たばこと歯周病には密接な関係があります。
それはネガティブな関係で、たばこを吸っていると歯周病が
悪化するというものです。
今までもこのブログでも紹介していましたが、少し違った視点でその
悪影響を説明しているページを紹介します。
広島県上山歯科医院 http://ueyamadc.com/
上山 宏先生のFBページです。
血液循環障害という視点からだけでなく、歯ぐきのコラーゲン
合成障害にもターゲットをあてています。
歯ぐきのコラーゲン合成に関しては、今まで説明してきた糖質制限と
タンパク質摂取にも関わっていて今後説明していく内容です。
以下、その全文です。
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タバコを吸っていると、歯周病になりやすいというのは聞いたことが
あると思います。
ではなぜたばこは、歯周病になりやすいのでしょう。
タバコを吸っていると、血液の循環が悪くなることは周知の事実です。
血液の循環が悪いということは、血管が収縮してしまっていると
いうことです。
また体内では活性酸素を除去するためにビタミンCが消費されて、
歯肉にあるコラーゲン合成がうまくおこなわれなくなります。
言い換えると、たばこに含まれる一酸化炭素の作用で
血液中の酸素供給と歯肉組織の活性化が阻害され
そのため歯周病の回復に必要な組織再生細胞の働きや新生が
妨げられるため、線維化によって固くなってしまうのです。
分かりやすく言うと、たばこを吸っていると、歯茎が硬くなって
血もでなくなり、そのうち歯が抜け落ちるのです。
その時も、血もでません。もうその歯茎は死んでしまっているのですから。
たばこを止めると歯茎から血が出るようになります。
そこからほんとうの歯周病治療が始まります。
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たばこを吸っていると歯ぐきの状態が極端に悪くなります。
歯ぐきのみずみずしさが失われ、歯周病菌に対する抵抗力が
落ちます。
出血しないくらいかさかさになってしまうことがあります。
歯周病担っている方に禁煙をお勧めしているのはこの理由です。
ちなみにたばこを吸っていると肌のみずみずしさも失われます。
美容のためにも禁煙をお勧めします。