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メン・イン・ブラック3 ★★★★

2012年06月04日 | アクション映画ーマ行
エイリアン退治なら俺らにまかせろ!10年ぶりに帰ってきた最強コンビが、今度は過去にタイムスリップして大暴れ!黒いスーツに身を包み、地球にやってきた凶暴なエイリアンを退治する最強のエージェント・コンビ。
お馴染みのJとKが10年ぶりに帰って来た。アクションありのサスペンスあり、笑いありと、まさにエンターテーンメントの真骨頂「メイン・イン・ブラック」シリーズ待望の第三弾が、今度は3Dで登場。

あらすじ:夜空に美しく輝く月。人々には知られていないが、実は月には重犯罪を犯した凶悪エイリアンを収容するルナマックス銀河系刑務所があるのだ。この刑務所から一人のエイリアンが脱獄した。ボグダイト星人の片腕の囚人ボリスだ。この凶悪犯は、有る計画を実行すべく地球へと飛びたった。
その頃、NYにあるMIBのオフィスに、ある中華料理店でエイリアンが暴れているという通報が。敏腕エージェントのJとKがすぐさま現場に駆け付けるが、その店の食材の中に“宇宙エビ”があるのを見たKは胸騒ぎを覚える。それはかつてKが捕まえた凶悪エイリアンーーボリスの大好物だったのだ。

店内に潜んでいたエイリアンたちの攻撃をかわした二人は、逃げる敵を追って屋上へ。そこでKが見たのは忘れもしないボリスだった。「お前は過去で死ぬ」と謎の言葉を残して姿を消す。
Jがボリスについて尋ねても、Kは「やつのことは忘れろ」と答えてくれない。仕方なくオフィスで記録を調べてみると、好戦的で知られるボグダイト星人の片腕の囚人ボリスは、1969年にフロリダでKによって逮捕され、以後40年に渡って投獄されていたことが判明する。その際、Kは超強力な武器も発見したらしいが、それ以上のことは新任上司であるOも語ってくれなかった。

ところが翌日、Kが忽然と姿を消してしまった。しかも驚くべきことに、みんな口を揃えて「Kは40年前に死んでいる」と言うのだ。さらに滅亡したはずのボグダイト星人が地球に侵攻を開始したという情報が。どうやらあのボリスが、1969年の世界にタイムトラベルして、何かを企んでいるようだ。Jはある男の強力の得て、全ての謎を解くため時空を超えて1969年の世界へジャンプする。(作品資料より)

<感想>軽快なアクションにスタイリッシュな映像、ブラックなユーモアセンスとグロテスクなホラー趣味。あらゆるエンターテーンメントの要素を盛り込み、97年に世界的大ヒットを記録したパート1.その成功を受け、さらに巨大なスケールと面白さでファンを魅了した02年のパート2.加速度的にバージョンアップを続けるこのシリーズ。予測不能な二人のミッションが大迫力の立体映像で楽しめます。
地球に住んでいるエイリアンの犯罪を取り締まる極秘組織“MIB”の活躍を描いたSFアクションの新作が、10年ぶりに登場。制作総指揮のスティーブン・スピルバーグとバリー・ソネンフェルド監督、主演のウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズが再結集。
それだけでもファンは嬉しいが、今回は40年前にタイムスリップすることで、若かりし日のKに「ノーカントリー」のジョシュ・ブローリンが演じているが、ウィルがトミリーとの名コンビに負けない絶妙さを見せる。
それと、オッサンぞろいのキャストの中で、ひときわ目を引くのが金髪美人の注目株アリス・イヴ。「正義のゆくえ/I.C.E.特別捜査官」でオーストラリアから移民してきた女優役を演じている。本作には、これまでの上司“Z”に代わって、JやKの新たな上司となる女性MIBエージェント“O”が登場するが、彼女は1969年のOに扮してチャーミングな魅力を振りまいている。
現代ではOに扮しているエマ・トンプソン、40年前のKとは熱い関係を予感させいい雰囲気なのだが、職場恋愛はご法度。MIB内部の恋愛模様が描かれるのはシリーズ初では?、こんな脇のエピソードも3作目の面白さですね。

