パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

事故物件 恐い間取り★★・5

2020年10月20日 | アクション映画ーサ行

       

「事故物件住みます芸人」として、実際に9軒の事故物件に住んだ芸人・松原タニシの実体験を記したノンフィクション「事故物件怪談 恐い間取り」を亀梨和也主演で映画化。監督は、「スマホを落としただけなのに」「貞子」の中田秀夫が務めた。

あらすじ:売れない芸人・山野ヤマメは「テレビに出してやるから事故物件に住んでみろ」と先輩から無茶ぶりされ、テレビ出演と家賃の安さから殺人事件が起きた物件に引っ越す。その部屋は一見普通の部屋だったが、部屋を撮影した映像には謎の白いものが映り込み、音声が乱れるなどといった現象が起こった。ヤマメの出演した番組は盛り上がり、ヤマメは新たなネタを求めて事故物件を転々とする。住む部屋、住む部屋でさまざまな怪奇現象に遭遇したヤマメは「事故物件住みます芸人」として大ブレークするが……。

<感想>だいぶ前に鑑賞したもの。亀梨くんが主演だというので期待して観たが、ホラーものはあまり好きじゃないので、それでも音響効果が大で、それなりに怖かったですね。この作品は、原作者の実体験らしく、住んだアパートに以前の居住者が自殺、殺人、孤独死、事故などで亡くなってしまい、霊感がある人には目でその死んだ人の姿が見えるというのだ。

その幽霊を主人公の亀梨くん扮するヤマメという芸人が、TVに出たいがために、事故物件に住んで体験を披露するというもの。実際には、ヤマメは幽霊の姿が見えない霊感なんてない人間。だが、TV局の女性小坂梓ちゃんには、その女性の姿が見えてしまうという。実際には、スクリーンの中でも白い姿が見えて、それに出て来る前から効果音がおどろどおろしく恐怖感を煽るのだ。

まぁ、霊感がするどい人にはそれなりに見えて、映画の中でも見えてしまうのでしょう。ヤマメには見えてないので、霊感の鋭い小坂梓に一緒に来てもらう。道路でも赤いドレス女の人が見えており、部屋の中でもそれなりに見えて、カメラにも映り込んでいるというのだ。亀梨くんには、いくらか霊感というものがあるらしく、それなりに怖かったという。

事故物件のアパートを、一軒目、2軒目、と住んでみるヤマメの目には、その姿は見えないが、なんとなくそれらしき雰囲気というか、夜中で誰もいない部屋で、出て来る幽霊は、やはりその部屋で殺されたのか自殺をしたのか理由は知らないが、怨念というか、殺されても浮かばれない理由があるのでしょう。

特に面白かったのが、ラストで車にひき逃げされる不動産やの江口のり子さんの演技が、あまりにもあっけらかんとした風貌で上手いし、事故物件を扱っているのに、その部屋の供養とかお祓いとかをしないでいるのも、バチ当たりな感じがするし、やっぱり最後に死ぬ運命なのかと思いましたね。

 

2020年劇場公開、鑑賞作品・・・59  アクション・アドベンチャーランキング

 

 


水曜日が消えた★★★

2020年08月27日 | アクション映画ーサ行

         

中村倫也が、曜日ごとに入れ替わる7つの人格を持った男を演じた主演作。中村が7つの人格を持つ主人公を演じるほか、石橋菜津美、元「乃木坂46」の深川麻衣、きたろう、中島歩、「ゲスの極み乙女。」の休日課長などが顔をそろえる。MVやCM、短編作などで注目される吉野耕平の初の長編監督作。

あらすじ:幼い頃の交通事故により、曜日ごとに性格も個性も異なる7人が入れ替わる「僕」。彼らは各曜日の名前で呼び合っているが、中でも「火曜日」は一番地味で退屈な存在で、他の曜日から家の掃除など面倒なことを押し付けられる損な役回りだった。しかし、ある時、1日を終えてベッドに入った「火曜日」が、水曜日に目を覚ます。僕の中の「水曜日」が消え、「火曜日」は水曜日を謳歌するが、その日常は徐々に恐怖へと変わっていく。

<感想>だいぶ前に観たが、思い出しながら。7人の人格を中村倫也が演じるという、ふれこみだが、その設定をこれみよがしなフックにしないで、周囲との関係をめぐるドラマとして、描き出している。だが、中村倫也の1人7役という演技力が乏しくて、映像、設定等を加えてもとても高評価にはならない。なんだか内容的に薄く感じました。

1週間を日替わりの僕として生きる青年に起きる異変という設定も、妙にすんなりと受け入れられ、そんな驚きのなさが企画の乏しさのせいなのかと、悶々としたものの、ひっかかりのないままに観終えてしまった。なんだかハリウッドの「セブン・シスターズ」と同じネタだ。

7人というわりには、火曜日と水曜日の二人の僕しかいなかったかもと、姑息的な文句を飲み込みながら、7人格を筋として絡めて演じ分ける中村倫也を観たかったのだと自分に言い聞かした。

吉野監督、オリジナル脚本とVFXも、観終わって奇妙な夢を見たという感じだ。観客がついていけるギリギリを狙ったとしか思えないが、全体の希薄さも狙いだったようだ。舞台は、近未来なのか、現代なのかはっきりとは分からないが、静と動の漂わせ方、及び透明感ある映像の美しさは良かった。

そして、随所で挟み込まれる、”幼き僕”が交通事故に遭った際のアスファルトに横たわる”僕の目”が、画面いっぱいにクローズアップされ、その後、道に転がるサイドミラーに映し出される飛翔する鳥の姿。最初は7羽、5羽、2羽と減っていくところは実に見事。

火曜日が寝たあと1週間分の夜が来るはずが起きたら水曜日。図書館に行って喜ぶ火曜日だけど、その内木曜日までやってきてと。そんな緩い展開なのだが、対人関係や恋心というのがメインであり、掃除するのは火曜日の役目。

それに通院するのも火曜日。映画とかビデオってのは他の曜日はどうなんでしょうかね、さすがにビデオを借りるのが「トレマーズ」とはびっくり、何だか一ノ瀬さんと気が合うような。

ラストで、深刻な顔をはっきり始末していないのもなんだかなぁ。曜日ごとに変化する多重人格で、一番地味な火曜日をベースにした選択はよかったが、中村倫也の他の曜日の演技がわざとらしのも仕方がないのか。それにしても女性たちが表面的にしか存在しないのも不思議だ。

そして、医師もその助手もそうだ。そう考えるとすべてが記号的に見えて、それが狙いだったのかもしれない。それにCM的な口当たりのよさに始終した画作りには、今一つのめり込めないのも残念。

 

2020年劇場公開、鑑賞作品・・・54  アクション・アドベンチャーランキング

 


ジョン・F・ドノヴァンの死と生★★★・5

2020年07月28日 | アクション映画ーサ行

       

「Mommy マミー」「たかが世界の終わり」などで高い評価を得ているカナダ出身の若き俊英グザビエ・ドランが、初めて挑んだ英語作品。出演は「ゲーム・オブ・スローンズ」のキット・ハリントン、「ルーム」のジェイコブ・トレンブレイをはじめ、ナタリー・ポートマン、スーザン・サランドン、キャシー・ベイツら豪華実力派がそろった。

あらすじ:2006年、ニューヨーク。人気俳優のジョン・F・ドノヴァンが29歳の若さでこの世を去る。自殺か事故か、あるいは事件か、謎に包まれた死の真相について、鍵を握っていたのは11歳の少年ルパート・ターナーだった。10年後、新進俳優として注目される存在となっていたルパートは、ジョンと交わしていた100通以上の手紙を1冊の本として出版。さらには、著名なジャーナリストの取材を受けて、すべてを明らかにすると宣言するのだが……。物語は、ドランが幼いころ、憧れていたレオナルド・ディカプリオに手紙を送ったという自身の経験から着想を得た。

<感想>半自叙伝ともいえる「マイ・マザー」でデビューしたのが19歳。「レオス・カラックスの再来」とか「フランスのアンファン・テリブル(恐るべき子供)」などと映画界では最大の賛辞を彼に贈った。グザビエ・ドラン。自らの容姿の美しさも大きな武器になっただろう。臆することなくゲイであることも公言している。以来、10年。

ドランにとっての初めての英語作品。そしてハリウッド豪華キャスト。それでも自身のテーマを貫く”恐るべき子供”の成熟の仕方とは。

オープニングシーンで、女性が部屋をのぞいて「シド・ヴィシャスの死んだ部屋みたい」という。それより別なショットになるので、なんだか意味が分からないのだが、ずっと後になって、ハリウッドの若手スター、ジョン・ドノヴァンが急死していたのを発見された部屋であることが分かってくる。

セックス・ピストルズのシド・ヴィシャスは、1978年ニューヨークの友達のアパートで死んだ。自殺とも薬物による事故死ともいわれた。この映画はそんな、1970年代の記憶から始まる。

ハリウッドのスター、ドノヴァンとロンドンで母親と暮らす少年ルパート・ターナーとの文通によって、奇妙な友情が生まれる。しかしドノヴァンはゲイの問題がスキャンダルになり、追い詰められ、急死してしまう。いじめられっ子であった少年は、憧れのドノヴァンの死を傷つきながら、やがて成長して、自分も映画俳優としての道を歩き始める。そしてドノヴァンとの思いでを女性ルポ・ライターに語る。

ドノヴァンのアメリカ映画界での生活と、少年のロンドンでの学校生活という二つの物語がめまぐるしくカットバックしながらよりあわされていく。かなり複雑ではあるが、グザヴィエ・ドラン監督は実に巧みに描かれていた。

