昨日千葉県北印旛沼周辺の広大な干拓地で、今は田圃が広がり田園地帯となっている成田市北須加という所へ行った。いつも行くところなのだが、この日も車をゆっくりと走らせていると電柱のてっぺんにノスリが居るのを見付けた。そっと車を降りてカメラを用意したのだが、めざとく見付けられて逃げられてしまった。そんなとき軽トラックが止まり男の人が降りてきて「タカを狙っているのか」と問うので「ノスリに逃げられた」等と話している内に、「実はあそこにコハクチョウが居るのだが、あれは私の田圃で今は100羽を超えている」と話出した。よく見るとそれは雪がまだ解け残っているように見えたのだが、コハクチョウなのだ。この方は泉水さんと仰り、1週間ほど前にご自分の田圃を見回りに来たときにコハクチョウが6羽いるのを見付けた。そこで、ご自分が保存していた屑米を与えたところ、20羽に増えそれがあっという間に120羽になってしまったということなのだ。この田圃は水が湧きほんの少しだが水面があったのでそこへコハクチョウが降りたらしい。この北須加は、コハクチョウが1000羽を超えている本埜村の現地から4km程離れている。1000羽という数は尋常ではないだろうから、あふれ出るコハクチョウが居るのもうなずけるところなのだ。泉水さんご自身の保存していた屑米では足りなくなりお仲間に話をすると皆さんが賛同して餌が集まりだした。そして、成田市にこの話をすると、市としても保護したいと言うことで、行政側も高い関心を持っているとのことであった。この泉水さんのおかげでこのコハクチョウ達も安心してこの冬を過ごせるのではないだろうか。
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