パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~3D★★★★

2015年10月31日 | アクション映画ーハ行
著名な冒険物語「ピーターパン」を、『つぐない』などのジョー・ライト監督が独自の視点で実写映画化。ピーターパンにはオーディションで抜てきされた新星リーヴァイ・ミラー、悪役の海賊黒ひげをヒュー・ジャックマン、フック船長に『トロン:レガシー』などのギャレット・ヘドランド、タイガー・リリーを『ドラゴン・タトゥーの女』などのルーニー・マーラが演じる。黒ひげと対峙(たいじ)するピーターのストーリーなど、新たなピーターパンの描かれ方に期待。
あらすじ:ロンドンの児童養護施設で生活している少年ピーター(リーヴァイ・ミラー)は、ある日劣悪な施設から逃げ出したいと思っていた彼が、地下室で生き別れた母(アマンダ・セイフライド)が残した手紙を見つける。「別の世界で必ず会える」という一文に、ピーターは会いたい気持ちを募らせる。

真夜中、孤児院に突然現れた空飛ぶ海賊船にさらわれたピーターたちは、冷酷な海賊・黒ひげ(ヒュー・ジャックマン)が立ちふさがる異世界ネバーランドにたどり着く。
そこでピーターは、妖精の粉の結晶を採掘させられるが、ある事件でピーターは空を飛べることが判明する。それを知った黒ひげは彼を牢に幽閉するが、隣の房にいた若者フック(ギャレット・ヘドランド)の手引きで脱出に成功し、一隻の海賊船を奪って島に渡り先住民の暮らす森へ逃げ込む。そこで、女戦士タイガー・リリー(ルーニー・マーラ)と出会い……。母からもらった首飾りで伝説の空飛ぶ少年であることが明らかになる。

<感想>誰もが知っている「ピーターパン」の、誰もが知らなかった物語が誕生した。今回の映画はジェームズ・バリーの原作から離れて、キャラクターだけを利用したオリジナル・ストーリーになっている。ピータ-パン誕生のストーリーを全く新たな視点で描いたファンタジー・アドベンチャー。

大規模なセットを使用して、夢の国ネバーランドを造形。一番の見所はヒュー・ジャックマンが口髭をたくわえ、冷酷極まりない黒ひげを怪演しているのだ。その実態が暴かれるシーンでは、やっぱり黒々としたカツラでハゲであり、老人だった。子供たちに妖精の粉の結晶を採掘させ、その薬のおかげで若返ることができるのだ。

それにもう一つの見所が、主役のピーターのリーヴァイ・ミラー、凛々しい少年で、賢く自立心の強い子供で、とても勇敢であり、みんなを統率していくのにぴったりでしたね。空高く宙に浮かぶネバーランドに、巨大な森や、摩訶不思議な生物が存在する、夢のような世界が描かれるているのも、3Dの映像美でとても美しかったです。

自分が妖精の王子と人間の女性の間に生まれた子供であり、黒ひげの暴虐を止めて妖精の世界を救う使命を持っていることを知らされるのだ。
自らの宿命と母親の居場所を、タイガー・リリーから知らされたピーターは奮起して、黒ひげの執拗な追跡をかわしながら、巨大なワニや人魚のいる入り江を抜け、妖精の国へと向かう。巨大ワニに襲われるシーンでは、暗いのでよく見えないし、ピーターが舟から落ちてしまいワニに食べられそうになるところを、人魚に助けられるのだ。

そして、リリーと二人で妖精の国へと辿り着くも、そこは奇岩の山で入口らしき崖がある。だが、妖精の入り口の鍵がなければ入れない。そこへ、黒ひげが来てピーターが首から下げているネックレスを奪い、それが鍵だというのだ。それは、赤ん坊だったピーターを孤児院に残した時に、母親がピーターに預けていたものだった。黒ひげは二人を捕えて、海賊を引き連れ妖精の国へと入る。
それは綺麗な水晶のような妖精の粉の結晶で覆われており、小さいティンカー・ベルが無数に飛んでおり、ピーターの母親が妖精の姿となって目の前に現れるのだ。だが、黒ひげの不老不死の薬にもなっている妖精の粉の結晶、妖精の国をピーターは守ることが出来るのだろうか?・・・。

と、そこへあの若者フック船長(ギャレット・ヘドランド)が現れ、一緒に戦ってくれるのだ。すぐには飛べることが出来なかったピーターも、飛べることを知り、戦いながらフック船長やタイガー・リリーを抱き上げて飛び、大活躍するのだ。何だか、フック船長とリリーは恋仲になっている模様。

この妖精の国での戦いでは、ハラハラすることが多いので、子供のピーターが黒ひげを倒すことができるのかが心配になってくる。黒ひげとリリーのチャンバラの対決とか、空飛ぶ海賊船同士がぶつけ合うシーンとか、3Dなので、その船の壊れた部分が、見ている観客の眼の前まで飛んでくるヒヤヒヤな感じも最高。
ピーターが妖精たちを率いて、黒ひげを倒すシーンにも、最後には、ピーターが地球の孤児院の子供たちを連れてネバーランドへと行くシーンも、フック船長と仲良く友達になって、ネバーランドで暮らすことになることも、最後は全部私たちが知っているピーターパンの物語に戻ってましたね。
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Mr.マックスマン ★

2015年10月30日 | アクション映画ーマ行
弱々しいスーパーヒーローを主人公にした異色作。ドジばかりのアナウンサーが、掛けると驚異的なパワーを発揮することができるメガネを手にしたことから正義の味方として活躍する。特撮ヒーロー番組「天装戦隊ゴセイジャー」で主演を務めた千葉雄大が、気弱なヒーローである主人公を快演。共演に、『東京PRウーマン』などの山本美月、『ライアの祈り』などの鈴木杏樹、『タイムスクープハンター』シリーズなどの要潤ら。勇気を振り絞って戦いに身を投じていく主人公の姿に、真のヒーローの在り方を考えさせられる。
あらすじ:ジャパンテレビに入社して3年目、朝の情報番組「フッシュワイド」でサブMCを務めているもののミスばかり繰り返している谷口正義(千葉雄大)。仕事以外でもうだつが上がらず、同じ局の報道部に勤めている幼なじみの祐子(山本美月)にひそかな思いを抱いているが、空回りしてしまう。そんな中、取材先で奇妙なガラスを手に入れた正義は、それをレンズに加工してメガネを作ってみることに。出来上がったメガネを掛けると、突如としてこれまでにないパワーが自身の体内に宿る。

<感想>お客さん、私一人で貸切状態でした。特撮ヒーロー番組「天装戦隊ゴセイジャー」なんてTV観ていなかったので、主演の千葉雄大くんのことは知りませんでした。映像が特撮出身のキャストが多数共演したアクションシーンは、ヒーローに変身したテレビ局のサブMCの千葉雄大くんが、爆破テロを企てる悪の組織に挑む物語で、それなりに見れました。

普通の人間のヒーローものでは、日本では「ウルトラマン」とか「仮面ライダー」が有名ですが、ここでは、主人公が取材で隕石の落下現場へレポートに行き、鉱石のような物を見つけ、その後にカミナリが落ちてビリビリと主人公の身体に落ち、父親が後ろから何者かに押される残像が見えるのだ。

で、見つけた謎のガラス板に触れた主人公は、あらゆる能力が飛躍的に発達。隣の幼馴染の、山本美月扮する祐子ちゃんの裸が透かして見える超能力が羨ましいです。
その上、強靭なパンチや残存思念を読み取ることが可能になるのだ。やがて、主人公は、ガラス版を父親の形見のメガネにレンズを加工して、アメコミ・ヒーロー「Mr.マックスマン」に変身するようになるわけ。

主人公の正義が、父親の自殺という死に方に不信感を覚え、亡くなった場所へ行ってみると、そこで父親の死ぬ間際の残存思念を読み取り、父親が、要潤で、何者かに背中を押されて交通事故死にみせて殺されたことが判明する。

主人公の母親には鈴木杏樹が、同じ職場で働く幼馴染の女性祐子には山本美月と、美人が主人公正義の後押しをしてくれている。
そして、白昼の工場爆発事件が発覚し、テロによるものか?と政府の見解が揺れる。そこへ、“マックスマン“参上、血のついた包丁を持ち犯人が逃走、警官を投げ飛ばし、犯人の口が黄色で臭いのだ。洗濯バサミを鼻に挟み、犯人を倒す“マックスマン“後はまかせますと消えようとするも、無様な格好で、赤いジャージで谷口正義が、ダサイ赤いユニホームでカッコ悪い~し。

今度は、TV局の大臣の乗っているエレベーターが故障して途中で止まってしまったのだ。エレベーターに赤いジャージの谷口正義が、今助けますからって。それが、この大臣の姿を見て、一瞬、頭に残存思念がよぎり父親が殺された犯人が分かるのです。裏金に気づいた父親が殺された訳が。