ドランは監督自身、「これまで自分が描いてきたテーマの集大成」と語っているから、相当気合が入った作品なんだろう。脚本を書きあげるのに5年もかけたそうだし。それにしても、冒頭でいきなり一方の主人公であるジョン・F・ドノヴァンが死んでしまったのにはびっくりさせられる。

母親と息子の関係、俳優として生きること、ゲイとしての自分とそう向き合うか。これって今までのドランの作品で描かれてきたテーマだよね。この映画ではそれがすべて含まれる上に、母親と息子は二組も登場する。思いっきり気まずい家族団らんの風景を見ていると、あぁ、ドランの映画を観ているんだなと、思わせてくれる。

二人の主人公には、監督自身の人生が投影されている。ドラン監督自身、5歳の時から子役として活動していたから、ルパートには彼の経験が投影されているんだろう。

実はドランも、8歳の時に「タイタニック」を観て、大ファンになったレオナルド・ディカプリオに手紙を書いたことがあるということで、そのころの気持ちが人気俳優と内緒で文通を続けていたルパートの描写に活かされているのかもしれませんね。

そのルパート少年を演じたジェイコブ・トレンブレイが素晴らしかった。「ルーム」「ワンダー 君は太陽」「ザ・プレデター」などと、いずれも主役級の役どころで名演技を見せてくれた子役なんだけど、確かに今回のルパート役もお見事といえる。

母親にも言えない秘密を抱え、学校ではイジメられて孤独なのに、大好きなものの前で見せる無邪気な表情や、スターと文通をしていることを誰にも信じてもらえなくて、絶望の中で勘定を爆発させるところなんかは、もう観ていていじらしくって溜まらなかった。

そんな彼を愛しながらも、隠し事をされていたことに、ショックを受ける母親のナタリー・ポートマンも熱演でしたね。自分的には「レオン」の中のあの少女が、こんな生活に疲れた母親役が似合うようになったんだと、感慨深かった。

女優さんたちの素晴らしさ、ルパートの母にはナタリー・ポートマンが、ドノヴァンの母にスーザン・サランドンが、ドノヴァンのマネージャーにキャシー・ベイツなど、ドノヴァンとルパートを包む女性陣がいずれも素晴らしい。

TV「ゲーム・オブ・スローンズ」で人気のキット・ハリントンが演じたジョン・F・ドノヴァンにもまた、ドラン監督が投影されていた。俳優として役を演じ続けることで、自分を偽って生きてきたんじゃないか、という彼の悩みは、現役の俳優としても活躍しているドラン監督自身の想いなんじゃなかろうか。

そう考えると、極めて個人的な映画なんだと思った。主人公の片方の死から始まる映画という、一見暗い作品なのに、最後には未来への希望が見えてくる辺りでは、ドランの現在の充実ぶりが表れていると思います。

それに、音楽と映像のシンクロ具合にも注目して欲しい。特に、有名な映画のタイトルにもなっているオールディーズの名曲が、新たなアレンジで流れるシーンでは、とても感動的でした。

グザヴィエ・ドラン監督の作品:「マイ・マザー」(09)

「胸騒ぎの恋人」(10)「わたしのロランス」(12)

「トム・アット・ザ・ファーム」(13)「Mommy/マミー」(14)「たかが世界の終わり」(16)

 

2020年劇場公開、鑑賞作品・・・51  アクション・アドベンチャーランキング

 


ザ・ピーナッツバター・ファルコン★★★・5

2020年07月20日 | アクション映画ーサ行

           

ツキに見放された漁師と施設から脱走したダウン症の青年、施設の看護師の3人による青年の夢をかなえるための冒険の旅を描いたヒューマンドラマ。タイラー役をシャイア・ラブーフ、エレノア役をダコタ・ジョンソン、ザック役を作品製作のきっかけとなったザック・ゴッツァーゲンが演じ、ジョン・ホークス、トーマス・ヘイデン・チャーチらが脇を固める。監督は本作が長編初監督作となるタイラー・ニルソン&マイケル・シュワルツ。2月7日

あらすじ:養護施設で暮らすダウン症のザックは、子どもの頃からの夢だったプロレスラーの養成学校に入るため施設を脱走する。兄を亡くして孤独な日々を送る漁師のタイラーは、他人の獲物を盗んでいたことがバレたことから、ボートでの逃亡を図る。そんなタイラーと偶然に出会ったザック、そしてザックを捜すためにやってきた施設の看護師エレノアも加わり、3人はザックのためにある目的地へと向かう。

<感想>だいぶ前に観たのだが、思い出しながらレビュー。施設を脱走したダウン症候群の青年が出会ったのは、傷ついたのは極貧逃亡者だった。自らダウン症候群であるという主人公のザック・ゴッツファーゲンは、ひょんなことから旅を共にすることになったタイラーに対して、純粋に自己紹介としてと「ぼくはダウン症候群なんだ」と言うのだが、タイラーに軽くあしらわれてしまったのだ。

漁師のタイラーがもしかして学がなく、ダウン症候群のことを知らなかったのかもしれない。でもそれで良かったのだ。自然体で、特別扱いなどしない普通の人間としてザックと接してくれたのだから。親から捨てられ、老人施設で暮らしていた。彼にはビッグでアメリカンなドリームがあったのだ。それはプロレスラーになること。大昔の悪役のプロレスラーのソルト・ウォーター・レッドネックに心酔していて、ソルト・レターが開校したというレスラー養成学校への入学を夢見ていた。

一方の漁師のタイラーは、面倒見のいい兄貴を亡くしてからというものの、自堕落な生活を送っていたのだ。それに、他人の獲物をパクッた罪でキツイお咎めを受けるも、そのはらいせで猟場を放火するのだ。見つかってしまいボートで逃げるが、そのボートにはザックが身を潜めていたのだった。

こうして出会った二人の逃亡者による旅が始まるのであった。監督が障害のある俳優たちが集まる場所でザックを見つけて、「映画スターになりたい」というザックの夢を、監督のマイケル・シュワルツは、それを否定していたのだが、ザックの熱い熱に促されてこの作品を作ったそうです。

逃亡者の二人は、裏通りを歩き時には道なき道を歩く。さらには広大な川を、手作りイカダでワイルドにゆくのだった。だが、ザックを追いかける看護婦のエレノア(ダコタ・ジョンソン)が合流する。3人は絆を深めて、ザックが夢見るレスラー養成所を目指すのですが、・・・。

タイラーは、死んだ兄貴が自分にしてくれたように、ザックの兄貴みたいに分け隔てのない接しかたをする。そんなタイラーを見て、エレノアは自分がザックを特別扱いしていたことを恥じるのだった。今までみんなが、自分を特別扱いをするのに対して嫌だったザックは、生まれて初めて自分の人生を満喫するのが楽しそうに見えましたね。

シャイア・ラブーフというと、ジョージア州で2017年の撮影中にアルコール依存症で逮捕される。警官に向かって悪態をつき人種差別発言をしたことで、世間は大バッシング。映画も公開を危ぶまれたが、ザックがシャイアに対して言った言葉が、「君はすでに十分有名だけど、この映画は僕のチャンスなんだ。それを台無しにしたんだ」と、ザックに言われて、リハビリ施設に入院して反省し、映画の中ではザックのいい兄貴分として、ザックの夢の後押しをしたのに、現実ではザックに後押しされての更生道を歩きだしたそうです。

それにたどり着いた所では、世間から隔離された人たちが寄り添って暮らすようなコミュニティがあり、住人たちは青空プロレスを楽しんでいた。まるで、本当に異世界に迷い込んだような気になってしまう。
主人公が憧れるレスラー役には、俳優のトーマス・ヘイデン・チャーチだが、レスラー仲間には本職のレスラー、ジェイク・ロバーツが、そしてレフリー役にはこれまたレスラーのミック・フォーリーが演じている。特にジェイク・ロバーツという人物の危うさが、そのままクライマックスの不穏さに繋がっていく。まるで、アメリカン・プロレスの闇が紛れ込んでくるような瞬間に、ハラハラさせられました。

ダコダ・ジョンソンというと、「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」(2014)を思い出す妖艶な体がうりの女優さん、でもここではザックを見守る看護婦として、一生懸命な女性エレノアを演じていました。

ロードムービーの宿命として、強烈な人間と出会うし、ハラハラ、ドキドキな、命からがらの冒険も経験する。タイトルは、まさかの、ザックの「リングネーム」 でした。SXSW映画祭で観客賞を受賞し、全米では当初17館から1490館に拡大公開された。

 

 

2020年劇場公開、鑑賞作品・・・48  アクション・アドベンチャーランキング


ストーリー・オブ・マイライフ★★★・8

2020年07月01日 | アクション映画ーサ行

          

「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグ監督とシアーシャ・ローナンが再タッグを組み、ルイザ・メイ・オルコットの名作小説「若草物語」を新たな視点で映画化。ローリーを「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメ、長女メグを「美女と野獣」のエマ・ワトソン、末っ子エイミーを「ミッドサマー」のフローレンス・ピュー、4姉妹の母をローラ・ダーン、伯母をメリル・ストリープが演じるなど豪華キャストが集結。第92回アカデミー賞では作品賞はじめ計6部門でノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞した。

