歯科用レーザーは医科用レーザーを応用して作られたものです。
元来はレーザーメスとして「切る」ために作られました。
現在では、「切る」以外の用途に用いられる方が多いです。
「レーザーで切る」というのはイメージが涌きやすいと思います。レーザーの
エネルギーによって組織を切断します。
さらに、レーザーには治りを早めたり、痛みを少なくする効果があります。
何故レーザーにそういう効果があるかというと、「温熱効果」によるものです。
当院の使用している炭酸ガスレーザーのレーザー光線は遠赤外線ですので、
「遠赤外線の温熱効果」によって治りが良くなる、ということです。
遠赤外線というのもイメージが涌きやすいと思います。
体の弱った組織は温めることによって快方に向かいます。温泉の効能をみると
よくわかります。
細胞は温められると活性化されて自然治癒能力が上がります。(最近の研究では
歯ぐきの細胞は42度になると最も活性化されるそうです。)
レーザーの温熱効果によって治りが良くなっているのです。