クライマックスの爆弾が仕掛けられて、爆発寸前、絶体絶命のピンチで、爆弾が付いたテーブルを持ち上げて空へと投げつける、空中爆発して、バカ力に拍手です。

幼馴染の祐子ちゃんともキスをして上手くいったし、いつもの王道ヒーローもの的な展開ではありますが、といっても「スーパーマン」や「キック・アス」とは違い、空を飛ぶわけでもなく、超能力といってもパワーで吹き飛ばすわけでもなく、しかし、バカ力とか、か細い身体で戦う姿に応援したくなります。でも本格的なアクションシーンに期待するとがっかりしますからね。

最後の方では、仮面ライダーみたいに“マックス・エキサイトマン“の立派で派手な衣装の、ライダーが出て来て、それはムキムキの筋肉マンで、しょぼい赤いジャージの”マックスマン”が大丈夫と思うようなシーンもあります。ですが、変身シーンが意外にかっこよく、それに、これは笑えましたね、興奮もしました。「待ってました!」的な、掛け声をかけたくなる。まぁ、これはテレビドラマでも良かったかもです。DVDが出たら見て下さいな。
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ピッチ・パーフェクト2 ★★★★

2015年10月29日 | アクション映画ーハ行
ヒットナンバーをアカペラで歌うガールズアカペラ部を舞台に、女子大生たちの青春をさまざまな楽曲に乗せて爽快かつコミカルに描くガールズムービーの第2作。女子チームとして初めて優勝するという快挙を成し遂げたガールズアカペラ部にスキャンダルが発覚、名誉挽回のために奮闘する姿を映し出す。前作からアナ・ケンドリックやレベル・ウィルソンが続投し、ヘイリー・スタインフェルドが出演。『ハンガー・ゲーム』シリーズなどの女優エリザベス・バンクスがメガホンを取る。

<感想>負け犬女子のアカペラチームの活躍を描き、世界中の女子に勇気を与えた前作から、さらにパワーアップして登場。前作よりも歌も振りつけも大幅にパワーアップ!!。それに、ユニバーサルのテーマ曲までアカペラで歌ってくれるなんて、嬉しいですよ。

登場楽曲は、最新のEMDやポップチューンから、90年代HIP HOPに、70年~80年代の懐かしいナンバーまで幅広く楽しめますから。振り付けは、ジャスティン・ビーバーやアッシャーのチームが続投し世界大会に相応しい迫力マンチェンのダンスを披露しているのだ。

今回はとにかく参加各国の強豪の中でも、最大の敵として登場するのが、ドイツ代表の「ダス・サウンド・マシーン」“DSM”の歌や踊りの振り付け、そして体格でもベラーズを含む他のチームを圧倒しているのだ。黒のシースールの生地の洋服を全員が着て踊る、鋼のような硬質のパフォーマンスに、筋肉ムキヌキでごっついイメージながら、ドイツなのでナチスを象徴しているような、キビキビとした体育会系のダンスと歌に圧倒されてしまう。だが、大学生に見えないのが惜しいですから。

主人公のベッカ役には、前作以降主演作が続く、今が旬の美人で歌が上手いしのアナ・ケンドリックが。他に今回は太っちょエイミー役のレベル・ウィルソンがやけに目立って、うざいくらいに出て来ては踊って歌うのだ。

冒頭の全米生中継でまさかの大失態をやらかすことに。それは、全米アカペラ大会三連続制覇で、波に乗る「バーデン・ベラーズ」だが、オバマ大統領の誕生日祝典で、まさかの大失態をしてしまい、それが全米生中継で、国内で行われる全大会出場禁止命令の処分になるのだ。
今回は監督も務めるエリザベス・バンクスとジョン・マイケル・ヒギンズの司会で、ケネディ・センターの大式典、米大統領オバマ夫妻の前で、エイミーがシルクドソレイユみたいに布を天井から吊り下げて、それに絡まって踊って歌のがデブの彼女。それみたことかと、クルクルと回って足を広げると、お尻から股にかけてズボンが切れてしまい、大事な○○○が見えてしまい、せっかくのステージが台無しになり、暫くは自粛でおとなしくしていろと学校側からの命令。日本版ではその映像を見せませんからね。

ベラーズ存続の危機の元凶となるも、処分取り消しにはデンマークで開催される世界大会での優勝が条件で、過酷な条件に奮い立つメンバーだが、リーダーのベッカは、夢の音楽業界でのインターンシップを始め、身が入らないのだ。

それに、大学4年生ともなると、卒業も控えているし、その後の仕事も見つけなくてはならないのだ。中には、いつまでも学校に留年しているつもりの学生もいるし、主人公のベッカは、夢として音楽プロデュサーになりたいと思っている。

就職試験を受けに行くベッカだが。スヌープ・ドッグも出入りしている音楽レーベルのインターンになるベッカ。スヌープとアナ・ケンドリックとの、クリスマスソングを歌うシーンもあります。
ですが、最大のライバルである、欧州チャンピオンのドイツ代表チームの視察へ行ったベラーズたちは、その実力に驚愕する。負けてたまるかとばかりに、チームワークを取り戻すために、OBのオーブリーの元で合宿を始める。

新加入した「トゥルー・グリット」の演技派ヘイリー・スタインフェルドが披露する初々しいキュートな歌声にも注目したいですね。

再び負け犬となった彼女らが、様々な試練を乗り越えて、這い上がる姿に思わずエールを送ってしまいます。とにかく、アカペラでこれだけ上手に唄えるグループってないと思うし、出ている他の大学のグループも最高に上手いし、映画といえども最高のハーモニーに魅せられてしまいました。
爆笑ギャグとイケてる音楽、熱い友情が盛り込まれた本作を観れば、テンション上がること間違いなしですね。ちなみによると、“パート3“の製作も決定しているそうです。
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ギャラクシー街道 ★★

2015年10月28日 | アクション映画ーカ行
劇作家・脚本家として絶大な人気を誇り、次々と話題作を世に送り出してきた三谷幸喜監督による奇想天外なSFコメディー。三谷映画として初めて宇宙空間を舞台に、木星のそばに浮かぶ人工居住区「うず潮」と地球を結ぶスペース幹線道路「ギャラクシー街道」の脇に立つ、こぢんまりとした飲食店に集まる異星人たちが織り成す物語を描く。主人公の宇宙人夫妻ノアとノエを、三谷監督作『ザ・マジックアワー』にも出演した香取慎吾と綾瀬はるかが演じる。

<感想>洗練された笑いをモットーにしてきた三谷作品だが、本作はかなりぶっ飛んだ下ネタギャグが満載のSFコメディになっていた。それにしても、今までの三谷作品と言えば、豪華キャストで喜劇的で面白くて、笑いの王様のような映画ばかりだった。
だからっていうわけではないが、期待して観てしまったのがいけなかった。とても腹を抱えて笑うところか、寒いギャグが満載でお世辞でも面白い映画だとはいえないのだ。オープニングは60年代に放映された米国アニメの「宇宙家族ジェットソン」を思わせるレトロ・フューチャーな世界観だ。

西暦2265年、ギャラクシー街道と呼ばれる寂びれた宇宙幹線沿いにあるハンバーガーショップが舞台。かつては賑わったスペース幹線道路も、開通から150年が経ち、街道沿いにあるサンドサンドバーガー・コスモ店は、懐かしいアメリカンダイナーを思わせる内装だが、街道の老朽化に伴い人影もまばらに。変な宇宙人しか現れない。
神経質な店長のノアは、香取慎吾と綾瀬はるかが演じる底抜けに明るいその妻ノエ、強力な電磁波を発するパートタイマーのハナ(大竹しのぶ)が勤めるお店に、地球人とは文化も生態もまるで異なる宇宙人たちが現れ、想像を絶するトラブルを巻き起こす。

西田敏行さん扮する御茶ノ水博士ふうの、宇宙の何でも相談員は、皆の悩み相談を引き受けていい感じでしたね。
中でも遠藤憲一扮するトカゲ顔の宇宙人、ノエから店のリフォームを相談され、恋心を抱くようになる。普通の主婦ならコロっとイってしまうような渋い声とハードボイルドのようなボンデージ・ルックでノエに迫るんです。断ってもダメで、仕方なく額をくっつけてのお別れの挨拶とばかり思っていたのに、彼は良性具有であり子供を産む能力があるというのだ。

そのおでこを付けた瞬間で、遠藤憲一扮するメンデスが妊娠をしてしまい、あっという間にお産ということに。店の中で大騒ぎをして、お産にはぬるっとした昆布が必要と、あのだし昆布が出てくるのに驚いた。それに、メンデスは卵を8つも産むんですから。その一つが、転がってパートのハナさんがダストシュートへと、店の外へ宇宙へと飛んでいく。
慌てたみんなは、店長のノアが、妻の子供でもあるし店の客の赤ん坊だからと、宇宙空間で漂っている卵を拾いにいくんですね。その卵が1週間で男の子8人に孵り、育つのがやけに早くて全員遠藤憲一さんの顔そっくりの子供が8人もですからね。笑って下さいっていってもね、ちょっと引いてしまう。

それに、店長の元カノのレイ、優香ちゃんとは、ノアが所属していた劇団の看板女優だったのがレイで、ノアとは相思相愛だったのに。お花畑のような頭の優香が、ハンバーグを食べる汚いがっつき方が嫌だといい、別れてしまう。
久しぶりに再会したレイは、ぶさ顔の異星人ババサヒブと結婚していた。その夫に梶原善が扮して、店で急に脱皮したり、挨拶が長い舌をベローンと出して舐めたりとちょっと異常な感じ。これも笑えないぞ。