あらすじ:南北戦争時代に力強く生きるマーチ家の4姉妹が織りなす物語を、作家志望の次女ジョーを主人公にみずみずしいタッチで描く。しっかり者の長女メグ、活発で信念を曲げない次女ジョー、内気で繊細な三女ベス、人懐っこく頑固な末っ子エイミー。女性が表現者として成功することが難しい時代に、ジョーは作家になる夢を一途に追い続けていた。性別によって決められてしまう人生を乗り越えようと、思いを寄せる隣家の青年ローリーからのプロポーズにも応じず、自分が信じる道を突き進むジョーだったが……。

<感想>時代を超えて愛され続け、これまで何度も映像化されているルイザ・メイ・オルコットの代表作「若草物語」。南北船倉時代を背景にした四姉妹の成長のドラマが、ここでは確固とした欲求を持った、自身の生き方を模索する女性たちとして描かれている。父親の従軍により貧しい生活を強いられながらも、助け合い、前向きに生きてきたマーチ家の四姉妹。性格も個性も異なる彼女たちは、それぞれの道を歩み始めた矢先、ある悲しい出来事と直面することに。

見どころは多いのですが、まずは、何と言っても超豪華キャスト共演でしょう。心優しい長女のメグを演じているのがエマ・ワトソンで、幼い双子の姉妹を育てる母親であり、教師の夫を持つ貧乏な生活。パーティへ行きたいが、着ていくドレスがないと嘆く。友人が自分が持っているピンク色のドレスを貸してあげるのだが、そこまでして子持ちの母親がパーティに行きたいのかと、不思議に思った。

でも愛する人に添い遂げることを願う長女メグ。小説家になり自立することを一心に目指す次女のジョーには、シアーシャ・ローナンが。病弱だが繊細な感性と芯の強さを持った三女のベス、そして画家を目指しながらももっとも現実主義的な末っ子エイミーには「ミッドサマー」のフローレンス・ピューが。

彼女エイミーと恋仲になり結婚するお相手には、ティモシー・シャラメが演じていて、はじめはジョーに夢中になり結婚を申し込むも、ですが、小説家を希望するジョーにふられてしまう。

ティモシー・シャラメの家は、お隣の屋敷でお金持ちであり、四人姉妹の誰が嫁ぐのかも、物語の軸となっている。

四人四様のキャラクターがそれぞれに引き立っているのは、脚色も自ら手掛けたグレタ・ガーウィグが映画化。大人へと成長する少女たちの軌跡を振り返り、その心模様を丁寧に描いている。運命を自分で切り開く女性像を見つめたドラマは、現代の女性にもしっかりと響いている。グレタ・ガーウィグ監督の繊細な演出はもちろんのこと、若き実力派女優陣のはつらつとした演技も見ものです。

そのなかでも強力なのはやはり、シアーシャ・ローナン扮する物語の主軸、ジョーだ。負けん気が強く、お転婆でエネルギッシュ。ガーウィグの前作「レディ・バード」に続くコラボレーションとなったローナンは、まるで水を得た魚のように生き生きとスクリーンの中で躍動する。彼女がロングスカートをたくしあげてニューヨークの街を疾走するシーンは、この時代の女性たちへの社会的圧力を蹴散らすかのような爽快感に満ちている。

原作小説は四姉妹から大人になるまでを描いており、これまで多くの映画化でも時系列順に物語が描かれてきたが、今回は人生の転機を迎えた彼女たちが過去を回想。体の弱い三女べスが待つ故郷に帰ってきた次女のジョーを中心に、四姉妹が歩んできた道のりを振り返る。医者を呼ぶお金もなく、困った家族は、ジョーが自分の長い髪の毛を売ってお金を作ってくるのには驚いた。

伯母様役ではメリル・ストリープが華麗で、大金持ちの役回りであり、結婚は金持ちに嫁ぐべしと断固として四姉妹に苦言する。お気に入りの四女エイミーが画家志望なのだが、結婚するなら金持ちに嫁ぐべしといわれ反発するも、結局はお隣の金持ちティモシー・シャラメと結婚することになるとは。

この当時に女性として小説家になるためにニューヨークへに渡り、相部屋で独立してお金を稼ぐことに頑張っているジョー役のシアーシャ・ローナンの、生き生きとした生き様に魅せられる。当時は、編集長からは恋愛ものや、ヒロインは金持ちと結婚するハッピーエンドものをと言われる。だからこそ、喜びや悲しみを経て、少女から大人への成長の後をはっきり伝える、味のある構成になっていたと思う。

本年度のアカデミー賞で「作品賞」を含め、脚色賞、 主演女優賞(シアーシャ・ローナン)、助演女優賞(フローレンス・ピュー)、作曲賞、衣装デザイン賞の主要6部門にノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞しています。

2020年劇場公開、鑑賞作品・・・45  アクション・アドベンチャーランキング

 


シェイクスピアの庭★★★・5

2020年06月16日 | アクション映画ーサ行

           

「ヘンリー五世」「から騒ぎ」「ハムレット」と、シェイクスピア作品を数多く手がけてきたケネス・ブラナーが、シェイクスピアの人生最後の3年間を描いた監督・主演作。シェイクスピア役をブラナーが演じるほか、オスカー女優のジュディ・デンチ、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのイアン・マッケランら豪華なキャストが顔をそろえる。

あらすじ:1613年6月、「ヘンリー八世」上演中のグローブ座が大火災により焼失した。断筆したウィリアム・シェイクスピアはロンドンを去り、家族が暮らす故郷のストラットフォード・アポン・エイボンへと戻った。20年以上の間、ほとんど顔を合わせることのなかった主人の戸津伝の帰還に、妻と娘たちは戸惑いを隠せなかった。8つ年上の妻アン(ジュディ・デンチ)と未婚の次女ジュディス(キャスリン・ワイルダー)、町医者に嫁いだ長女スザンナ(リディア・ウィルソン)は、驚きと戸惑いを隠せずにいた。そんな家族をよそに、シェイクスピアは17年前に幼くしてこの世を去った最愛の息子ハムネットの死に取り付かれ、一人息子を悼むために、庭を造ることを思い立つ。

<感想>コロナ騒ぎで映画館が閉館していたので、しばらくぶりに劇場へ行き映画鑑賞となった。以前から観たいと思っていたケネス・ブラナー監督の「シェイクスピアの庭」。何故に、シェイクスピアは断筆したのだろうか、最愛の息子の死、家族との確執、父親であり夫であった偉大なる天才作家の知られざる最期の日々。没後400年以上を経て、今もなお愛され続ける幾多の名作を世に送り出した、英国の偉大なる劇作家であり詩人でもあるウィリアム・シェイクスピア(1564~1616)。

彼の戯曲は現在でも世界各国で上演され、作品や功績は広く知られてはいるが、その生涯はベールに包まれている。芸術家として輝かしい栄光と遺産を築き上げたシェイクスピアは、一体どのような人生を送ったのだろうか?・・・断筆したシェイクスピアがロンドンを去り、故郷のストラット・アポン・エイボンフォードで過ごした人生最期の3年間を、ついに映画化。人間シェイクスピアを描いた心揺さぶる感動作がケネス・ブラナー監督の手によって映画化された。

もちろん、監督・シェイクスピア役には、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身で、10代のころからシェイクスピアに魅入られてきたケネス・ブラナーであります。才能にあふれたシェイクスピアが何故49歳の若さで引退したのだろうか。というケネス・ブラナーの抱いた疑問から本作は生まれたわけですね。

今まで「恋に落ちたシェイクスピア」で米アカデミー賞助演女優賞に輝き、映画、演劇、TVドラマなどでゴールデングローブ賞やトニー賞など、60以上の受賞歴をもつ名優イアン・マッケランが、シェイクスピアの「ソネット集」の美青年のモデルとなったサウサンプトン伯爵に扮して、デイム(ジュディ・デンチ)とサーの称号を持つ英国演劇界のレジェンド二人が、圧倒的な存在感で脇を固める。衣装デザインは「ある公爵夫人の生涯」で、米アカデミー賞を獲得したマイケル・オコナーが。音楽は「ハムレット」「いつか晴れた日に」で米アカデミー賞候補となったパトリック・ドイル。名だたる才能が集結して、シェイクスピアの晩年を描く、初めての映画を完成させた。

シェイクスピアは、ロンドンで執筆活動に勤しんでいた長い間、その中で生じた家族との溝は中々埋まらなかったのだ。気づかなかった家族の秘めた思いや、受け入れ難い事実が徐々に露わになっていく。妻にしても、夫が突然帰って来ても、寝床を一緒にすることを嫌い客人用の寝室をすすめるのだ。長女夫婦には子供が授からなかったこともあり、父親の遺産相続のことが気がかりで、次女にしては、まだ結婚相手さえ決まらず、町の遊び人の男と仲良くなり、父親に見せつけるように結婚を決める。

その男には臨月間近の女性がいて、もうすぐにでも子供が生まれそうな気配。次女はすぐにでも結婚式を挙げたいと父親に言うのだ。男の子を産み、父親の財産を狙おうという算段。まだ父親は40代なのに、子供たちは父親の財産を目当てにしている。毎日のように、庭作りのために雑草を取り、あれこれと庭の草花を植える計画に没頭する。

とにかく、この時代の灯りはローソク1本だけで、本当に暗い部屋の中での食事。それでも自宅はそれなりに大きい屋敷であり、家に帰らなくても、家族たちの生活費とかは仕送りしてきたわけで、大きな住む家と、調度品の豪華さとか、確かに庭には草花が咲いてはいなかった。妻のアンが、あまり庭に草花を植える趣味がなかったのだろう。庭の奥には、最愛の息子が亡くなった池があり、門から屋敷までは、かなり遠いのだ。