主人公はお馴染みのMIBの敏腕エージェント「J」と「K」。これまで凶悪エイリアンから地球を救ってきた彼らが、今回も人類を脅かす敵を退治する。ミッションを遂行し、また姿を消したKを救うため、Jは現代から1969年にタイムスリップ。NYの有名なビルから落下してタイムスリップする方法がユニークな上、落下中の目の前に広がるのは、なんと太古にまで遡る地球の風景なのだ。斬新な映像に驚きつつ、3Dでは急降下の感覚まで味わえるなんて、こんなタイムスリップ場面は始めてかもしれませんね。
ことなる時代での奮闘やカルチャーギャップの描写は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ふうで、本シリーズの持ち味であるスリルとユーモアの妙を一段と加速させます。いかにもシビアな局面でもひょうひょうと乗り越えてきたJが、慣れない時代でどう行動するのか大いに気になるところ。
思わず笑ってしまうカメオ出演者の顔ぶれは本作でも豪華。レディー・ガガ、ジャスティン・ビーバーらポップス界のスターに加えて、ティムバートン監督も顔を見せるって、MIBオフィスのモニターにエイリアン役として、ホンの一瞬ですから見逃さないで、でもガガさまは、別のシーンでも思わぬ姿で現れるしで(苦笑)それに、今は亡きアンディ・ウォーホールが、MIB職員で潜入捜査官だったなんてことも。
ユニークなビジュアルのエイリアンが今回も大挙登場。銃撃戦の舞台となる中華料理店のシェフも客も異星人とは、食材に使われる魚型のエイリアンたちも不気味だし、NYの空中を浮遊するマザーシップのような巨大エイリアンも出てくるし、凶悪なエイリアンボリスは、片腕の中に何でも噛み切る小型のエイリアンを隠しているなど、リック・ベイカー印のエイリアンは健在ですから。

そしてキーパーソンとなるのが、グリフィンと名乗る知性派エイリアン。高度な知能をもち、五次元の世界を生きるという彼が地球を救う鍵を握るとは。
それに、40年前にKが地球の危機を救った事実が発覚。1969年のシーンでは、MIBの開発途上の武器が見られ、本部には巨大なトレーニング用の装置があり、Jも思わず唖然。記憶を消すお馴染みのニューラライザーは、バッテリー付属でややかさばるが、レトロな雰囲気で逆にデザインが魅力的。NYからフロリダまで飛行可能なジェットパックや、車に搭載された円形型バイクは、現代でも充分に使えそう。
69年の世界へタイムスリップしたのには理由があるんですね。この年には、アポロ11号により人類が初めて月面着陸したという、歴史上に残る一大事があったのですから。そのアポロ11号発射の瞬間のドタバタ騒ぎに、ボグダイト星人の片腕の囚人ボリスとの闘いと、Jの父親の話しと、Kと父親との友情など、ぐっと胸にくる感動の見せ場がありましたね。
もちろん彼らによる、笑いたっぷりな掛け合いやギャグも満載で、シリーズファンも納得のいく娯楽大作でしょう。
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2 コメント

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ラストで思わず感動しちゃいました。 (健太郎)
2012-08-12 14:45:29
相変わらずのお約束満載で楽しめました。
ここまでベッタベタにSFコメディやってくれるなんて嬉しいです。
微妙な70’Sネタも笑えました。
それでいてあのラストはちょっとジーンと来ちゃいました。
健太郎さんへ (パピのママ)
2012-08-20 14:46:52
前作が10年前なんですね、SFコメディで面白くて俳優さんも二人ともいいですよね。
Jの子供のころの秘密を明かしてくれるなんて。
最後のKとJの父親との話には、胸にジ~ンときましたよ。
昔のOとKの恋愛話も、職場恋愛ご法度なんて今時古いわよね。
今回もエイリアンで堪能させてもらいました。
続編早くできるといいのに。

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