その他にも、山本耕史扮するゼット、鼻はピノキオみたいで宇宙きってのナンパな男で、スペース客引きをしている。その客には、地球人の歯医者のムタ、石丸幹二演じる男に女を紹介するのだが。

やってきたのが中国訛りのスペース娼婦で、A,B,Cのコースがあるといい、ぼったくりで高いし、それにチキンナゲットを80箱土産に買ってとおねだりするし、やっとこさ話も付いてじゃぁというその時、指サックを付けて「地球人の病気怖いね」といい、ETみたいに人差し指をくっつけてのセックスとは、これいかに。男ってスケベだから、監督の好みなのか、脱皮だとか、良性具有の宇宙人が卵で出産とか、あまりにもクダラナすぎですから。

半漁人かと思ったら、カエル型宇宙人ズズに西川貴教が扮して、汚いし店が汚れるとブルーシートを椅子に敷かれて、ハンバーグを食べるシーンでは、食道が細く、飲み込む力が弱いズズは、劇中時間をかけてひたすらハンバーガーを食べている。それが、なぜか声量があり、歌がべらぼうにうまいというキャラ設定。クライマックスでは西川のダイナミックな歌もたっぷりと堪能できるのがミソ。

一番ましで良かったのが、小栗旬と阿南健治とのスペース警備隊員。普通は宇宙の平和を守るために忙しいが、どうやら小栗旬扮するハトヤ隊員は、実はキャプテン・ソックスだといい、トイレでその証拠の変身姿を見せる。そのひそひそ話がとりわけ可笑しいし、変身姿は見せないがドアの向こうが光り輝くのだ。

それに、警備隊を辞めたいといい、隊長に報告するも、小栗旬の恋人にも別れを言い出ししかねていて、彼女から先に別れようと言われてしまう。その理由が、隊長と結婚するからだと言うのだ。小栗旬隊員は、慌てふためく姿が可愛いったらない。

最後に、スペース国土交通省の役人、ハシモトに段田安則が扮して、ギャラクシー街道を閉鎖しようか現地視察にやってきたのだが、ハンバーグ店に入ると、青い小鳥やら青い子犬が彼の周りをまとわりつき、それに、白い道化師が赤い風船を持って目の前に現れて、どうやら自分が働き過ぎによる幻覚を見ているのかと思ってしまうのだ。
宇宙人の挨拶、優香の夫ババサビの長い舌をベローンと出すところに、真面目に答えようとする綾瀬はるかのリアクションもかわいいのだ。三谷監督の女性観をちょっぴり伺うことができる。豪華俳優を総動員させて、贅沢な使い方をしてこれだけって、もの凄くがっかりした感じです。やっぱり期待過ぎるのもダメかもね。
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先生と迷い猫 ★★★

2015年10月27日 | アクション映画ーサ行
『60歳のラブレター』の深川栄洋監督とイッセー尾形が再び組んで、埼玉県で実際にあった地域猫失踪(しっそう)事件を原案に描く感動の人間ドラマ。近所でかわいがられていた野良猫捜しを通して、カタブツの主人公や美容師など地域の人々が心を通わせていく姿を描く。染谷将太、北乃きい、もたいまさこ、岸本加世子ら実力派俳優たちが豪華共演。名演を見せた三毛猫の活躍はもとより、一匹の猫が起こす小さな奇跡に涙する。
あらすじ:近所でも偏屈者として評判の、定年退職した元校長の森衣恭一(イッセー尾形)は妻がこの世を去って以来、淡々とした毎日を送っていた。彼の家を訪ねて来るのは、森衣が長年撮りためてきた写真を資料として残したいという市役所職員(染谷将太)と野良猫のミイぐらいだった。亡くなった妻はミイをかわいがっていたが、森衣は猫が苦手で追い払おうとする。

<感想>偏屈な老人と、一匹の猫をめぐって出会った人々の交流を描いた小さな奇跡の物語。生前、亡くなった妻がエサを与えていた三毛猫のミイが、毎日のように訪ねてくる。いつの間にか、仏壇の前に座りまるで妻に語りかけているような、猫が嫌いな老人は邪険にして追い払うのだが、それでも毎日のように、妻がドアの下に猫の入り口を作ってくれたところから入り込んでいるのだ。
ところが、ある日を境にミイが姿を見せなくなる。まさか、意地悪をして猫の入り口を塞いだり、エサもあげないからこないのかと、急に心配になって行方を探し始める。すると、街の他の人たちもミイを探す人たちがいることを知る。
行方不明となったノラ猫をめぐるヒューマンコメディで、地域猫とは積極的に自分で飼う気はないが、ノラ猫でいつも必ず自分の家へやってくるノラ猫に、勝手に名前を付けてエサを上げているのだ。

校長先生の家ではミイと言う名前で、美容室の岸本加世子の家ではタマ子と、女学生がバス停でいつも待っているノラ猫にチヒロと名前を付けて、みんなでそれぞれ可愛がっている。
中でも、孤児院の小学生の男の子が、ノラ猫をカッターナイフで切り虐めているのだ。それとは知らないで、校長が動物病院へと連れて行く。大事には至らなかったが、この小学生は学校で虐められ登校拒否をして、神社の境内でいつも遊んでいる。そこには、ノラ猫がたくさんいて、自分の置かれた境遇とノラ猫の境遇を比較しているようにも取れた。

街の皆がノラ猫を探して夜の街を懐中電灯で、それぞれの名前を呼び探して歩く。神社の境内には、夜も遅いのにその小学生の男の子がカッターナイフをいじりながらいた。校長は、孤児院まで男の子を送り届けるのだが、もしかして、探しているミイ、ノラ猫がその男の子に刺されてはいないか心配になってしまった。

地域住民と関わりを持つことを嫌い、挨拶も言葉もかけないできた老人が、亡き妻が可愛がってきたノラ猫がいなくなり、地域住民と関わりを持つようになるとは。色紙の熟語四文字「愛感同一」が、校長のジョークで、英語の「アイ、キャン、・・・・・」だとは、バカにおかしくて笑ってしまった。
イッセー尾形が偏屈老人、引退した校長先生を演じているのだが、彼の独特の演技が嫌いな人には嫌みに見えてしまう、ですが、私は彼の演技を評価しており、監督がよほどの戦略を練った演出であたらないと、他の役者とのアンサンブルが取れないと思う。

しかし、脇役の俳優さんたちに、市役所職員の染谷将太に雑貨屋のピエール瀧、女子高生の北乃きいちゃん、パン屋のカンニング竹山、校長の亡き妻にもたいまさこ、町工場の嶋田久作他、ベテランの俳優さんたちなので楽しく観られました。

それでもラストで、探し疲れて家へ帰り、玄関に座り込む校長の耳に聞こえるのは、亡き妻の「帰って来たのではないかしらね」という囁きとミイが首に付けていた鈴の音色が聞こえるじゃありませんか。

主人公である元校長の独居老人を、イッセー尾形自身が、気難しくも誰にも懐かない猫型人間ふうなのがミソなのかもしれませんね。偏屈老人役の作り込まれた演技を、結果としてイッセー尾形のリズムに始終引きずられた印象もいなめない。
それでも、タイトルやストーリーに猫が加わっただけで、それなりにドラマがふくらむようで、脇役の俳優さんたちも豪華版で、それなりに成功したのではないかととれる。猫好きにはたまらない映画ですよね。
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わたしに会うまでの1600キロ ★★

2015年10月26日 | アクション映画ーワ行
『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』などのリース・ウィザースプーンが、1,600キロの距離を3か月かけて1人で歩き通した女性を演じたヒューマンドラマ。第二の人生を歩むために、自然歩道のパシフィック・クレイスト・トレイルに挑んだ実在の女性、シェリル・ストレイドのベストセラーを基に、『ダラス・バイヤーズクラブ』などのジャン=マルク・ヴァレが映画化。『ランブリング・ローズ』などのローラ・ダーンが共演する。美しく壮大な情景、過酷な旅と共につづられるヒロインの人生を体現したリースの演技に圧倒される。
あらすじ:砂漠と山道を徒歩で旅することにしたシェリル(リース・ウィザースプーン)。旅をスタートさせる少し前、シェリルは母の死を受け入れられず、薬と男に溺れる日々を送り、結婚生活は崩壊してしまう。シェリルは人生について思い直し、自分自身を取り戻そうと決意。こうして彼女は旅に出たが、寒さが厳しい雪山や極度の暑さが体力を奪っていく砂漠が彼女を苦しめ……。

<感想>この映画を観て、エミール・ハーシュが演じた「イントゥ・ザ・ワイルド」人生に不満を抱えていた青年がアメリカを横断。その果てにたどり着いたアラスカの荒野で死ぬまでの心の軌跡を描いた映画。を思い出してしまった。

ですが、この作品の主人公も自分探しというか、シングルマザーであった母親が死に、それに絶望したというか、結婚生活も自分がコカインや浮気で、夫に離婚を迫られるわけ。自暴自棄になったのだろうか、死に場所を求めて旅にでたのだろうか。そんなふうに見えてもおかしくないのだ。だから、彼女に感情移入して、よくやったとか、偉かったとか、褒める要素は全然見つからない。

