パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア★★★・5

2018年04月17日 | アクション映画ーサ行

第70回カンヌ国際映画祭脚本賞に輝いた、『籠の中の乙女』『ロブスター』などのヨルゴス・ランティモス監督によるダークスリラー。妻子と共に幸せに暮らす外科医が、ある少年との出会いを機に思わぬ事態に追い込められる。主人公にふんするのは、ランティモス監督の『ロブスター』に出演したコリン・ファレル。その妻をオスカー女優のニコール・キッドマン、主人公一家に災いをもたらす少年を『ダンケルク』などのバリー・コーガンが演じる。

あらすじ:心臓外科医のスティーブン(コリン・ファレル)は、美しい妻(ニコール・キッドマン)と二人の子供と一緒に郊外の豪邸に住んでいた。しかしある少年(バリー・コーガン)を家に招いたことをきっかけに、子供たちが突然歩けなくなり目から赤い血を流すなど、異変が起こり始める。スティーブンは、究極の選択を強いられることになり……。

<感想>冒頭での不協和音のBGMの嫌~な音響効果から、これから始まる映画の展開が不条理なサスペンス・スリラーの予感がした。愛する妻と子と囲まれ順風満帆な人生を送ってきた心臓外科医が、一人の少年を家に招き入れたことから、究極の選択を迫られることになる。

心臓外科医にコリン・ファレルが、口の周りの顎髭が濃いので似合わない。演技はこの手にかけてはお手のものでしょうに。妻のニコール・キッドマンは美容整形のおかげだろうが、年齢よりも美しく見え、ベッドに下着をつけて寝る姿も美しかった。

少年に夫が脅されていると感じた妻が、今の生活を壊したくないため、2人の子供が少年の呪い魔術にかけられたごとく、子供2人の体が歩けなくなったり、食べ物が食べられず体が憔悴しきっていく様に驚く。初めは、父親に対して嫌がらせをしているのかと思った。

父親が大病院の心臓外科医と言うこともあってか、2人の子供たちは全身の精密検査をして、病気の原因が分からないということに。人間は点滴だけでは生きながらえないから。口からの食べ物で栄養源を取らないと死んでしまう。

物語の様相が露わになってくるとともに、恐怖が走りいったいラストはどうなってしまうのかと、不安満点で見続けてしまった。

ランティモス監督の『ロブスター』より、ドラマがシンプルな分、一つのカットに込められた意味の密度が際立っている。徹底的にリアリティを排除した画つくりと演出が、緊張感を生み出している。

画面にドアップで映し出される心臓の鼓動の音と動き。何だか「罪と罰」のテーマを徹底的に突き詰めた、独創的設定のサイコスリラーもの。物語が進むにつれて露になってくる、極め付きは主人公の少年バリー・コーガンの顔。発達障害者だというが、いるだけで何らかの意図を読み取らずにはいられない。

その少年の父親が事故で病院へ運ばれた時に、心臓外科医のスティーブンが酒を飲んでおり、手術にミスをしたようですね。それを少年と母親は妬み、自分たちの生活やその他のことも全部スティーブンが面倒を見ているようだった。

それでも、少年はスティーブンの家族が幸せそうなのを怨み、学校へは行ってないのか、常に病院のスティーブンの所へきては脅すような、思わせぶりをする。家にも食事に来ることを強要して、少年の母親もスティーブンに色目を使い誘惑をするのだ。

最後の選択には、魔物から家族を救うには、もはや生贄しかないという思いが、主人公スティーブンに行動を起こさせる。妻が夫にささやく「死ぬのは子供しかない、また作ればいいのだから」母親と言うよりも、女として生きているニコール・キッドマンの冷やかな顔といったらない。

後味の良い映画ではないし、観ている間も決して心地よい瞬間はない。悪趣味映画といっていいのかもしれませんね。しかし、グロテスクな映像は見せてはいないのだ。

少年バリー・コーガンが相手の自滅を招く究極の思わせぶりは、演技と言えども恐ろしく感じた。何故に彼があんな能力を持っているのかが、一切語られることなく、物語がひたすらバットな方向へと進んでいくのには、シャラマン的世界観と同じようにも見えました。最近多いトラウマ映画の中でも群を抜いていい仕上がりでした。

2018年劇場鑑賞作品・・・69アクション・アドベンチャーランキング

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ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル★★★★

2018年04月08日 | アクション映画ーサ行

不思議なボードゲームが巻き起こす大騒動をロビン・ウィリアムズ主演で描いた95年の大ヒット・アドベンチャー「ジュマンジ」の20年後の世界を舞台に贈る痛快アクション・アドベンチャー。テレビゲームの世界に迷い込んだ主人公たちが、数々の想像を絶する恐怖の試練に晒されるさまをアトラクション感覚いっぱいに描き出す。主演は「ワイルド・スピード ICE BREAK」のドウェイン・ジョンソン、共演にジャック・ブラック、ケヴィン・ハート、カレン・ギラン。監督は「バッド・ティーチャー」「SEXテープ」のジェイク・カスダン。

あらすじ:学校で居残りをさせられていた4人の高校生スペンサー、フリッジ、ベサニー、マーサは、地下の倉庫で“ジュマンジ”という古いテレビゲームを発見する。ためしにそれぞれキャラを選んでプレイしようとしたところ、いきなりゲームの中に吸い込まれてしまう。気がつくとそこは鬱蒼としたジャングルで、4人は性格も性別も真逆のゲームキャラの姿になってしまっていた。現実世界に戻るためには、敵キャラ、ヴァン・ペルト一味の追撃をかわしながら、難攻不落のステージをクリアしていかなければならなかった。しかも与えられたライフは3回で、使い切ったらゲームオーバー。あまりにも理不尽な状況に放り込まれた4人は、それでも生きて現実世界に戻るべく、それぞれのスキルを駆使して目の前の難関に立ち向かっていくのだったが…。

<感想>前作のを観ましたが、だいぶ前なので忘れてしまいました。何ですか、全世界で物凄いヒットになっているみたいですね。4人の高校生が主人公で、冒頭の浜辺で「ジュマンジ」が拾われるという設定は、前と同じだそうで、前作が95年の出来事であり、この場面が96年となっていて、そこも辻褄が合っているという。それに、調べてみると悪役の名前がヴァン・ベルトという同じ名前であり、でも、内容的には独立していて、前作をあまり気にしなくてもいいと思いますね。

ですから、前作のとはまったく別物であるようなので面白かったです。まるでTVゲームですよね、展開が速いので、良質のゲーム実況を見ている感じでした。ロックさまが出演と思ってたのに、中々でてこないのでがっかりしてたら、初めは高校生の部分をじっくりと描いていたんですね。

ゲームの世界へ入ると、高校生たちがそのままゲームの世界へ来るのじゃなくて、それぞれが選んだゲームキャラクターの姿と能力を持って現れるんですから。例えばロック様が演じるブレイブストーンは、肉体派であらゆるスキルを持つ冒険家のヒーローの役なんです。

しかし、中身はあのヘタレのスペンサーなんだから、筋骨隆々の大男なのに、表情や仕草がちゃんと現実世界のゲームオタクになってるところ。ライフが残り1になると「無理だよ〜!」といきなりビビりだすところとか、さすがにロック様の演技の巧さに拍手ですよ。

それに、アメフト部のフリッジは、フィンバーという中身はフリッジとは対照的に足が遅くて小柄な動物学者で、武器の持ち運びの担当者でもあるとか。

美人で性格が我儘で、スマホがなくては生きていけないベサニーは、なんと、オベロン教授になっていた。もち男でジャック・ブラックが演じていて、地図の専門家でデブ親父だが、中身がベサニーなので女言葉で喋るのも受けて笑いが止まらなかった。そのギャップが笑えますね。

そして、シャイで真面目ながり勉少女のマーサには、ラウンドハウスといって、タフでセクシーな美女の戦士になっていて、格闘の腕は抜群だが、毒に触れると即死するという。演じているのが、カレン・ギラン。

というバラバラなライフスタイルの4人。そのあたりは、役者陣の演技の見せ所といったところ。特に中身が違う派手好きの高校生だったベサニーを、ジャック・ブラックが演じているところが上手いので面白かった。あの顔とスタイルで、完璧に女の子になりきった感じでセリフが笑えたし、くねらせる身体もそれらしくて上手い。

フィンバー役のケヴィン・ハートもロック様とのやりとりが面白くて、自分は本当はフィンバーになりたかったのではという感じがミエミエでした。この2人は、前作の「セントラル・インテリジェンス」でコンビを組んだばかりで、そりゃもう息があうはずですからね。

この作品の特徴というか、ゲームの中だから、“ライフ”という腕に3本線の黒い刺青があって、2回までは死んでも生き返る(空から落ちて来る)という設定も楽しかった。それが、単なる設定というだけじゃなくて、それを物語の展開に活かしているところも良かった。

ゲームの世界は危険がいっぱい! ベサニー(ジャック・ブラック)が、背後の川に潜んでいたカバに食べられる場面。凶暴なサイの群れに突進されるし、崖から水中へと飛び込むシーン、ジャングルで謎の敵組織に追われるシーンなど迫力のアクションシークエンス。主人公たちの乗るヘリコプターがサイの大群に追いかけられる場面などなど。

