小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

カロリー計算のウソ

2014-06-03 20:55:20 | 栄養

栄養学を学んでいると、「食品のカロリー」といういうものが

いかに意味のないものかわかります。

 

 

 

 

 

きょうはそのお話をしましょう。

 

 

 

 

 

多くの人は食品のカロリーを計算し、気にしながら食事を

しているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

「これはカロリーが高いから控えよう。」

 

 

 

「太りたくないからカロリーの低いものを食べよう。」

 

 

 

 

 

結論から言いますと、この計算は無意味です。

 

 

 

 

なぜなら、食品のカロリー値とは「そのものを燃やした時に生じる

熱量」を示しているからです。(本当に燃やして測定したそうです。)

 

 

 

 

よく燃えるもの、例えば脂肪はカロリーの値が高く、燃えにくいもの、

例えば穀物はカロリーの値は低くなります。

 

 

 

 

 

 

今までこのブログを読んでいただいた方には明白なことですが、

脂肪を食べても太りません。太るのは糖質です。

 

 

 

食べて太るかどうかはカロリー計算ではわからないのです。

 

 

 

 

よく 「食べたもののカロリーよりも運動したカロリーの方が

高ければ痩せる」ということを聞きますが、まったくの間違いです。

 

 

 

 

 

なぜ間違っているかというと、食品は体の中で燃えないからです。

 

 

 

 

食品は体の中で代謝されるのです。

 

 

 

 

タンパク質はアミノ酸に、脂肪は脂肪酸とグリセリンに、糖質は

ブドウ糖に代謝されます。 

 

 

 

 

そして余ったブドウ糖が脂肪に代謝されて肥満になるのです。

 

 

 

 

 

よく「脂肪が燃焼する」という表現を聞きますが、体の中で脂肪は

燃えません。代謝されます。

 

 

 

 

 

ですから、燃やして計ったカロリー値は栄養を摂るうえで参考には

ならないのです。

 

 

 

 

 

カロリー計算の罠にハマらないようにしましょう。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする