アメリカザリガニ科のエビ。今では日本全国で普通に見られるこのエビガニの出所がはっきりしているのが大変面白い。資料によれば「1927年に鎌倉市の大船にあった食用ガエル養殖場にいわゆるウシガエルの餌として20匹が持ち込まれ、それが逃げて全国に広がったもの」という。
敗戦後の食生活困窮期に動物性タンパクの補給源として、どんなに大量にこのエビガニを食したことか。今でも忘れられない。毎日エビガニ獲りに精を出してバケツいっぱい獲ってきて、それを茹でては食していた子供の頃を昨日のように思い出す。食べかすとして残った殻は飼っていた鶏に与えたりしたが、その鶏たちは真っ赤な黄身の卵を産んだものだった。千葉市内で撮影。
敗戦後の食生活困窮期に動物性タンパクの補給源として、どんなに大量にこのエビガニを食したことか。今でも忘れられない。毎日エビガニ獲りに精を出してバケツいっぱい獲ってきて、それを茹でては食していた子供の頃を昨日のように思い出す。食べかすとして残った殻は飼っていた鶏に与えたりしたが、その鶏たちは真っ赤な黄身の卵を産んだものだった。千葉市内で撮影。