アドベンチャー映画としての見せ場もたくさんあるけれど、このゲームの中で住む世界が違う高校生たちの、心が通じあっていくところが感動的でした。

しかも高校生の心情を演じているのが、大人の俳優さんたちで、みんな上手いんですよ、これが。

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スリープレス・ナイト★★★

2018年04月06日 | アクション映画ーサ行

2011年製作の同名フランス映画を「Ray/レイ」「ANNIE/アニー」のジェイミー・フォックス主演でハリウッド・リメイクしたクライム・アクション。ラスベガスを舞台に、マフィアの麻薬を強奪した汚職刑事が、人質に取られた息子を取り戻すべく、単身敵地に乗り込んで決死の戦いを繰り広げるさまを描く。共演はミシェル・モナハン、ダーモット・マローニー、ガブリエル・ユニオン、スクート・マクネイリー。監督は「ピエロがお前を嘲笑う」のバラン・ボー・オダー。

あらすじ:殺人課の刑事ヴィンセント・ダウンズは、相棒とともにカジノ王ルビーノから大量のコカインを強奪することに成功する。しかし、内務調査官ブライアントに疑いの目を向けられ、ルビーノには最愛の息子トーマスを人質に取られてしまう。コカインの返却を迫られたダウンズは、ルビーノが待つカジノへと単身で向かうのだったが…。

<感想>以前に観た「スリープレス・ナイト」と、まったくもって同じ内容であります。ただし主人公にジェイミー・フォックスが演じているということで、鑑賞。冒頭から路上で車を襲い、コカイン25キロを強奪し逃亡。

しかしコカインを奪われたカジノ経営者のルビーノが、ダウンズの息子を誘拐させてコカインの返還を要求する。しかし、すでにダウンズは腹をナイフで刺され傷を負っていて、自分でガーゼを当てて応急処置。

しかし、その他にも内部調査官のブライアントからも疑いをかけられ追われる身となる。ブライアントにはミシェル・モナハンが扮しています。そして、コカインの入ったカバンを持ちカジノへと潜入するのだが、途中でトイレにはいり、個室の天井にそのコカインの入ったカバンを隠すも、そのカバンをブライアントに盗まれてしまい窮地に陥ります。ブライアントは、仲間の警官とカジノに入るも、その刑事は悪徳刑事であり、そのコカインを何とか自分のものにしたいと思っているのだ。

その後は、厨房に入り、小麦粉を小分けにビニール袋詰めをして偽のコカインを作る。そこまでも、丁寧に構成されており、物語に翻弄されるダウンズの苦しさに快感を覚えて来る。

主人公のダウンズは、頭脳明晰で切れ者であり、小細工をし誤魔化すのが得意。別れた妻は医者で、息子を迎えにいってくれと頼まれるも、息子は誘拐されていることを話さず、自分で何とか解決する方法を見つけるわけ。

そして、単身カジノのルビーノのところへと、しかしカバンの中身は偽物。どうするかと思えば、バーのカウンターでオフィスにシャンパンを持ってくるように注文し、それも5分後と。

オフィスには取引相手のギャングもいる。カジノに警察が来ているから逃げろとと言うも、ここには悪いやつらばかりだ。コカインを本物かどうかと確認をしたいルビーノ。カバンのファスナーが壊れて開かない。そうこうしていると、ドアがノックする音に、みんなに警察がきたと嘘を言うダウンズ。

ギャングたちは、コカインが偽物ということに気づかずに急いで逃げる。その場を乗り切るための芝居が見事に効果を出して、小気味がいい。フランス版の「スリープレス・ナイト」とまったくもって同じ脚本。クラブで踊りながら逃げるダウンズは、息子も助けて先に逃げさせて人混みのクラブへといざなう。

ダウンズのジェイミー・フォックスの演技も機敏でアクションも上手いときてる。だから観ていて飽きない。お腹の傷から血が流れ出ているし、ダウンズの汚職を摘発しようとする女内部調査官のブライアント。息子を心配する元妻。ダウンズが息子と一緒に逃げ回り、敵と格闘し、銃を撃ち合い、息子を守る。

ラストの駐車場での争奪戦というか、あの悪徳刑事が拳銃でダウンズやブライアントから、コカインを盗み取ろうと銃撃戦が始まるところ。駆けつけた元妻も銃を持っており、銃撃戦に加わるところも良かった。

まさかこんなにもジェイミー・フォックスが、アクション派だとは思わなかったので、満足しましたね。そんな雰囲気の中で、カジノで賭博をしている無関係な客たちもいる。

2018年劇場鑑賞作品・・・64アクション・アドベンチャーランキング

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素敵なダイナマイトスキャンダル★★★・5

2018年03月29日 | アクション映画ーサ行

実母がダイナマイト心中を図ったという強烈な体験を持つ雑誌編集者・末井昭の自伝的エッセイを柄本佑主演、「パビリオン山椒魚」「南瓜とマヨネーズ」の冨永昌敬監督によるメガホンで映画化。

あらすじ:母・富子が隣家の息子とダイナマイトで心中した末井青年。18歳で田舎を飛び出し、昼は工場勤務、夜はデザイン学校という生活から、看板会社への就職、そしてエロ雑誌の世界へと足を踏み入れる。表紙デザイン、レイアウト、取材、撮影、漫画と、あらゆる業務をこなしながら、編集長として「立て!男のエキサイト・マガジン」をキャッチフレーズに雑誌「NEW SELF」を創刊。カメラマンの荒木ら精鋭たちがメンバーとして集い、雑誌は軌道に乗るが、わいせつ文書販売容疑で発禁となってしまう。柄本が主人公の末井役を、尾野真千子が母・富子役を演じるほか、前田敦子、三浦透子、峯田和伸、松重豊、村上淳らが出演。

<感想>名物編集長・末井昭さんって知らなかった。芸術は爆発だったりすることもあるのだが、実話なんですからね笑えません。母親が隣の若い青年とダイナマイト心中をしたという強烈な体験が7歳の時。その後は、高校を卒業後集団就職で大阪の工場で働いたり、デザインの仕事に興味を持ち、雑誌「デザイン批評」を読みふける毎日が続く。

その後、デザインの学校へ入学するも、学生運動の煽りでデザイン学校が閉鎖。その後は、「作画会」に就職し、デザインの話ができる近松と出会う。そこは小さなエロ雑誌の出版社であり、後に編集長として新感覚のカルチャー・エロ雑誌を創刊。しかし、雑誌が売れなければ生活が成り立たず、ピンサロ「クラウン」で看板描きをする。

警視庁から呼び出し出頭して、始末書提出。卑猥な文書販売容疑で逮捕されるも、その刑事に松重豊さんが、東北弁丸出しで、きわどい女の裸の丸出しを批判してはダメだと言いながらも、怖くない刑事の役をしているのが面白い。女の裸写真の「写真時代」は大ヒットで、30万部も売れた。それに、ダッチワイフの紹介の記事で、メーカーからクレームが。

奮闘する日々の中で、写真家の荒木さんと出逢い、さらには南伸坊、赤瀬川源平、嵐山光三郎ら、錚々たる表現者たちが集まって来る。その後も発禁、創刊を繰り返しながら、数々の雑誌を世に送り出してゆく。

昭和のアンダーグランドカルチャーを牽引した希代の雑誌編集長の実話を元に、綴られた自伝的エッセイでもある。数奇な運命を背負い、転がる石のように生きてきた青年が、たどり着いた先は?__「パチンコ屋の必勝ガイド」創刊へと、その他看板にチラシなど。TVCMも着物を着て女装して出演という破天荒な男でもあった。

結婚をして、奥さんには前田敦子が、苦労時代を支えている。エロ雑誌なので、裸の写真のモデルには、三浦透子が全裸姿で頑張っている。

会社の事務員を愛人にして、彼女を愛したのだが、何故だか愛人は精神病院に入院してしまう。

時代背景が昭和なので、古き良き時代の物語とでもいうのか、そんな時代で生きる男は、エリート街道を歩くわけでもなく、何故かエロ雑誌の編集長になり、意気揚々とエロポスターや看板を描き続け、大人のおもちゃや、出世街道まっしぐらという訳にはいかなかった。

悲惨なはずなのに、ジメジメしていない面白さ、柄本さんがペンキをかぶって裸で街を疾走する、ストリーキング&アクションペインティングも印象的でした。次々と仕事をこなしていく展開の中で、そこから這い上がれないでいるのか、キャバレーの看板描きから、エロ雑誌のイラストやレイアウト、そしてエロ雑誌の編集へという道程は、一貫して肉体の側から攻め上がるしかなかったからなのだろう。

主人公の末井昭が創った「NEW Self」「ウィークエンドスーパー」、「写真時代」が、文化のヒエラルキーが解体されていく1980年代に、ひときわ異彩を放ったのも、それが彼の肉体感覚に裏打ちされていたからである。表現としてエロがあれだけの力を持っていたのも、あの時代ならではである。今ではキャバレーもなくなりエロは、情け無用のAVのなかに閉じこめられてしまった。

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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス★★★・8

