備忘簿

日常の呟きを記録する。

ドクダミ

2005年06月09日 07時56分53秒 | 野草
ドクダミは、美しく、懐かしく見る花。白い十字は暗い林の中でも目立つ。この花を嫌いな人が多いが、それはその香りによることが大きい。私はその香りに懐かしさを感ずる。ドクダミは十薬ともいわれ、民間薬としてその薬効は私自身経験しているところ。子供の頃は栄養状態も衛生状態も悪かったのか、良く出来物ができた。そんな時に母親がドクダミの葉を蒸して貼り付けてくれ、それを何度も繰り返しているうちに腫れも引いてしまう。昔は、薬局へ薬を買いに行ったことはあまり記憶にない。これも子供の頃良くできたタムシには、これも又母親が米ぬかを煎ってその脂をとり、それを塗っているうちにタムシも治ってしまった。そういった民間療法がなお生きていた時代を思い出すドクダミの花なのだ。ドクダミ科ドクダミ属、白い花びらは総苞片で中央に花穂が立ち黄色い花を咲かせる。昔はどこの家の裏庭にも生えていたものだが。
コメント (3)
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