啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「イカリソウ」

2013-04-17 08:00:46 | 山野草

早く咲かないと時間が無いとでも思っているのだろうか。春の花が先を競って咲き出した。狂い咲き?でシーズン外れでも咲き出すもの。一定の日時(気温など)にならないと咲かないものなど様々だが、いずれにせよこの時期から一挙に賑やかになる。上越国境の雪も融け始まったと思う。沼田あたりの雪融けの早い山では、もう春の花が咲きだした頃か。トキの島から持ち帰り、家の庭で定着しているイカリソウが咲き出した。

「イカリソウ」はメギ科イカリソウ属の多年草。明るい雑木林や林の淵などに生える。花は4-5月に、明るい雑木林や林の縁などに咲く。花は赤紫色の派手な形をしており、4枚の花弁が距(蜜が溜まる部分でフックラしている)を突き出し、碇のような形をしているのでこの名がついている。

草丈は15-30センチほど。幹の先のほうが3つに別れ、それぞれに卵形で先がやや尖った径1-5-2センチほどの葉をつける。トキの島では標高で300メートルほどの里山のリンドウ脇などに群れて咲いているのを見る。群馬の山でこの花を見たことが無い。雪融け後の微妙な時期に咲くだけに、今までタイミングが合わなかったのかもしれない。
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