2018年03月09日 | アクション映画ーサ行

カナダの女性画家モード・ルイスと彼女の夫の半生を、「ブルージャスミン」のサリー・ホーキンスと「6才のボクが、大人になるまで。」のイーサン・ホークの共演で描いた人間ドラマ。監督はドラマ「荊の城」を手がけたアシュリング・ウォルシュ。

あらすじ:カナダ東部の小さな町で叔母と暮らすモードは、買い物中に見かけた家政婦募集の広告を貼り出したエベレットに興味を抱き、彼が暮らす町外れの小屋に押しかける。子どもの頃から重度のリウマチを患っているモード。孤児院育ちで学もないエベレット。そんな2人の同居生活はトラブルの連続だったが、はみ出し者の2人は互いを認め合い、結婚する。そしてある時、魚の行商を営むエベレットの顧客であるサンドラが2人の家を訪れる。モードが部屋の壁に描いたニワトリの絵を見て、モードの絵の才能を見抜いたサンドラは、絵の制作を依頼。やがてモードの絵は評判を呼び、アメリカのニクソン大統領から依頼が来るまでになるが……。

<感想>2度のアカデミー賞ノミネートを誇る実力派ホーキンスが、圧巻の演技でモードに“変身”。本年度のアカデミー賞最多候補作「シェイプ・オブ・ウォーター」では主演を務め、米批評サイト「Rotten Tomatoes」で史上最高評価を記録した「パディントン2」にも出演する、まさに今が旬の演技派ホーキンス。持ち前のかわいらしさと本人が乗り移ったかのような圧巻の演技で、モード・ルイスその人になりきった。

カナダの自然の風景や動物たちをかわいらしく、色彩豊かに鮮やかに描いた画家モード・ルイスの人生をつづる。オークションでは作品が500万円以上の高値で落札されているカナダの人気画家モード・ルイスの人生を、最愛の夫エベレットとの関係に焦点を当ててつづる本作です。

家政婦と雇い主として出会ったモード(ホーキンス)と漁師のエベレット(ホーク)が夫婦になっていく姿を、郊外の一軒家での慎ましやかな暮らしと共に描き出す。ガスも電気も水道もない小さな家に暮らし、素朴で愛らしい絵を描き続けた主人公のモード・ロイスを演じたサリー・ホーキンスの演技が絶妙で上手い。

若年性関節リウマチという持病に悩まされつづけ、家族からは厄介者扱いをされたことにうんざりした彼女は、町はずれに暮らす寡黙な魚売りの男エベレットのもとで住み込みの家政婦として働き始める。

しかし、交わることが苦手な癇癪もちのエベレットは、モードを飼っている犬以下の役立たずと罵しったり、人前で彼女をぶん殴ったりと、最低な男であった。それでも、彼が、モードが絵を描くことをダメだと言わないことに気をよくして、彼女は自分が好きな絵を描くことが出来るここが、安息の居場所なのだ。雑貨屋の主人が、「こんな絵は子供でも描ける」と言ったのを、エベレットが帰り道で「馬鹿野郎」と言うのを嬉しそうに聴くモード。

二人は、時にぶつかり合いながらも、お互いを大切に思うようになったモードとエベレットは、小さな結婚式を挙げる。教会を出たモードはエベレットに腕を絡ませ、エベレットも渋々応じる。その後、モードはエベレットが押す荷車に揺られて自宅へと帰り、2人は寝室で静かにダンスを踊る。

無骨で他人を拒絶しがちなエベレットが、仏頂面ながらもモードへの愛を示し、「今日だけだぞ」とダンスに応じるなど、2人が夫婦として歩み始めたことを伝える感動的なシーンとなる。

孤児院育ちで人付き合いが悪い男、いつも不機嫌な荒くれ夫を演じたイーサン・ホークが、妻の絵が意外な値段で売れることに驚き、それからは、彼女が絵を描くことに文句を言わずに見ているだけで、本当は心が優しい男を演じている。

それに、リウマチで背なかの丸まったモードになり切り、昔、子供を妊娠し、死産をしたことを打ち明ける。出て行けと意地悪オバサンが、死ぬ前に打ち明けてくれたのが、実は、子供は金持ちの家に、お金で売られたと言うことを聞かされる。ラスト近くに、夫がその子供が住んでいる家を見つけて、モードを連れて行く姿にほっこりとする。それにしても、モードの歩き方などもサリー・ホーキンズの熱演がやはり素晴らしい。

「一組の古い靴下みたいね。片方は伸びてヨレヨレで、もう片方は穴だらけ。色も灰色に。あなたは真っ白なコットンよ」(モード)、「じゃあ、お前はロイヤルブルーだ。それかカナリア色」(エベレット)と、ぶつかることの多かった2人が互いを認め合うセリフも中々の好演であった。

それと、モードが画家ならではの言葉で「私は窓が好き、鳥が横切ったり、蜂がきたり、毎日、違う命がいっぱい。いろんな命がひとつのフレームにいるの」というモード。窓というフレームを通して、風景を見るとは。生涯を振り返り「しあわせだった」と。ラストで、実在した二人のモノクロ映像から受けた印象が素敵でした。

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15時17分、パリ行き★★★・8

2018年03月08日 | アクション映画ーサ行

「アメリカン・スナイパー」「ハドソン川の奇跡」の巨匠クリント・イーストウッドが、2015年にヨーロッパで起こった無差別テロ「タリス銃乱射事件」で現場に居合わせ、犯人を取り押さえた3人の若者を主役に、事件に至るまでの彼らの半生を、プロの俳優ではなく本人たちを主演に起用して描いたドラマ。

あらすじ:2015年8月21日、オランダのアムステルダムからフランスのパリへ向かう高速列車タリスの中で、銃で武装したイスラム過激派の男が無差別殺傷を試みる。しかし、その列車にたまたま乗り合わせていた米空軍兵のスペンサー・ストーンとオレゴン州兵のアレク・スカラトス、そして2人の友人である青年アンソニー・サドラーが男を取り押さえ、未曾有の惨事を防ぐことに成功する。映画は、幼なじみで親友同士のスペンサー、アレク、アンソニーの3人が出会った少年時代や、事件に遭遇することになるヨーロッパ旅行の過程を描きながら、ごく普通の若者たちが、いかにしてテロリストに立ち向かうことができたのかを明らかにする。

<感想>巨匠クリント・イーストウッドの最新作、テーマはヨーロッパの国際高速鉄道で実際に起きた無差別テロ未遂事件。一夜にして英雄となった普通の米国人3人の若者は、テロリストに何故に果敢に立ち向かうことができたのか?・・・。

554人の乗客が乗る列車内で起きた“タリス銃乱射事件”の実話を、3人の若者がそこに至るまでの人生を追いながら、事件の全貌に迫っていく。そこで主人公の若者役を演じるのは、なんと3人の「本人」たち。もちろん3人ともプロの俳優ではなく、ごく普通の素人なのだ。

英雄的行為を行った若者3人を、本人たちが演じるということに、意外と不自然さがなく、しかもカリスマ性のなさがテーマにあっている。しかも彼らが演じるのは、自分たちのテロ当日の行動だけではない。そもそも3人が何時、何処で知り合い、普段は何の仕事をしていて、なぜ旅行をしていたのか。物語は3人の子供時代にまで遡り、その壮大な人生の「交差点」を振り返っていく。

3人は幼少時代からの幼馴染であり、学校では揃って問題児で、校長室に呼び出されることもしばしば。だが、スペンサーには「いつか人の役に立ちたい」という想いがあり、やがて米空軍へと入隊する。

2015年の夏休み、3人はヨーロッパ旅行に出発し、手持ちカメラでダラダラと撮られるヨーロッパ観光旅行が結構楽しいのだ。ベニスやヴァチカン、ローマのコロッセオなどの観光旅行を丁寧に撮影しているのも良かった。

旅先で一人の爺さんの話で「アムステルダムはいいよ」というアドバイスに従って観光を楽しみ、そして8月21日、アムステルダム駅からパリ行きのタリス高速鉄道列車へと乗り込む。まるでそこにいるのが彼らの運命だったかのように。その間に幼少時代の彼らの物語が入り込み、やがて、フィクションとノンフィクションの境界は曖昧となる。

そして我々観客が「世界を救う」ということはこういうことだったのかと。ですが、イスラム教に対するキリスト教の優位を描いていると誤解されかねない危ういさがあるが、それを除けば美しい青春映画だ。とてもじゃないが、とっさにとったスペンサーの行動に、銃を持った犯人目がけて飛び込むという判断に、銃が放たれ、それが彼の身体を突き抜けていたらと思うとゾッとする。犯人を捕らえて離さないスペンサーも、首や腕をナイフで切り刻まれて大怪我をする。先に、一人の乗客が犯人に首を撃たれ重傷を負うが、助かって良かった。

「15時17分 パリ行き」は、ヒーローを知り尽くしたイーストウッドが、2018年の世界に贈る、究極のヒーロー映画となった。そこでは、3人のヒーローがとてもいい表情をしている。こんなヒーロー映画は観たことがないと言っていい。

