■5月27日(日)に、安中市消防団・安中市女性防火クラブ・安中消防署などから約334人(このほか来賓が数十名)が参加して平成30年度の安中市水防訓練が安中市中宿のクレー射撃上の隣の西毛球場東側広場で開催されました。当会の女性会員も参加したので、その模様を報告します。
↑会場前の九十九川で戯れる野鳥の子ら。↑
↑間もなく開会式前の入場行進開始。↑
幸い快晴に恵まれた行楽日和ですが、女性防火クラブの参加者の皆さん40名は朝8時までに西毛球場東側広場に集合し、8時30分からの開会式典に備えました。現地に集合したおきには、既に市内の各消防団は、保有する消防車両と共に勢ぞろいをほぼ済ませておりました。
今回の水防訓練に先立ち、安中市女性防火クラブでは、5月17日(木)午後7時から、安中市スポーツセンター(総合体育館)アリーナに集まって、「礼式訓練」を実施しました。本日はその成果を消防関係者に見てもらうわけです。
活動服として赤色の上下のジャージに凛々しく身を固めた防火クラブ員の皆さんは、隊列を整えて、開会式の始まるのを会場の一角で待機し、8時25分から始まった入場行進では、各分団・クラブともに「いっち、イッチ、イチニゥ、ソーレ」の掛け声とともに駆け足でグラウンドを移動し、所定の位置に整列しました。そして、萩原団長に各分団から人員報告が行われました。
↑安中市が誇る女性防火クラブ。↑
↑救助工作車もギリギリ到着。↑
↑入場行進。↑
↑整列する消防団員と女性防火クラブ員の皆さん。↑
↑関係者の訓示や挨拶。↑
8時30分から開始された開会式典では、はじめに萩原団長から「おはようございます。早朝よりご苦労様です。絶好の訓練日和となりました。本日の水防訓練で、皆さん一人一人が水防活動の重要さを十分に認識し、水防の向上をしっかりと理解して頂ければと思います。本日は暑くなります。熱中症には十分に気を付けてお願いしたいと思います。また杭ごしらえにおけるオノや倒木伐開訓練におけるチェンソーの取扱いについては危険を伴いますので、怪我には十分注意して作業してください。終わります」との訓示がありました。
そして訓練開始に先立ち来賓に対して、水防隊を代表して訓練本部長の茂木市長から「本日は平成30年度水防訓練を実施します。暑い中ではございますが、水防隊員一同頑張りますので、、どうぞ最後までご覧くださいますよう宜しくお願い申し上げます」と挨拶がありました。
続いて「気をつけー! かいらーなか!」の号令とともに、ファンファーレが鳴り響き「茂木訓練本部長から「ただいまから平成30年度安中市死亡訓練をじっする!」と訓練開始宣言が発せられました。
萩原本部長の安中市長の挨拶のあと、、安中市消防団本部の萩原訓練部隊長と、女性防火クラブ本部の小俣訓練部隊長が前に出て、人員報告として、それぞウれさんかそうにんず334名と42名であることが伝えられました。
その後、志度機関の群馬県高崎行政県政事務所長の小島敏夫所長から挨拶があり、さっそく訓練が開始されました。女性防火クラブは恒例の炊き出し訓練に勤しみました。
■安中市女性防火クラブは、家庭での火災予防の知識習得、地域全体の防火意識の高揚などを目的に活動している組織で、消防署や消防団と連携を図りながら、地域の防火・防災体制の構築に寄与することが目的とされ、地域の安全・安心で重要な役割を担っています。
↑来賓用テント。↑
↑炊き出し用の飲料水を供給する市の給水車。↑
↑広場でも実地訓練開始。↑
↑活動する当会会員。↑
現在、安中市女性防火クラブは本部及び10支部、合計クラブ員数360名で形成されています。それぞれの地区には支部があり、定員を満たすために、地区内で人数を振り分けてやりくりしていますが、高齢化や若い世代のリクルートが課題となっており、今後ますます人員確保が難しくなっていくと思われます。
各支部の定員と今回の炊き出し訓練の役割は次のとおりです。今回は各支部から4名ずつ参加しました。当会会員は初めての参加でしたが、事前の礼式訓練のおかげで緊張せずに済んだとのことです。
安中支部 (60名) 袋詰め
原市支部 (50名) おにぎり作り