しかし、彼女が軽く考えていたほど旅は楽ではなかった。何でもそうだが、こういう破天荒な人生を歩んで生きた人には、確かに一度はどん底へ落ちるほどの刺激が必要かもしれない。
メキシコ国境からアメリカ経由、カナダ国境までアメリカ西海岸を「パシフィッククレストトレイル」南北に徒歩で縦走するハイキングがあるという。結構な人たちが、グループで、男だったら一人旅でと過酷な旅にチャレンジするのである。どのように歩くのか、地図もあり、地点ごとに休みどころがあり、食料や水を補給して、その店へ自分の名前で品物が届くようにすることも出来るのだ。

それなのに、この主人公ときたら、もの凄い重量の荷物を背負い歩くのだ。もう、いくらも歩かないうちに悲鳴をあげてしまう。そりゃ、今まで大学生で、その後は結婚生活で、日ごろジョギングや山登りなどはしていない。だから、身体が華奢な上に、重い荷物を背負って、慣れないきついキャラバンシューズを履き、途中で靴擦れや生爪を剥して痛々しいシーンもある。
そんな映像に断片的にフラッシュバックで、過去の母親との生活や、夫との結婚生活を映し出して行く。原作では26歳で1600キロの道のりを踏破した主人公を、映画ではアラフォーのリース・ウィザースプーンが演じているのが、今的である。

その道中を通して、彼女の生い立ちや母親との関係をつまびらかにする構成になっていて、そこが見どころとも言えるようだが。つまりはこの過去が、この旅の現在形を支えているようにも取れる。地形や環境の変化も、肉体的な苦痛や精神的な旅の舞台として、気楽なハイキングコースではないので申し分ないですね。

今回は旅の途中で、出会う人物が、善悪ふくめて多彩で、持っていた水が無くなり、途中の水タンクに立ち寄り蛇口を出しても何も出てこない。タンクの水が空になったことで起こる危機が、説明的に感じるのはそういった理由もあるからなのだ。
砂漠の真ん中で、男2人の若者に声を掛けられて、夜になったらこの男たちが襲ってくる恐怖に襲われるサスペンスもあり、砂漠なのでガラガラ蛇が出てきたり、テントの中に虫が入ってきたりと、その間に過去の物語がフラッシュバックで映し出される。

しかし、この主人公の生きざまというか、旅先でどうってことなく男と寝てしまうのが嫌だ。自分をもっと大事にして、まだ若いし、いくらでもやり直せるし、寂しくなると元カレに電話をして甘えて愚痴を聞いてもらい、食糧などを頼んでしまう。

それでも、この主人公はヒッチハイクをしながらカナダを目指して、徒歩で制覇するのだが、ヒッチハイクでも変なエロオヤジに出会うこともなく乗せてもらい、途中で挫折しようと思ったり、男に襲われたり、金品を盗まれたりとかがなかったので不幸中の幸いかも。
さて、試練を経てその後の彼女の生活こそが見たいのに、体験記がベストセラーとなり、貧困からは解放されているようで安心しました。
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トランスポーター イグニション ★★★

2015年10月25日 | アクション映画ータ行
『トランスポーター』シリーズの主役を務めてきたジェイソン・ステイサムに代わり、新星エド・スクラインを主演に迎えたアクションドラマ。フランスの鬼才リュック・ベッソンが製作と脚本を担当し、スリリングな天才運び屋の仕事に肉迫する。メガホンを取るのは『フルスロットル』のカミーユ・ドゥラマーレ。主人公のドライビングテクニックや、どのような場所でも自在に駆け抜け、よりパワーアップしたアクションに見ほれる。
あらすじ:美女アンナからの依頼を受けたフランク(エド・スクライン)が約束の時間に現れると、彼の愛車に3人の女性が乗り込んでくる。銃口を向けられた彼は、拉致された上に猛毒による影響で余命12時間と宣告された父親の姿を見せられる。プロの運び屋としてのルールから外れた仕事を強いられたフランクは逆上するが、タイムリミットは刻一刻と迫っていた。

<感想>どんな危険な物でも必ず運び届ける凄腕のドライバーの、命がけのミッションを描いたカーアクション『トランスポーター』シリーズ。ジェイソン・ステイサムの跡を継ぎ二代目主人公・フランク役を演じるのは、33歳のエド・スクライン。無骨な印象だが、ステイサム版とは違って、クールでスタイリッシュなフランクを披露している。

そして、旧シリーズでは未登場だったフランクの父親に「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」に出ていたSPの悪役やっていた、レイ・スティーブンソンのお父さんが、今回は非常に目立ってましたね。
このお父さん、酒と女を愛する伊達オヤジで、肩書は元エビアンのセールスマンだが、その正体は特殊諜報部員だったという。定年退職したばかりの父親を人質に取られたはずが、謎の金髪美女軍団の境遇にほだされ、自ら協力を買って出る男気を持つ優しい父親でもある。実は拉致されて猛毒を注射されたというが、それは猛毒ではない栄養剤であったのだ。それに、この父は、飛行機の操縦なんて出来ないのに、パイロットに成りすましてプライベートジェット機に乗り込み、飛行機が飛ぶ寸前に、息子の車の上から車内へとダイブするタイミングの良さには、すこぶる感心しました。

そして、必ず出てくる愛車の特殊改造されたアウディのカースタントだけでなく、生身のバトルも見どころ。元特殊部隊ながら銃は使わないフランクの、周囲にあるものを全て武器にして戦う格闘技は超リアルですから。ですが、過去作のフランクなら、敵に殴られ蹴られてボロボロになることは有りませんでしたが、今度のフランクは再三ピンチな目に遭い、危ないシーンもあります。

チューンナップされた愛車アウディS8が繰り広げるアクションは、さらにパワーアップして、舞台は南仏コートダジュールの美しい街並みを背景にした警察車両とのカーチェイスから始まり、プライベートジェットの競争など、アイデア満点で、マシーンバトルに度肝を抜かれること間違いありません。

今回もリュック・ベッソン好みの金髪美女3人、いや4人が登場して、カツラとはいえヒロイン・アンナ役のロアン・シャバノル、「サード・パーソンに出ていたというがそんなにパッと目、美人じゃない。腹を撃たれて死んだジーナの方が美人だったような気がした。

アンナが12歳の時に、母親に売られて来て組織の中で売春婦として働くことに。今までのただ働きの腹いせと復讐にと。そして、組織カルテルのボス、カラソフを演じるのは、ラシャ・ブコヴィッチ。女たちが手分けをして、カルテルの館へ侵入し、仲間の金も全部ボスの口座に入れ、独り占めしたように見せかけて、仲間われを起こさせるという。全てを移してから、カラソフの金庫から有り金を盗んでアンナの口座へと。ですが、さすがに、そこで3人の女子が
ドンパチで死に、アンナだけが助かるのだ。
それに、肝心の二代目エド・スクラインのアクションでは、拳銃の撃ちあいや、格闘技はもちろんのこと、金属バットでのチャンバラに、コードを使って敵の首に巻いたり、天井へ吊るしたり、ムチのようにつかったりと、それにロッカーの引出しを利用するアクションなどは、ジャッキー・チェンを彷彿とさせる肉体アクションの見せ場がたくさんありましたね。
どうしても、前作シリーズのジェイソン・ステイサムと比べて観てしまいますが、ステイサムの大ファンとしては比較しても仕方がありません。今後も頑張ってと、応援したいですね。

トランスポーター

トランスポ-ター 2

トランスポーター3/アンリミテッド

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メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮 ★★★.5

2015年10月24日 | アクション映画ーマ行
巨大迷路からの脱出劇をテーマに世界中で大ヒットした第1作の続編として、迷路を脱出した主人公たちを待ち受けていた次なる迷宮でのサバイバルを描くアクション。謎の迷路の出口にたどり着いた“選ばれた者”たちが、第2ステージでは砂漠を舞台に逃走劇を繰り広げる。第1作のディラン・オブライエンやカヤ・スコデラーリオが引き続き出演し、監督もウェス・ボールが続投する。砂漠での過酷なアクションや行く手を阻むトラップの数々、新たな仲間も加わり展開される友情と裏切りなど、前作を上回るステージに期待が高まる。
注意:ネタバレで書いているので、ご注意下さい。やはり、1作目メイズ・ランナーを観賞してから観ると分かりやすいです。
「シネマトゥデイの特集より」あらすじ:「グレード」を後にして巨大迷路から辛くも脱出したトーマス(ディラン・オブライエン)たちを待っていたのは、謎の組織の研究施設。そこには彼らと同じように、別の迷路を脱出した若者たちが集められていた。最初こそ安全な場所に思えたが、そこで行われていたのはランナーたちを利用した恐ろしい実験! 自分たちが実験台にすぎないことを知ったトーマスらは施設からの脱出を図る。しかし、コンピューター制御の防護壁は簡単には開かない上に、完全武装の軍隊に守られている。トーマスらはこの要塞から、どうやって脱出するのか!?