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サニー/32★

2018年03月05日 | アクション映画ーサ行

2018年春に人気アイドルグループ“NGT48”を卒業する北原里英が、「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監督の下、体当たりの熱演で挑んだサスペンス。ある日突然2人の男に拉致・監禁された女性教師の運命を予測不能のストーリー展開で描き出す。共演はピエール瀧、リリー・フランキー、門脇麦。

あらすじ:新潟のとある町。中学校の女性教師・藤井赤理は、24歳の誕生日に2人組の男に拉致される。男たちは赤理を雪深い山麓の廃屋に監禁すると、彼女を“サニー”と呼んでビデオカメラを回し始める。サニーとは、14年前に世間を震撼させた小学生による同級生殺害事の犯人の通称だった。写真も出回り、ネットの中では“犯罪史上、最もかわいい殺人犯”として神格化され、熱狂的な信者を生み出していた。そして赤理を監禁した2人組も、そんなサニーの信者だったのだが…。

<感想>佐世保小6女児同級生殺害事件という実際にあった少女の犯罪に着想を得たという本作。同級生を殺した女子小学生をモチーフに、その彼女サニーを神格化したネットユーザーが結託し、成人したサニーを監禁しようとしたら――という創作を大胆に展開させているのだ。

主演の北原里英ちゃんは全然興味がなく、共演がピエール瀧さんとリリー・フランキーさんに、門脇麦ちゃんとくれば、絶対にハズレなしの映画に違いないと思ったのだが、残念な結果となってました。

14年まえの当時11歳だった少女が、同級生を殺害した事件があったと言う。その少女は裁判で少年院か、または孤児院みたいなところの更生施設で精神状態とかを調べて暮らし、そこから社会に順応できる状態でこの世の中に出てきたのだろうと思ったのだが。全然違っていた。

しかしだ、この映画は、中学教師の北原里英がその殺人鬼の通称サニーだと言うことで、誘拐され監禁されるのだが、ネット社会の現在、その殺人鬼サニーの写真も出回っており、熱狂的な信者たちが拉致監禁する。本作はさらにこれに関するその後のネットカルチャー的な出来事をも盛り込んで、現在の映画にして見せているようだ。

ネット人種の集団狂騒劇みたいだ。人物のどいつもこいつもが、自分だけに夢中で、他者には無責任なのだ。成り行きで殺される人が何人もいるが、けれども侮れない。

人違いで拉致された北原里英を思いっきりオモチャにした後、母性教の教祖に変身させるのだ。あくまでもネット族向けのだ。それがあの有名なピエール瀧が親分で、子分がリリー・フランキーとは、二人の迫力は今一つで、もったいない俳優の使い方である。あと門脇麦ちゃんも。

非常に風変わりな野心作といっていいのか、他人の心をザラっとさせることで、一瞬の陰湿な満足感を得ることがデフォルメされたネットという場で、必然的に元殺人犯女性が女王化したりするが、キャラは暴れて、画面はふざけすぎで、その活気で映画はネットに対抗して、一つの願いを提示しているような。

つまり、アイドル=虚像=のイメージがSNSによって肥大化してゆく、あるいは、グループ卒業というタイミングで、本作ではさらにこれに関するその後のネットカルチャー的な出来事をも取り込んで、現在の映画にしてみせたというわけ。

 

北原里英、本人の持つバックグランドは、新潟という土地の必然性を感じさせるも、その現実と虚構とを隔てる曖昧な境界線は、北原の演じている役がギリギリの状況であることと、撮影現場でも実際にギリギリの状況であったことを巧妙にシンクロさせている。

そして新潟の過酷な雪景色は、奇しくもサニーの凍った心のメタファにもなっているのである。全然笑えないし、面白くもない。こういったネットで信者を集めて、ある事件の犯人を拉致監禁するという。その犯人を懲らしめてなにが面白いというのだ。

 

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シェイプ・オブ・ウォーター★★★・5

2018年03月04日 | アクション映画ーサ行

「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロが監督・脚本・製作を手がけ、2017年・第74回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したファンタジーラブストーリー。「ブルージャスミン」のサリー・ホーキンスがイライザ役で主演を務め、イライザを支える友人役に「ドリーム」のオクタビア・スペンサーと「扉をたたく人」のリチャード・ジェンキンス、イライザと“彼”を追い詰める軍人ストリックランド役に「マン・オブ・スティール」のマイケル・シャノン。

あらすじ:1962年、冷戦下のアメリカ。政府の極秘研究所に務めるイライザ(サリー・ホーキンス)は、アマゾンの奥地から運ばれた“クリーチャー”に惹かれ、恋に落ちる。しかし、冷酷な軍人ストリックランド(マイケル・シャノン)は容赦なく“彼”を虐待し、果ては生体解剖を提案する。一方で、背後では熾烈な宇宙開発競争でしのぎをけずるソ連が暗躍し、イライザは無謀にも“彼”を救出する計画を思いつく――。

<感想>舞台は1960年代、冷戦時代のアメリカ──画面の隅々まで監督のこだわりが詰まっている。清掃員として政府の極秘研究所に勤めるイライザは、水中に生息する謎の生き物と出会う。「彼」を愛するイライザ役のサリー・ホーキンスは、アカデミー賞主演女優賞ノミネート。イライザの友人を演じたリチャード・ジェンキンス(左)も、助演男優賞にノミネートされている。

この映画の冒頭で、サリー・ホーキンス演じるイライザが、お風呂の中で自慰行為にふけるシーンから始まるショッキングなことといったら。いきなり体を張った演技で驚かされるも、イライザは言葉を発することが出来ずに手話で人とコミニケーションを取っている。

彼女の親友である絵描きのリチャード・ジェンキンス扮するシャイルズや、オクタビア・スペンサー演じる彼女の同僚のゼルダとは手話で会話が出来るが、肝心の恋の相手となるアマゾンから来た“彼”とは一切言葉のコミニケーションがないのだ。

仕事中、奇妙な人型の生物に遭遇したイライザは、手話やジュスチュアで意思の疎通を図るのだが、まるでサイレント映画のようでもある。口のきけないイライザは音楽が好きで、2人のデートはレコードを使っての音楽鑑賞である。イライザの感情が高まった時、歌を歌うイライザなのだが、ミュージカル映画でもない。

食べ物は魚でも与えているのかと思えば、映してないので、イライザの持参した茹で卵を美味しそうに食べ、彼も彼女の気持ちを理解するようになり、二人の間には不思議な感情が芽生え始まるのだ。水槽の中へ入りセックスをしているようなシーンもある。半魚人を演じているのがダグ・ジョーンズで、着ぐるみを着ているのか、ずっと見ていると可愛く見えて来る。

良かったのは、あの彼らの心の高ぶりや、恋の芽生え、慈しみ合う感情が観ている者の心へにも届くからなのだ。それはまるでサイレント時代の純愛映画を観ているような美しさであり、イライザを熱演したサリー・ホーキンスと、彼女を支える人々を演じた脇役の名優たちが、上手いからだと思う。

ホフステトラー博士を演じたマイケル・スタールバーグは、ソ連のスパイのようでもある。高圧的な軍人ストリックランドに扮したマイケル・シャノンは、生物管理を担当し、毎日のように半魚人に対して電流の入る鉄棒で暴力を振るっていた。自分の手の指が喰いちぎられて床に落ちていたとは。イライザが拾って届けるも、そのまま指を付けたみたいで、最後には指が腐って真っ黒になっている。さらには、彼は軍事利用のために半魚人を生体解剖し、その機能を調べようと画策するわけ。

それでは彼は殺されてしまうと思ったイライザは、彼を研究室から自分のアパートへ運ぼうと計画。手伝ってくれるのが、彼女の部屋の隣人シャイルズに車の運転をたのみ、同僚のオクタビアにもそのことを知らせる。洗濯物を入れるかごに乗せて運び、車に押し込み、イライザの部屋のバスタブへと上手くいったかのように見えたのだが。

それでも、イライザの暮らしぶりに親近感を覚え、彼女と半魚人との心の距離が近づいていく過程にときめき、彼を施設から運び出す作戦には心躍らせましたね。しかし、彼をアパートのバスタブに入れて匿うあたりで、これってトム・ハンクスの「スプラッシュ」に似ているのでは。まぁ、あちらは青年と人魚の恋であり、男女の性を入れ替えたラブロマンスもの。

ですが、アパートのバスタブでは半魚人もだんだんと弱ってしまう。それにお隣のジェンキンスが飼っている子猫も食べてしまう。怖いですよ、肉食系なのね。それを見てイライザがお風呂場を締め切り、水を流してバスルーム全体が水浸しに。イライザは全裸になり、半魚人とセックスをするのだ。映画館の上にあるイライザの部屋、映画館もシャイルズの部屋も雨漏りがして大変なことになる。

イライザが、雨の降る夜に海へと彼を逃がしてやることを計画する。終盤では、埠頭で軍人ストリックランドに見つかり銃撃戦になってしまう。もちろん半魚人は撃たれてしまうのだが、イライザもシャイルズも撃たれてしまう。シャイルズが残った力でストリックランドをやっつけてその後に、半魚人はイライザを抱いて海の中へと帰っていく。海の中では、イライザが半魚人の手によって、蘇りエラ呼吸も出来て、二人は抱き合って海の底へと。半魚人は傷を治す力があったのですね。

