田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

建築学概論(건축학개론)

2019年11月05日 15時23分23秒 | 日記

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 韓国で410万人を動員し、「私の頭の中の消しゴム」(256万人)、「私たちの幸せな時間」(313万人)を超えるヒット作となった恋愛映画。建築家スンミンの前に、大学の初恋の相手だった女性ソヨンが15年ぶりに現れ、家を建ててほしいと頼んだことから始まり、過去と現在を行き来しながら、現在の家を建てる過程と初恋の思い出を回想する構成で描かれる。人気K-POPグループ「Miss A」のスジが、大学時代のソヨンに扮する。(映画.comより)

<2017年7月6日 netflix鑑賞>

 

 

 久々に韓国映画。本国ではスマッシュヒットだったみたいだけど、なんとなくわかる気がします。ごくごく普通~~の恋愛映画なんです、若い頃を回帰するね。誰もが通ったであろう青春の1ページと、今現在とを上手にリンクさせ、理想ではなく現実を生きることに微妙な違和感を覚えながらも、みんなそうとしか生きられないことを描いて、もっと言えば「みんな初恋の人とは結婚していない」からこそ描けた理想のお話。でももし、今は「理想」かなと思っている世界も、きっとそちらを選択していればたちまち「現実」となり、色あせてしまうだろうこともみんなわかっている。そんな複雑な”大人の世界”を描いたからこそ、スマッシュヒットしたのでは。

 奇をてらわない作りもヒットの要因かも。突拍子もないことなんて、現実には起きないですから。予想できるようなお話、落ち着くところに落ち着く話でいいんです。何が、ってよくわからないけれど、こころのどこかがホッとするような、どこか懐かしいような、そんな映画です。主演俳優たちのたたずまいもよかったですね。派手ではなく、でも女優さんはやっぱりきれいで。

 若いころ、確かに恋していたのに、行き違いと誤解の連続だった二人。不思議ですよね、若い頃って本当に行き違いますよね。で、一度行き違うとどんどん悪化して。誰しも多少経験があるのではないでしょうか。そして、今、再会しても、もうみんな大人なんです。口実だった”家を建てる”ことが終わってしまうと、口実はなくなります。思い出は思い出として、心にしまう。これからどうするかは、大人の判断で。

 でも、こんなに美しい思い出がある人は幸せですね。それだけで生きてゆけると思います、個人的には。

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