田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

崖っぷちの男(man on a ledge)

2012年07月13日 23時42分55秒 | 日記

 
 「アバター」のサム・ワーシントンが主演を務めた衝撃のサスペンス。ある計画を実行するために偽装自殺を企てた男の命がけの戦いを描く。


 お話はそう入り組んだものではありません。その筋が徐々にわかってくるとは言え、サム(とその弟のジェイミー・ベル)はいかにもいい人っぽくて、最初から悪人に見えないし、自殺を試みているサムが指名した、交渉人のエリザベス・バンクスもハマリすぎ(笑)。かの「スリーデイズ」の意志の強そうな奥さんね、ラッセル・クロウの。


で、観客はそのうち、彼が確固たる理由があって行動していることを知ります。彼が衆目を集めているうちに、弟とその彼女(美人!しかもセクシー!)が、プロ並みの手口でなにやらよからぬことをやっています。

そこへ、「ザ・成功している男」エド・ハリスが登場します。一見、関係なさそうな彼らが、やがて繋がってきます。

話は単純明快なので、見ているこちらは「それ!がんばれ!」と、つい力が入ってサムを応援してしまいます。

そして、絵にかいたようなラスト。すっきり爽快です。

しかし、私個人的には、一番の拾い物はサムとジェイミーのパパを演じた、ちょっとデレク・ジャコビに似た感じの男性、彼ですね~。息子たちは、パパがいなかったら、この計画は絶対成功しなかったのです。

誰かな。他にも出てるのかな。おじさん趣味ですみません。誰がご存じな方、教えてください。
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スノーホワイト(snow white &the huntsman)

2012年07月13日 00時07分06秒 | 日記
 
 
 ドレスを脱ぎ捨て、甲冑を身にまとう。愛らしい白雪姫から、戦う白雪姫へ・・・。


 この映画は、みんなに「内容はどうってことない」と聞いていたので、あまり期待せずに鑑賞しました。期待にたがわず、シャーリーズ・セロンの美しいこと!一目で見入られてしまった王の気持ちもわかりますね。

無事、女王の地位に就いてから、男たちが運び込んできた鏡。これ、どこから持って来たんでしょうね。先祖代々のものかしら。ともかく、彼女は妖術を使うのです。ひょっとしたら何百年もその美しさを保ちながら生きて来たのかもしれません。

彼女にはなんでも言うことを聞く弟がいます。彼も姉ほどではないにしても、タダモノではなさそう。この弟の、姉に対する慕いよう!ちょっぴり近親相姦的な臭いがしましたね。もちろん、そんな場面はありませんが。

美しい彼女も、やがて鏡に「もっと美しい娘が現れる」と言われてしまい、それが義理の娘であり、また逆に彼女の心臓を食べれば自分はなお美しくいられることを知ります。

さぁ、そこから彼女に対する追跡が始まります。

でも、若いって、すごいですね。女王が雇ったハンツマン(演じるはクリス・ヘムズワース)まで彼女を見た途端、心を動かされてしまうのですから。

このキャスト、もう少しインパクトの強い美女でもよかったんじゃないかな。クリスティンもきれいだけれど、みんなが魅入られるには普通すぎる気がします。(しかし、ここでクリスが斧を振り回すって、わざとの設定?)

今の時代だから、女性は強く、美しく。やがてクリスティンも甲冑を身にまとい、女王に戦いを挑みます。彼女に好意を寄せる幼馴染のウィリアム(サム・クラフリン)も駆けつけます。彼は本当に今風の優しげフェイスの男性で、スノーホワイトも心を許しています。

カギとなるりんごも登場します。が、キスで助けてくれる王子様は・・・。

これ、私的には意外でした。

さて、おなじみの小人たち。彼らのことを「え~、この人もこの人も見たことある~」なんて思ってると、本当に豪華なメンバーでした!

イアン・マクシェーン、ボブ・ホスキンス、レイ・ウィンストン、ニック・フロスト、トビー・ジョーンズなどなど。よくこれだけの人材を集めましたね!この監督、初めての作品だと言うのに大したものです。

ただ、作品自体は少し間延びしてました。もう少しシャープに仕上げたほうがよかったでしょうね。

それにしても、若さと美しさに固執する女王、「私はその昔、愛し愛されていた人を若い美人に取られたことがあるの。女は美貌さえあれば生きてゆけるのよ」みたいな意味のことを言うシーンがあるのですが、切なかったです。こればっかりは、永遠のテーマであり、それが現実だからです。古くは「情婦」などから「ステップフォード・ワイフ」に至るまで、その男の業は永遠に描かれ続けているじゃないですか。なんか、女王がかわいそうでした。
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