この構成あたりが、何だかなぁという気持ちもあり、現実離れしているようで、ファンタジーに仕上がている分、恋の描写もリアルで大人っぽくてユーモアもあり、独特な世界観で良かったのではないかと思います。

2018年劇場鑑賞作品・・・39アクション・アドベンチャーランキング

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スリー・ビルボード★★★★

2018年02月04日 | アクション映画ーサ行

「ファーゴ」のフランシス・マクドーマンドが娘を殺された母親の怒りと悲しみを体現して絶賛された衝撃のサスペンス・ドラマ。アメリカの田舎町を舞台に、主人公がいつまでも犯人を捕まえられない警察に怒りの看板広告を掲げたことをきっかけに、町の住人それぞれが抱える怒りや葛藤が剥き出しになっていくさまを、ダークなユーモアを織り交ぜつつ、予測不能のストーリー展開でスリリングに描き出す。共演はウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル。監督は「ヒットマンズ・レクイエム」「セブン・サイコパス」のマーティン・マクドナー。

あらすじ:アメリカ、ミズーリ州の田舎町エビング。ある日、道路脇に立つ3枚の立て看板に、地元警察への辛辣な抗議メッセージが出現する。それは、娘を殺されたミルドレッド・ヘイズ(フランシス・マクドーマンド)が、7ヵ月たっても一向に進展しない捜査に業を煮やして掲げたものだった。名指しされた署長のウィロビー(ウディ・ハレルソン)は困惑しながらも冷静に理解を得ようとする一方、部下のディクソン(サム・ロックウェル)巡査はミルドレッドへの怒りを露わにする。さらに署長を敬愛する町の人々も広告に憤慨し、掲載を取り止めるようミルドレッドに忠告するのだったが…。

<感想>アメリカの平穏な田舎町に、悲劇の母親が掲げた3枚の看板広告。そこに書かれていたのは、娘を何者かに殺された母親から犯人を見つけられない警察署長への、痛烈なメッセージだった・・・。一見すると、悲劇に見舞われた母親が怠慢な警察に立ち向かう物語に思えるのだが、現実の世の中と動揺にそう単純なものではない。舞台である田舎町の住人たちが、ままならない現実を目の当たりにして葛藤したり、対立したりする姿を通じて、喜怒哀楽すべての感情が呼び覚まされる群像劇に仕上がっている。

時にやるせなく、時には激しく、時におかしくて展開の予想がまったくできないのだ。人生の苦みが詰まった傑作だけに、アカデミー賞の中心となることは間違いなさそうだ。ミルドレッドの掲げた批判広告を見て、警察署長のウィロビーは彼女の家を訪問するのだが、努力していると自負する彼は、捜査状況を丁寧に説明し看板を下ろすように説得するのだが、納得しない彼女に追い返されてしまうのだった。

これだけ聞くと、この肝っ玉母さんが、最終的には犯人を見つけて、ささやかな達成感を得るドラマを想像するだろうが、そこをゴールとしていないのが本作の醍醐味。

ミルドレッドの衣装はずっと青いつなぎだ。そのブルーカラーの作業衣姿で、彼女は常に怒り、暴力さえ厭わない。物言いは裏も表もなくストレートで、主張キャラクターそのものになっている。こんな女がこれまで映画で描かれることがあっただろうか。いつもなら、父親が娘の仇を取るのが普通だから。

強い女なら露出度の高い衣服を着て戦闘するか、若しくは知的な中年女になって嫌われでもしなければエンターテインメント的に許されないと思っていた。

そしてまもなくして、警察署長のウィロビーが膵臓癌の末期と分かり、悲観にくれて自宅で拳銃自殺をしてしまう。署長のウディ・ハレルソンの二重三重構造キャラの壮絶さといったら、あまりにも見事で息を飲んでしまった。

その後、広告看板を誰かに燃やされてしまうという事件が勃発し、息子と必死になって消化するも丸焦げになってしまった。きっと警察署長を守る人たちだろう。それに対して、彼女は火炎瓶を警察署に投げて火事騒ぎを起こすのだ。しかし、警察署の中には、部下のディクソンが手紙を取りに来ていて大やけどを負ってしまう。

そして広告の看板は、張るポスターが残っており、またその看板に新しく張り替えてくれた。しかし、誰がいったい看板に火を付けたのだろう。それがまさかの、元亭主だったとは、呆れてモノが言えない。

娘が殺される前の日に、父親に電話があり厳しい母親から父親の所へ移ってきたいというのだ。19歳の若い女と一緒に暮らしている父親は、断ってしまったのだ。娘の暴行シーンとか、その後に燃やされて真っ黒焦げの遺体は見せないが、娘は反抗期のようであり、厳しい母親に叱り飛ばされていた。

個人的に好きな作品で「月に囚われた男」(09)のサム・ロックウェルが今回、最高のゲス野郎を演じ切ってくれていて、最後には、本当に嬉しく愛おしさでいっぱいになってしまった。火事の中で署長からの手紙を読むシーンや、オレンジジュースの場面は思い出すたびに泣けてしまう。人間の本質は簡単に理解できるものではないし、変わっていくことも出来るという希望をしっかりと呈示しているのも良かった。

それでも、物語は悲しみに直面してはいるが、ユーモアを持って絶望と向き合い、葛藤しているというようだ。殺伐としたミズリー州の空気と四面楚歌のヒロイン、愚かな人間同士が傷つけ合い赦し合う物語。

ラストで、真犯人と思うよそ者が町に来て、酒場で9年まえの話をしているのを聞いたディクソンが、その男のDNAを取りたくて喧嘩をしかけて殴られてしまう。そのDNAを警察へ持っていき、鑑識で調べてもらうと、その男はどうやら傭兵のような仕事をしておりその時期には外国へ行っていたと言うのだ。

だが、どうしても腑に落ちないディクソンはミルドレッドを誘って、真犯人と思しき人物を追いかけて行くところで終わるのも良かったですね。

2018年劇場鑑賞作品・・・22アクション・アドベンチャーランキング

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ザ・リング/リバース★★・5

2018年01月28日 | アクション映画ーサ行

Jホラーの金字塔『リング』のハリウッドリメイク版である『ザ・リング』シリーズ第3弾。観ると7日後に死んでしまう呪いのビデオを目にした女性が、呪いを回避しようとする中で想像を絶する恐怖を味わう。監督は『アルマゲドン・パニック』などのF・ハビエル・グティエレス。マチルダ・ルッツ、『フィフス・ウェイブ』などのアレックス・ロー、『ザ・セル』などのヴィンセント・ドノフリオらが出演。原作者の鈴木光司が絶賛した戦慄(せんりつ)シーンに注目。

あらすじ:恋人のホルト(アレックス・ロー)が大学で危険な実験に参加していることを知ったジュリア(マチルダ・ルッツ)は、怪しい教授のガブリエルを助けるために「呪いのビデオ」すなわち「観た者には7日後に死が訪れる」という呪いのビデオ。を見てしまう。だが、彼女が助かるためのダビングができない。ノイズが入ったためにロックがかかってしまったのだ。ジュリアはガブリエルに、呪いの核となるサマラの埋葬されている街へ行くことになり、早速行動を起こす。

その一方で、「見ると死ぬビデオ」を学生に見せていたことで、ガブリエル教授には、警察の捜査の手が伸びる。サマラの秘密が眠る町、サクラメントへ辿り着くジュリアとホルト。そこには、謎の女性失踪事件や鉄砲水といった忌まわしい過去があることが判明する。盲目の墓守が隠している秘密とは?・・・謎が謎を呼ぶクライマックス、果たして謎は解けるのか?・・・。

<感想>ジュリアを演じる主演はイタリア出身の新星、マチルダ・ルッツ。今作はリングの原作者である鈴木光司が、今までのハリウッドリメイク版の中で最も原作に近く、最も怖い作品となっていると語っています。1998年、「リング」でTVの中から這い出てきた貞子はその後、人気ものとなりすっかりキャラクター化してました。

今まではカセットテープを再生していた事に対して、今作ではより現代的に「パソコンやスマホで現実の奇怪な事件が起きている」のに比例して、日本の作家を原作とするホラー・シリーズもテクノロジーを進歩させ、恐怖を加速化させているようだ。様々なツールが軽薄短小になるのは非常に便利ですが、それらを恐怖の媒介に用いると、戦慄の度合いも軽く薄くなると痛感した。薄型テレビから飛び出すサマラはまだしも、スマホから上半身ピョコンと覗かせる小さな彼女は、可愛らしくて簡単に倒せそうですよね。

この作品の見どころは、7日後に死ぬ呪いの映像も、荒れた画面と編集で迫力があり、恐怖の根源である髪の長い少女は、ボニー・モーガンの身振りが不気味だった。アメリカでリメイクされた「ザ・リング」のサマラが、本作で堂々の復活ですからね。面白そうと思い鑑賞しましたが、やっぱり日本版の「貞子」には敵いません。音響で怖がらす、井戸やTVから出て来て恐怖に陥らせるなんて手法では、観客が満足しませんから。

まずは設定として呪いのビデオが、20年まえのVHFで過去の遺物化しているし、そこに生物化学教授のガブリエルの邪悪な研究によって、それが復活するというお決まりのストーリー。ガブリエルは呪いのビデオの秘密を暴くために、選ばれた学生にそのビデオを見せている。

