糖質制限では身体の中でブドウ糖に変わる食べ物を食べません。
そうやって直接血糖値が上がらないようにするわけです。
ブドウ糖は脳のエネルギー源です。
ブドウ糖になるものを摂らないのに、脳にブドウ糖を送ることが
できるのでしょうか。
その答えが「糖新生」です。
これはアミノ酸を原料にブドウ糖を生成する身体のしくみです。
糖を分解してエネルギーに変えるのと逆の手順で、アミノ酸から
ブドウ糖をつくります。
ブドウ糖がなくても身体の中でブドウ糖をつくることができるのです。
その原料がアミノ酸、つまりタンパク質です。
糖質制限においてはタンパク質をしっかり摂ることが大切で
あることも強調してきました。
タンパク質は筋肉や骨、皮膚、内臓など体の基本をなす部分に
使われます。 そして脳にもエネルギーを与えます。
しっかりお肉を食べましょう、という理由はここにあります。