施設の外に広がっていたのは廃虚と化した高層ビル群と、それを包み込む砂漠化した地球。それはまさしく文明崩壊後のディストピアで、日中は砂嵐が吹き荒れ、かつ、嵐がやめば太陽がギラギラと照りつける灼熱(しゃくねつ)地獄と化す。飢えと渇きから逃れようと廃虚内に逃げ込むも、そこには新たな敵の群れが潜んでおり、油断は死に直結する。施設の捜索隊もまた、武装ヘリを駆って執拗(しつよう)にトーマスらを追ってくる。仲間も重傷を負い、終わりなき砂漠でのサバイバルは、まさに極限状態。果たして、この世界の攻略方法は存在するのか!?

砂漠の迷宮を行くトーマスらは、生き残っていたさまざまな人々と出くわす。コミュニティーを築いている生存者たちは、それぞれに厳格なルールを持っており、武器や物資を蓄えて生き延びている。彼らは味方に付ければ心強い存在だが、一歩間違えば強敵になりかねない。猛威を振るう自然の驚異に加え、人々によって仕掛けられたトラップの数々に、トーマスたちの試練は尽きない。また、苦難の旅を共にしてきた仲間の中に、裏切り者が潜んでいることも発覚! 誰が敵で誰が味方なのかわからず、ついには信じていた者まで失ったとき、トーマスたちはどうやってこの終末世界の、第二ステージを生き残る者はいるのか、彼らは生き延びるのか!?彼らの運命は、・・・。

で、感想はと言うと、なんと、ウィル・スミスのアイ・アム・レジェンド(07)と同じではないか、この2での映像(NYの瓦礫と化した高層ビル群にブルックリン橋など)は、すべて「アイ・アム・レジェンド」と同じであり、出てくるのは人間がウィルス感染によってゾンビ化したクランクと呼ばれる狂暴なゾンビたちが襲ってくる。こいつらは、太陽の光なんて関係なく、朝日が昇っても襲ってくるのだから。このゾンビに咬まれるとやはり同じようにゾンビ化してしまうのだ。

だから、「WCKD」の連中たちは、若いトーマスたが免疫を持っていることを知り、実験のために血液を搾り取り生贄になってしまうわけ。逆さ刷りにされているシーンは、瓦礫のビルの中でコミュニティーを築いている生存者によって捕まり逆さ刷りにされたもの。
その瓦礫ビルのボスが黒人のホルヘという男、そして黒人の女性ブレンナ。ここでは、ゾンビ軍団が押し寄せて来て、それから逃れるべくトーマスとブレンダの二人が、みんなとはぐれてしまう。そして、ブレンダが足を踏み外して落下するのが、古いガラスの上で、ヒビが入っておりいつ、割れてゾンビたちのところへ落ちるかもしれないドキドキ感がたまりません。
そして、トーマスが見た「WCKD」の中で、人間が生き血を搾り取られている実験室もそうだ。そこでは、ペイジ博士がボスのように仕切っている。若者たちの中から、首の後ろに印がある人間だけが免疫を持っている者たちで、その人間たちを捕獲する。
そこから逃げるトーマスたち、が、ゾンビたちに咬まれてしまう友達ウィストンが、このままゾンビ化するのは嫌だとピストル自殺を希望する。それに、コミュニティーにいた黒人女性のブレンナもゾンビに足を噛まれてしまう。砂漠を必死で逃げて山の向こうへと、同じ人間たちがいるRAのいるコミュニティーへと、そこでゾンビに咬まれたブレンナを助けるべく、免疫のあるトーマスが自分の血を差し出すのだ。

執拗に追跡してくる「WCKD」の連中たち、それにゾンビ軍団の襲来には辟易しますから。「WCKD」に、何故自分たちの居場所が判ったのかと、それは裏切り者の正体が、何とあのテレサだったとは。ヘリが来て、やっとRAに辿り着いたのに「WCKD」の襲撃があり、免疫のある中国人のミンホが連れて行かれる。
みんなは、そこから”RA”リーダーのヴィンスと共に、助かった者だけ移動しようというのだが、トーマスは連れ去られた友達のミンホを助けに行くというのだ。主人公のトーマスに扮したディラン・オブライエンの活躍と、生き延びた免疫のある若者たちの、第3のステージへと突き進む。安全な暮らしができる場所は、地球上にあるのだろうか?・・・。
長い~エンドロールの最期まで観ていたら、何にもなかったのにがっかり。
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アデライン、100年目の恋 ★★★

2015年10月23日 | アクション映画ーア行
奇跡的な出来事によって29歳のまま年を取らなくなったヒロインが辿る数奇な人生と切ない恋の行方を描くファンタジー・ラブロマンス。主演は「旅するジーンズと16歳の夏」、TV「ゴシップガール」のブレイク・ライヴリー、共演にミキール・ハースマン、エレン・バースティン、ハリソン・フォード。監督は「セレステ∞ジェシー」のリー・トランド・クリーガー。
あらすじ:1908年に生まれ、21歳で結婚し、娘フレミングをもうけたアデライン・ボウマン。結婚8年目に夫が亡くなり、その冬には、今度はアデラインが自動車事故に遭い、川に転落。低体温症で一度は心臓が止まるも、突然の雷に打たれ、奇跡的に息を吹き返す。すると不思議なことに、彼女の肉体は29歳のまま衰えなくなる。やがて中年になると、周囲からも怪しまれるようになり、身の危険を感じ始めた彼女は、10年ごとに名前と住居を変えるようになり、それは今日まで続いていた。その秘密を知るのは、娘のフレミングだけだった。

サンフランシスコの市立資料館に勤務する29歳のきれいな女性ジェニー(ブレイク・ライヴリー)は、アデラインから名前を変えて、ある年越しパーティーで出会った青年エリス・ジョーンズ(ミキール・ハースマン)と恋に落ちる。彼の両親の結婚記念日に招待されたジェニーが実家を訪ねると、初対面のはずのエリスの父親ウィリアム(ハリソン・フォード)から「アデライン」と呼び掛けられる。それは、ウィリアムが以前真剣に愛した女性の名前で……。

<感想>アデラインが、永遠の29歳になるメカニズムが、車の事故に遭い川に転落して、低体温症で一度は心臓が止まるも、その時突然の落雷に打たれて命を吹き返すのですが、それから不思議なことに彼女は29歳のまま衰えしらずの体になるって、何か前に13日の金曜日のPART6 ジェイソンは生きていた!。劇場公開日 1986年10月10日第6作目において、ジェイソン復活のシーンとまったく同様なのに驚いた。どうでもいいけどね。
ですが、ホラーではありませんから、女性客目当てのファンタジー映画になっているようです。シナリオがいいので、中々面白かった。
そして、結局は父子が同じ女性、アデラインに恋をする話なんじゃないかと、もしかして、娘はイギリスへ行った時に恋愛したエリスの父親である、ウィリアムの子供かもしれないのでは、なんて勘ぐってしまった。

クリスマスシーズンに観たいロマンチックさ。最大の魅力はブレイク・ライヴリーの衣装とヘアーメイクで、あまりに着こなしが見事だから、彼女のファッションショーを観ているようだとさえ思えてくる。
もちろん衣裳は各時代のものを再現している。それに、サンフランシスコの地下に埋まっているボロ舟は実話だそうですから。非常にイメージ喚起力があって、歴史の層を掘り起こす展開を期待したくなります。
ですが、「フォレスト・ガンプ」とは異なりヒロインが駆け抜けた20世紀の物語にはならず、あくまでも焦点は現在になっているのだ。
時代背景を綿密に再現しようとする演出も、荒唐無稽なストーリーにリアリティを与えている。ヒロインの記憶の中のアメリカ現代史がもっと前面に現れると、一層面白いものになっていたと思う。

ハリソン・フォードの老け味もいいし、若き日のロンドンでのアデラインとの恋物語が、その娘と振る舞う彼女に、実は、本物のアデラインだと見ぬいてしまう老ハリソン・フォード。それが、若き日の思い出で、彼女が森の中で手に怪我をして、その傷を医学生であるウィリアムが縫ってあげるというエピソードも楽しい思い出です。

親子で同じ女性に恋をして、叶わなかった父親がつい、アデラインに恋心を寄せてしまうところなど、どうなるの恋の行方は?・・・。それが引き金となり、またもや彼女はそこから逃げるハメになるとは。
そして、猛スピードで車を運転し、トラックが横からきて衝突し、崖下へと投げ出され意識不明に陥る。心臓の鼓動が停まりこれでアデラインの一生も終わるかと思ったら、息子のエリスが駆け付け心臓マッサージをするし、救急隊がきて電気ショックで心臓に電圧を流すのだ。これで、またもや生き返ったアデライン。
エリスと結婚をして目出度しと終わりに近づくころ、年老いた娘も一緒に暮らし、キャバリアの子犬も一緒だし、なにやら重厚で華麗な映像に惑わされ、すっかり映画を楽しんでしまいました。
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ナイトクローラー ★★.5