庭作りをしながら、今まで家族と疎遠になっていた自分を変えていこうと努力する。妻の誘いで教会に通ったり、隣近所との付き合いとか、いろいろと気遣いをしているシェイクシピアの努力がうかがえるのだった。この時代は、女は字が書けない、読めないという女性の教育がなっていない。男性は金のある家の子供は、学校へいくのに、女性が学校へ行くという風習がなかったのだろう。妻のアンが字が書けないということで、結婚届も出していない。次女の結婚式で、夫のシェイクスピアが妻に自分の名前をサインして、入籍をするという嬉しい計画があったのが良かった。

次女も強引に遊び人の男と結婚をし、直ぐに妊娠がわかり大喜びのシェイクスピアの家族たち。次女の夫の前の女は、出産で子供とともに難産で死んでしまう。なんだか、都合よく話が進んでいき、娘たちも父親のご機嫌をとり、遺産相続のこともスムーズにいきそう。亡き息子のための庭も、金があるのだから業者に頼めばすぐにでもできるのだろうに、自分で庭を造ろうと奮闘する父親の姿がある。娘たちのためにもと、遺言書を作成するシェイクスピア。あまりにも短い生涯に、心が痛む。

2020年劇場公開、鑑賞作品・・・43  アクション・アドベンチャーランキング

 


それだけが、僕の世界★★★★

2020年06月12日 | アクション映画ーサ行

                   

イ・ビョンホン主演で、落ちぶれた元プロボクサーの兄と天才的なピアノの腕を持つサバン症候群の弟が織り成す兄弟の絆を描いたヒューマンドラマ。イ・ビョンホンが、寡黙で粗暴だが人情に厚い兄ジョハを演じた。弟ジンテ役は「太陽を撃て」のパク・ジョンミン。「王の涙 イ・サンの決断」の脚本家チェ・ソンヒョンが、自ら執筆した脚本でメガホンをとり、初監督を務めた。「国際市場で逢いましょう」の監督ユン・ジェギュンが製作を担当。

あらすじ:ボクサーとしてかつてはアジアチャンピオンにまで上り詰めたが、40歳を過ぎたいまは落ちぶれ、その日暮らしをしているジョハ。幼い頃から両親と離れ、孤独の中で拳を頼りに生きてきたジョハだったが、ある日、17年ぶりに別れた母と再会。サバン症候群の弟ジンテの存在を初めて知る。天才的なピアノの腕を持つジンテがコンテストに出られるよう、面倒を見てやってほしいと母から頼まれたジョハは、弟の面倒を見始めるのだが……。

<感想>WOWOWにて。イ・ビョンホン演じるところのやさぐれボクサーが大変よかった。それに弟の、サバン症候群のジンテを演じたパク・ジョンミンの素晴らしい演技に拍手を送りたい。母親のベテラン女優ユン・ヨジョンの素晴らしさ。自然な演技が実に名演技で、自分が余命いくばくかの癌で釜山に働きに行くと嘘をつき、入院をしている。全体的に無理のない老巧な演技力に脱帽です。何と言っても本作は、この三人のアンサンブルが見事に絡み合い、完成度の高い作品に仕上がっっているのがよかった。

ジンテがピアノの演奏をスマホで聞き、それを確実に記憶して演奏するという、サバン症候群という難病の演技。金持ちの女性ピアニストが、交通事故で足を無くし、腕も指もその時の後遺症でピアノを弾けなくなったというジレンマとの闘い。それを、自分の演奏をスマホで聞き、自分の演奏を忠実に確実に弾きこなすというジンテに、今までピアノに手も触れなかったのが、自分も弾きたいという衝動にかられて、ジンテと一緒に連弾をするシーンも良かった。

兄貴のイ・ビョンホンは、母親に捨てられた記憶がこびりつき、今でも憎み許すことができない。暴力亭主の父親が、刑務所に入っているのを面会するイ・ビョンホン。いつまでたっても、反省していないロクデナシの父親に、親子の縁を切ると熱弁をふるう息子。

母親の願いはジンテをピアノコンクールに出すことで、イ・ビョンホンは、弟のピアノの演奏を公演で聞き、人々が大勢集まりジンテの演奏に聞きほれ、お金を置いていくのに目をつけて、ジンテにピアノを弾かせてお金を稼がせるのだ。それと、街角でのチラシ配りも。

それでも、ジンテのピアノ演奏を兄貴として認めて、コンクールに出るように取り計らう。だが、コンクールといっても、お金持ちの子供が音楽学校に通い、その中から上手い人を選出するという。審査員たちの、裏でのやりとりを見て、もの凄く巧くピアノを演奏するジンテを、審査の対象外とするのだ。そのことに対して、金持ち娘が、母親にお願いして何とかジンテを優勝させるように懇願するのだが、願いは聞き入れられなかった。母親は、コンクール主催の会長。

兄のイ・ビョンホンが、車に撥ねられるのだが、その車を運転していたのが、金持ちのお嬢さんで、有名なピアニストだった。それで、コンクールで優勝できなかったジンテを、どうしても、個人でリサイタルをしてくれるように頼む兄貴の姿があった。自分は、コンクールの優勝金を当てにして、カナダのボクシングジムへ入ることを考えていたのに。それは、余命幾ばくかの母親にジンテのリサイタルを見せるためなのだ。

しかし、イ・ビョンホンが母親の病気を知り、心を入れ替えて弟の将来の世話をみることと、母親の病院の支払いも全部自分が支払って、葬式まで上げてやるという、親孝行な息子になっていたのが、この作品の良さだろう。

物語は、韓国の金持ちとの貧富の差を感じながらも、血の繋がりとそれに憎しみあっていても親子の絆、ショパンのピアノ曲の演奏にそれらを全て超越してゆくところが見事でありました。

2020年劇場公開、鑑賞作品・・・42  アクション・アドベンチャーランキング

 


洗骨★★★・5

2020年06月10日 | アクション映画ーサ行

             

「ガレッジセール」のゴリの監督・主演で、数々の映画祭で好評を博した2016年製作の短編映画「born、bone、墓音。」を原案に、ゴリが本名の照屋年之名義で監督・脚本を手がけた長編作品。父・信綱役を奥田瑛二、長男・剛役を筒井道隆、長女・優子役を水崎綾女がそれぞれ演じ、筒井真理子、大島蓉子、坂本あきら、鈴木Q太郎らが脇を固める。

あらすじ:沖縄の離島・粟国島に残る風習「洗骨」をテーマに、家族の絆や祖先とのつながりをユーモアを交えて描いていく。新城家の長男・剛が母・恵美子の「洗骨」のために故郷の粟国島に帰ってきた。母がいなくなった実家にひとりで暮らす父の信綱の生活は、妻の死をきっかけに荒れ果てていた。さらに、長女の優子も名古屋から帰ってくるが、優子の変化に家族一同驚きを隠せない。久しぶりに顔を合わせ、一見バラバラになったかにも思えた新城家の人びと。数日後には亡くなった恵美子の骨を洗う大事な洗骨の儀式が迫っていた。

<感想>wowowにて鑑賞。沖縄の葬式やその後のシキタリと風習を知り驚きました。今でも土葬や風葬をしているところがあるということも。家族だからこういう風習の葬式を執り行うのだと思いましたね。東北の山奥でもいまだに土葬で行っているところがあるみたいです。昨今、子供たちが両親のお墓に入りたくないとか、墓離れとしていて、終いお墓をする子供たちが増えているそうです。

物語は、沖縄のある家族のお話であり、妻が亡くなり家に取り残された父親のお話と、その家の長男と長女の話である。もちろん葬式前半は、父親があまりのんびりとしていて、長男が葬式を執り行うわけで、父親が借金を作り、その支払いを全部長男が肩代わりして支払ったという。そのことで、始終父親を怒鳴り散らして、文句ばかりいう長男。東京の長男夫婦の妻や子供は来ていなかった。後で分かるのだが、離婚をしたという。

親戚の前では、沖縄に帰って来て家を継ぐわけでもなく、どうやら家を売ってお金にしたいという感じがした。葬儀の食事は、料理屋から取り寄せるわけでもなく、おばさんや娘たちで慎ましく、ささやかな食卓のお膳を並べる。近所の男が、葬式の後でその法要の食事をおみやげに持って挨拶をしている。それが、まだまだ残り物を欲しいとねだるずうずうしさに呆れかえった。まぁ、香典を包んできたのだから、お返しのお茶とかで済ませればいいものを。

それに、母親の棺桶に入れる時に、膝を折り曲げて沖縄の着物を着せ、髪を結いあげて化粧もして、それは綺麗な母親の死に顔でした。普通なら葬儀屋が執り行う白い着物で、あの世への装束を着させて、寝かせて棺の中へ入れ、花をたくさん手向けて三途の川の渡せ賃をして10円玉をもたせて、火葬した後に、骨を拾いあげるときにその10円玉を身内で分ける。その後に、告別式や法要、納骨、49日、1周忌や3回忌、7回忌とか、遺族は亡くなった者への送り式を執り行う。

沖縄の風葬というのは、4年間、海の穴倉へ棺桶を野ざらしにして骨だけになるのを待つ。4年後に、家族や身内の親せきたちで、海へ歩いて行き、砂浜にその棺桶を出して、中からシャレコウベとなった頭蓋骨を大事そうに抱きかかえる父親。そして、遺体の全部の骨を出して、持って行ったタライにて、木桶の中で真水で骨を丁寧に洗い清める。頭蓋骨が茶色になっていて、きちんと頭のカタチになっていたのが凄かった。まだ魂がそこにあるような、怖いとか、そういう感じはしなかった。

