田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

M3GAN ミーガン(M3GAN)

2023年06月13日 16時08分55秒 | 日記

M3GAN: Evil Robot Doll Defies Allison Williams in First Trailer

M3GAN español Latino Online Descargar 1080p

ブラックユーモアを味わう『M3GAN/ミーガン』、圧倒的歌唱力&魔女アースラの豪快な演出も 『リトル・マーメイド』など週末観るならこの3本 ...

 子どもを守るAI人形が引き起こす惨劇を描いたサイコスリラー。

おもちゃ会社の研究者ジェマは、まるで人間のようなAI人形「M3GAN(ミーガン)」を開発している。ミーガンは子どもにとっては最高の友だち、そして親にとっては最大の協力者となるようプログラムされていた。交通事故で両親を亡くした姪ケイディを引き取ることになったジェマは、あらゆる出来事からケイディを守るようミーガンに指示する。しかし、ミーガンの行き過ぎた愛情は思わぬ事態を招いてしまう。

「ゲット・アウト」のアリソン・ウィリアムズがジェマ、「ブラック・ウィドウ」のバイオレット・マッグロウがケイディを演じた。「ソウ」シリーズのジェームズ・ワンと「パージ」シリーズのジェイソン・ブラムが製作を手がけ、「マリグナント 狂暴な悪夢」のアケラ・クーパーが脚本を担当。(映画.comより)

 

 

<2023年6月11日 劇場鑑賞>

 怖い。確かに怖かったけれど、おもしろかった!ミーガン、最高。しかもAIのチャットGPTが話題になる今、とてもタイムリー。私の記憶が間違っていなければ、かなり前に一度、公開と宣伝されてなかったっけな。そのうち自然消滅したな、と思っていたら、2年くらい(?)して復活してきたような気がします。あまりに怖くて公開中止になったのかと思ってました。

 しかしながら、話はわりと奥が深かったです。そもそも、単に親(あるいは大人)の負担を軽減するために、”進化する知能”を備えた少女型ロボットを与えてはいけません。もっとも、主人公の女性は、自分が研究者だったから、試してみたかったということもあるでしょうけれど。人工知能が暴走するというような話の映画は数あれど、今回は見かけがかわいいのと、ロボット本人が正義感に溢れているところが今までと違うと思います。もちろん、ウィル・スミスの「アイ・ロボット」に出て来るロボットも、プログラムされた正義感に従って行動していて、悪意のある奴は限られてましたけれど、今回のミーガンは、純粋に少女ケイディを守ろうと思っていただけです。

 いろんなところが徐々にひずんでくるところは、本当に今議論しているチャットGPTを見ているようで、そのタイムリーさに少しゾッとしました。ミーガンに関係ないですが、人間の可能性を広げるため、またその効率性を高めるために開発されたチャットGPTに、その暴走が怖いからと言って、たくさんの知恵者が集まって議論して決まりごとを制定しなければいけないのなら、本末転倒じゃないですか?その手間って。個人的には、そんな風に思ったりもします。まぁ使ってみないとわからないことはあるでしょうけれど。

 続編があるかも・・・。ミーガンのEが3になっているから、3部作を暗示しているのかも、と思ったりもします。そんなことないか(笑)。

 

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その手に触れるまで(Le jeune Ahmed)

2023年06月09日 18時23分32秒 | 日記

Le jeune Ahmed Film 2018 - Télé Star

Le Jeune Ahmed (2019) par Jean-Pierre Dardenne, Luc Dardenne

画像1

 

解説

「ある子供」「ロルナの祈り」「少年と自転車」などカンヌ国際映画祭で受賞を重ねてきたベルギーのダルデンヌ兄弟が、過激な宗教思想にのめりこみ教師を殺害しようと試みた少年の姿を描き、2019年の同映画祭で監督賞を受賞した人間ドラマ。13歳のアメッドはどこにでもいるゲーム好きな普通の少年だったが、尊敬するイスラム指導者に感化され、次第に過激な思想にのめりこんでいく。やがて学校の先生をイスラムの敵だと考えはじめたアメッドは、先生を抹殺しようと企むが……。これまでにカンヌ国際映画祭で2度のパルムドール(「ロゼッタ」「ある子供」)と脚本賞(「ロルナの祈り」)、グランプリ(「少年と自転車」)を受賞してきたダルデンヌ兄弟にとって、初のカンヌ監督賞受賞作となった。(映画.comより)