磯部支部 (35名) おにぎり作り
東横野支部(35名) 洗い物
岩野谷支部(35名) 袋詰め
板鼻支部 (25名) (接待で来賓に一回お茶出し後)おにぎり作り
秋間支部 (30名) 炊飯
後閑支部 (30名) 洗い物
西横野支部(30名) おにぎり作り
細野支部 (30名) 袋詰め
合 計 (360名)
炊き出し訓練の結果、参加者約450名分のおにぎりセットが出来上がりました。各セットは、梅干しと塩ゴマ風味の2個のおにぎりと、漬物のたくあんをビニール袋に入れたものです。
グランドでは、消防団員の皆さんによる、各種消防訓練が午前中ずっと繰り広げられました。近所に住む親子連れの家族も芝生の上で訓練の様子を見学していました。
↑訓練の模様。↑
こうした消防関係者の皆さんの不断の努力で我々の郷土の安心・安全が担保されているのです。できれば、もっとPRするなど工夫して、少しでも多くの市民のかたにも見て貰えるようにすれば、防災意識の高揚にもつながるのではないか、という思いがしました。
【ひらく会情報部】
↑安中消防署が誇る救助工作車。安中市では2010年4月に特別救助隊を配備し、現在救助工作車1台を保有する。ちなみに救助工作車とは、特別救助隊が、あらゆる災害現場で救助活動するための救助用資機材を積載した車両のこと。↑
※参考URL「色々な消防自動車」
http://ted.city.takasaki.gunma.jp/shoubou/syakai/jidousya/jidousya.htm
※参考URL「安中消防署」
http://ted.city.takasaki.gunma.jp/shoubou/chosha/annaka.htm
※参考情報「報道記事」
**********東京新聞2018年5月29日
【群馬】災害に備え富岡、安中市で訓練
↑トリアージとともに応急手当ての訓練をする医療関係者ら=富岡市で↑
富岡市と安中市で二十七日、災害に備えるため、それぞれ防災訓練が行われた。富岡市では大地震と大型の台風を想定した総合防災訓練が、安中市では台風やゲリラ豪雨に対する水防訓練が実施され、関係者や市民らが本番さながらに取り組んだ。 (樋口聡)
◆富岡市 市内24会場1万6500人が参加
富岡市総合防災訓練は、丹生(にゅう)小学校をメイン会場に市内二十四会場で行われた。市、地元消防や警察、医療機関などのほか、国土交通省、県、自衛隊など関連四十四の機関・団体と市民ら合わせて約一万六千五百人が参加した。
災害時の市民の迅速な避難と市災害対策本部の設置、防災各関係機関との連携など、災害時の初動態勢の検証を目的に毎年実施している。今回は、深谷断層帯を震源とするマグニチュード8・1、震度7の地震発生と、県南部に非常に大型の台風が接近したとの想定で行われた。
訓練では、地震による家屋倒壊、火災の発生、ライフラインの寸断、台風による浸水被害、土砂災害に対応するため会場となった公民館や学校体育館に開設された避難所に「小あつまり(小グループ)」の住民が避難した。
メイン会場では、多重交通事故や倒壊家屋から取り残された人の救出、医療機関による負傷者の重症度によって治療の順番を決めるトリアージ・応急手当ての訓練を実施。今回初めて地震発生時に、それぞれが一斉に身を守る行動を取るシェイクアウト訓練も取り入れられた。
↑応急担架訓練をする団員ら=安中市で↑
◆安中市 水防態勢の充実強化図る
安中市の水防訓練は市水防団(消防団)が同市中宿の消防訓練場で行った。団員や女性防火クラブ員、安中消防署、関係機関などの約450人が参加した。
訓練は団員らの技術向上や水防態勢の充実強化を図るのが狙い。
訓練では、炊き出し、救急法、結索の基本訓練の後、大型台風接近による連日の大雨で九十九川右岸の水量が堤防天端に迫ったとの想定で、杭(くい)ごしらえ、土のう作り、積土のうなど一連の水防工法、チェーンソーによる倒木伐開などの応用・想定訓練を実施した。
訓練本部長の茂木英子市長は講評で「警戒避難態勢の充実を図り、防災対策に万全を期し、いつ起こるか分からない災害に一層の努力と研さんを積まれたい」などと述べた。
