今日も、読書は洋間で。
コーヒーも洋間で。
読んだ本は、松尾亮太著『考えるナメクジ』。
ナメクジ研究の成果が記された本。
研究分野の広いこと!
ナメクジは、ただきみ悪いだけの動物ではない、と。
私が知らないだけで、動物は、それぞれ驚く能力を持っているらしい。
鳥類など、上手に巣作りをし、どうかすると人間顔負けの子育てもする。
ナメクジにも、不可知の能力があるというのだ。
最近、ナメクジを見かけない。ただ居るらしいことは、石蕗の大きな葉についた、這った跡を見れば分かる。
幾年前のことであったか、私は、裏口に置いていた履物に、ナメクジが潜んでいて、びっくり仰天させられたことがある。(かつてのブログにも書いたが、それがいつのことだったか探し出すのが難しい。)
足の裏(右足)に、得体の知れない感触の、ぬめっとした違和感を感じ、大声を発して、はきものをぽーんと宙に脱ぎ捨てた。
足裏のぬめりを洗い流すのは容易なことではなかった。想像を絶するぬるぬる感であった。
その不快な記憶を蘇らせながら読んだ本である。
ナメクジに限らず、諸動物は、私が想像する以上の能力をそれぞれに持っているのだろう。
研究者によって、不思議な世界を見せてもらった。
が、相変わらず、ナメクジを好きにはなれない。
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私がいつも感心するのは、庭に見事な巣を張り、中央にじっと身構えているクモたちである。
巣作りの協力者はいないのに、ひとりコツコツと見事な巣を作る。
下の写真は、今日も、巣の中央に鎮座している小型クモ。(2匹)