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(旧)小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

歯周病のレーザー治療(歯肉炎)

2008-02-21 10:00:00 | レーザー

それでは、実際のレーザー治療について書きます。

        

まずはレーザーを使用することの最も多い「歯肉炎」についての話です。

                     

「歯肉炎」とは歯ぐきが腫れたり血が出たりしていて、歯ぐきに炎症がある状態

です。

            

レーザーを当てると腫れをおさえることができます。

          

腫れがおさまってくれば出血もなくなっていきます。

             

ただし、、、、、、、

             

日頃のお手入れ(ブラッシング)がおろそかになると、レーザー治療をしてもすぐに

再発してしまいます。

         

つまり歯ぐきの状態が元に戻ってしまい、腫れたり血が出るようになります。

                

毎日のブラッシングがきちんとできていて初めて、レーザー治療の効果が出ます。

             

レーザー治療の前に歯磨きの仕方のチェック、ということになります。

          


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レーザーの副作用

2008-02-20 10:00:00 | レーザー

レーザー治療の副作用はありません。

          

レーザーは水に吸収されてしまうので、体の体液によって吸収されてしまいます。

           

そのため体の内部には浸透しません。

           

もともと害がない上に内部にまで影響することもないので、体に害がないといえ

ます。

             

もともとレーザーは弱った組織に対して行う治療ですが、健全な組織にレーザーを

当てても何も変わりません。(さらに強靭になるということもありませんが。)

         

一般的に、どんな治療にもかえって悪くしてしまう側面があるものです。

(虫歯の治療をして2~3年したら再び虫歯になってしまいかえって穴が大きく

なってしまった、歯周病の処置をしたらかえって歯ぐきが弱ってしまいさらに進行

させてしまった、かみ合わせの悪い義歯を入れてしまいかえって歯がぐらぐらして

しまった、痛くない歯を治療したらかえって痛くなった、、、、、などなど。)

          

レーザー治療では、治療をしてかえって悪くなることはありません。 

          

レーザー治療したのに良くならなかったということはありますが。


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レーザーは治していない?

2008-02-19 10:00:00 | レーザー

レーザー治療では、レーザーの温熱効果によって組織が治っていきます。

                 

ただ一番重要なことですが、レーザーが組織を治すわけではありません。

           

レーザーは治る手助けをしているだけです。

           

具体的には、レーザーは組織を活性化させているだけで、治るのは体の自然治癒

力によるものです。

          

つまり自然治癒力のない状態でレーザーを当てても、治りません。レーザー治療が

まったくの無駄になってしまいます。

              

レーザーは治療によって治る環境をつくってから使用しないと、意味のないものに

なってしまいます。

          

治る環境ができあがってからレーザーを使用すると、今までの治療では考えられ

ないような結果が得られるようになりました。


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レーザーで何故治るのか

2008-02-18 10:00:00 | レーザー

歯科用レーザーは医科用レーザーを応用して作られたものです。

          

元来はレーザーメスとして「切る」ために作られました。

         

現在では、「切る」以外の用途に用いられる方が多いです。

                  

「レーザーで切る」というのはイメージが涌きやすいと思います。レーザーの

エネルギーによって組織を切断します。

                 

さらに、レーザーには治りを早めたり、痛みを少なくする効果があります。

         

何故レーザーにそういう効果があるかというと、「温熱効果」によるものです。

         

当院の使用している炭酸ガスレーザーのレーザー光線は遠赤外線ですので、

遠赤外線の温熱効果」によって治りが良くなる、ということです。

           

遠赤外線というのもイメージが涌きやすいと思います。

            

体の弱った組織は温めることによって快方に向かいます。温泉の効能をみると

よくわかります。

        

細胞は温められると活性化されて自然治癒能力が上がります。(最近の研究では

歯ぐきの細胞は42度になると最も活性化されるそうです。)

          

レーザーの温熱効果によって治りが良くなっているのです。

                     

            

         


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レーザーの思わぬ効果

2008-02-17 10:00:00 | レーザー

歯科用レーザーは医科用レーザーをアレンジすることによって開発が始まりま

した。

             

当院がレーザーを導入した当時は、レーザー治療を行っている歯科医院は2割

程度でした。

         

現在は多くの歯科医院でレーザー治療を行っています。

         

実はレーザー治療は、開発して販売した後から治療方法が確立している不思議な

ものです。

          

