■当会は5月22日に松井田町文化会館大ホールで公開録画を予定している群馬ディスティネーション記念事業「出張!なんでも鑑定団in安中」に、タゴが警察に出頭する直前に友人に預けていた、とっておきの絵画等6点の価値鑑定してもらおうと活動しています。
この絵画等6点は、タゴの友人が岡田市長の再選直後にタゴの妻に返却し、タゴの妻が公社に寄贈したものですが、当会が、岡田市長兼安中市土地開発公社理事長に、どんなイメージの絵なのか教えてほしいと情報開示請求をしましたが、岡田市長は市長としても、土地開発公社理事長の立場としても、開示を拒否しています。
その後、安中市で「なんでも鑑定団」の公開録画が予定されていることを広報あんなか3月号で知った当会は、この絶好の機会をのがさず、タゴ事件の使途不明金の行方にも大きく関係するこれらの「お宝」を、中島誠之助氏をはじめとするプロの鑑定家に品定めをしてもらうよう、岡田市長兼土地開発公社理事長に要請していますが、いまだに岡田市長から回答がありません。
■当会は、絵画等6点が市民の財産であるとの立場から、3月10日付けで、申込窓口である安中市観光協会に参加申込書を提出しましたが、「お宝」の写真が添付されていないとして、3月14日に電話で受付拒否されました。やむなく、参加申込書を返却してもらおうと、当会は3月18日に安中市観光協会を訪れましたが、観光協会の事務局長が不在ということで、返却してもらえませんでした。
その後、3月28日に安中市のホームページに、「お宝」の受付期間を4月15日まで延長することが掲載された直後の4月1日付けで、安中市観光協会から突然、当会が提出した参加申込書が郵送で突っ返されてきました。
■当会では、安中市観光協会から受付を拒否されたあと、直接、テレビ東京の政策担当者に連絡をとろうと、安中市観光協会に担当者名と連絡先を尋ねました。ところが、同協会の濱口事務局長は、「自分では判断できない」として教えてくれませんでした。
そこで、同協会を監督する立場の安中市商工観光課長に、政策担当者の連絡先と氏名を聞いたところ、「個人情報なので、教えられない。自分でテレビ局に連絡して確認してほしい」と素気無く断られてしまいました。成す術がないまま、挙句の果てに当会では、ネットで「なんでも鑑定団」を検索したところ、テレビ東京に番組の企画から放映、アフターフォローまで含めて、渋谷の番組制作専門会社が担当していることがわかりました。
■「なんでも鑑定団」の番組を制作しているのは、東京都渋谷区にあるネクサスという会社です。新宿駅のサザンテラスから西口方面に出て、南に5分ほどあるくと小田急の踏切があります。そこを渡って、線路に沿って、100mほど歩くと山野美容学校の高層ビルがあり、その脇の小田急の踏み切りを渡り線路の北側に移ると、すぐ左に入る道路があり、そこを50mほど行くと道路の左手の線路沿いにネクサスがあります。
当会では、場所を確認したのち、電話で再度、事情を説明したうえで、本日、ネクサスあてにあらためて、「お宝」の応募申込をしました。
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平成23年4月11日
〒151-0053
東京都渋谷区代々木2-28-7 代々木NTビル1F
株式会社ネクサス
「出張!なんでも鑑定団in安中」制作ご担当者様
〒379-0114群馬県安中市野殿980番地 小川 賢
5月22日(日)公開録画予定の「出張!なんでも鑑定団in安中」への「お宝」申込について
突然のお頼りご容赦ください。このことにつきましては、先週4月8日(金)午後4時に貴社に電話を差し上げたところ、貴社スタッフの梅田様が電話にお出になられたので、概要をご説明申し上げ、それに基づいて、貴社宛に情報等一式を直接ご提出させていただくものです。
私は、群馬県安中市在住の市民です。安中市が発行する広報あんなか3月号に、表記の番組に関する記事が掲載されており、さっそく、安中市土地開発公社が保有する時価6億円とも市民の間では噂されている絵画等6点について、この機会にぜひ「なんでも鑑定団」で真贋を鑑定していただきたいと考えて、表記「お宝」を応募すべく、申込書に必要事項を記載して申し込みました。
