「米国は黒人大統領だ。黒人の血を引く。これは奴隷ですよ」という丸山参院議
員の発言には驚かされた。オバマ米大統領に対する人権侵害である。また、米国を
はじめとする全黒人に対する蔑視である。一昔前なら日米戦争になりかねない国際
紛争のタネといえよう。今後、国際的な反発が心配であるこの発言の問題点を考え
てみよう。
① 黒人に対する人種差別である。
② かっての黒人貿易を肯定するものである。
③ かっての黒人奴隷制を肯定するものである。
④ 現オバマ大統領に対する侮辱である。
⑤ 日米友好と云う現状に水をさすものである。
⑥ アフリカ諸国に悪印象を与えることになる。
いずれも戦後の「世界のレジーム」に反するものである。自民党の失言や失態が
続いている。何をいっても、何をしても自民一強だという傲慢性が党内に蔓延してい
るとしか思えない。「驕る平家は久しからず」という前兆なのであろうか。自民党は
襟を正すべきではなかろうか。