2015年10月22日 | アクション映画ーナ行
第87回アカデミー賞脚本賞にノミネートされたサスペンス。事件や事故現場に急行して捉えた映像をテレビ局に売る報道パパラッチとなった男が、刺激的な映像を求めるあまりに常軌を逸していく。脚本家として『ボーン・レガシー』などを手掛けてきたダン・ギルロイが、本作で監督に初挑戦。『ブロークバック・マウンテン』などのジェイク・ギレンホールを筆頭に、『マイティ・ソー』シリーズなどのレネ・ルッソ、『2ガンズ』などのビル・パクストンらが出演。報道の自由のもとで揺らぐ倫理という重いテーマが、観る者の胸をざわつかせる。

<感想>生々しい犯罪現場や事故の映像を追い求め、夜の街を駆けずりまわる映像パパラッチ、通称ナイトクローラー。視聴率が取れる刺激的な“画”を追い求める男の狂気を描き、現代のメディアの闇を浮き彫りにするクライム・スリラー。
眠らない街、ロサンジェルス。ルイスを演じるジェイク・ギレンホールが12キロの減量を敢行して狂気の主人公を怪演している。共演は監督の奥様でもあるレネ・ルッソに、「アポロ13」のビル・パクストンらが。


主人公のルイスは友達も家族もなく、ネットとテレビ漬けの毎日を送っている。窃盗行為で生計を立てる彼が、「その仕事」の存在を知ったのは、交通事故の現場に遭遇した時だった。
スクープ映像をテレビ局に売って稼ぐ報道パパラッチ、通称ナイトクローラー。ルイスは盗品の自転車と交換でビデオカメラと警察無線の盗聴器を手に入れ、一人でナイトクローラーの仕事を始める。

警察無線を傍受したルイスは、カージャックの被害者の撮影に成功する。同業者を出し抜き、女性TVディレクターのニーナ(レネ・ルッソ)に映像を買い取ってもらう。
刺激的な画が欲しいという彼女の言葉は、ルイスの心に火を付ける。本格的に事業を始めた彼は助手を雇い、現場から現場へと飛び回る日々を始める。

ルイスには天性の要領の良さと、突き抜けた行動力があった。高く売れる画のためなら、不法侵入も現場の細工も辞さない彼は、特ダネを次つぎと手に入れていく。だが、ネットで得た知識を狂信する彼の行動は、次第にエスカレートしていく。独占契約と引き換えに、ニーナとの関係まで強要するようになる。そして、ある強盗殺人の現場で、彼の狂気は禁断の一線を越えてしまう。

片手にビデオカメラのハンドルを握り、腰を落として重心を低くしながら足音を潜めて小走りで現場にすり寄るルイス。その姿勢が、フリーの報道パパラッチという職業の総てを物語っている。
どんなスクープ映像を、ものにしても常につきまとう浅ましさ。顔のこけた頬に、目ばかりがぎょろっと光らせた不気味なギレンホール。映画の見せ場がシンクロした真夜中のカーチェイスが、鮮烈に残る光景が美しい。

何者でもなかった男が、カメラ一つで成り上がる胡散臭さと、欲望に度胸。一刻も早く現場に着きたい彼の必然性と、他のカメラマンよりも早く、よりショッキングな映像を撮った方が高く売れると気づき、犯罪ギリギリの行為に手を染める、しかもそれが成功していくのだ。

日常を戦場として撮影していく変質者といえばいいのだろうか。まぁ、嫌な作品で、二度と観たくはないと思った。スクープ映像をテレビ局に売りつける素人カメラマンは、迫真的な死の瞬間を完璧に撮る妄想に取り憑かれていく。
ただただ、即物的なアングルを求める。終盤には、演出された警官との銃撃場面が撮られるのだが、ここだけは悪くないようだ。
それは、よりショッキングな映像を観たいという人間の否定できない心理と、モラルを象徴しているようだから。それはインターネット上で起きている現在のカルチャーそのものであり、真実かどうか、というよりも、よりショッキングであればいいという風潮も象徴しているからだと思う。
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チャップリンからの贈りもの ★★★★

2015年10月21日 | アクション映画ータ行
喜劇王チャップリンの遺体が盗まれた実際の事件を題材に、マヌケでドジな2人組が巻き起こす大騒動を描いたヒューマンコメディ。「神々と男たち」でカンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞したグザビエ・ボーボワ監督が、チャップリンの遺族の全面協力を得て完成させた。
あらすじ:1978年、喜劇王チャップリンの遺体がスイスのレマン湖畔にある墓地に埋葬された。それを知ったお調子者の男性エディは、入院中の妻と幼い娘を抱えてどん底の生活を送る親友オスマンを誘い、チャップリンの棺を盗んで身代金をせしめようと思いつく。しかし計画は穴だらけで、ツキにも見放された2人は窮地に追い込まれてしまう。
主演は「ココ・アヴァン・シャネル」のブノワ・ポールブールドと「この愛のために撃て」のロシュディ・ゼム。チャップリンが晩年を過ごした邸宅や実際の墓地で撮影を行ない、チャップリンの息子や孫娘も特別出演している。「シェルブールの雨傘」などの巨匠ミシェル・ルグランが音楽を担当。

<感想>チャップリンが亡くなった1977年が舞台の物語。まさかの、喜劇王チャップリンの遺体を墓地から掘り起こして、身代金を要求した前代未聞の誘拐事件のお話で、1978年にスイスで実際に起きたこの事件を再現するように、本当にあったものをお伽噺にしつらえている。

まともに撮れば、「この不届き者のなんという罰あたりが」と、見ていて腹を立てる客がいるかもしれない。そういう意味では、ハラハラドキドキの推理サスペンス劇になるはずですが、そこは「神々と男たち」でカンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞したフランスの才人、グザビエ・ボーボワ監督のこと、ユーモアとペーソス溢れる現代のおとぎ話に仕立て上げているのだ。
刑務所から出所したばかりの中年男を温かく出迎える昔の友人。小悪党2人の犯行の手口も背景も当時だからこそのもので、多分にノスタルジックさが漂っているのもいい。
ですが、コメディ色は意外となくてしっかりと見せる墓掘りのシーンなどには、ノワールな匂いが立ち込めている。人間ドラマとして丁寧に描きながら、チャップリンの芸の功績を見つめ直しているのもいい。
この貧しい2人の移民が、たまたまテレビのニュースで知ったチャップリンの死と埋葬された遺体を盗み出すまでに時間はいらなかった。
身代金を要求する電話に警察が動き出すが、ドジな2人はあわてふためいて仲間割れをしてしまう。この辺りからシリアスな遺体誘拐事件も脱線につぐ脱線もようで、ついには主犯格の元受刑者は、偶然サーカス団の世話になることに。

どうして、サーカス団にと、それも道化師の代役になるなんて、最初の場面で「二度と道化師になるんじゃないぞ」と言われて男が出所するところから見れば、「もしや、また道化師になるんだなぁ」と、これは伏線ですよね。こうした映画のお決まりどうりの作りかたは、見ていてむしろ心地がいい。
そんな疑問を持ちながらも、それも人生と、すんなり物語の流れに観客を引き込んでいくところが、この監督の技量たるゆえんで、シリアスな誘拐事件がいつの間にか、ファンタスティックなお伽噺になっていく。

掘立小屋のような家に住んでいる貧しい移民の2人組みに、サーカス団の道化師、病気で入院中の妻に利発な一人娘とくれば、もうこれはチャップリンの世界ですよね。加えて「ライムライト」のテーマ曲を巧みにアレンジしたミシェル・ルグランの音楽が、とうとうと流れれば気分はすっかりチャップリンの映画になっているのだ。
もちろん途中には意外性とユーモアたっぷりで、特に最後の裁判シーンでの弁護士と検事のやりとりには笑ってしまった。

2人組みを演じるブノワ・ポールブールドとロシュディ・ゼムのコンビも実に芸達者でいい味を出しているし、サーカス団の女性オーナーに扮しているキアラ・マストロヤンニと、チャップリンの邸宅で働いている執事のピーター・コヨーテの演技にも納得ですから。そして、チャップリンの息子や孫娘も顔を揃えて出演して、この映画を応援しています。エンドクレジット後に映像が少しあります。
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マジック・マイクXXL ★★

2015年10月20日 | アクション映画ーマ行
チャニング・テイタムの実体験を基に、男性ストリップの世界とその裏側を描いたマジック・マイクの第2弾。前作から3年後を舞台に、引退を決めたかつての仲間たちと共に最後のショーを飾るため、ダンスコンテストを目指すさまが展開する。チャニングのほかマット・ボマー、ジョー・マンガニエロらが続投し、彫刻のような肉体と情熱的なダンスを披露。さらに『ハンガー・ゲーム』シリーズなどのエリザベス・バンクス、『ラム・ダイアリー』などのアンバー・ハードが新たに参加。

あらすじ:3年前に男性ストリップのパフォーマーを引退したマイク(チャニング・テイタム)は、念願の家具店を開業したが、仕事の方は火の車で保険金も払えない。恋人のブルックも出て行ってしまったし、こんなはずじゃあなかったと。そこへ、かつてのボス、ダラスが死んだという電話があり、喪服姿でかつての仲間たちと再会する。ダラスの死のことは、マイクを呼び寄せるための口実だった。

同じく引退を決意した仲間たちと、最後にもう一発ド派手なショーを決めようと盛り上がり、サウスカロライナ州、マートルビーチで開催されるダンスコンテストを目指すことに。ワゴン車で道中さまざまなトラブルに巻き込まれながらも、彼らは持ち前の肉体美とサービス精神で女性たちを魅了していく。

