今週の法話

法華宗北海寺住職-二王院観成による仏教用語と法話集です。毎週水曜日に更新いたします。

「観光」から「核ゴミの北海道」にしないで!

2020-10-07 10:09:29 | イチロー・ワールドワン・メーター

 北海道の寿都町で「核のゴミ」(放射性廃棄物)の最終処分場を希望する動きがある。

観光が重要な主幹産業となっている北海道にとってゆゆしきことである。この他にも

神恵内村も核のゴミ処分場設置を希望している。

 この核のゴミの最終処分場選定につながる文献調査に反対している住民グループは、

直接請求の署名集めを始めた。これは町内の「子どもに核のゴミのない寿都を!町民の会」

が主体となっている。直接請求は有権者の50分の1でできるため約50人分集めれば

できるという。

 一方、道知事の鈴木氏は、道内での核のゴミ処分場設置には明確に反対といっている。

名知事の発言といえよう。まだ若いが、やがて名知事になるだろうと期待している。

それでは私の反対論を述べたい。

 

①北海道の基幹産業は観光といっても不思議ではない。核のゴミ処理場ができれば道内の

 観光産業に多大なマイナスとなるだろう。寿都町から一山越えればニセコである。核の

 ゴミ処分場があると聞いただけで汚染の地、危険な地とみなされかねないからである。

 遠くはなれた温泉地にも悪影響するのではなかろうか。

②どこまで行ってもまっすぐな道路、きれいな空気、心をいやす花々、壮大な景観や開放感

 などは北海道でなければ味わえないのではなかろうか。そのイメージが壊れてしまいかね

 ない。

③風評被害で北海道の魚類や肉類や野菜などの食べ物が美味い、というイメージがすべて壊

 れてしまうような気がしてならない

 

 寿都町や神恵内村の事情もよくわかる。ともに過疎地であり、経済的な事情であることも理

解できるが、北海道全体を窮地に追い込むことだけは避けていただきたい。多の方法もあると

知事さん達も両町村に応援してやってほしい。

 素晴らしい北海道をいつまでも守りたいと思う今日この頃である。


美味なススキノの黒醤油ラーメン(プレイスポット)

2019-01-19 14:33:13 | イチロー・ワールドワン・メーター

 ススキノの「ラーメン横丁」にある「ふじや」の「黒醤油ラーメン」を食べに行った。4回目でようやく食べることができた。

行列ができているので待ち時間が長そうなので食べずに他に行ったり、昼に行ったら夕方からの営業だったりしのたが原因でなか

なか食べれなったからてある。「黒醤油ラーメン」と聞くと、いかにもショッパそうに感ずるが、以外とサッパリ味である。また

麺がいい。腰があって食感も良い。ラーメンは脂っ濃くていやだという人でも納得できるサッパリ味で美味である。場所はススキ

ノ交差点にあるススキノ交番(南4条西3丁目)の二軒となりの「ラーメン横丁」を下におりてまっすぐ行った奥から4軒目の右

側の店が「ふじや」である。下に降りる通路が歩道から見えるので場所もわかりやすい。営業時間は午後6時~午前3時までであ

る。椅子は8個しかない小さな店である。ススキノ交番の側なので女性同士で行っても安心の場所でもある。「黒醤油ラーメン」

は、腰の強い麺で、スープは煮干し味でさっぱりした当たり外れのない店である。

 一方、ラーメンは脂の濃いのが好きだ、という人もいる。そういう好みの人には、もう1カ所にある「ラーメン横丁」(南5条

西3丁目)(店は一階の通路の両側にある)の「白樺ラーメン」店をご紹介しょう。この店の売りは「味噌ラーメン」で、なかな

か脂っ濃いが美味である。またこの店の特長は、「ゆで卵」が無料で、何個食べても自由なことである。最高に多く食べたお客さ

んは30数個だという。野僧も何個食べられるか挑戦したが、3個食べたら腹一杯になってしまった。皆さんも挑戦してみたら良

いかもしれません。この「白樺ラーメン」を食べ損なった方は、新千歳空港内にも出店しているので、そこで食するのも一考かと

存じます。

 なお、ラーメンの好みは人それぞれである。交番隣の「ラーメン横丁」も、一階の「ラーメン横丁」もそれ

ぞれの味で美味であること書き留めておきたい。

 


レッドラインを超えた核実験?