 

 

<2021年12月10日 録画鑑賞>

 怖かった、本当に怖かった。まだ子供、しかも学習障害(?)の傾向があった男の子アーメッド。毎日教えてくれた熱心な女性教師のおかげで、やっと人並みに(表現悪くてごめんなさい)勉強ができるようになったのに、そしてゲーム三昧な、ごくよくある子供だったのに、ムスリムのある指導者に取り込まれてしまいます。コーランは絶対だ、アラーは偉大なり、そして他の宗教は敵だと洗脳され、すべての人はアラーを信ずるべきで、それに反対するような奴は間違っていると思い込むようになります。そして、やがて彼を助けようとしてくれていた女性教師を「殺さねば」と思うようになるのです。

 

<ここからネタバレ>

 事件は未遂に終わり、彼は少年院に入れられます。しかし、そこでも考えが改まることはなく、農業実習などスタッフはみんな親切にしてくれるのに、なお遂行するべきと思い込み、歯ブラシをこっそり削りながら優等生を演じるようになります。プラスチックの歯ブラシがすっかり尖り、人々が「彼は更生してきている」と油断したころ、脱走。塀をよじ登って放課後教室に侵入し、女性教師を殺害しようとします。なんでそこまで・・・。宗教を信仰しながら、人を殺すということがどういうことなのか、わかってないのでしょうか。皆、本当に親切にしてくれているのに。若い人の更生を本当に願っているのに。悲しいですね。

 ラスト、窓のサンが取れて落下してしまったアーメッドは、「ママ」と言って泣いていたけれど、果たしてあの時改心したのでしょうか。私は、物音を聞いて女性教師が駆けつけてくれた時(落ちたアーメッドは動けなかった。かなり打ち所が悪かったはず。運が悪かったら障害を負ったかもしれないほど)、さらに刺すのかと思いました。映画はそこで終わるので、アーメッドが改心したかどうかはわからないのですが(女性教師の手に触れていたから、改心したことを表していたのかもしれませんが)、脱走したうえ、凶器を持って侵入していたわけですから、もう自由になることはないのかもしれません。なんで、いたいけな少年がここまで洗脳されるのかと、悲しみは止まりません。

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オオカミ狩り(늑대사냥)

2023年06月06日 22時34分47秒 | 日記

늑대사냥] 메인 예고편 - YouTube

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 凶悪犯たちを乗せた船で生き残りをかけて繰り広げられる戦いの行方を、容赦ない暴力描写で描いた韓国製サバイバルアクション。「メタモルフォーゼ 変身」のキム・ホンソン監督が、2017年に韓国人犯罪者47人がフィリピンから集団送還されたニュースに着想を得て手がけた。

2022年。フィリピンで逮捕された犯罪者たちを乗せた貨物船が釜山港へ向けて出航した。船内には凶悪犯罪担当のベテラン刑事約20人を配置、釜山では海上交通管制センターで海洋監視システムを設置するという万全な体制の中、プロジェクト名「オオカミ狩り」と呼ばれる韓比共同護送計画が展開される。しかしその夜、密かに脱走を企んでいた凶悪犯ジョンドゥが、刑事として紛れ込んだ仲間とともに反乱を起こし、船内は武器を手にした犯罪者たちで溢れかえる事態に。さらに眠っていた「怪人」が目を覚まし、想像を絶する戦いが幕を開ける。

「パイプライン」のソ・イングクが、狂気に満ちた犯罪者ジョンドゥを熱演。(映画.comより)

 

 