その時に、4年ぶりに帰ってきた娘のお腹が臨月で、誰の子供を孕んだのかと親戚や近所の人たちが噂をする。どこも同じだ、きちんと婿殿を連れてきて挨拶をしていないので、娘は好きな人の子供を産みたかったというばかり。父親も長男もおろおろして怒っている。父親の姉というおばさんが、姪っ子のお腹をみて、「いいさ、授かりものだもの、ここで産めばいいさ」と優しく声をかけるのだ。田舎は善き人たちばかり。

そんな時に、東京から娘のお腹の父親という男が訪ねて来る。美容師の店長だという大柄なゆったりとした、笑顔の素敵な男。父親に娘との結婚の承諾を得て、赤ん坊の父親も一緒に洗骨の儀式をするのだ。

それが、ちょうど臨月なので、海へ母親の洗骨をしにみんなでぞろぞろと行く。母親の骨を出して、綺麗に洗い清めている時に、その娘が産気づき大慌ての人たち。でも、何度も子供が授かったおばさん。産婆ではないが、テキパキとみんなに号令をかけて、娘のお産の支度をさせて、自分はぎっくり腰になってしまい、横に寝ながら指図をする。

それが、死に行く人の風習をして見送り、若い娘が新たな赤ん坊を生むという。なんともドタバタ騒ぎのような感じでもあったが、みんなでお産の手伝いをして、無事に赤ん坊が生まれたのを見届けるのには、安堵とともに笑顔が自然に浮かぶのも良かった。亡くなった母親も、娘のお産に巡りあって、孫の顔を見て嬉しかろうに。

そして、洗骨も無事に終わり、赤ん坊の出産も無事に生まれて、やれやれと思っている時に、海の浜辺近くに魚がたくさん来ているというので、みんなで網を広げてカタクチイワシのような小魚がたくさん獲れたのも、演技がいいのだった。めまぐるしい騒動続きで、哀しい葬式も明るく笑って見送るのに、これでいいのだと思った。

なんともこの物語は、ゴリさんが脚本に監督だというから、驚いた。コンビニのおばさんがリアルで、沖縄の女という感じがして良かった。父親の奥田瑛二さんが渋くて味があっていい。酒ばかり飲んで、頭に怪我をしたのにはびっくりした。娘が美容師なので、兄貴と父親の頭を短くさっぱりと切ってやるのも良かったです。それにもまして、まずは沖縄の青い海が美しくて、それだけでも心が洗われます。

 

2020年劇場公開、鑑賞作品・・・41  アクション・アドベンチャーランキング

 


新型コロナウイルス感染に類似していた映画「コンテイジョン」

2020年05月05日 | アクション映画ーサ行

最近世間を騒がせている新型コロナウィルス、2011年の映画で上映された「パーフェクトセンス」も作品とよく類似しているような、皆さんもブログに投稿していました。

2012年5月12日に投稿していた映画「パーフェクトセンス」と、2011年11月14日の映画「コンテイジョン」がありました。

「コンテイジョン」=blog.livedoor.jp/papikosachimama/archives/51882519.html

「インフォーマント!」のスティーブン・ソダーバーグ監督によるパニックサスペンス。謎のウィルス感染によって世界中の人々が命を落としてゆく中、それに立ち向かう人々の姿を描く。出演は「インセプション」のマリオン・コティヤール、「アジャストメント」のマット・デイモン、「プレデターズ」のローレンス・フィッシュバーン。
あらすじ:ベス・エムホフ(グウィネス・パルトロウ)は香港出張の帰り、夫のミッチ(マット・デイモン)が待つミネソタの自宅に向かわず、シカゴで元恋人と密会する。だが、ベスは咳と熱を発症しており、同じような症状の人間が香港、ロンドン、東京など各地で次々と亡くなっていた。その事件に疑惑を抱いたフリー・ジャーナリストのアラン・クラムウィディ(ジュード・ロウ)は、政府が伝染病を隠しているのではないかとブログで指摘する。

さらに帰国から2日後、ベスが死亡し、続けてベスの連れ子クラークも命を落とす。報告を受けた世界保健機構(=WHO)のドクター・レオノーラ・オランテス(マリオン・コティヤール)たちが、続いてアトランタの疾病予防センター(=CDC)が調査に乗り出す。エリス・チーヴァー博士(ローレンス・フィッシュバーン)の指示でミネソタに派遣されたドクター・エリン・ミアーズ(ケイト・ウィンスレット)は、感染が疑われる人々の隔離を実施。
カリフォルニア大学の医師が、コウモリと豚のウィルスが混ざった新種のウィルスであることを解明したが、現時点では治療法もワクチンもない。WHOはウィルスが48時間以内に世界主要都市に拡散すると宣告。ワクチン開発に全力が注がれるものの、ウィルスは変異し、恐るべき速度で感染拡大してゆく。

折しもネットでは、米仏が治療薬を極秘に製造しているとの噂が広まったことから、中国衛生部のスン・フェンが故郷の村人のワクチンとの引き換えとして、オランテスを拉致。任務途中で感染するミアーズ。恋人に極秘情報を漏らしてしまうチーヴァー。娘を家に閉じ込めるミッチ。それぞれが愛する者を守ろうとする中、アランは政府が有効な治療薬を隠していると主張。恐怖はウィルスよりも早く感染し、パニックを起こした人々によって、各地で暴動が勃発する。それぞれが選んだ決断は……?そして明かされるウィルスの発生地点とは?(作品資料より)

<感想>毎年のようにニュースになるウイルスの話題が、超リアルに映画化された。これって昨年、新型インフルエンザ(豚のウィルス)で大騒ぎして世界各国に飛び火して、ワクチンも中々製造されず、隔離病棟でひたすら待つ患者とか、年寄りと子供がかかりやすいということで、ワクチンが出回っても優先順位で私らにはワクチンが注射されるのは何時のことかとイライラした。
感染したら、たちまち死に至る新種のウイルス。最初の患者が出てから数日で、世界中に死者が急増していく。スティーブン・ソダバーグ監督が、旅行中に飛行機に乗って思ったこと。そう言えば旅行中に体調を崩す人が多いことを。それで公共の場における人間の無防備さを掘り下げてみようということからこのアイデアが生まれたそうです。

未知の伝染病の世界的流行=パンデミックの恐怖を、ウイルス感染者やその家族、医療関係者など、国籍も立場も違う人々のドラマを掘り下げながら展開していきます。何気ない握手や同じバスに乗り合わせるなど、ささいな接触で致死性のウイルスが世界中に拡大していく内容はリアリティ充分です。

そんな事態の中で、東京のバスの中で発症した男性の映像を、自身のブログにアップしたのを皮切りに単独取材を続け、一躍世間の注目を浴びるアランに、ジュード・ロウが扮している。このアランもこの事態を利用して金儲けを企み、「レンギョウを煎じて飲めば感染しない」なんて嘘の情報を流し、裏で特効薬に関する情報をネタに投資家と接触。ジュード・ロウが街中をビニールの袋を被ったような姿で映る。
ようやく開発された試薬も抽選されるなど、世界的危機が起こる中、人気ブログの危険な文章がウイルス以上に広がり、さらには恐ろしいパニックにと。街中はコンビニ、薬局、銀行など全てが破壊され、人間の恐ろしい様が描かれる。

マリオン・コティヤール演じる世界保健機関ドクターが、ウィルスの起源を特定しようと香港へ行くも、彼女は誘拐される。犯人の目的は彼女を人質にして、欧米を中心に研究が進むワクチンを手に入れることだった。中国の僻地へ連れて行かれるもワクチンと引き換えに助けられるが、渡したワクチンは偽物だったとは。

それにこの作品には豪華なキャストが大勢出演しているんです。マット・デイモンは妻と息子が感染して死んだのに、自分は免疫があるのか何ともないのだ。一度は隔離されるも、娘を守るため必死になる。それに米国疫病予防センターのローレンス・フィッシュバーンの指示で、感染者の多い地区へケイト・ウィンスレットを派遣するも、感染して死んでしまう。
勇気ある女性、厳重に管理されたラボで、ウイルスの分析とワクチン開発に全力を注いでいたジェニファー・イーリー。臨床実験も経ていない新薬を自分に注射してテスト。彼女には一刻も早く治療法を見つけたい個人的な理由があった。それは医者であった父親がウイルス感染患者だったから。

もうリアルすぎる描写で観客も静まりかえるし、発病や死の瞬間とか一番最初に感染して死んだグウィネス・パルトロウの頭部を切開するシーンなんて、ショッキングな映像を見せられて口あんぐりですから。
最後に感染源を明かされるシーンでは、細菌で汚染された手を洗わないで握手するとか、バーのグラスやバスの吊革など感染源もやたら強調されるので、観ていることからも身近な恐怖として迫って来る。風邪をひいている人が隣にいれば移ることもあるわけで、本作がとても恐ろしいのは、フィクションで有る一方そうした現実の可能性や、現実の科学に基づいているからでしょう。数日前から風邪をひいていたので、マスクをしての鑑賞。そういえば後ろの方で咳をしていた人が。外出して帰ったら手荒い、うがいをしましょう。(ブログ、「パピコと一緒にケ・セ・ラ・セラ」より転写)

 確かによくよく読んでみれば、新型コロナウィルスと類似している点が多々あります。こんな恐ろしいウィルス菌が、はじめは中国の武漢で実験のために開発したウィルスを、人間に感染させて、どのように世界に感染するかというような、そんな話を小耳にしました

