今週の法話

法華宗北海寺住職-二王院観成による仏教用語と法話集です。毎週水曜日に更新いたします。

「坂本九記念館」と栗山町

2011-10-07 18:12:56 | 幸福の追求
 栗山町に行ってきた。「鳩山神社」への本欄の道案内
の内容が正しいか、どうか確かめるためである。間違っ
て一つ手前の交差点を左折したら、砂利道の山道に入り、
行き止まりだった。戻ったりしているうちに約30分も時
間を浪費してしまった。交差点を間違わないように本欄
「鳩山神社」を書き直したので参照していただきたい。

 そうこうしている内に、「坂本九記念館」(坂本九ち
ゃん思い出記念館)の案内板を見つけた。自動車のナビ
で検索したらすぐに分かった。入館料は無料であるが、
金額の多寡にかかわらず寄付てほしいとのことである。
なにがしかの募金をしてきた。九ちゃんと栗山町との出
会いは、24才になった1961年に不幸な子のためにと「あ
ゆみの箱」を持って全国を回ったのがきっかけだったと
いう。「上を向いて歩こう」が大ヒットしてから3年後の
ことである。その後も同町の障害者施設を何度も訪れた
という。どういうわけか栗山町が気に入ったようである。
また、テレビ局の福祉関連の企画による撮影が栗山で行
われた。それらの時々の写真、資料、足跡、衣装、愛用
品など九ちゃんにまつわるものが陳列されている。その
中でも二つの陳列品が野僧の目を引いた。

 一つは、途中障害者と歓談している写真である。交通
事故などで障害者になった人たちを途中障害者というら
しい。他人事ではない、明日はわが身か、と身のすくむ
思いである。二つ目は、盲人野球の写真とユニフォムを
見た時である。先の「サンデー九」(テレビクルー)と
「札視協」(札幌視覚障害者協会の略であろう)のユニフ
ォムが飾ってあった。記念館スタッフの岡妙子氏に聞い
ても当時の詳細は分からないという。帰宅してインター
ネットで盲人野球を調べたら、直径20センチのハンドボ
ールの球を使うとわかった。ルールも変わっているらし
いこともわかった。いずれにしても九ちゃんの心やさし
さが一杯つまっている記念館である。一度、記念館を訪
れることをお勧めしたい。九ちゃんの歌が流れる中で、
心洗われる思いになるはずである。

「坂本九記念館」

(場 所) 北海道夕張郡栗山町字大井分
(電 話) 0123-76-3939
(休館日) 月曜日(ただし、祝日の月曜日は開館)
(時 間) AM10:00~PM4:00

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