今週の法話

法華宗北海寺住職-二王院観成による仏教用語と法話集です。毎週水曜日に更新いたします。

驚きの「なでしこ・ジャパン」!

2011-07-20 11:37:14 | 平和の祭典
 サッカ-の第6回女子ワ-ルドカップ(W杯)ドイツ大会で日本の「なでしこ・ジャ
パン」が優勝した。感激した。涙が止まらなかった。何とも云えぬ喜びだった。
 それにしても「なでしこ・ジャパン」の技術力には驚いた。と同時に精神的な強さに
も驚かされた。パスの正確さ、不自然な体勢からのシュ-ト力の正確さ、沢選手を中心
にしたチ-ムワ-クの素晴らしさが、日替わりのように現れるヒ-ロ-を生み、優勝に
まで至ったのであろう。優勝決定戦では、2度も米国に先行されながら同点に追いつく
精神力は驚異的なものだった。また、海掘GKの守備は目を見張るものがあった。
 それにしても、日本だけでなく世界各国の選手たちの技術力と精神力は、男子チ-ム
と同等だと知ったのは新発見だった。何とも嬉しいことである。それにもかかわらず、
女子チ-ムの待遇が恵まれていない、と報じられている。サッカ-協会は再考すべきで
あろう。また、スポンサ-となるべき日本の企業も是非協力してほしい。
 巨大地震、巨大津波、福島第二原発事故、米国のアリゾナの巨大砂嵐、同じく米国の
巨大竜巻(一部報道)など、暗いニュ-スが続く昨今である。日本の新聞は後者の二つ
のニュ-スを隠すかのように報道していない。故意としか思えず、卑劣な態度と云わざ
るを得ない。温暖化を信じない、と主張するマスコミの虚勢の実体の一端であろう。
 その中にあって、唯一の明るいニュ-スが「なでしこ・ジャパン」の世界制覇である。
爽快なニュ-スだった。今後とも「なでしこ・ジャパン」は頑張ってもらいたい。陰な
がら応援している。と同時に男子も奮起してもらいたい。

究極の群舞-「YOSACOI ソ-ラン祭り」(札幌)

2005-06-09 08:33:34 | 平和の祭典
 「YOSACOI ソ-ラン祭り」が昨日から始まった。
毎年、6月上旬に、5日間にわたって開かれる。今年は8日
(木)から12日(日)迄である。参加チ-ムは330。参
加人数は43000人である。先ず、規模の大きさに驚かさ
れる。中には「参加することに意義がある」というチ-ムも
少しは見られる。しかし、幼稚園児から老年期に近いチ-ム
まで、裾野の広い参加者層が、祭りを盛り上げる元となって
いる。
 また、「YOSACOI ソ-ラン祭り」は、究極の群舞
といえるものである。見所は3点。
(1)音楽。
 各チ-ムによって音楽は違う。それもプロの演奏が多い。
その音楽の違いを聞くのも楽しみの一つである。「ヤ-レン、
ソ-ラン、ソ-ラン、ソ-ラン、ソ-ラン、ソ-ラン」とい
うフレ-ズさえ入っていれば良いらしい。その音量にも圧倒
される。内蔵まで揺れ動くようなボリュ-ムである。毎年、
そのCDが発売されている。
(2)衣装。
 単色のチ-ム衣装もあるが、カラフルな衣装のチ-ムもあ
る。トンボの羽をつけたチ-ムもある。また、一瞬にして早
変わりする衣装のチ-ムもある。さらには、毎年、工夫をこ
らした衣装で参加するチ-ムもある。その衣装の違いを見比
べるのも楽しみの一つとなっている。
(3)群舞。
 上手なチ-ムをみていると、前から見ても、横からみても、
ななめ後ろから見ても、線がきちんとしている。よくもこん
なに練習したものだと感心させられる。また、大きなチ-ム
は、100人以上の大集団で構成されている。その迫力も見
所の一つである。さらには、大人にまじって小さな子供も奮
闘している。老年期の人達も、若者に負けじと頑張っている。
 一方、大小さまざまな旗を見るのも楽しみの一つとなって
いる。今ではサッカ-の応援で見られるが「ソ-ラン祭り」
の方が古いと思われる。もともとは、漁船の大漁旗を持ち込
んだのがきっかけとなっている。カラフルな色彩や、旗の表
現などを楽しむ方法もある。
 いずれにしても、「YOSACOI ソ-ラン祭り」は、
究極の群舞といえるものである。一度、ご覧になることをお
勧めしたい。大通り8丁目の大舞台をメ-ンとし、市内各地で
分散して群舞を繰り広げている。誰もが楽しめるイベントで
ある。平和を実感でるであろう。