ぶらぶら人生

心の呟き

5月の庭 (プリペットの花)

2007-05-23 | 草花舎の四季
 草花舎の庭に、かなり丈高く、横にも広がりをもつ木があり、今、白い花を咲かせている。その名は、「プリペット」。(写真)
 Yさんの話によると、生垣用にと思って植えた木が、大きく育ったのだそうだ。

 ネットでも調べてみた。モクセイ科で、「セイヨウイボタノキ」ともいうらしい。
 「イボタノキ(水蝋樹・疣取木)」というのは、広辞苑にも出ていて、格別珍しい木ではなさそうだ。日本の山地にも海岸にも、自生する木のようだ。
 この風変わりな名前が気になり、『樹木』という本をめくってみた。花の写真入で紹介してあった。
 「<イボタロウ虫>が寄生することからついたもので、この虫の分泌したロウを採集して家具のつやだしに使う。」と、名前の由来が記されている。

 プリペットが、イボタノキに近いことは間違いなさそうだ。花もよく似ている。<セイヨウ>なる語がプラスされたことで、どこがどう異なるのかはよく分からない。
 日本古来の「イボタノキ」同様、「プリペット」にも、奇妙な<イボタロウ虫>(広辞苑によると、体調2ミリメートルの寄生虫で、雄は白い綿状の蝋塊のなかにすむ)が、果たして寄生するのかどうか?
 今後は、樹皮にも目配りを忘れないようにしよう。しかし、2ミリではあまりに小さく、気づかぬ可能性が大きいだろう!?
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5月の庭 (ガザニア)

2007-05-23 | 草花舎の四季
 随分前から、草花舎の庭に咲いている花で、幾度Yさんに名前を確かめたか知れないのが「ガザニア」である。花期の長い花らしい。(写真)
 始めにその名を尋ねたのはいつだっただろう?
 聞いては忘れ、また聞いては忘れを、性懲りもなく何度か繰り返した。みっともない話であるが、最近はとみに覚えが悪い。覚えたつもりでもすぐ忘れてしまう。私自身あきれてしまうほどである。

 草花舎の数ある花の中で、「ガザニア」は、決して自慢の花ではあるまい。というのは散歩の途中でも、あちこちに咲いている花であり、名前を知らないだけで、目にはなじんできた花であって、特に珍しいものではない。
 今日、あえてブログに掲載するのは、私の頭にインプットさせるためである。
 書けば記憶に留めやすいし、忘れた場合も、自分で確かめることができる。

 私の目にした範囲でも、花色の種類は、いろいろである。
 しかし、草花舎の庭には、白に近い、淡いクリーム色のガザニアがよく似合っている。
 ネットで調べたところ、別名「クンショウギク(勲章菊)」ともいうらしい。まさに勲章のイメージである。
 夜や曇り日、雨の日には花が閉じるという。太陽と大の仲良しで、その恵みなしには花を開こうとしない、その性が面白い。こういう性質は、他の植物にも多いと思うが、それらの植物は、太陽をどのようにして感知するのだろう?
 理屈の分からない私には、実に神秘的なことに思われる。
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