに繰り出した一行の珍道中が描かれる。脚本やプロデューサーもこなしてきたニコラ・ブナムと、主演も務めるフィリップ・ラショーがメガホンを取り、『コルシカン・ファイル』などのクリスチャン・クラヴィエらが出演。おバカな男たちが巻き込まれるハプニングの数々に笑いが止まらない。
あらすじ:フランク(フィリップ・ラショー)は恋人ソニア(アリス・ダヴィ)、悪友たちとブラジルの高級リゾートホテルを訪れる。彼はこの旅をきっかけにソニアにプロポーズしようと考えていたが、彼女の祖母の世話を押し付けられてしまう。やむなくフランクと友人たちは祖母を連れてジャングルの秘境ツアーに繰り出すが、一行はハンディーカメラ1台を残して行方不明になり……。

<感想>フランス映画です。それが極彩色豊かなハチャメチャ・コメディを輩出するとは思ってもみなかった。しかも本国では驚異的な大ヒットだなんてね。懐の深いラテン的民族性を感じたのに。舞台はブラジルの高級リゾート地イタカレであります。監督・主演でもあるフィリップ・ラショーが主人公のフランクに扮して、プロポーズする予定の恋人ソニアと悪友数人と共にバカンスにやってくる。宿泊はソニアの父親が経営する豪華なホテルなのだが、ここの様子が少し怪しい。

流行りのエコロジーを売りにしていて、再生材から作ったというカヌーが飾り者ように並べられていて、生態系を守るためと称して亀の背中にはGPSが取りつけてある。ちょうどエコ認定を受けるための審査員ファミリーを招待中であり、このホテルにはソニアの祖母で高齢のヨランドも暮らしている。ところが、車いすの老人がウロウロしていると体裁が悪いと、フランクらに世話を押し付けるのだ。

仕方なしにおバカな面々は、老人を連れてジャングル秘境ツアーに出掛ける羽目になり、その後行方不明になってしまう。アイデアが次々と繰り出されて、テンポが良くて面白いので、邦題のキワモノ感から敬遠するようなことはありません。ですが、かなり低俗なネタも含まれているのに、耐え難いほど下品になる寸前で踏みとどまっているように見えた。
それに、この手の映画で貶められがちな老人や若い女の子や先住民を、時にはかっこよく描いているのも良かった。

物語は、ここからホラー映画ばりのファウンド・フッテージになっていて笑えるのだ。持ち主不在のカメラに残された映像から、事件の真相を探るという手法で、臨場感たっぷりのリアルな冒険を楽しめますから。冒頭で、主人公が婚約者に渡すはずの指輪を友人が飲み込んでしまい、お尻から出てくるのを待つというギャグがあって、下品な作品になるかと思った。ですが、それよりも全編、イージーな手持ちカメラ撮影なのが辛くて、笑いそこねたところもある。

監督・脚本のニコラ・ブナムは、YouTubeに溢れる素人のライブアクションよりも上をいくものをと、かなり本気モードなんですから。命綱が必要な崖の飛び降りも装置の設置ができなかったが、俳優たちは次々に飛び降りるわけ。

離陸中の飛行機によじ登り、高度4千メートルの高さから空へとダイブし、パラシュートを開くという、命がけなシーンも俳優自らこなしたというから凄い。
「食人族」と「ハングオーバー」をくっつけたような作品で、どこまでもノリは軽い。しかし物語の構成は、けっこう緻密で終盤における収束感もピシット決まっていて気持ちがいい。どれもがしっかりと笑えるものであり、大満足。

それと、先住民に追われながらプロペラ機が離陸して、燃料がゼロであり、落下傘で脱出して、島に着地というシークエンスをシームレスで映すなど、映像も凝りまくっているのに驚かされる。
そこに至るまでには数か月の訓練を要したとのこと。忘れそうになるが、これは観客を笑わせるという一点のみに、費やされた労力なのであります。怪しげなエコ精神を笑い飛ばして、誠心誠意作られたおバカで下品な物語に拍手を贈りたいですね。

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