<感想>男性ストリッパーから肉体派俳優へと転じたチャニング・テイタムの自伝的映画マジック・マイクが大好評だったので、だったら続編をもう1本撮っちゃいましたって、そう簡単に観客は望んではいないようだ。シネコンで公開されたが、座席はガラガラで客席は女性のオバサンが3人だけでした。
今回は、ダラス役のマシュー・マコノヒーは、仲間のストリッパーたちを捨ててキッドだけを連れて香港へと出かけたらしい。

れでも、見どころは何て言ってもチャニング・テイタム。家具を作りながら身体が勝手に踊りだすシーンを皮切りに、女性たちをドキドキさせる意外性のある色っぽい大人のムーブがポイントで、ダンスはどれも見応えあり。ラストのコンテストでの大きな鏡を中央に、女子を椅子に座らせて、まるで対比しているかのように、向かいの黒人ダンサーと同じ振り付けのダンスを踊るという手法にびっくりですから。

その他、ムキムキマッチョマンたち、マット・ボマーは踊りというよりも、歌が上手かった。特に「エデン」という曲を甘く謳い上げるのだ。それに、巨根過ぎて悩んでいるジョー・マンガニエロと、絵画のセンスを持ち合せる通称ターザンの、プロレス出身であるケヴィン・ナッシュやデブのオカマの運転手とか、ステージで踊る異次元のパフォーマンスを堪能しよう。

ストリップ稼業にも賞味期限があることは、マイクたちも承知しており「最後にデカイ花火を打ち上げようぜ」と、ラストステージを飾るべく、全米ストリップコンテストを目指すというロードムービーになっている。

だから、途中で砂浜での女性といちゃいちゃや、マイクの元カノであるロームこと、ジェイダ・ピンケット=スミス(ウィル・スミスの奥さん)の館へいき、そこでは女性客相手に、マッチョマンたちのストリップショーが各部屋で行われているのだ。中でも黒人ダンサーたちの、刺激的な過激なショーに圧倒されまくりですから。

この観客の女性たちは、夫や恋人に踏みつけにされた女たちで、夜な夜なこの館へ集まって来て、マッチョマンたちに慰めてもらっているという寸法。
まぁ、このロームことジェイダ・ピンケット=スミスを司会にして、大会へ出ようと考えているのだから、ここへ寄るのは仕方がなかったようだ。

でも、もう一つ、浜辺で引っ掛けた女の子の豪邸へ押しかけるも、母親がアンディ・マクダウェルで、巨根のジョー・マンガニエロに慰めてもらいご機嫌のママ役を演じている。
その娘にアンバー・ハードが、お相手はもちろんチャニング・テイタムですよ。この場面はいらなかったのでは。

しかし、今までの警官の姿で踊ったり、消防士だったりでは客に飽きられるし、今風のテクノポップスの音楽にノリノリで踊らないとダメだとマイクが考えた振り付けは、それは現代風でありマイクの想いがダンスに現れていた。
ダンス会場での最新のダンスは、腰大丈夫なのと「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のベッドシーンを真似てダンスでは、観客をステージへ上げて、手足を縛りつけてその女性へ男性ストリッパーたちが身体をくねらせて踊るという。
前作で監督を務めたスティーヴン・ソダーバーグは製作総指揮だけでなく、撮影・編集も担当。もちチャニング・テイタムも製作に参加してるし、それでも、ダンスが日本人には、Tバックで腰を振る男って、ちょっと卑猥で過激な感じがするので、目のやり場に困ってしまう。R-15+指定ですから。
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ジョン・ウィック ★★★★★

2015年10月19日 | アクション映画ーサ行
『マトリックス』シリーズなどのキアヌ・リーヴスがすご腕の元ヒットマンを演じたアクション。ロシアン・マフィアに平穏な日々を壊された元暗殺者が、壮絶な復讐(ふくしゅう)に乗り出していく。メガホンを取るのは、『マトリックス』シリーズなどのスタントを務めてきたチャド・スタエルスキ。『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』などのウィレム・デフォー、『ヘラクレス』などのイアン・マクシェーンら、実力派が共演する。全編を貫くダークでスタイリッシュなビジュアルに加え、カンフーと銃撃戦を融合させた迫力のアクションも必見。

あらすじ:伝説的な暗殺者として裏社会にその名をとどろかせるも、殺しの仕事から手を引いたジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)。暴力から遠く慣れた毎日に安らぎを覚えていた彼だったが、それをロシアン・マフィアによって奪われる。怒りと憎しみに支配された彼は、封印していた殺しのスキルをよみがえらせ、ロシアン・マフィアへのリベンジを果たすことを決意し……。

<感想>愛妻に死なれたショックで打ちひしがれているジョン・ウィックの姿が映しだされ、そんな彼の元に亡き妻からの形見として送られてきた、ビーグル犬のデイジーのあどけなさ。このワンコのおかげで生きる希望を取り戻しかけたジョン。しかし、愛犬に牛乳かけたシリアルを与えるのはダメですからね。

ジョンが、愛犬を乗せて、愛車マスタングにガソリンを入れようとスタンドに立ち寄ったところへ、マフィアの息子ヨセフが彼の車に目を付けて、ある夜のこと、仲間と共に強奪に入りジョンを殴り、愛犬デイジーまで殴り殺してしまう。その後に、バカ息子はその車を盗難車ビジネスを営むジョン・レグイザモの所へ持ちこむのだ。だが、彼はそのマスタングがジョンの愛車であることに気づき、バカ息子を追い返してしまう。

バカ息子の父親、ロシア系マフィアのボスである、ヴィゴは、バカ息子に制裁を加えると共に、「お前のやったことには怒ってない。だが、相手が悪すぎる」と、実はジョンはかつて殺し屋を殺すことを生業とする最強の暗殺者であって、父親のヴィゴとも親交があったのだが、ジョンは愛する妻の存在ゆえに殺し屋稼業を引退した過去があったのだ。ロシアのマフィアのボスのヴィゴには、「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」で悪役を演じたミカエル・ニクヴィストが、ジョンに自分の金庫の中の全財産とファイルを燃やされてしまい、プッツンと切れてしまって最後までジョンと戦っていた往生際の悪いオヤジ。

なるほど、愛犬を殺された仇討で、マフィアを皆殺しにしてしまう、伝説の最強の殺し屋の物語。だからジョンが、亡き妻からのプレゼントの愛犬にどれだけ癒されていたのかが分かるし、狂ったように復讐を誓う男の気持ちも分ります。最近は、太ったとか、独りぼっちとか、パットしない噂ばかり流れてたキアヌだけど、今回の作品では、中々引き締まった身体とアクションを見せてくれるのだ。
深夜に、自宅(豪邸に住んでいるジョン)に忍び込んだヴィゴが仕向けた十数人の殺し屋たち。そいつらを片っ端から始末をして、ハンマーを手に地下室へ行き、コンクリートの床を壊してカバンに入った拳銃を取り出す。

そして、黒いシャツに黒いタイ、濃紺のスーツ、それに防弾チョッキを着け、何挺もの拳銃で完全武装をして、標的のいるディスコに潜入するのだ。
見つかるまでは音も立てず、背後から絞殺、刺殺と、ステルス・アクション。銃撃戦になると、次々と拳銃を持ちかえて弾倉を交換し、群がる敵を確実に、100%の確率で撃ち殺し、群がる敵をさばきながら正確にヘッドショットを決めていく。これが接近戦の格闘技と、ガンプレイが流れるような動きの中で一つになる華麗なるガン・フーアクションなのだ。

凄い、凄い、手に汗を握るほどのキアヌの身体の動きと、銃の早業に圧倒されまくりです。今回の伝説のヒットマンを演じたキアヌ・リーヴスは、文句なくかっこいい~ね。「イコライザー」のデンゼル・ワシントンと互角の勝負ですよ、これは。

この映画の監督は『マトリックス』シリーズでアクション・コーディネーターを任され、キアヌのスタント・ダブルを演じたチャド・スタエルスキ。彼とは気心も知れた上に、他にも「エクスペンダブルズ」や「ボーン」シリーズのアクションには、腕に覚えのあるスタッフが揃っているのであります。
当人のキアヌは、太った身体を撮影の数か月前から、1日8時間の肉体訓練を受けて、柔道や柔術を学び、組み技系の格闘技を、ガン・アクションと融合させる“ガン・フー”を完成させたそうですから。そして、ロシアの軍隊式格闘技システマというゴリゴリの実戦系までも4か月間特訓し、撮影では90%のスタントを自ら演じたというのですからね。
それが、作品の中で、見事に撃ちまくり、殺しまくるキアヌが扮するジョンは、今までの彼が演じたキャラに比べても別人のように、頼もしかったし強そうだった。

それに、“殺し屋コミュニティ”みたいなものの描写が、殺し屋御用達のホテルとか、そこでは“仕事”はご法度という掟があり、だから、ジョンも自分を殺しにきた女の殺し屋を殺さずにおいたのに、同じ殺し屋のハリーを殺して、懸賞金200万ドルが懸っているジョンを殺すべく追いかけるのだ。それが身の程知らずの女殺し屋、その始末は、ホテルの支配人が掟破りの女を殺してしまう。その死体の後始末は、掃除屋という仕事人がいるのも「キングスマン」のようで面白かった。