最初は「虫歯を取る」ことや「悪い歯ぐきを取る」ことを主体として開発されました。

          

ところが臨床応用していくうちに、「取る」ことをしなくても歯ぐきが良くなったり、治り

が早くなったり、痛みが少ないことが後からわかったのです。開発者の予想を超え

た性能がレーザーにはあったそうです。

         

最初は誰もが半信半疑でした。

          

現在ではレーザー治療を否定する人はいません。

          

さて、そういうすばらしいアイテムを歯科界は手に入れたのですが、道具という

性格上その効果は「使いよう」です。

        

適切な使い方をしないと効果はありません。

           


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レーザーの威力

2008-02-16 10:07:00 | レーザー

レーザーというと、どういったものを想像されるでしょうか?

           

映画で見るレーザー銃、レーザーで鉄板を切断する、レーザーメスで手術、、、、。

          

切ったり、破壊したりするイメージがあるのではないでしょうか。

           

ですから、レーザー治療の経験のない方にあまり説明せずに「今からレーザーを

当てます。」と言うと「えっっ。(やめてくれぇー)」という反応が返ってきます。

            

歯科用レーザーは弱い出力に設定されています。

           

切れるのは紙くらいです。

            

歯ぐきを切ることはできるのですが、徐々にしか切れません。

         

ですから破壊力はあまりありません。

           

レーザー治療はスパッという素早いものではなく、じわじわと効果が出てくるような

治療です。

           


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レーザー治療の操作

2008-02-15 10:00:00 | レーザー

レーザー治療では歯や歯ぐきに触れません。

          

レーザーは目に見えない光です。ですからレーザーがどこに向かって出ているか

わかるように、レーザー機器から目安の光が出ています。

                                          

004

その光をターゲットの歯や歯ぐきに当てて、レーザーを

照射します。

            

                        

                            

レーザー機器は歯や歯ぐきから1~2cm離した状態で照射します。

            

レーザーを当てたところは熱く感じることがあるので、レーザー機器からは風も

出ています。

             

そしてレーザーが出ている時は音がなります。レーザーの出方とまったく同じよう

に音が出ます。

             

「ピッピッピッピッピッピッ」とか「ピ――――――――――」というようにです。

           

患者さんには照射しているレーザー機器や光は見えないので、風が出ていること

と音がしていることしか感じません。

         

治療されている実感がないくらいです。

           

レーザー銃とはほど遠い、わずかな風が歯や歯ぐきに吹くだけです。

               

レーザーを当てた歯ぐきは少しザラザラしまが、次の日には気にならなくなる程度

です。

              


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歯科用レーザー

2008-02-14 10:00:00 | レーザー

レーザー(Laser)はLight  Amplification  by  Stimulated  of  Rsdiation (輻射の

誘導放出による光増幅)の頭文字からできた言葉です。

          

歯科用レーザーはその誘導放出を起こす物質によって分類されます。

(この辺のところは私には良くわかりません。)

        

炭酸ガスレーザー

ネオジウムヤグレーザー

半導体レーザー

エリビウムヤグレーザー

          

歯科では、レーザー治療の対象は「歯」「歯ぐき」「顎の骨」「顎の関節」です。

         

歯科用レーザーは出力が大きくないので、硬いものにはあまり強くはありません。

          

虫歯の治療ができるのはエリビウムヤグレーザーだけです。

           

歯ぐきに対する処置はどのレーザーも得意とするところです。

              

骨には直接レーザーを当てるとかえって悪くなります。 間接的に(歯ぐきの上

から)レーザーを当てることによって骨を治します。

            

関節にも直接レーザーを当てることはできませんので、皮膚の上からレーザーを

当てることになります。

             

治療効果としては

     

悪い部分を取り除く

細胞を活性化させる

殺菌作用

温熱効果 

痛みを軽くする

傷の治りを早くする

        

などがあげられます。         

           


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レーザー治療

2008-02-13 10:00:00 | レーザー

今回からレーザー治療について書きます。

               

002

                                 

         

               

            

                      

                                    

                    

レーザーは幅広く歯科治療に応用されています。

       

歯周病治療、歯ぐきの処置、虫歯治療、根の治療、歯の根の手術、知覚過敏

処置、ホワイトニング、口内炎の処置、などなど。

          

当院では炭酸ガスレーザーを使用していますが、その治療のほとんどが歯周病

治療です。

              

小幡歯科医院   

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/laser.html


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