今週の法話

法華宗北海寺住職-二王院観成による仏教用語と法話集です。毎週水曜日に更新いたします。

眞子さまのご結婚を祝そう!

2021-09-10 15:46:13 | 幸福の追求

 「眞子さま、来月に婚姻届」というタイトルが一面を飾った(北海道新

聞9月9日号)。眞子内親王と小室圭さんとのご結婚が終盤を迎えた報じ

らたのである。まことにお目出たいことである。しかしながら多くの日本

国民から素直な気持ちで喜んでもらえない一面があるようだ。詳しい内容

は週刊誌を読んでいないから分からない。週刊誌の新聞広告の目次を見た

だけであるが、圭さんのお母さんに関する金銭トラベルなどの評判の良く

ないタイトルが出て、一般国民もそれに引きずられた結果となっているの

が現実であろう。素直に喜べない、ということではなかろうか。

 この点に関して天皇陛下が国民からも喜ばれる結婚をしてほしい、旨の

ご苦言を眞子さまに伝えられたとも報じられた。それにもかかわらず眞子

さまの結婚願望を変えることはできず、来月婚姻届を提出する予定となっ

たようである。

 しかし圭さんとのご結婚を望まれる眞子さまが悪いとは云えないのでは

なかろうか。圭さんのお母さんと結婚するわけではないから、という眞子

さまの心境ではなかろうか。それも一理あるといえよう。

 ひるがえって考えてみれば、お母さんの悪評はお母さんの責任であり、

圭さんに責任があるとは云えないのではなかろうか。お母さんばかりでな

く、どんな人でも叩けば埃の一つや二つ出るものである。

 また秋篠宮さまご夫妻にとって、眞子さまの結婚の意思の堅さに「泣く子

と地頭には勝てぬ」の心境なのであろう。親は子の幸せを叶えてやりたいと

思うものである。眞子さまも必至の覚悟のようである。ここまで来れば、わ

れわれ国民も眞子さまはじめ関係者の願いを叶えておあげすべきではなかろ

うか。

ところで眞子さまの小学生時代の風聞をご紹介しよう。私は新潟市で31

年間住職をしたことがある。その時の風聞の一つに眞子さまのことが忘れら

れないで今に至っていることがある。「今から約20年前に新潟県の魚沼地方

に秋篠宮さまご一家が訪れたことがある。魚沼地方はお米の『こしひかり』が

日本では1番おいしいといわれた地である。その際、旅館の社長室か、魚沼地

方の農家かどうかはわからないが、一件の民家に立ち寄られた機会があったよ

うである。その時は客間か茶の間かは分からないが、眞子さまと佳子さまも一

緒だったという。お茶を飲みながら歓談したのであろう。話しも長きに至った

のであろうか、その家のご主人が眞子さまと佳子さまに、「どうぞお足をお楽に

して下さい」と奨めたという。お話しが長くなったか、何度奨めても絶体に足

をくずすことがなかったと云う。後示談として眞子さまと佳子さまのご立派な

仕草にその家の人々は感銘したという。帝王学の一つなのであろうか。

 また、私の住職していた寺の総代の一人から昭和天皇陛下に関する風聞も忘

れられない一つがある。軍隊時代に昭和天皇をすぐ近くで見たことがあるとい

う。どこかの演習の際のことだという。風聞の内容は別であるが、「式典などの

大衆の前では、決して体を動かしてはならないことになっていたようである。

少しでも体を動かすと、後ろに離れて座っている役人が長くて細い棒で、背中を

突くという。動かさないで下さい、という意味らしい」。この話しは軍隊内では

誰もが知っていたことだという。いずれにしても帝王学は厳しいらしい。この

話しを聞いて思い出すことがある。マッカーサー元帥と昭和天皇陛下が謁見し

たことがある。その際、元帥は「昭和天皇は世界一のジェントルマンだ」と云っ

たといまだに伝えられている。いずれにしても帝王学は想像以上の厳しさがある

ようである。

 話しがずれたが、眞子さまのご結婚に、われわれ国民は喜んで祝しておあげす

べきではなかろうか。

 あとは圭さんのお母さんの自己責任ではなかろうか。

 


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