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↑会場前の九十九川で戯れる野鳥の子ら。↑
↑間もなく開会式前の入場行進開始。↑
幸い快晴に恵まれた行楽日和ですが、女性防火クラブの参加者の皆さん40名は朝8時までに西毛球場東側広場に集合し、8時30分からの開会式典に備えました。現地に集合したおきには、既に市内の各消防団は、保有する消防車両と共に勢ぞろいをほぼ済ませておりました。
今回の水防訓練に先立ち、安中市女性防火クラブでは、5月17日(木)午後7時から、安中市スポーツセンター(総合体育館)アリーナに集まって、「礼式訓練」を実施しました。本日はその成果を消防関係者に見てもらうわけです。
活動服として赤色の上下のジャージに凛々しく身を固めた防火クラブ員の皆さんは、隊列を整えて、開会式の始まるのを会場の一角で待機し、8時25分から始まった入場行進では、各分団・クラブともに「いっち、イッチ、イチニゥ、ソーレ」の掛け声とともに駆け足でグラウンドを移動し、所定の位置に整列しました。そして、萩原団長に各分団から人員報告が行われました。
↑安中市が誇る女性防火クラブ。↑
↑救助工作車もギリギリ到着。↑
↑入場行進。↑
↑整列する消防団員と女性防火クラブ員の皆さん。↑
↑関係者の訓示や挨拶。↑
8時30分から開始された開会式典では、はじめに萩原団長から「おはようございます。早朝よりご苦労様です。絶好の訓練日和となりました。本日の水防訓練で、皆さん一人一人が水防活動の重要さを十分に認識し、水防の向上をしっかりと理解して頂ければと思います。本日は暑くなります。熱中症には十分に気を付けてお願いしたいと思います。また杭ごしらえにおけるオノや倒木伐開訓練におけるチェンソーの取扱いについては危険を伴いますので、怪我には十分注意して作業してください。終わります」との訓示がありました。
そして訓練開始に先立ち来賓に対して、水防隊を代表して訓練本部長の茂木市長から「本日は平成30年度水防訓練を実施します。暑い中ではございますが、水防隊員一同頑張りますので、、どうぞ最後までご覧くださいますよう宜しくお願い申し上げます」と挨拶がありました。
続いて「気をつけー! かいらーなか!」の号令とともに、ファンファーレが鳴り響き「茂木訓練本部長から「ただいまから平成30年度安中市死亡訓練をじっする!」と訓練開始宣言が発せられました。
萩原本部長の安中市長の挨拶のあと、、安中市消防団本部の萩原訓練部隊長と、女性防火クラブ本部の小俣訓練部隊長が前に出て、人員報告として、それぞウれさんかそうにんず334名と42名であることが伝えられました。
その後、志度機関の群馬県高崎行政県政事務所長の小島敏夫所長から挨拶があり、さっそく訓練が開始されました。女性防火クラブは恒例の炊き出し訓練に勤しみました。
■安中市女性防火クラブは、家庭での火災予防の知識習得、地域全体の防火意識の高揚などを目的に活動している組織で、消防署や消防団と連携を図りながら、地域の防火・防災体制の構築に寄与することが目的とされ、地域の安全・安心で重要な役割を担っています。
↑来賓用テント。↑
↑炊き出し用の飲料水を供給する市の給水車。↑
↑広場でも実地訓練開始。↑
↑活動する当会会員。↑
現在、安中市女性防火クラブは本部及び10支部、合計クラブ員数360名で形成されています。それぞれの地区には支部があり、定員を満たすために、地区内で人数を振り分けてやりくりしていますが、高齢化や若い世代のリクルートが課題となっており、今後ますます人員確保が難しくなっていくと思われます。
各支部の定員と今回の炊き出し訓練の役割は次のとおりです。今回は各支部から4名ずつ参加しました。当会会員は初めての参加でしたが、事前の礼式訓練のおかげで緊張せずに済んだとのことです。
安中支部 (60名) 袋詰め
原市支部 (50名) おにぎり作り
磯部支部 (35名) おにぎり作り
東横野支部(35名) 洗い物
岩野谷支部(35名) 袋詰め