NYの一流ホテルで殺し屋たちが集い、情報交換や怪我の治療もする。そこでは、金貨で支払をして、地下には社交場もある。このホテルのオーナーは、「カムバック!」や「ヘラクレス」に出演していたイアン・マクシェーンが演じていて、いぶし銀のように渋いのだ。

中でも、ヴィゴにジョンを抹殺するように依頼された殺し屋のマーカスこと、ウィレム・デフォーは、孤高のスナイパーであり実はジョンの味方でもある。だから、ジョンの窮地を何度も救ってあげるのだ。最後が、ジョンのためにヴィゴに殺されてしまう。

ジョンは最後は傷だらけになりながらも、ロシア・マフィアのボスヴィゴと正面衝突という、相手のナイフをわざと自分のわき腹に刺させておいて、そのナイフを抜き取りすかさずヴィゴの首を刺すという離れ業に恐れ入りました。
もう、キアヌのハードボイルドな魅力がいっぱいで、続編の製作が決定したというのも納得であります。
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探検隊の栄光 ★★

2015年10月17日 | アクション映画ータ行
『ちょんまげぷりん』の原作者・荒木源による小説を、『グッモーエビアン!』などの山本透監督が実写映画化。人気が落ちてしまった俳優が再び第一線に返り咲くため、伝説の未確認生物(UMA)ヤーガを探し求め秘境を探検するテレビ番組で隊長として厳しいロケに臨む姿を描く。いつしか隊長としての自覚を持ち頼もしく成長していく主人公を、『カイジ』『るろうに剣心』シリーズなどの藤原竜也が熱演。彼を取り巻く番組スタッフを、ユースケ・サンタマリア、小澤征悦、田中要次ら多彩な面々が演じる。
あらすじ:人気が下り坂の俳優・杉崎(藤原竜也)に、伝説の未確認生物(UMA)ヤーガを求めて秘境を探検するテレビ番組の隊長のオファーが舞い込んでくる。その仕事を受けるものの、毒グモとの遭遇や巨大ワニとの乱闘、がけでの危険なシーンといった演出に困惑する。ところが撮影をこなすうちに、杉崎は番組作りにのめり込んでいき……。

<感想>面白ければ何でもありの激アツ探検隊が行くの巻!昔TVでやっていた「川口浩探検隊」のような探検隊モノって、見てない人はどうするのよね。
ちょうど、試写会が当たって、無料で観賞できたからいいものを、ひどい、ヒドイ、過酷なロケというが、全部ニセモノのデッチあげの、それもヤーガを求めて秘境を探検するっていう撮影も、日本の何処かで軽く撮影して、出てくる原始人も劇団の人だし、洞窟の中の人たちも劇団か、エキストラですよね。

有名どころは、落ち目の俳優という役どころで藤原竜也さんが、それに、ユースケ・サンタマリアがいい加減なプロデューサー・井坂役や、小澤征悦が大ざっぱなディレクター・瀬川役でとか。服装もそれなりの格好で、洞窟探検だなんて、いかにもな、恐ろしいバケモノが出てくるとでも思っているの?・・・あり得ませんから。

川では藤原竜也が、ジャイアント・アリゲーターと死闘を展開だなんて、嘘もいいところですから。作りものの張りぼてワニと格闘シーンとか、ヤモリみたいなトカゲの黒焼きを食べるシーンとか、でも本当に食べている食事はチキンの揚げたのにウィンナーやおにぎり等。

もう、大人たちがバカをやりながら一生懸命に番組を作っている感じを映し出しています。断崖絶壁をすべり落ちそうな隊員の手を命懸けでつかむ決死のシーンにも挑戦する場面では、低い崖をいかにも大変そうによじ登って、下にはハシゴがあるしで、それをみんな真面目に真剣にやっているので感心しました。

海外のロケといっていましたが、千葉、静岡に茨城、栃木と全部近場での撮影ですし、架空のベラン共和国で3人のゲリラが出て来るシーンでは、訳のわからない言葉でベラベラ喋るしで、この3人はお笑いの芸人が演じているようでしたね。
クーデターで、政府軍が押し寄せてくるシーンでは、3つ頭の蛇、未確認生物ヤーガを皆で製作して、上からロープで釣り上げて引っ張り上げて操り人形のように、さも3つ頭の蛇が出てきたように見せかけるシーンでは、本当に大蛇がニョロニョロと出て来て、あれはホンモノですよね。そう見えたもの。

それに、驚いた政府軍の兵隊が逃げて行き、結局は平和になったという話。よく、あの藤原竜也が出演引き受けたなぁと、とにかく、笑うシーンが多いので、突っ込みながら気軽に観て楽しんでください。
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サバイバー ★★★

2015年10月17日 | アクション映画ーサ行
「バイオハザード」シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチ主演のサスペンス・アクション。テロリストの汚名を着せられ、政府当局や殺し屋から追われながらも、ニューヨークのタイムズスクエアを狙った大規模なテロ計画を阻止するために、たった一人で奔走するヒロインの活躍を描く。共演はピアース・ブロスナン。監督は「Vフォー・ヴェンデッタ」「推理作家ポー 最期の5日間」のジェームズ・マクティーグ。『エンド・オブ・ホワイトハウス』などのアンジェラ・バセットらが共演。ラストまで息もつかせぬ展開に手に汗握る。
あらすじ:ロンドンのアメリカ大使館に着任したケイト(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、テロリストのアメリカへの入国を事前に食い止める任務を受ける。ある日、彼女は不審な人物の入国を察知するが、そのことが原因でテロリストの時計屋(ピアース・ブロスナン)に狙われる。その後、ケイトは爆弾テロの巻き添えを食った上に、テロの実行犯に仕立て上げられ……。

<感想>爆破テロ犯人のぬれぎぬを着せられ、国際指名手配犯として追われる女性外交官をミラ・ジョヴォヴィッチが演じて、未曽有の危機からアメリカを救おうと孤軍奮闘する姿を描くサスペンス。

冷酷なテロリスト役には『007』シリーズなどのピアース・ブロスナンが扮して、今までにないアクションを披露しているのも見どころの一つです。
その他には、ケイトの上司サムにディラン・マクダーモットが、アンダーソン警部に、ジェームズ・ダーシーが、クレイン大使にアンジェラ・バセットと、年の瀬のロンドンからNYのタイムズスクエアへと股にかけた、恐るべきテロ計画の行方を描いている極上のサスペンス・アクションを展開する。
ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるケイトの任務は、英国経由でアメリカに不正入国するテロリストたちを阻止することだ。
ある日のこと、彼女はバランという医療関係者の査証申請に不審を抱き独自に調査を開始する。すると、イギリス警察から抗議の電話が入るが、彼女の能力を評価している上司のサムは、イギリス警察の抗議を撥ねつけるのだ。

すると、その直後、ケイトたちアメリカ大使館の人たちが行ったレストランで、爆破テロが勃発。ケイトは、プレゼントを買いに出て命が助かったが、いつの間にか彼女は爆破テロ犯人のぬれぎぬを着せられてしまうのだ。

犯人は“時計屋”と呼ばれる凄腕の殺し屋ピアース・ブロスナンで、ケイトの後をGPSを頼りに執拗に追いかけてくる。地下鉄のホームで殺し屋に狙われた彼女は、地下鉄の下の地下道へと逃げ延びる。そして、今度は、アメリカ大使館の同僚であるビルに命を狙われる。
しかし、ビルの拳銃を奪い反対にビルを射殺してしまう。それが監視カメラの映像に映る。
たちまちケイトはイギリス警察、アメリカ大使館から指名手配され、それにテロリストからも追われるはめになるとは。

街中に張りめぐらされた監視の目を逃れ、米国大使館へと侵入したケイト。そこで彼女はバランと“時計屋”の本当の狙いが、NYのタイムズスクエアでの、巨大テロであることを知る。それは、年末のイベントであるタイムズスクエアでの行事、巨大球体に電気を燈すことである。それに特殊なガスを注入され、その球体を”スナイパー時計屋”が撃つのだ。100万人が集まっている年末の人混みの中を、ケイトは一人でそれを阻止できるのだろうか。

アメリカ大使館の中では、サムだけが味方なのだが、頼りないのだ。ケイトは自分の力で乗り切ろうと頑張るのだ。
さすがに普通の女性では、こういう役回りは出来ないであろうアクションの連続。ミラ・ジョヴォヴィッチならではの運動神経を活かしてのアクションに見惚れてしまう。
結局は、“時計屋”がスナイパーよろしく球体めがけてライフルを撃つのだが、さすがの『007』のピアース・ブロスナンでも、「バイオハザード」のアリスには適わないのだ。ミラ・ジョヴォヴィッチと格闘のすえに、ビルの屋上から落とされてしまうとはね。
それにしても、2012年の「バイオハザードV リトリビューション」以来、続編を観ていないが、2017年の1月公開予定の「バイオハザードVI ザ・ファイナル」が待ち遠しいです。
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