アニメ監督の宮崎駿が参議院選挙を前に、「安倍首相は考えの足りない人間、慰安婦問題は謝罪して賠償すべき」と発言した。慰安婦が必要だたとする発言を撤回しない、維新の会の橋下徹の歴史観を強く非難したものである。
同時に、戦後日本の平和主義を支えてきた現行憲法を改正し、自衛隊を国防軍に変え、「武力行使・戦力保有・交戦権の禁止」という安全装置を解除しようとする安倍晋三首相を批判した。
96条の改定についても、やってはならないことであって、一種のサギのようなものである。戦後日本の平和主義を支えてきた現行憲法を改正し、自衛隊を国防軍に変え、「武力行使・戦力保有・交戦権の禁止」という安全装置を解除しようとする、安倍晋三首相の政治姿勢を強く批判した。
新作の「風立ちぬ」で、零戦製造の矛盾の悩む製造者の新作アニメを前にしての発言である。
こうした発言をまとめ、スタジオジブリは憲法改正を特集したパンフレットを配布した。改憲のの危険性を知らせる必要があるという判断から行なったということである。
宮崎駿氏の発言は、若者に大きく影響を与えるものだど思われる。政治に無関心の若者たちが大半を占めるこの国にあって、彼の発言は小さくはないと思われる。政府はもちろん、マスコミがこの発言を黙殺する姿勢が、どうも容認できない。