<2023年6月4日 劇場鑑賞>

 残虐すぎる。なんという映像の連続でしょう!これほどの映像を映画にする意味があるのか、と思うほどでした。しかし、韓国映画のいいところは、どれだけ残酷な描写でも、それをやってのけるのが若いイケメンだということ。本当に残虐そうな怖いおじさんとかだったら、見るに堪えないと思うんだけけど(すみません。決しておじさんに敵対心があるわけではありません)、わりとソフトなマスクのイケメンがやってのけると、一つクッションを置いたような感じになりますね。

 映画は「ザ・ロック」みたいに(かの映画は飛行機だったが)凶悪犯を船で護送するというもの。船の上、逃げ場はないし、凶悪犯たちは手錠・足枷のうえに鎖でつながれているし、刑事たちはその道の屈強な奴らが集められてるし、大丈夫だと思いますよね、ところがそうはいかないんです。映画では、比較的簡単に反乱が勃発します。これを見る限りでは、乗組員に対するチェックが甘すぎると思いました。ありとあらゆる手段を使って逃げようとするのは当たり前じゃないですか。あらゆる想定を予想しろよ、と思いましたけどね。しかしここは韓国だし、やっぱりお金で寝返る奴がいるんです。中枢から裏切られたら、防ぎようがないというのも事実かもしれません。

 悪徳製薬会社が絡んでいたり、強い奴を作ろうとしたり、話の筋自体は既視感のあるものばかりなんですが、とにかく描写が残酷です。映画はR15+なんですが、個人的にはR18でもよかったんじゃないかと思うくらいです。繊細な人にはおすすめしません。

 

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雄獅少年 ライオン少年(雄獅少年 I Am What I Am)

2023年06月05日 22時53分00秒 | 日記

《雄狮少年》宣布改档 推迟到贺岁档上映_第一院线 -爱电影!爱生活!

雄狮少年电影影讯、影评、雄狮少年在线购票_江西电影票网

国外でも通用するかも?アニメ映画「雄獅少年」 | 辺境通信 

 中国の伝統芸能である獅子舞の演者を夢見る少年たちの姿を描いた長編アニメーション。

2世紀ごろ魏晋南北朝時代の中国大陸が発祥とされる獅子舞。現代中国の獅子舞は、前足を担当する1人と、背中と後ろ足を担当するもう1人が獅子となり、そこに楽団も加わって、旧正月や店舗の開店祝いの場などで「招福駆邪」として演じられる。広東の田舎で暮らす少年チュンは家が貧しく、両親は長年にわたり都会の広州に出稼ぎしていた。ある時、自分と同じ名をもつ獅子舞の演者の女の子と知り合ったことをきっかけに、チュンは獅子舞の世界にあこがれを抱くようになる。かわいい女の子を目当てにチュンに誘われ参加したマオ、そしてマオの知り合いのゴウとともに獅子舞チームを結成したチュンは、若いころは町一番の獅子舞の踊り手だったという干物屋の店主チャンに師事し、獅子舞の演者として成長していく。

日本では2022年に「雄獅少年 少年とそらに舞う獅子」の邦題で字幕版が公開されて好評を博したことから、2023年5月、新たに日本語吹き替え版が制作され全国公開される。(映画.comより)

 

 

<2023年6月4日 劇場鑑賞>

 字幕版、知らなかったです。1年前に公開されていて好評だったなんて!不覚。しかし、今回見れてよかった。とてもよくできた作品でした。中国アニメは「羅小黒戦記」以来注目しています。少し前に「白蛇」も近くでやってたのですが、つい逃してしまいました。いつか見ようと思っています。

 この映画は、中国における”獅子舞”の位置づけなど、文化的な背景を理解しているほうが、より主人公の気持ちもわかったのでしょうね。それでも、貧乏人だと蔑まれる主人公たちや、ほとんど帰れないほど都会に出稼ぎしても、大して稼げない、そして危険な仕事でケガをしてもすごすご帰って来るしかない田舎の人たちの描写や、生活のためには獅子舞を封じてでも働かないと食っていけない庶民の生活など、バックグラウンドを知らなくても充分共感できるお話で、「うんうん」と思うこと、たくさんありました。信心していても何ら報われないことに対する疑問も、最近はよく映画で描かれますね。インド映画「PK」なんかはわかりやすい例だと思います。

