昨日、わずかだがタラの芽を採ってきた。昨年の当ブログで“余りにも若い芽を採るのはいかがなものか!!”と書いたが、ややその傾向があったと言わざるを得ない。反省!!あと数日あれば“最高のタイミングに成長する”のだが、その時には“私で無い人が採ってしまう”ことになる可能性が高い??里山からの帰りに山菜を摘んでいる数人の女性に出合った。何を採っているのか聞くと“サンショウの若芽”だった。私達も真似て少し持ち帰り、ネットでレシピを調べ食べてみた。春の香りが口いっぱいに広がり、タラの芽のゴマ和えと共に絶品だった。
「アラゲヒョウタンボク(ヨメナカセ)」はスイカズラ科スイカズラ属の落葉小低木。木の丈は50-1・5メートルほどと低い。若葉の頃に葉の両面に繊毛が目立ち、この名がついている。若葉の頃は淡い黄緑の葉だが徐々に緑色を濃くしていく。若葉の頃の4-5月、葉脇に2本の筒型の淡い黄色の花をつける。花の長さは2-3センチで花径は1センチ強。先が5裂している。地味で目立たない植物だが、周りが枯れている頃に咲き出すので、その分存在感がある。
トキの島ではこの木を“ヨメナカセ”と呼んでいた。この花が咲きだす頃に農作業が本格化し、農家の嫁さんの苦労が始まると言うことなのだろう。
「ウグイスカグラ」モスイカズラ科スイカズラ属の落葉低木。ウグイスが鳴き始める頃に咲くのでこの名がついてると言う。私は、この辺の低山では、キブシと共に一番早く花が咲く木の一つと思っていた。ところが今年は、皆一緒に咲きだしているような気がする。多分、ウグイスカグラは開花が遅れたのだろう。
花は3-5月に咲き、幹の先のほうから筒状のピンクの花を下向きに咲かせる。長さは2-2・5センチほどで、花径は1センチほど。先が5裂している。