パンダ イン・マイ・ライフ

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ビートルズのすべて 1 ビートルズの登場(3)

2011-03-06 | ビートルズ
直接的な影響は、ロックンロールの登場だ。
1955年(昭和30年)のアメリカ映画「暴力教室」の主題歌、「ロック・アラウンド・ザ・クロック(Rock Around The Clock)」は、1954年(昭和29年)4月にアメリカで発表された。ビル・ヘイリーと彼のコメッツの曲。イギリスでも8週間全英チャートの1位を飾った。
さらに、アメリカで登場したエルビス・プレスリーが、1956年(昭和31年)3月にハートブレイク・ホテル(Heartbreak Hotel)で英国デビューする。次々にロックンロールがアメリカから紹介されてくる。

もう一つ、1956年(昭和31年)、ロニー・ドネガンの「ロック・アイランド・ライン (Rock Island Line)がヒットし、スキッフルミュージックブームがやってくる。
これは、アメリカのジャズバンドを元に、アメリカのフォークブルースやイギリスのフォークをもとに、イギリスで開花した。その楽器構成は、ギターと、茶箱に箒の柄を貼り付け、弦を張ったチェストベースや、洗濯板で、簡単に手に入るものであり、素朴で親しみにあふれた曲で、多くのアマチュアのスキッフルミュージックのグループが登場する。

このような戦後の都市の荒廃と、焼け跡とというの風俗の中で、音楽的には戦後の文化であるロックンロールをベースに、そして、楽器を演奏しながら歌うというバンドスタイルの中で、ビートルズは、1957年(昭和32年)、デビューの5年前、ジョンが結成したスキッフルグループのザ・クォーリーメンが母体となった。
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