ビデオを見た場合はコピーして誰かに見せれば自分は救われるのでしょうが。よせばいいのに、ジュリアはホルトのビデオをコピーして自分で見てしまう。すると電話が鳴って7日後の死を宣告されます。ジュリアはビデオをコピーしてガブリエル教授見せようとします。ですが、ファイルが大きくなっておりコピーが不可能。更には今までのビデオにないものが新たに映っていました。

それからジュリアとホルトは、ビデオのルーツを探るべく旅に出ます。二人は、不吉な子供だと古井戸に投げ込まれ、殺されたサマラという少女の存在を見つける。ジュリアとホルトが、ビデオの中の教会を見つけ、墓地の中でサマラの墓を見つけます。そこで、墓守りだという盲目のデブの男に見つかってしまう。

この男は、実はサマラの母親を拉致して教会の地下室に監禁し暴行して、サマラを生んだ。そして母親の遺体は、壁の中に塗りこめられていた。それに、ガブリエル教授の事故死を目撃するジュリア。

 

さすがに作り手側もこれじゃヤバイと思ったのか、終盤の見せ場にあてているのはサマラ誕生の根源となった人物との対決を見せている。それが、元牧師役のヴンセント・ドノフリオが巨体をゆすり、ヒロインのジュリアを追い詰めるシーンは怖かったですよ。

しかもそれが、「ドント・プリーズ」でも見ているかのよう。サマラがジュリアを助けに悪霊として出て来て「その姿はまるで貞子ですから」、観飽きているので、怖くもなんともありません。

サマラの怨霊が、シャワーを浴びているジュリアに乗りうつり、髪の毛を吐くジュリア、最後に吐いた髪の毛の塊がそれですね。塊から何か出て来る物体がキモイですよ。続編を作るのがミエミエでした。

 

2018年劇場鑑賞作品・・・18アクション・アドベンチャーランキング

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ジオストーム★★★★

2018年01月19日 | アクション映画ーサ行

ジェラルド・バトラー主演で贈るディザスター・ムービー。最新鋭の気象コントロール衛星の暴走で全世界に未曾有の大災害が巻き起こるさまを壮大なスケールで描き出す。共演はジム・スタージェス、アビー・コーニッシュ、エド・ハリス、アンディ・ガルシア。監督は「インデペンデンス・デイ」シリーズなどの製作・脚本を手がけ、本作が長編監督デビューのディーン・デヴリン。

あらすじ:度重なる自然災害に苦しめられてきた人類は、ついに世界各国が協力して、全世界の天気を管理できる気象コントロール衛星“ダッチボーイ”を完成させる。ところがある日、そのダッチボーイが謎の暴走をはじめ、世界各地に未曾有の大災害をもたらしていく。かつてダッチボーイの開発に携わった天才科学者ジェイクは、この史上最大の危機を前に立ち上がり、人類滅亡を引き起こす地球規模の自然災害“ジオストーム”を食い止めるべく奔走するのだったが…。

<感想>異常気象による自然災害を防ぐために、世界はひとつとなり、気象コントロール衛星を開発した。これで世界の天候は安全に管理されるはずだったのだが。ある日突然、衛星が暴走を始め、世界中で想像を絶する巨大災害が次々と勃発する。

パニック大作“ジオストーム”とは、メガストームを遥かに超える、地球規模の同時多発災害のことであり、一度発生すると、もはや人間の手では止めることができず、人類滅亡は必至と言われている。

最近の地球でも異常気象が問題となって、台風や干ばつで大きな被害も発生している。今の時代にマッチした題材かもしれませんね。ですが、その根源かもしれない地球温暖化を止めようとしていないのも、アメリカなんですけどね。

異常気象の原因を追究しようともしないで、それを制御し管理しようとするあたりが、いかにもアメリカ的な発想ですよこれは。そんな考えだから、気象コントロール衛星が暴走しちゃって酷い目に遭うのですね。まぁ、SF映画の世界では、奇怪が暴走を始めるのは常識だから。

監督はこれが初の劇場版映画になったディーン・デヴリン。今までは、ローランド・エメリッヒ作品の制作や脚本として「スターゲイト」や「インデペンデンス・デイ」シリーズなどに関わってきた人。だからディザスター描写なんかは、エメリッヒ映画にそっくりですから。

アフガンでは砂漠が氷結して、香港では地下マグマの噴出で大火災が発生しビルが倒壊する。東京では巨大な氷魂が降り注ぎ、リオデジャネイロには大寒波が到来する。

モスクワでは熱波で氷がすべて溶け、ドバイでは大洪水に津波が押し寄せる。

そしてアメリカにはすべてを破壊する巨大な雷が次々と襲いかかる。しかも、それらはまだジオストームの予兆にすぎないというから。

こういう描写をお金をしっかり掛けて作っているのがハリウッド大作の凄いところですよね。見せ場の数々にはお腹がいっぱいになりますから。しかもVFXだけに頼らず、豪華俳優陣を揃えて人間たちのドラマもしっかりと描かれているのも良かった。

主役にはダッチボーイの開発に携わった天才科学者ジェイクに、ジェラルド・バトラーが兄として演じているし、ジム・スタージェス扮する弟マックスとの葛藤。ジェイクは頭脳明晰だけど、子供っぽいところがあって、頑固で短気。弟が自分の上司となっているのも気に入らない。

調整役のマックスにとっては、じつにやっかいな相手。バトラーにはぴったりのハマリ役ですよね。そんな性格の一方で、娘とのやりとりなんかは、本当に微笑ましいよね。方やマックスは若くして政界の要職に抜擢され微妙な立場だから、なんとしても兄貴を説得しなければならないわけで。そんな二人が確執を超えて、一つの目的の為に協力していくところが見せ場になっている。

弟マックスにはサラという秘密の恋人がいて、彼女は凄腕のシークレット・サービス。アビーが惚れ惚れするほどカッコいいのだ。タフでありながらユーモアのセンスもあって機転も利くし、劇中のセリフにもあるけど、まさに理想のパートナー。

そんな彼らを、ベテランの大統領のガルシアと、エド・ハリスが支えているわけなんですが、国務長官のレナードは、かつては世界中を説き伏せて気象衛星の建造を主導した人物だから、この暴動も実は彼が時期大統領になりたくて起こしたものであり、世界滅亡を起こしてどうするの?って思ってしまうのだが、ツッコミどころの多い映画になっている。

現実ではすでに退役しているスペースシャトルで、宇宙に行ったり、肝心の陰謀そのものもスケールが大きいわりには、これで引き合うのと思ったり、そのあたりもエメリッヒ映画と同じく、彼らの芸風みたいなものだと考えれば、国際宇宙ステーション内でのジェイクを巡るサスペンスと、地上でのマックスやサラのアクションが、同時進行するところはハラハラ、ドキドキするし、劇場の大画面と迫力の音響で大災害シーンに驚愕して、確かにいろいろと文句を言いながらも手に汗を握って観て、最後にはほろっとしちゃうという。「アルマゲドン」も顔負けのしろものでした。

2018年劇場鑑賞作品・・・11アクション・アドベンチャーランキング

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人生はシネマティック!★★★

2018年01月09日 | アクション映画ーサ行

「17歳の肖像」「ワン・デイ 23年のラブストーリー」のロネ・シェルフィグ監督が、第二次世界大戦下のロンドンを舞台に、幾多の困難を乗り越え、国民に勇気を与える映画の完成に執念を燃やす一人の素人女性脚本家と個性豊かな映画人が織りなす愛と情熱の物語を描いた戦時ラブ・コメディ。主演は「ボヴァリー夫人とパン屋」のジェマ・アータートンと「世界一キライなあなたに」のサム・クラフリン。共演にビル・ナイ。

あらすじ:1940年、第二次世界大戦下のロンドン。ドイツ軍の空爆が続く中、政府は国民を鼓舞するプロパガンダ映画の製作に力を入れていた。その一方、映画界は度重なる徴兵で人手不足。ある日、コピーライターの秘書をしていたカトリンが、いきなり新作映画の脚本家に大抜擢される。内容はダンケルクの撤退作戦でイギリス兵の救出に尽力した双子の姉妹の活躍を描く物語。戸惑いつつも、自分をスカウトした情報省映画局の特別顧問バックリーらと協力して初めての脚本執筆に挑むカトリン。しかしそんな彼女の前には、無理難題を押し付ける政府側のプレッシャーや、わがまま放題のベテラン役者など、いくつもの困難が待ち受けていたのだったが…。

<感想>17年の11月に公開されたのに、東北ではやっと1月に上映されました。映画製作現場を舞台にした作品には面白いものが多いが、この映画も優秀だった。第二次世界大戦時のロンドン。プロパガンダ映画の脚本家にスカウトされたコピーライターの女性の奮闘が描かれていた。

