備忘簿

日常の呟きを記録する。

オオガハス「2000年前の風景」

2006年07月11日 06時55分42秒 | 野草
千葉市千葉公園のオオガハスが今年も見事に咲いている。終戦間もない昭和26年、大賀一郎博士が千葉市花見川区検見川の東京大学総合運動場で発掘中に3粒のハスの実を採取した。同時に発掘された丸木船の櫂の年代から2000年前のハスの実と分かった。このうちの2粒が発芽し、その内の1粒が今の全てのオオガハスの源となった。千葉公園では、朝早くからこの花を撮ろうと大勢の人々がカメラを携えてやってきている。
花は濃いピンク色で、やや小振りだが、最も美しい瞬間は開ききる少し前の花びらが放射状に展開しているときだろう。オオガハスが咲き乱れている様は2000年前の風景そのものなのだ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« クララ「眩草」 | トップ | オオガハス「その2、蕾の艶... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

野草」カテゴリの最新記事