ところが、窓口の「安中市観光協会」は、写真が添付されていないということで、受付を拒否してきました。
私が写真を添付できなかった理由は、申込書に詳述しております。これら絵画等6点の「お宝」は、安中市民の財産とも言えるものですから、当然、安中市長は市民に写真を公開すべきですが、なぜか安中市長は、市民からの情報公開請求に対して、開示を拒否し続けております。従って、市民としては、近々、法的手段をとって、「お宝」の写真を入手する予定です。
今回の「お宝」募集期限は、当初3月15日までとうかがっておりましたが、3月28日付けの安中市のホームページ等によりますと「いまひとつ目玉となるお宝の申込が少ない」という事情により、募集期限を1ヶ月延長して4月15日までとする旨、公告がありました。
私が今回、ぜひこの番組で鑑定を希望する「お宝」は、前述の通り、総額6億円とも噂される絵画等6点です。話題性としても、申し分ない「お宝」です。
安中市では、いまから約16年前に51億円を越える巨額詐欺横領事件が発生し、安中市土地開発公社の元職員が公社理事長印や市長印を勝手に押印した偽造文書の存在が明らかになりました。一方、それらの偽造文書を受け取った群馬銀行は元職員に対して接待ゴルフや中元・歳暮などには熱心でしたが、文書チェックは手抜きをしていました。
その結果、表ざたになっただけでも51億円あまりにのぼるという史上空前の巨額詐欺横領事件が起きてしまいました。しかも、安中市と群馬銀行の間で和解条項が合意され、103年間にわたり、毎年2000万円ずつ返済することになり、安中市は公金で元職員と群馬銀行の尻拭いをしています。
この状況を少しでも好転させるためには、少しでも市民への損害を少なくする必要がありますが、これまで16年間で元職員の所有する不動産の処分などで、1500万円たらずしか、損害額は減っていません。
もし、今回の「お宝」が本物であり、時価6億円という鑑定がなされた場合には、30年間の返済分に相当し、安中市民が被る利益は多大なものとなります。
また、この番組にとっても、鑑定の結果、総額6億円という結果が出た場合には、番組史上最高額の鑑定価格になることが期待されます。
従いまして、現時点で、絵画等6点の「お宝」の写真は、安中市長が保有したままとなっていますが、私としても、・・・(中略)・・・本件の開示を、安中市長にあらためて強く要請することにしています。
貴社におかれましても、番組の目玉となりうるこの「お宝」が、めでたく鑑定にかけられるように特段のご支援とご指導を賜りたく宜しくお願い申し上げます。
ちなみに、「なんでも鑑定団」のレギュラーとしてご活躍されている中島誠之助氏は、16年前の平成7年10月ごろ、元職員が収集した900点近くの骨董品や美術品を詐欺横領による被害の弁済用にと、元職員・安中市・群馬銀行のそれぞれの代理人である弁護士らが合意して、中島誠之助氏が主催する笹塚会と呼ばれる定期オークションに出品したところ、総額3億円あまりの値が付けられたときにもお世話になったかたです。
今回は、わずか絵画等6点で、それを2倍上回るかもしれないという、超「お宝」ですので、何卒中島誠之助氏に再度の鑑定の労をお取りいただけますよう重ねてお願い申し上げます。
以 上
同封物:
(1)安中市観光協会からの4月1日付の来状
(2)3月10日付の安中市観光協会あての鑑定出場申込書
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■ネクサスから返事がなければ、ボツとされたことになりますが、なんとか、岡田市長兼理事長には、タゴのとっておきの隠し財産だった「お宝」の真贋を問うためにも、この機会に「お宝」である絵画等6点の写真などビジュアル情報の開示に、踏み切ってもらいたいと思います。
【ひらく会情報部】