 映画は、何でもありのアニメと言えども、クライマックスでは手に汗握ります。ギリギリまで引っ張る展開が本当にうまい。現実には、獅子舞を諦めて稼がざるを得なかった主人公が、「シンデレラマン」(主演:ラッセル・クロウ)並みに、過酷な労働により鍛えられていたということなのですが、それでも最後の最後まで現実と葛藤する主人公の気持ちは、痛いほどわかります。

 そして、オマケ映像。早々に立ってはいけません(立たないよう表示が出るが)。

 

<ここからネタバレ>

 働かないと生きてゆけないのは同じ。獅子舞で優勝したからって、生活は変わりません。主人公はちゃんと現実に戻っています。しかし、その軌跡は消えません。その時の写真と共に、貧乏なりに誇り高く生きている青年が映ります。彼は、父親に代わり都会に出稼ぎに出てから、その表情がグッと変わりましたね。それは「太陽の少年」のクリスチャン・ベイル並みです。大したものだなぁ、と思いました。

 

 

 

 

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65 シックスティ・ファイブ(65 )

2023年06月02日 23時11分42秒 | 日記

65 Movie Synopsis | Official Website | Sony Pictures-Synopsis

New 65 Trailer Shows Adam Driver Facing Nonstop Dinosaur Action

More Dinos in Another UK Trailer for '65' Movie Starring Adam Driver ...

 アダム・ドライバーが主演を務め、巨大隕石が衝突する直前の6500万年前の地球に不時着した男の運命を描いたSFサバイバルスリラー。

長期探査ミッション中の宇宙船が、小惑星帯と衝突して墜落した。乗組員のほとんどが命を落とし、船体は破壊され航行不能となってしまう。生き残った男ミルズは、どこかに切り離されたはずの脱出船を見つけ出すべく未知の惑星を探索する中で、コアという少女を発見する。実は2人がいるのは6500年前の地球で、恐竜を絶滅させた巨大隕石の衝突まであとわずかだった。

共演に「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」のアリアナ・グリーンブラット、「ガンパウダー・ミルクシェイク」のクロエ・コールマン。「クワイエット・プレイス」の脚本家スコット・ベック&ブライアン・ウッズが監督・脚本、「スパイダーマン」シリーズの監督サム・ライミが製作を手がけた。(映画.comより)

 

 

<2023年5月27日 劇場鑑賞>

 最初、話の設定を聞いたときは「猿の惑星みたい」と思いました。未来の地球じゃなくて過去の地球なわけですが。でも実際、映画は巨大恐竜に襲われたり、墜落した時に切り離されたポッドを求めて、そこにたどり着くまでの道程だったりで、既視感のある場面が続きます。舞台も別に地球じゃなくても成り立ったのではないか、と思いました。例によって若い女性(今回は子供だが)がちゃんとパートナーとして生き残ってたりするし。

 しかし、主演のアダム・ドライバーは、お金のために探査機に乗ってるという設定です。娘が重い病気で、その治療に多額のお金が必要なのです。はるかに文明が進んでいるはずの惑星ソラリスでも、そこ一緒なんですね。しかも地球でのサバイバルも妙にリアルというか、恐竜たちと対等で、高度な文明を持っているはずのソラリス人(?)も苦戦しています。少女とアダム・ドライバーの言語が違ったりするのも地球っぽかったし、言語が違うと意思疎通ができないところも然り。「本当に地球より高度なの?」って感じです(笑)。

 でも、登場人物をうんと絞った設定は最後まで生かされてると思うし、娘と少女を重ね合わせることができたのも、安易と言えばそうなのですが、やっぱりじんと来ました。なによりアダム・ドライバーがうまい。彼は本当に稀有な俳優ですね。独特のナード感を漂わせているのに、背が高くて、カッコいい役もこなせるし、また個性派監督の妙な雰囲気にも飄々と乗っていたりする。すごい人だなぁと思います。近々wowowで録画した「アネット」も見てみようかなぁ、と思っています。レオス・カラックス監督は理解できないことも多いのですが。

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