確かに最初は中国の武漢が発線源であり、武漢には中国のウィルス医薬品の研究所もあります。中国は一切関係ないと言ってますが、本当にそうなんでしょうか。

日本中はおろか、世界中に広がり、ともかくいつまで続くであろうか、新型コロナウィルスの感染を防ぐためとはいえ、家の中に閉じ込められた生活は息苦しく、たまには外へ散歩にでも行きたいと思うのですが、朝早く(5時半くらいから6時半)に散歩に出かけると、結構早起きをして散歩に来ている人たちが多いのに驚きました。

夜もそうですね、薄暗くなってから車で近くのスーパーへ車を止めて置き、スーパーの辺りを歩いてまわり、その後に買い物をして帰るという日を1週間に3日くらいもうけました。これも本当はダメなのでしょうね。もちろんマスクをして、家へ帰ってからは、玄関で上着を脱ぎ外でほこりを払って、家の中へ入って手をよく洗い、口の中を嗽いして顔もあらって、やっとリビングへと家族のみんなと顔を合わせるという。

しかし、リビングでも、食卓でもテーブルでは、横に一列1メートル隙間を開けて並んで食事をするか、順番に時間差で食べるか、リビングでのTVを一緒に鑑賞とか、会話とかは最近は少なくなりましたね。

しかし、日本人はそういうことがあると、政府による予防法とか、外出禁止令、などで休業や店じまいをしたり、働く人々がこれからどうやって生活をしていけばいいのかなど。早くに新型コロナウィルスの新薬が発明されて、夏までには終息するようにと願うばかりです。

2020年劇場公開、鑑賞作品・・・39 アクション・アドベンチャーランキング

 

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サーホー★★★・5

2020年04月06日 | アクション映画ーサ行

              

「バーフバリ」シリーズで主人公バーフバリを演じたプラバース主演による、架空の都市を舞台にしたクライムアクション。

あらすじ:いくつもの犯罪組織が街を支配する大都市ワージー。ある日、組織の頂点に君臨するロイが交通事故と見せかけて殺害された。組織内では実力者の1人であるデウラージがロイの後継の座を狙うが、ロイの息子も父を引き継ぎボスとして名乗りを上げる。そんな中、200億ルピー相当の大規模な窃盗事件が発生。潜入捜査官アショークは女性警察官アムリタ―らとともに事件の捜査を開始する。窃盗団を追う中で、アショークは裏組織が隠し持つ金庫の存在にたどり着く。

<感想>日本を始め世界中でヒットした「バーフバリ」でブレイクを果たした濃ゆ~い顔の俳優プラバース。その最新作は、凄腕の捜査官が活躍するアクション。ボスの死を受け犯罪シンジケートで後継者争いが勃発する。捜査に乗り出した特別チームは、意外な真相にたどり着く。

まさにハリウッド級の大作感ある娯楽作品になっていた。さらには、インド映画でおなじみのパブリック・イメージとなる突然のミュージカルシーンが始まり、ラブストーリー勃発、お遊び的な幻想的ともいえる、久々に多種多彩に盛り込んだアクション映画。

「バーフバリー」では男気あふれる戦士を演じたプラバースだが、今作でも鍛え抜かれた肉体とみなぎる自信、比類なきダンディズムで存在感を発揮していた。格闘戦や銃撃戦、バイク&カーアクションから、スカイダイブまで超絶アクションを披露しており、カジュアルからフォーマルまでと多彩なファッションにも目を引かれる。

さらには、波乱万丈すぎるドラマはまだ序の口で、これでもかと詰め込まれた見どころの数々、スリリングなスパイ戦に家族の絆、裏切りと復讐の群像劇になってました。運命の女性とのロマンスに加え、歌って踊るミュージカルシーンで、お腹一杯な気分に浸れますからね。

しかし、インドではこの手の中年おっさんが売れっ子俳優とは、驚いたわ。お相手は、今までの派手なメイクでスタイル抜群の姉ちゃんではなく、すらりとした細身の体で、顔もインド人女優らしくなくて美しいマンディラ・ベーディーちゃん。アクションも踊りも上手でした。

華麗でハイテンションなカーアクション!万能すぎるアショークのドライビングテクニックはもちろん超ハイレベルだし、ワイスピメンバーも驚愕必死のカーアクションを見せつけるのだった。

ホテルの部屋での銃撃戦では、「ターミネーター」をTVで流したりして、ホテルの部屋の内と外に、分かれた銃撃戦。息がバッチリ合った男女のコンビネーション。アショークとコンビを組む美女捜査官アムリタとの相性は抜群であります。ブラピ&アンジーにも負けないくらいの圧巻のコンビネーションで敵を倒していく。

荒廃とした世界で多勢に無勢の戦闘を繰り広げるさまは「マッドマックス」級さながらでした。クライマックスでの大型トラック、リフト、ブルドーザー、バイクを巻き込んでのカーチェイス・アクションは、「ワイルドスピード」並みのメガトン級のアクション・シーンだった。

そして、死と隣り合わせのスカイダイビング&バトル。パラシュートもつけずに空中だいぶしたり、空飛ぶ敵とビル群で戦ったり、イーサン・ハントにも引けを取らないくらいの超人ぶりに圧倒されます。でもこれってCGじゃないの。

終末感あふれる世界で孤軍奮闘の大立ち回りと、テンポのいい場面転換といいたいが、ちょっと目が追い付かないくらい支離滅裂な感じで疲れた。とにかく3時間弱と長いので、最後の二人が歌って踊って幸せになるのは、いつものインド映画でこれはいらなかったのではと思った。

2020年劇場公開、鑑賞作品・・・32 アクション・アドベンチャーランキング

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バーフバリ王の凱旋(2018)

 

バーフバリ伝説の誕生(2017)

 


スキャンダル★★★・5

2020年03月04日 | アクション映画ーサ行

アメリカの保守系メディアを代表するニュース専門放送局“FOXニュース”で起きたセクシャルハラスメント事件の全貌をシャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーの豪華共演で映画化した実録ドラマ。全米に絶大な影響力を持つFOXニュースのCEOにしてアメリカTV界の帝王と恐れられるロジャー・エイルズの知られざる実像と、彼に対峙する女性たちの葛藤の行方をスリリングに描き出す。ロジャー・エイルズ役にジョン・リスゴー。監督は「ミート・ザ・ペアレンツ」「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」のジェイ・ローチ。また、アカデミー賞にも輝いたカズ・ヒロ(辻一弘)による驚異のメイクアップ技術も話題に。

あらすじ:2016年、FOXニュースのベテラン女性キャスター、グレッチェン・カールソンは、人気番組の担当を降ろされたのを機に、長年セクハラを繰り返してきたロジャー・エイルズCEOを訴える準備を進める。一方、看板キャスターのメーガン・ケリーは、女性蔑視が目に余るドナルド・トランプ大統領候補への対決姿勢を鮮明にしていく。そんな中、メインキャスターの座を狙う野心あふれる若手ケイラ・ポスピシルは、ついにロジャーとの面接のチャンスを得るが・・・。

<感想>女性主人公の実話映画。シャーリーズ・セロンにニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーという美人女優のそろい踏みが目を引く映画です。最初に舞台となるのは、FOXニュースのTV局をもちあげたのは、メディア女王として名高いルパード・マードック。共和党支持者のロジャー・エイルズをCEOに据えて、徹底的な共和党偏向報道で有名になったのだけれど、なぜかトランプが大統領候補になった時には、彼を攻撃していたという。

だから、映画の冒頭では、メーガンVSトランプの対立が描かれている。TV局の内幕がここまでリアルに描かれていて、しかもほとんどの人が実名で登場しているのだ。こういう作品を作って、しかも娯楽作品として成立させてしまうのは、ハリウッドの底力を感じますね。

ちなみに、マーゴットが演じたケイラは、架空の人物で二人の女性の体験を組み合わせているんだとか。ところで、最初にシャーリーズが画面に登場したときには、「あれ、顔が違うような」と思ってしまった。それもそのはず、あれは特殊メイクだから。本物のメーガンに近づけるために細かく作りこんでいるというのだ。メイクを担当したのは、オスカー受賞したカズ・ヒロ(アメリカ国籍を取得したため、辻一弘から改名した)二度目の受賞です。

それに、でっぷりと太ったロジャーを演じたジョン・リスゴーも凄かったですね。まさに名人芸でした。

この映画の脚本は、例の#MeToo運動が起こる前に書かれたそうで、それを読んだシャーリーズ・セロンが制作と主演をかって出たもの。彼女は全米で初めて勝訴したセクハラ訴訟を扱った「スタンドアップ」(05)に出演したこともあるから、こうした問題に対する意識が高いのですね。

セクハラやパワハラがまかり通っている社内で、独裁者のような人物が中核にいたら、と考えるとゾッとしますよね。クビを覚悟に声を上げた女性たちの勇気に、本当に感動しました。

みなさんニュースキャスターなので、そても細身でボディラインの出るスーツやワンピースを着こなして、ファッションも素敵でした。脚本を書いたのは「マネー・ショート華麗なる大逆転」(15)などのチャールズ・ランドルフ。登場人物に心の声を語らせたり、新キャラが出てくるたびに、テロップが出るなどトリッキーな感じは相変わらずでした。

 

2020年劇場公開、鑑賞作品・・・19  アクション・アドベンチャーランキング

 

 

 