2017-09-04 18:41:40 | イチロー・ワールドワン・メーター

  北朝鮮は9月3日、核実験を強行した。大陸間弾道ミサイルに搭載できる核弾頭だと

報じられている。水爆も搭載可能だとも報じられている。これは米国本土にも達する可

能性があるといわれる。まさにレッドラインを超えた、または超えつつあると思われる。

韓国は勿論のこと、隣国日本、さらには米国にとって一大事である。特に米国にとって

レッドラインを超えたと認識されるであろう。

 その北朝鮮が核武装しようとする意図が理解できない。今後も核実験とミサイルの試

射などが続けば、北朝鮮は次のようなリスクを背負うことになるだろう。

①   国際社会から爪弾きされるであろう。

②   米国から最大規模の軍事攻撃を受ける可能性が強い。

③   中国からも無視されるだろう。

④   経済的に破綻するであろう。

⑤   米国や日本にいる北朝鮮人が迫害される可能性がある。

⑥   世界中の宗教界から無視されるだろう。

⑦   世界中の平和主義者から無視されるであろう。

⑧   世界中の人々から憎まれるだろう。

⑨   世界征服することは絶対にできない。

  このように北朝鮮は自滅するだろう。一方、メリットは何もないだろう。したがって

北朝鮮は国際社会に融合する道を歩むべきである。北朝鮮は目を覚ますべきではなかろ

か。


改憲なしの参戦は無効、法廷闘争が多発か?

2015-05-07 17:23:29 | イチロー・ワールドワン・メーター

 平和が脅かされている。有事参戦を否定するのが憲法の第一義であり、歴代内閣の先達が大切に守ってきた重大基本姿勢であっ

た。集団的自衛権行使を容認した昨年7月の閣議決定は明らかな憲法違反である。また、今国会に提出される安全保障関連の法案も

憲法違反である。いずれも憲法改正後にすべきものである。国際紛争を解決するのに軍事的な方法を放棄する、という憲法違反

は誰の目にも明らかである。したがって、今国会で成立するであろう関連法案の違憲訴訟が全国各地で展開されるようになるので

はなかろうか。選挙の一票の格差問題のように。

 首相は積極的平和主義といっているが、平和と反対の積極的戦争主義に見える。姑息な表現方法ではなかろうか。参戦可能とな

れば、当然自衛隊員の戦死者が出てこよう。この点について首相は「できる限りの配慮をする」と云っているが、元内閣に関与し

た人物は「骨董無形な話」と毎日新聞上で述べている。たとえ自衛隊員であろうと戦死者は出してもらいたくない、ということで

あろう。

 憲法9条に関する問題の根本は、中韓などによる領土問題の解決方法として、武力で対峙するという解決方法が、現実的に一番妥

当だと考えるからであろう。しかし、領土紛争が全面戦争になる可能性は0に近い。小競り合いの規模であろう。なぜなら全面戦争

になれば、紛争国の両者が全滅に近い状態になるからである。ミサイルが飛び交い悲惨な結果になるからである。そのような全面

戦争は国際世論が認めないであろう。したがって小競り合い程度の戦争であれば、現在の自衛隊関連法案で対処できるはずであ

る。何も憲法に違反する法案を成立させる理由がない。国際的な脅威を拡大表現するのは最初から改憲を視野に入れているからで

はなかろうか。現実論に立った論理は矮小な心ではなかろうか。

 これに対し、理想論に立った論理は9条遵守の立場である。人間には知恵がある。たとえば近隣諸国の紛争を国連等の場で提示

し、その解決策を一任することも一つの方法である。小競り合い程度の武力衝突は、現在の自衛隊法関連で十分に対処できるであ

ろう。戦後、世界平和に大きく寄与した平和主義が間違っていたとは思えない。この真の平和主義を守っていくべきだと考える。

日本が平和主義を続けて世界に寄与してくれることを国際世論は期待しているはずである。日本は国際紛争の適正な仲介国となる

方角を内外に公言することこそ重要であると考える。理想論は単なる空虚なものではない。現実論をも包含したものだからであ

る。戦争を今後も拒否する真の平和主義こそ守らなければならないものではなかろうか。