小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

LCHPで歯の痛みが治る

2012-09-21 01:06:54 | 噛むと痛い

前回、LCHP(ローカーボ、ハイプロテイン。糖質制限をして

しっかりタンパク質を食べること)によって、噛むと痛かった

歯が治った話をしました。

 

 

何故治ったのでしょう。

 

 

これは今までブログに書いてあったことで説明がつくので順を

追って解説しましょう。

 

 

まずは糖質をやめていただいたら歯の痛みが治った方の場合。

 

 

低血糖状態になると歯ぎしりや食いしばりをするようになります。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20110804

 

歯ぎしりや食いしばりは「噛むと痛い」「歯がしみる」などの

原因になります。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20071223

 

ですから、血糖値を安定させる糖質制限を行うことに

よって低血糖を防ぐことは歯ぎしり食いしばりをなくす

ことにつながるのです。

 

 

当時は歯ぎしりや食いしばりは精神的なストレスや緊張に

よって引き起こされるものだと考えていましたが、そこに

「血糖値が不安定」という理由が追加されました。

 

 

 

そしてタンパク質摂取です。

 

 

お肉を食べてもらうようになったら歯の痛みが消えた方の場合。

 

 

お肉はパワーの源です。

 

 

タンパク質は身体の中ではアミノ酸の原料となります。

ヒトはこのアミノ酸からブドウ糖をつくることができ、これは

糖質よりも保存がきくエネルギーとなります。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20120711

 

 

そしてお肉に含まれる鉄分(ヘム鉄)やビタミンBも身体の中で

エネルギーを作り出すのに必要な栄養素です。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20120715

 

 

ですから、お肉を食べることは糖質に頼らずにエネルギーを

つくることなのです。そしてお肉では血糖値が上がらないので、

血糖値の安定にもつながります。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20120512

 

 

以上の理由で前回お話ししたお二方はLCHPで歯の痛みが

治ったのです。

 

歯を治療する前に食事を見直す。

 

こんな時代が到来しています。 

 

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