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ジョジョ・ラビット★★★★・5

2020年02月06日 | アクション映画ーサ行

「マイティ・ソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティ監督が第2次世界大戦時のドイツに生きる人びとの姿を、ユーモアを交えて描き、第44回トロント国際映画祭で最高賞の観客賞を受賞した人間ドラマ。主人公のジョジョ役をローマン・グリフィン・デイビス、母親役をスカーレット・ヨハンソン、教官のクレツェンドルフ大尉役をサム・ロックウェルがそれぞれ演じ、俳優でもあるワイティティ監督が、ジョジョの空想の友だちであるアドルフ・ヒトラーに扮した。

あらすじ:第2次世界大戦下のドイツに暮らす10歳のジョジョは、空想上の友だちであるアドルフの助けを借りながら、青少年集団「ヒトラーユーゲント」で、立派な兵士になるために奮闘する毎日を送っていた。しかし、訓練でウサギを殺すことができなかったジョジョは、教官から「ジョジョ・ラビット」という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかいの対象となってしまう。母親とふたりで暮らすジョジョは、ある日家の片隅に隠された小さな部屋に誰かがいることに気づいてしまう。それは母親がこっそりと匿っていたユダヤ人の少女だった。

<感想>ヒトラーユーゲントに熱狂する軍国少年の物語なのに、ストーリー運びが妙に能天気であります。意図が丸見えの漫画っぽいタッチが少々惜しい気がしましたね。ところが、戦争の影が近づくと、次第に恐ろしさが増してきて、気が付いて見ると、恐怖が込み上げてきた。

結局は、ジョジョ少年が、空想上の友だちであるアドルフと仲良く友達となって、戦争の中の暮らしを明るくユーモアに生きているのだ。どちらかと言うと、「チャップリンの独裁者」などを彷彿とさせるようなコミカルな作品でもあります。

監督のタイカ・ワイティティは、マオリ系ユダヤ人であり、その彼自身が幼少のころ受けた偏見の経験と憎しみからくる葛藤を、主人公2人の関係性で体現している。さらには、ジョジョの妄想の中のヒトラーとして出演している。

その矛盾した存在は、ジョジョにアドバイスを送り続けるのだが、それが滑稽でもあり可笑しいのだ。現実の中の不条理が浮き彫りになっていくのだった。

母親には、スカーレット・ヨハンソンが、それに教官のクレツェンドルフ大尉役をサム・ロックウェルが演じて、ジョジョ少年を助ける役目。

後半では、少年が戦地とかした街中で、立ち尽くすシーン。冒頭でのヒトラーユーゲントの合宿へと街中を駆け抜けるジョジョ少年との対比。

美しい日々と戦場のコントラスが見事だ。蝶々を追っていくと、広場で吊るされている母親の死体を見つけ、泣き出す少年。いつも靴紐を結べなくて母親に結んでもらっていた。母親の遺体に抱き着き、靴の紐を結んであげる息子が最高。父親のことは描かれていないので、家に匿われているユダヤ人の少女エルサと、仲良く暮らさなければならないのだ。

しかも、母親が匿っていたユダヤ人の少女エルサを、空想上のヒトラーは彼女を排斥しようと躍起ですが、ジョジョは聡明なエルサに次第に惹かれていきます。そこへ、ゲシュタポの家宅捜索があり、黒服の男たちが現れて、エルサをユダヤ人とみなして、連れて行こうとする。だが、エルサは利口な少女であり、ジョジョの亡くなった姉に成りすまして、上手く立ち回るのでした。

少年ジョジョとユダヤ人の娘エルサの二つの顔が、呼吸をするようにもつれ合いながらも、ドアを開けて勇気を出すラストへと。

音楽が、ビートルズから始まり、デエビット・ボーイで終わる選曲も良かった。

2020年劇場公開、鑑賞作品・・・10  アクション・アドベンチャーランキング

 

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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け★★★★

2019年12月28日 | アクション映画ーサ行

「スター・ウォーズ」の新たな3部作としてスタートした「スター・ウォーズ フォースの覚醒」(2015)、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」(17)に続く3部作の3作目。「スター・ウォーズ」サーガのエピソード9にあたり、1977年のシリーズ1作目から計9作品を通して語られてきたスカイウォーカー家の物語が完結する。

あらすじ:「フォースの覚醒」を手がけたJ・J・エイブラムスが再びメガホンをとり、主人公のレイを演じるデイジー・リドリーほか、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライバー、オスカー・アイザックら3部作の主要キャラクターを演じてきたキャストが集結。初期3部作の「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」(80)、「スター・ウォーズ ジェダイの帰還」(83)に登場した、ビリー・ディー・ウィリアムズ演じるランド・カルリジアンが再登場するほか、シリーズを通して重要な役割を担ってきた、16年12月に急逝したキャリー・フィッシャー演じるレイア・オーガナも、「フォースの覚醒」製作時に撮影されていたものの未使用だった映像を用いて登場する。

<感想>シリーズ1作目から42年、“伝説”がついに完結。遠い昔、はるか彼方の銀河系が本作の舞台。平和の守護者“ジェダイ”と私欲を追求する悪の“シス”の戦いが古来より続いて来た。最新作は、ジェダイを滅ぼしたシスの暗黒卿パルパティーンが君臨する銀河帝国が崩壊し、その残党ファースト・オーダーが銀河支配をもくろんでいる状態となっている。

数多くのキャラクターが活躍するSW。最新作時点では銀河の支配をもくろむ組織ファースト・オーダーと平和を守ろうとするレジスタンスが激突している構図。戦いに巻き込まれたレイは、ファースト・オーダー のカイロ・レンと対峙する中で、特別な力“フォース”を覚醒させていく。この場所は、EP6「ジェダイの帰還」でルークと皇帝が戦った、帝国の宇宙要塞デス・スターの残骸であります。また敵同士でもある彼らが共闘しているらしいシーンもあり、スカイウォーカー家の末裔であるカイロ・レンが善の心を取り戻すのか?といった妄想も膨らむ。

レイが訓練している森林の惑星は、EP6に登場したエンドアと似ているし、C-3POがレイたちに別れをほのめかすシーンもあり、ドラマチックな展開に思わず涙が零れそうになってまう。

皇帝パルパティンの復活はもちろんのこと、EP6以来登場となるランド・カルリジアンの活躍も観れる。彼はハン・ソロの悪友にしてミレニアム・ファルコン号のかつての船長。やがては、帝国との戦いで指揮をとるリーダーとなる。

そして、ミレニアム・ファルコン号と共に、XウィングやYウィングといった戦闘機も現れ、大量のスター・デストロイヤー艦隊も出現するなど、スペースシップが集結する様子からは、最後の総戦力と呼ぶにふさわしいスペクタルが期待できる。

レジスタンスには、元ファースト・オーダーの兵士だったフィンや天才パイロットのポー、チューバッカ、レイア将軍、R2-D2/C-3PO、BB-8といった面々がいる。

その他にも、新キャラクターの女性戦士が2名登場する。ジャナという謎めいた戦士で、ランド・カルリジアンの娘というウワサもある。そして、ゾーリ・ブリスという女性戦士で過去にポーと因縁がありそうな?・・・。

今作のタイトルにもある「スカイウォーカー」とは数奇な運命をたどる一族のこと。始まりは奴隷少年アナキン。成長したジェダイとなった彼が闇に堕ち、ダース・ベイダーとして銀河に恐怖をもたらした。彼には双子の子、ルークとレイアがおり、レイヤとアウトローのハン・ソロが結ばれ、ベン(カイロ・レン)が誕生した。

とにかく今作で気になるのは、主人公のレイの素性であります。それに「特別映像」では、レイが赤いライトセイバーのシス姿で登場してこんな噂が。両親は普通でも祖父がシスだったということ。皇帝はレイの母親を妊娠させることも可能なはず。だからレイのフォースは強い。レイとアナキン、カイロ・レンは親戚なのか?・・・。

レイとカイロ・レンのロマンスを期待するファンは多く、だが、2人の共闘シーンが何度かあるので、カイロの母親はスカイウォーカー家の出身だから、母の性を名乗ればサブタイトルともあうはず。しかし、2人が登場する場面の皇帝の言葉は、「お前たちが一緒に来たのは、お前たちの破滅だ」なので、これは皇帝の罠なのかも。カイロ・レンは「EP6」のダース・ベイダー同様に、レイを皇帝の攻撃から守って死んで、善の心を取り戻すのかも。

実際には、帝国の宇宙要塞デス・スターの残骸での2人の対峙で、カイロ・レンがレイに敗れて死を迎えるのだが、レイがホースの力でカイロの傷跡を癒して生き返らせるのだ。そのこともあり、レイが皇帝の孫だということも知り、皇帝とレイが戦うシーンでも、レイがかなりの打撃を受けて死を迎える時に、今度はカイロ・レンがレイの身体にホースを送り込み、レイを蘇らせるのだ。しかし、カイロ・レンはもうすでに死んでおり、レイが生き返った時には、“ジェダイ”たちの死のように、砂のように崩れ消えてゆくのだった。

最後では、銀河の悪と闘う私設軍隊レジスタンスの壮絶なるバトルが展開される。負けそうになるも、銀河の仲間たちに応援を頼み、最後には勝利を得る。

何よりも無事を祝ってレイとポーとフィンが抱き合うシーンでは、昔のルークとハン・ソロとレイアに見えてしまうのだ。長きにわたって語り継がれてきた伝説が、終わりを迎える。

「レイ・スカイウォーカー」ホースと共にあらんことを!