板鼻支部 (25名) (接待で来賓に一回お茶出し後)おにぎり作り
秋間支部 (30名) 炊飯
後閑支部 (30名) 洗い物
西横野支部(30名) おにぎり作り
細野支部 (30名) 袋詰め
合 計 (360名)
炊き出し訓練の結果、参加者約450名分のおにぎりセットが出来上がりました。各セットは、梅干しと塩ゴマ風味の2個のおにぎりと、漬物のたくあんをビニール袋に入れたものです。
グランドでは、消防団員の皆さんによる、各種消防訓練が午前中ずっと繰り広げられました。近所に住む親子連れの家族も芝生の上で訓練の様子を見学していました。
↑訓練の模様。↑
こうした消防関係者の皆さんの不断の努力で我々の郷土の安心・安全が担保されているのです。できれば、もっとPRするなど工夫して、少しでも多くの市民のかたにも見て貰えるようにすれば、防災意識の高揚にもつながるのではないか、という思いがしました。
【ひらく会情報部】
↑安中消防署が誇る救助工作車。安中市では2010年4月に特別救助隊を配備し、現在救助工作車1台を保有する。ちなみに救助工作車とは、特別救助隊が、あらゆる災害現場で救助活動するための救助用資機材を積載した車両のこと。↑
※参考URL「色々な消防自動車」
http://ted.city.takasaki.gunma.jp/shoubou/syakai/jidousya/jidousya.htm
※参考URL「安中消防署」
http://ted.city.takasaki.gunma.jp/shoubou/chosha/annaka.htm
※参考情報「報道記事」
**********東京新聞2018年5月29日
【群馬】災害に備え富岡、安中市で訓練
↑トリアージとともに応急手当ての訓練をする医療関係者ら=富岡市で↑
富岡市と安中市で二十七日、災害に備えるため、それぞれ防災訓練が行われた。富岡市では大地震と大型の台風を想定した総合防災訓練が、安中市では台風やゲリラ豪雨に対する水防訓練が実施され、関係者や市民らが本番さながらに取り組んだ。 (樋口聡)
◆富岡市 市内24会場1万6500人が参加
富岡市総合防災訓練は、丹生(にゅう)小学校をメイン会場に市内二十四会場で行われた。市、地元消防や警察、医療機関などのほか、国土交通省、県、自衛隊など関連四十四の機関・団体と市民ら合わせて約一万六千五百人が参加した。
災害時の市民の迅速な避難と市災害対策本部の設置、防災各関係機関との連携など、災害時の初動態勢の検証を目的に毎年実施している。今回は、深谷断層帯を震源とするマグニチュード8・1、震度7の地震発生と、県南部に非常に大型の台風が接近したとの想定で行われた。
訓練では、地震による家屋倒壊、火災の発生、ライフラインの寸断、台風による浸水被害、土砂災害に対応するため会場となった公民館や学校体育館に開設された避難所に「小あつまり(小グループ)」の住民が避難した。
メイン会場では、多重交通事故や倒壊家屋から取り残された人の救出、医療機関による負傷者の重症度によって治療の順番を決めるトリアージ・応急手当ての訓練を実施。今回初めて地震発生時に、それぞれが一斉に身を守る行動を取るシェイクアウト訓練も取り入れられた。
↑応急担架訓練をする団員ら=安中市で↑
◆安中市 水防態勢の充実強化図る
安中市の水防訓練は市水防団(消防団)が同市中宿の消防訓練場で行った。団員や女性防火クラブ員、安中消防署、関係機関などの約450人が参加した。
訓練は団員らの技術向上や水防態勢の充実強化を図るのが狙い。
訓練では、炊き出し、救急法、結索の基本訓練の後、大型台風接近による連日の大雨で九十九川右岸の水量が堤防天端に迫ったとの想定で、杭(くい)ごしらえ、土のう作り、積土のうなど一連の水防工法、チェーンソーによる倒木伐開などの応用・想定訓練を実施した。
訓練本部長の茂木英子市長は講評で「警戒避難態勢の充実を図り、防災対策に万全を期し、いつ起こるか分からない災害に一層の努力と研さんを積まれたい」などと述べた。
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