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(旧)小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

歯周病のレーザー治療(歯ぐきの手術)

2008-02-25 10:11:00 | レーザー

歯周病の治療には「歯ぐきの手術」があります。

          

歯ぐきを切開して徹底的に悪くなった部分を取り除きます。

             

この手術にはレーザーがかなり有効です。(レーザーが最も有効な分野です。)

              

レーザーの効果は以下の通りです。

               

切開したところは1日でふさがります

切開したところは縫いますが、従来では治るのに1週間かかっていました。

それがレーザーを併用すると1日(少なくとも3日以内)でふさがっています。

レーザーの講習でこの話を聞いた時には、まったく信用しませんでした。

しかし自分で臨床応用してみると本当に切開したところは1日でふさがってい

ます。

これはレーザーでかさぶたを瞬時に作ることと、組織が早く治る(活性化される)

ことによるものです。

レーザーの最も革新的な側面です。

           

歯ぐきの治りが早くなります

従来、手術後に歯ぐきが落ち着くのに3~4ヶ月かかっていました。

レーザーを併用すると1ヶ月で歯ぐきが落ち着きますので、次の治療に進むのが

早くなり治療期間が短くなります。

           

骨の再生が促されます

手術をする場合は歯の周りの骨が溶けてしまっている症例ですが、レーザーを

併用すると骨が再生しやすくなります。

レーザーを併用しなくても骨は再生します。

ただレーザーを併用した方がより多くの骨が再生する可能性があります。

              

骨が再生しやすいのは次の理由によるものです。

かさぶたがすぐにできるので骨が再生しやすくなること(かさぶたができてから

骨の再生が始まります。)

手術跡の治りが早いので術後感染の可能性がなくなること

骨の細胞が活性化され、再生能力が高まること

           

               

レーザーを併用すると手術の次の日に抜糸することも可能で、手術の跡もとても

きれいに治ります。

           

             

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/

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