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屍人荘の殺人★★

2019年12月26日 | アクション映画ーサ行

デビュー作ながら「第18回本格ミステリ大賞」など3つの国内主要ミステリーランキングで1位を獲得した今村昌弘による同名ミステリー小説を神木隆之介、浜辺美波、中村倫也の共演で映画化。監督はドラマ「99.9 刑事専門弁護士」シリーズなどで知られる木村ひさし。

あらすじ:ミステリー小説オタクの大学生・葉村譲は、先輩でミステリー愛好会会長の明智恭介に振り回され、ホームズとワトソン気取りで学内の瑣末な事件に首を突っ込んでいた。同じ大学に通い、私立探偵の顔も持つ剣崎比留子は、2人に音楽フェス研究会の夏合宿への参加を持ちかける。実は比留子のもとには「今年の夏合宿で何かが起こる」との犯行予告が届いていたのだ。夏合宿がおこなわれる山奥のペンション紫湛荘へと向かい、3人は研究会のメンバーと合流する。そしてその夜、密室状態となった紫湛荘で惨殺死体が発見され……。

<感想>主役は、なんと女子大生探偵の剣崎比留子こと浜辺美波でした。神紅大学のミステリー愛好会に所属する葉村譲(神木隆之介)と明智恭介(中村倫也)は学内の事件を推理する自称【ホームズ】と【ワトソン】と言う設定だったので、つい期待してしまった。なにせ酷いのがゾンビ映画だったことです。最初っからゾンビものと知っていたら、観なかったのに残念です。

音楽フェスに来ていた大勢の学生たちが、バイオテロによるウィルスの感染で、ゾンビ化してしまい、瞬く間に野外ロックフェスに来ていた人たちは、全員ゾンビと化してしまいます。

そのゾンビなんですが、人間がウィルスに感染してゾンビ化してしまうので、最初はおとなしいゾンビで、その後から凶暴になり人間を襲って来るのだ。退治するには、ただ、身体を刺したりしても死なないので、頭を目から長い棒とか刀で刺すというやり方でしか死なない。その死に方を、レントゲン写真のように、頭蓋骨に刺し傷があるといった映像でした。だから、グロイ描写はなくて観ていて平気です。

山奥に佇むペンション【紫湛荘】に宿泊した人たちは、ペンションにある大量の武器で救われましたね。その武器は壁に掛けられて飾ってあり、.所有者のコレクションなんでしょうね、この武器がなければ、みんな死んでしまい生きて帰ることが出来なかったでしょう。一応管理人がいたのですが、戦力外の男であり、自分たちでゾンビを倒さなければなりません。でも、警察に連絡してくれたのは幸いでした。

途中で、ゾンビたちが押し寄せて来てドアを破壊して中まで侵入するので、そこで噛まれてゾンビ化して殺されて死ぬということもあります。

それに、フェスでたまたま知り合う女の子をペンションに招ねき入れる。松村さん、この女性がいわく付きの女であり、最後に姉が去年のロックフェスで、OBの男性にレイプされて、その後妊娠が発覚し、自殺をして死んでしまう。姉の仇とばかり復讐をしようと乗り込んで来た妹さんでした。彼女は、最後にそのOB2人をゾンビに感染させて殺して、自分もゾンビに噛まれて感染してしまい、自殺をして死んでしまう。

密室トリックや死体移動トリックも、葉村譲(神木隆之介)と剣崎比留子こと浜辺美波の2人で、サクサクと推理をして解明していくのです。

残念なことに、自称ホームズこと明智恭介(中村倫也)は、神木君が最後まで絶対に生きていると豪語していましたが、やはりゾンビの軍団には逆らえないし、感染して青い顔をしてウロウロしてましたよ。

それでも不気味なペンション【紫湛荘】で起こる殺人事件に、重苦しい空気はつきものだが、カラッとした笑いや、小ネタが散りばめられていて楽しい。それに、極限状態でもお人よしの葉村こと神木さんが、名推理で解決する。そして、上から目線が可愛いすぎる剣崎こと浜辺美波の、事件のインパクトに負けないくらいチャーミングな、キャラからも目が離せませんでした。

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ジュマンジ ネクスト・レベル★★★・5

2019年12月25日 | アクション映画ーサ行

テレビゲームの世界に吸い込まれた高校生たちが、本来の姿とかけ離れたゲームキャラクターのアバターになって冒険を繰り広げる姿を描き、大ヒットを記録したアドベンチャー「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」の続編。主演のドウェイン・ジョンソンほか、ジャック・ブラック、カレン・ギラン、ニック・ジョナスらメインキャストも再結集。監督も引き続きジェイク・カスダンが務めた。

あらすじ:「ジュマンジ」の冒険をクリアしてから2年。スペンサー、マーサ、フリッジ、ベサニーはそれぞれの進路を歩み、いまは大学生になっていた。しかし、あの時の興奮が忘れられないスペンサーは、破壊したはずのゲーム「ジュマンジ」をこっそり修理し、再びゲームの中に吸い込まれてしまう。スペンサーを救出するため、残った3人も「ジュマンジ」にログインするが、壊れたゲームの世界はバグだらけでキャラの入れ替え設定はめちゃくちゃ。さらに、スペンサーのおじいちゃん達も一緒に吸い込まれていた上に、ジャングルのみならず砂漠、氷山など新たなステージも追加されており……。

<感想>1995年に初めて映画化され、世界中を興奮の渦に巻き込んだ「ジュマンジ」。2017年には久しぶりに新作「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」が公開され、主演を務めたドウェイン・ジョンソンらキャスト陣の陽気なアンサンブルも手伝って、全世界で大ヒットした。そしてこの冬とてつもないあの興奮と、ワクワク感が帰って来る。

前作の物語の2年後を描いていて、ファン待望の続編。ゲームオタクのスペンサーが、あの時の興奮が忘れられず、粉々に破壊したゲーム“ジュマンジ”をこっそりと修復。そしてまたもやゲームの世界へ吸い込まれてしまう。

仲間たちは彼を助け出そうと、再びジュマンジにログインするが、一度破壊されたゲームは、バグだらけで、キャラ設定もストーリー展開も、メチャクチャ。

ステージには、ジャングルだけでなく、荒涼とした砂漠や険しく切り立つ雪山も追加されており、氷壁でのクライミングなど背筋が凍るサバイバルも用意されており、ミッションは過酷を極める。

さらに何故か、ゲームの中には、スペンサーのお爺ちゃんとその友人までいるカオスぶり。さらには敵も人食い大蛇から、悪党一味が持っている赤いダイヤを取り戻すこととか、簡単にクリアできないこのゲームの世界から、彼らはどうやって抜け出すのか?・・・。

普通のゲームならば、一度やり遂げたならプレイヤーの経験値も上がるところなのに、爺さんコンビが次々とトラブルを巻き起こすなかで、スペンサーを見つけ出すことが出来るのか?・・・今度のジュマンジは、普通どころか故障状態なのだ。だから、行く先々で何が起こるのか分からず、今までの経験も役に立たない。

それでもクリアしないことには、生きて帰ることが出来ないのだから、みんな命がけだ。スペンサーたちが変身した、ゲームキャラクターたちの置かれた状態も、前作以上に深刻になっていた。

そんな大騒動を前作をしのぐ笑いや興奮と共に描き出している。再びメガホンをとるジェイク・カスダン監督の号令のもとに、ロック様ことドウェイン・ジョンソンや、ジャック・ブラックたち他、前作と同じキャストは全員続行。それに、スペンサーのお爺ちゃんであるダニー・デヴィートーと、その友人マイロにはダニー・グローヴァーといった芸達者な俳優たちと、スペンサーが先に入ったので、その役柄は、中国人女性・ミンのオークワフィナが参戦する。

マーサはラウンドハウスの女性のままだったが、フリッジがオベロン教授になり、さらにエディ爺ちゃんがムキムキのブレイブストーン博士(ロック様)に、エディの友人のマイロが、動物学者のフィンバーになってしまうのだ。

前回ではジャック・ブラックのシェリー・オベロン教授に変身した美少女ベサニーだったが、今回では黒い馬で、空も飛ぶ凄い馬になっていた。それに、案内人のナイジェルと、アレックスも出て来るのだ。

危険がいっぱいのこのゲーム、襲って来るやつらが半端ない。前作でもカバやサイが襲って来たけれど、今回はマンドリル(マントヒヒ)やダチョウたちが、もの凄い勢いで大群となり一斉に襲い掛かって来るのだから。

 

最終ゴールまでのクリアの条件が提示されるのだが、そこに行き着くまでに飛んでもない難関が山盛りなのだ。それをクリアできなければ現実の世界へもどれなくなってしまうのだ。

みんなが気を抜けばあっと言う間に死亡フラグが。でもゲームだからすぐに生き返る(つまり空から落ちて来る)だけどもライフは三個まで。ライフがすべて消えたら人生のゲームオーバー。

 

誰がどのキャラクターになっているのか、入ってみなければ分からない。さらには途中でキャラクター・チェンジも起きてしまうこともある。謎の水の中に入ると、中身がチェンジするという不思議な現象が起きます。

ラストでエディ爺ちゃんの友人であるマイロ爺ちゃんが、このゲームの世界で翼のある黒い馬になって、ゲームの世界に残りたいと言い出した時に、癌で余命宣告をされていたマイロ爺ちゃん、現実の世界へ戻らないで、ここで人生を終わらせたいと言い出すのには驚きましたね。

前作では基本ジャングルだったが、今回はジャングルの他に砂漠だったり、雪山など、それに街の中とか、笑いもアクションもすべてがネクストレベルになった世界で、どれもがヘビー級のステージで面白かった。

2019年劇場鑑賞作品・・・184  アクション・アドベンチャーランキング

 

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