それも「ダンケルク」を題材にした戦意高揚映画づくりというのがとてもいい着想であり、脚本家と情報省との攻防戦には苦笑されっぱなしであった。

新人女性ライターを主役にして、先輩や老優が映画界に導いていく構成も巧い。主人公の主人公女性ライターのカトリンには、「007 慰めの報酬」でボンドガールを演じたジェマ・アータートンが演じていて、彼女の存在感も魅力の一つであり、情報省映画局の特別顧問バックリーには、サム・クラフリンと美男美女が揃いぶみ。そして老優アンブローズにはビル・ナイが脇を固める。

それに、カトリンの恋人には「高慢と偏見とゾンビ」のジャック・ヒューストンが扮しており、中々の二枚目であるが、ヒモ的存在になっているのが惜しい。

 

彼女が映画の仕事で忙しく、彼が仕事のために引っ越しをするというのに、一緒に付いて行けず、休みが取れて彼の家に行くと、別の女性とベッドを共にしていたのを見てがっかりする。

今年鑑賞した「ダンケルク」では、ドイツ軍の包囲から兵士を救出するためイギリス国民が、船をだして英国兵隊40万人を救出に行くという物語。救出の船の中がメインの撮影で、スクリューに絡まったものを取るビル・ナイが海の中へ潜るというシーンもある。他にもビル・ナイが歌うシーンもあります。

 

それが、戦争で疲弊した国民を勇気づけるための映画だったが、製作が開始され、ベテラン俳優のわがままや、政府と軍による検閲や横やりなどトラブルが続出。ですので、そのたびにカトリンたちの脚本は二転三転してしまうのである。なんとか撮影は大詰めを迎えるが、最後に最大級のトラブルが待ち受けていた。

女性ライターの視点で描かれている部分もあり、船を出す民間人の中には、美人の双子姉妹の感動秘話もあり、カトリンが双子姉妹に出演を受諾させる場面もある。

事実を基にした物語の映画化は、そのまま描いてもダメで、何とか作品にしなければいけないと女性は男性の相棒と、知恵を絞ってアイデアを出す。映画の中には、仕事をしている毎日の途中で空襲警報が鳴り、地下鉄に避難するカトリンたち。

脚本もアメリカに受けるために、マッチョな男優を起用する途端に、演出が冒険活劇になる押話などが入り笑える喜劇になる。それに、ヒロインは美人に、もっと大胆に、勇敢にと。その辺りの映画脚色の舞台裏が、ほのかなロマンスの匂いも交え、カトリンとバックリーの恋路が垣間見えるのも楽しいですよね。

しかし、この二人は結ばれないのですね。バックリーが撮影の機材が倒れ、その下敷きになって死んでしまうからなんです。どうしてこういう悲しい結末にしたのか分かりませんが、ここが不満なところですかね。

ですが、何よりも戦争という厳しい現実、それとは違う虚構の世界観、でもそこには救いがあり、真実が宿るという映画の本質が込められていて良かったです。映画が夢であった時代の一端だろうと思います。

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セントラル・インテリジェンス★★★

2017年12月29日 | アクション映画ーサ行

『ワイルド・スピード』シリーズなどのドウェイン・ジョンソンと、コメディアンのケヴィン・ハートがタッグを組んだアクションコメディー。高校時代はいじめられっ子だったCIAエージェントと、彼を手伝う羽目になった同窓生の会計士が巻き起こす大騒動を描く。メガホンを取るのは『なんちゃって家族』などのローソン・マーシャル・サーバー。共演にエイミー・ライアン、アーロン・ポール、ジェイソン・ベイトマンらが名を連ねた。

あらすじ:高校時代は人気者だったが今はさえない中年会計士のカルヴィン(ケヴィン・ハート)に、当時、デブでいじめられっ子だったボブ(ドウェイン・ジョンソン)から20年ぶりに連絡が入る。しぶしぶ会ってみると、気弱なデブだったボブは筋骨隆々とした肉体の持ち主になっていた。しかもボブはCIAエージェントで、濡れ衣を着せられ組織から追われているという。そしてなぜかカルヴィンは彼に手を貸すことになり、いつの間にか追われる身のボブと一緒に、命がけの逃避行を繰り広げるハメになるカルヴィンだったが…。

<感想>いつものマッチョなドウェイン・ジョンソンが、コメディを演じているし、逆にコメディ俳優のケビン・ハートが真面目な会計士で、ひねりの効いたアクションコメディになっている。

他に共演者としては、元相棒だったフィンに「トリプル9 裏切りのコード」のアーロン・ポールが、高校時代の悪ガキ代表には、「ザ・ギフト」のジェイソン・ベイトマンが。それに、同窓会で高校時代の女子には、「ゴーストバスターズ」(16)のコメディ女優メリッサ・マッカーシーが出演してました。

主演のドウェイン・ジョンソンが、己の特技を熟知したうえで駆け回り、搔き乱す役回りがお見事。とにかく、高校生時代はぽっちゃりというよりもおデブちゃん体形で、悪ガキからは虐められ、卒業式の体育館の大勢いる生徒たちの前に、素っ裸で放り投げられる。

そこに成績優秀、体育競技も優秀のカルヴィンが、自分の来ているジャンパーを脱ぎ、裸のボブの前を隠して助けて上げるわけ。それから20年、毎日トレーニングをして、ボブは名前も変えて、筋肉隆々たる大人になりCIAの諜報活動をしているというのだ。

方や、高校時代は成績優秀でモテモテのカルヴィンだったが、今では高校時代の同級生の彼女と結婚し、会計士として真面目に働いている。本当は子供が欲しいのだが、妻が弁護士になりたいと勉強しているので、諦めているのだ。

とにかく、ドウェイン・ジョンソンがウェストポーチを装着するだけで笑いを誘える俳優は、彼ぐらいではなかろうか。虐め被害者が抱える深い傷もこの作品のテーマとなっており、屈強なはずのドウェイン・ジョンソンが、元虐めっ子のジェイソン・ベイトマンの前で委縮する場面では、けっこう滅入ってしまう。だから、その時に友達がいなかったボブが、カルヴィンに助けられ勇気づけられたことは、生涯忘れられない出来事で、いつまでも彼とは深い友情でありたいと思っているのだ。

だから、カルヴィンに対するボブの崇拝ぶりが、ドウェイン・ジョンソンの不器用さがプラスに働いてほろりとさせられます。虐め被害者の心に刻まれる傷の深さがはっきりと描かれていて、現在虐められて不登校になっている生徒たちへのメッセージとも取れます。

それに、アクションといっても殺しはしないので、若年層の観客を主たるターゲットとして意識しているのが分かる。だが、セリフの中に下ネタが多すぎるのが惜しい。

アクションでは、さすがのドウェイン・ジョンソンが大暴れして、コピー機のトナーを拳銃で撃ち、インクの粉で煙幕を作るアクション描写が良かった。他にも、体の小さいカルヴィンを台車に乗せて、ビルの30階くらいから下のビニールで作られたぬいぐるみの上にダイビングするとか。

拳銃扱いは慣れたもので、しかし体を使った格闘技もよく動くし、カルヴィンを庇って床に這いつくばせて、目の前に拳銃が落ちて来るのを披露カルヴィンだが、中々拳銃をうまく撃てない。

ボブのCIA時代の相棒だったフィンを、自分が殺してしまったことを悔いていたのだが、実は生きていて悪いやつで、ボブが「黒アナグマ」という名前で悪事を働く男と言うが、実はフィンが悪党だったのだ。

それにしても、女の上司とCIAのやつらに追いかけられるボブ、追ってを撒いて逃げたカルヴィンの目の前に、現れるすばしっこさが面白かった。

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2017年劇場鑑賞作品・・・297アクション・アドベンチャーランキング


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シンクロナイズドモンスター★★

2017年12月27日 | アクション映画ーサ行

「プラダを着た悪魔」「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェイが、韓国に出現した巨大モンスターとなぜかシンクロしてしまったズボラでダメダメなヒロインを演じた異色の怪獣映画。共演はジェイソン・サダイキス、ダン・スティーヴンス。監督は「TIME CRIMES タイム クライムス」「エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日、恋に落ちる」のナチョ・ビガロンド。

あらすじ:酒に溺れて失敗ばかりのグロリアは、恋人にも愛想をつかされ、同棲していたニューヨークのマンションを追い出されてしまう。失業中の身で行き場もなく、渋々ながらも故郷の田舎町に引き返す。するとそこで幼なじみのオスカーと偶然再会し、彼が営むバーで働かせてもらうグロリア。そんな中、韓国のソウルに突如巨大な怪獣が出現し、世界中が固唾を飲んで見守る衝撃の事態が発生する。ところが、そのニュースを見ていたグロリアは、あるとんでもないことに気づいてしまう。なんとその怪獣が、グロリアと同じ仕草をしていたのだった。驚愕の事実に混乱しながらも、怪獣にいろんなポーズをさせて面白がるグロリアだったが…。

<感想>あのアン・ハサウェイが、酒癖の悪い酔っ払い、アルコール依存症のような役を演じているのだ。それも酔っぱらって朝帰りの帰り道、公園で騒いでヘロヘロになったのが、怪獣とシンクロしちまって、韓国のソウルで大暴れしているニュースを見ることになる。初めは嘘だと信じていない彼女が、飛んでもないことをやるから、後で気づいて恐ろしくなり後悔しても遅いのよね。

