市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

大同有害スラグ問題を斬る!…不法投棄実行犯を刑事告発せよ!「追及第5弾」更に更に更に崩壊進む上武国道

2015-03-29 23:41:00 | スラグ不法投棄問題
■既に報告したとおり、市民オンブズマン群馬が独自に調査した結果、極悪企業・佐藤建設工業が納入した建設資材すべてに、不法投棄された有害スラグが混じっていることが判明しています。 佐藤建設工業の試験表に添付された資材は、上層路盤材・下層路盤材・盛土材のすべてにおいて、有害スラグの不法投棄が疑われます。
 市民オンブズマン群馬の誇るプロジェクトチーム「リットン調査団」の団員が、たまたま通りかかった上武国道・前橋渋川バイパスで、またまた、不自然にヒビが入っているのに気が付いたのでご報告いたします。前橋渋川バイパスでは崩壊がジワジワ進行しており、いつ事故が起きるか恐くてなりません。
 それでは、リットン調査団のレポートを見てみましょう。

前橋渋川バイパスの渋川側の入り口が見えてきた。大きな立派な横断歩道だ。素晴らしい。

この場所はこちらです↓
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信号待ちの長い列に引っかかってしまった。しかし壁を見ると、随分茶色の水が流れた跡があるよね。ちょっと降りてみよう。↑


うわぁ~~!サビサビ~~。有害スラグから出たサビ水に違いない。あれ!?亀裂が入っている。


あちらこちら、ヒビだらけ。押し出されているんじゃないか?


こちらにもヒビ。何やら石灰のような白いものが滲み出ている。


こちらの亀裂はひどい!完全に押し出されて、耐え切れなくなって出来た亀裂だ!しかもチョークで「No208」と描いた調査の痕跡がある。国土交通省様は、現況を把握しているのか?だったら、死亡事故が起きなければ対策は取らないのか!


よく見ると、こちらにも石灰のようなものがにじみ出ている。確か有害スラグには、石灰成分が含まれていたよね。


↑3102 下の段より、上の段が押し出されている。大変危険だ。ここを車で走るのはやめよう!


■平成26年3月28日(金)に、国土交通省関東地方整備局より、「鉄鋼スラグを含む砕石の分析試験結果について」の記者発表がありました。内容はこちらをご覧ください↓
www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000101962.pdf

 この内容を見ると、別添1の「H20 高崎河川国道事務所半田改良その4工事」という現場で、別添4の分析試験結果が示すとおり「4.4mg/L」という、とても高い有害物質が検出されています。ちなみに、環境安全品質基準値は0.8mg/L以下です。

 この試験採取箇所は「補強土壁」、 用途は「置換工」 となっています。「置換工」とは、工事関係者に聞いてみると、「盛り土」のことだそうです。

 国土交通省は平成26年3月の段階で「盛り土」の中に有害スラグが不法投棄されたことを知っていたのです。しかし、その後現在まで1年近く経過しますが、「盛り土」のことについて、何らかの対策をとったのでしょうか?

 「盛り土」は天然石であるべきです。国土交通省は、「なぜフッ素が検出されたのか?」と、疑問に思わなかったのでしょうか?まさか、「佐藤建設工業を庇うため、気が付かないフリをした」と言うのでしょうか?刑事告発が遅れる理由もこのあたりにあるのでしょうか?・・・など、一般市民としては、疑念が湧いてくるのを禁じ得ません。

 「半田改良その4」の現状と解説については、こちらも参照してください↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1383.html

■「半田改良その4工事」は、佐藤建設工業と組んで、有害スラグを多用した池原工業が施工した現場です。この現場は、大同特殊鋼渋川工場から車で、ほんの5分程度の距離にあります。本来、渋川工場から東吾妻町箱島の有害スラグ混合所に向かうはずのスラグ運搬車が、白いスラグを工場から直接、現場に不法投棄している様子が、目撃情報として当会にも寄せられています。この「補強土壁」という巨大な壁の中身は、有害スラグばかりなのです。したがって、フッ素の値も他の場所より高く、「4.4mg/L」もの値を叩き出しているのです。池原工業のスラグ利活用についてはこちらを参照してください↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1475.html

 大同特殊鋼と佐藤建設工業は、大同特殊鋼の子会社の大同エコメットと何度も3者協議を行っています。スラグを天然砕石と混合することについて何度も協議を重ねていますが、ブラック企業の佐藤建設工業は、コストがかさむ「運搬」や「混合」を勝手に省略し、現場に直接不法投棄しています。

 その現場には、「混合比率」などという概念は存在せず、有害スラグ100%の場所が多数あるようです。しかしその場所を特定するためには、直接不法投棄した張本人である佐藤建設工業でなければ分かりません。一刻も早く佐藤建設工業を刑事告発し取り調べ、危険な有害スラグ100%の場所を調べ出し、安全対策を講じなければなりません。なぜならば、有害スラグは有毒物質を含んでいるばかりか、膨張現象によって構造物を破壊する不良建設資材だからです。

 国や県、渋川市など行政は、いったいいつになったら、その重い腰を上げて不法投棄実行犯を告訴するつもりなのでしょうか?このまま幕引きを図る魂胆だとしたら、納税者である住民への裏切り行為となります。

【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】
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