田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ルストムの裁判(Rustom )

2019年11月12日 08時15分32秒 | 日記

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 1959年ボンベイ。海軍中佐が妻の不倫相手を殺した罪で逮捕され、事件は瞬く間に世間の関心を集める。無実を訴える男は愛国者か、それとも計画的殺人犯か?(netflix ウェブサイトより)

<2017年7月7日 netflix鑑賞>

 

 

 主演はアッキーことアクシャイ・クマール。最初から最後まで真っ白な軍服姿で、出ずっぱりです。一説によると、何が起きてもずっと真っ白なまま絶対に汚れないとか(笑)。そうだったかも。そこ、よく見ていなかったけれど。

 ルストム(アッキー)は、大恋愛の末、結ばれた愛妻がいます。彼はとても妻を愛していて、勤務の船が寄港するたびに花束を手に帰宅するような夫です。しかしながら、生真面目な性格ゆえ仕事熱心で、海軍中佐という地位もあり家をよく空けています。そこを金持ちの遊び人男に目を付けられるんですね。それでなくても美しい妻。遊び人はヒマなので、マメなプレゼント攻撃から優しい声かけまで、ありとあらゆる手段を使います。我々観客には「こんな遊び人・・・」という風に映るのですが、当人は寂しい気持ちと、目もくらむようなプレゼントなどに徐々に心が揺れるようになっていきます。でも、わかります。私もこんなプレゼントの数々、もらってみたいぞ(笑)。

 さて、急に帰宅したルストム。妻の姿がないことに動揺します。そこから話は本格的に進んでゆくのですが、この映画は不倫の話だけではありません。どうやら海軍に不正があったようで、ルストムがあまりに生真面目なので、うるさがられて急な帰宅となったようで、そこもストイックに追及してゆくルストムです。

 妻を許せない、でもヒドい目には遭わせたくないし、名誉も守りたい。何かを調べようとしても行き詰まることばかりで、遊び人も反省しないのですが、そんな中、硬い表情のアッキーは”我が道を行く”のです。

 最後はアッキーの男気満載の終わり方で、うまくまとめてありました。もちろん、その後の二人が今までと同じように行くかどうかはわからないでしょうけれど。アッキーは、元来コメディというか、アホ役も多いようなのですが、私は最初に生真面目な役いくつも見てしまったので、今「ハウスフル」シリーズとかみたら面食らうだろうなぁ、と思います。ネットで引いてもほとんど情報が出てこないような貴重な映画、見れてよかったです。

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ガーンジー島の読書会の秘密(The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society)

2019年11月12日 08時05分58秒 | 日記

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 第2次世界大戦直後のイギリスの島を舞台に、ある作家が魅了された読書会をめぐるミステリー。第2次世界大戦中、イギリスで唯一ナチスドイツに占領されたチャンネル諸島の1つであるガーンジー島。そこに暮らす人々の支えとなっていたのが、島での読書会とその創設者であるエリザベスという女性の存在だった。人と人の心を本がつないだ事実に強く興味を抱いた作家のジュリエットは、読書会に関する記事を書こうと島を訪ねるが、島にはエリザベスの姿はなかった。読書会のメンバーと交流をしていく中で、ジュリエットは彼らが重大な秘密を隠していることに気づいてしまう。ジュリエット役を「シンデレラ」のリリー・ジェームズが演じるほか、ミキール・ハースマン、トム・コートネイらが顔をそろえる。監督は「フォー・ウェディング」「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」のマイク・ニューウェル。(映画.comより)

 

 

 

 リリー・ジェームズ、出ずっぱりですねぇ。つい最近も「yesterday」で見ましたし。美人ですものね、本国でも人気者なのでしょうね。

 舞台は1940年のイギリス。ガーンジー島というインド人みたいな名前の島は、実在するようで「自主政府があり高度な自治権を有しイギリス連合王国には含まれないが、主権国家ではない」という理解が難しい島みたいです。イギリスの法律や税制、欧州連合の共通政策は適用されないのに主権国家ではない、なんて私には理解できません。アホですみません。ここは地理的にもフランスに近いし、パリがナチスドイツに占領された後まもなく占領されたんでしょうね。主なものはみな召し上げられ、芋でパイを作るくらいしか食べるものもなかったであろう厳しい時代に、生き延びるために作られた読書会。戦後まもなくの時代、作家として成功している若い女性がかつて手放した本に導かれて、読書会の人々と出会い、人生を見つめ直してゆくお話です。

 お話自体はわかりやすく、話の展開も王道です。ナチスの悲惨な時代が背景になっているとはいえ、凄惨な描写はなく、「戦場のピアニスト」ばりにドイツ将校にもいい人がいたことも描かれるし、リリー・ジェームズの恋愛が主軸になっていることもあって、女性にも見やすい映画になってると思います。また、風景の美しいこと!さすがイギリスの離島!!癒されます。行ってみたいという思いに駆られます(笑)。

 辛い時代を生きながらも、心の拠り所を見つけることによって強く生き抜いてきた人々。リリーが憧れを抱き、現在のハイソな生活から抜け出し実直に生きたいと思った気持ちがよくわかります。日本ではあんまり”読書会”という風習はないと思うのですが、近くであれば行ってみたいなぁ、と思いました。最近いつも書いているような気がするのですが、こんな恋愛、もう一度してみたいですね(笑)。「ベタな展開でもいいから安心して見ていたい」という人にお勧めです。

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