オバカ映画だと思って観ていたら、かなりシリアスな恋愛ものかとも思えて来る。あの「プラダを着た悪魔」とは違って、大きな目と口のアン・ハサウェイが見られて楽しいなぁ、なんて言ってられませんからね。

ソウルに出現した怪獣とアメリカで編み日、酒を呑んで暮らす平凡な女の子が、シンクロするというとんでもないお話は、やはり彼女の顔と演技力がないと、もたないだろうと思った。普通はこんな映画はDVDスルーだろうが。

彼女の敵役となる青年は欠陥はあるものの、どこにでもいるような気のいい人物として登場させたところは、エピソードも含め、鋭い。物語の核となる空間や時間のひずみは、筒井康隆の小説などでおなじみのものだが、ソウルに飛ぶのが笑えた。

実は、小学校の頃に、夏休みの宿題の工作で作った模型が、ソウルの街に怪獣が出る模型だったのだが、それが強風が吹いて飛んでいき、それを幼友達のオスカーが取りに行き、そこまでは良かったのに、足に踏んずけて壊してしまった過去がある。

そのことが、大人になりNYで失敗した彼女が故郷へ帰って来て、オスカーの店で酒を飲み、酔っぱらって公園で寝てしまい暴れたのを覚えていない。その時に頭のてっぺんを触ったのが始まりだったようだ。

美術装置がこれほどに雄弁な映画も珍しく、NYのクロリアと恋人のダン・スティーヴンスの部屋に、グロリアの故郷の実家、大きく仕切られたジェイソン・サダイキスのバーなどの、室内装飾がどれも主題に関わる重要な演出効果をもたらしていて、とりわけ、オスカーの家を初めて訪れたグロリアが室内を見て、彼の隠された一面を、一瞬にして悟ってしまう場面などは傑作。

オスカーがTVを見て、ソウルに出ている怪獣がグロリアだと分かると、その敵役のロボット怪獣として自分も出現して、暴れ回るのだ。こいつが手に負えないやつで、今でも子供じみていて、しょうもない男なのだ。グロリアに惚れているのは分かるのだが、親切がアダになってしまう。

ヒネった怪獣映画くらいの認識で観ていたが、どんな男でも無意識に繰り出しているかもしれない“ミソジニー野郎のあるある”とも言うべき愚行を、時にじんわりと、ガツンと教えてくれる作品ですよ。

アン・ハサウェイのヨレヨレぶりも良かったが、コメディ俳優の印象しかないオスカー役のジェイソン・サダイキスの、女性蔑視ロボット怪獣ぶりがとにかく見事で怖いのだ。

面白いのがラストの見せ場で、グロリアの元カレダン・スティーヴンスが、またカッコいいときてるし、仲直りをしてNYへ帰ろうと迎えにきたのにね。グロリアは、自分が起こした怪獣を始末しにいかないと、ソウルが全滅してしまうかもしれないと。そのままNYへは行かないで、ソウルへと飛ぶ。そして、あのオスカーのロボット怪獣をコテンパンにやっつけてしまうのだ。そして、海の中へと消えてしまう。

モンスター出現地は、怪獣映画の一大産地である日本の東京にしてもらいたい気持ちもあったのにね。これって、残念だよね。

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スター・ウォーズ/最後のジェダイ★★★★

2017年12月18日 | アクション映画ーサ行

SF映画の金字塔「スター・ウォーズ」サーガの新3部作の幕開けとして2015年に公開され、世界中で空前の大ヒットとなった「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のその後を描く続編。ついにフォースを覚醒させ、伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーと出会ったレイを待ち受ける驚愕の運命と、ファースト・オーダーとレジスタンスの戦いの行方を描く。主演は引き続きデイジー・リドリー。共演陣にはアダム・ドライヴァー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、マーク・ハミルら前作の主要キャストのほか、ローラ・ダーン、ベニチオ・デル・トロ、ケリー・マリー・トランらが新たに参加。なお2016年12月に他界したキャリー・フィッシャーは本作がシリーズ最後の出演作となる。監督は新たに「LOOPER/ルーパー」のライアン・ジョンソン。

あらすじ:レイア将軍率いるレジスタンスはファースト・オーダーの猛攻に晒され、基地を手放し決死の脱出を図る。その頃、レイは伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーを連れ戻そうと説得を試みていた。あるトラウマから心を閉ざし、ジェダイの訓練を請うレイに対しても頑なな態度を崩そうとしないルークだったが…。


<感想>つい冒頭の「スター・ウォーズ」の音楽が流れ、下から上へと字幕が映し出されると感慨深い思いに浸されます。しかし、物語自体はそんなにハイレベルでもなく、いつもの「スター・ウォーズ」の展開となってました。

物語は当初から公表されている通りの、前作「フォースの覚醒」のラストシーンから始まります。前作でレジスタンスの希望となるルーク・スカイウォーカーをようやく見つけ出し、自身もフォースに対して“覚醒”した主人公レイは、当然ながらルークに対して“ジェダイとなるための修行”を求めるのだった。しかし、ルークはその申し出を拒絶する。

そもそもこのタイトルで示されている「最後のジェダイ」とは誰かということなのだが、これはルークのことで間違いない。「邪悪なファースト・オーダーが帝国の灰の中から台頭し、最後のジェダイたるルークを滅ぼすべく執拗に追い続けた」前作の「フォースの覚醒」オープニングクロールでもこのように名言され、またライアン・ジョンソン監督自身も「最後のジェダイ=ルーク」であると断言しているからだ。

「最後のジェダイ」もまた、文字通り“ジェダイのいない時代への橋渡し的作品”となることが示唆されていると解釈できるからであります。「フォースの覚醒」では、ルークが新たに設立したジェダイアカデミーで若者たちの指導をしていたが、若きベン・ソロがカイロ・レンを名乗り、反乱を起こしてアカデミーを全滅させ、ルークへを絶望の淵へと追いやってしまう。そして傷心のルークは“最初のジェダイ寺院を探す旅に出た”というものだった。さて、ルークは最初のジェダイ寺院を探す必要があったのだろうか。そこにはいったい何があるのか?・・・。

その寺院が「フォースの覚醒」の最後に登場した、ルークがいた“アーク=トゥ”という惑星にあったのは間違いなかった。そして「最後のジェダイ」の予告編にチラッと登場した古文書こそがルークが求めていたものだったのではないかと思われる。

そこには恐らくジェダイの成り立ちだけでなく、フォースを操る者たちに関する様々な記録が記されていたのではないかと。そしてルークがそこで得た結論とは、“ジェダイでは銀河は救えない”というものだったのではないかと思う。

つまりジェダイという存在は平和の導き手として完全な存在ではなかったのであります。実際、「ジェダイの帰還」においてもルーク自身がジェダイの象徴であるライトセイバーを自ら捨て去って皇帝と対峙し、その結果、父親のアナキンをジェダイとして帰還に導くことが出来ていたし、その直前に怒りに激怒したルークは、ダークサイドをも体験しているようにも見えたからだ。これがルークがジェダイを見限る理由だと思いますね。

シリーズを通して“善の象徴”とされてきたジェダイという存在の否定が行われるのではないかと思うのだが、だからレイはジェダイとなることが出来ない。ゆえに、ジェダイの修行をルークから断られるたのではないかと。

しかし、レイは自分で修行をして、ジェダイを超えた何かを得てしまうのだから。そして何よりも重要なのが、彼がフォースの“光と暗黒面の中間の存在”を手に入れたことで、ダークサイドでもライトサイドでもなく、その両方を操ることが出来る者なのだ。

しかし、実の親であるハン・ソロを殺して後戻りできないレン4の騎士団のトップであるカイロ・レンは、父親を殺したら次は母親だと、レジスタンスのリーダーである、レイア・オーガナ将軍の命を取るべく活動を展開する。

かくしてレジスタンスとデス・スター率いるファ-スト・オーダーの容赦なき戦いの火ぶたが切って落とされるのだ。憎い元上司のバケツ頭キャプテン・ファズマと、ファースト・オーダーを裏切ったフィンとの間に決着はつくのだろうか。レジスタンスのブラック部隊リーダー、ポーはファースト・オーダーの凶悪艦隊を倒すことができるのか?

それに、レイが修行中に明かす自分の生い立ちには、まさかの驚きでもあり、誰か英雄の子供ではと思っていただけに、また謎は増えてしまった。

悪に落ちたカイロ・レンのジェダイの騎士と、老いても元気なルーク・スカイウォーカーとの一騎打ちも見ものですからね。さて、どちらに軍配が上がるのでしょうかね。生きているのか死んだのかが不明な最後に唖然とします。

そうそう、悪役なのか善い人なのか、DJのベニチオ・デル・トロが出ていますよ。そして、レイア将軍が倒れ、代わりの提督にホルド役のローラ・ダーンが徹底した男気というか、最後の船を守るために陣頭指揮を取り、船と共に犠牲になるという立派な最後を見せます。そしてBB-8の活躍とか、R2との再会を果たすルークとか、今回初登場する目がデッカイふくろうみたいな鳥。ルークが暮らしていた島に棲息していたポーグという鳥が、ファルコン号にチューバッカと共に乗り込む。

2016年12月に急逝したレイア・オーガナ役のキャリー・フィッシャーに黙祷。

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