歯周病の治療には「歯ぐきの手術」があります。
歯ぐきを切開して徹底的に悪くなった部分を取り除きます。
この手術にはレーザーがかなり有効です。(レーザーが最も有効な分野です。)
レーザーの効果は以下の通りです。
切開したところは1日でふさがります
切開したところは縫いますが、従来では治るのに1週間かかっていました。
それがレーザーを併用すると1日(少なくとも3日以内)でふさがっています。
レーザーの講習でこの話を聞いた時には、まったく信用しませんでした。
しかし自分で臨床応用してみると本当に切開したところは1日でふさがってい
ます。
これはレーザーでかさぶたを瞬時に作ることと、組織が早く治る(活性化される)
ことによるものです。
レーザーの最も革新的な側面です。
歯ぐきの治りが早くなります
従来、手術後に歯ぐきが落ち着くのに3~4ヶ月かかっていました。
レーザーを併用すると1ヶ月で歯ぐきが落ち着きますので、次の治療に進むのが
早くなり治療期間が短くなります。
骨の再生が促されます
手術をする場合は歯の周りの骨が溶けてしまっている症例ですが、レーザーを
併用すると骨が再生しやすくなります。
レーザーを併用しなくても骨は再生します。
ただレーザーを併用した方がより多くの骨が再生する可能性があります。
骨が再生しやすいのは次の理由によるものです。
かさぶたがすぐにできるので骨が再生しやすくなること(かさぶたができてから
骨の再生が始まります。)
手術跡の治りが早いので術後感染の可能性がなくなること
骨の細胞が活性化され、再生能力が高まること
レーザーを併用すると手術の次の日に抜糸することも可能で、手術の跡もとても
きれいに治ります。
小幡歯科医院