「今世紀半ばまでに漁業壊滅」という新聞記事が
掲載された。(北海道新聞12月14日号参照)
乱獲や環境汚染が現在のぺ-スで進行すると、食
用可能な魚介類は食卓から消えてしまう。その時期
は2048年までにそうなるという。
03年までの過去50年の漁業統計や魚群記録な
どを分析した結果、水揚げ実績のあった魚介類77
00種類のうち、約3割は03年時点で、漁獲量が
ピ-ク時の1割以下に落ち込んでいることが分かっ
た。魚介類は海洋の多様性によって維持されており、
一部の魚介類が急減すると他の魚種の成育環境が悪
化し、さらに魚介類が減少するという「負のサイク
ル」に陥る。いわゆる連鎖反応である。この状況が
続くと、今世紀半ばまでに全種類の漁獲量がピ-ク
時の1割以下となる見通しだという。
その結果、漁業が産業として成り立たなくなると
警告している。必然的に食卓から魚介類が消えるこ
ととなる。
この調査研究を発表したのは、英国やスウェ-デ
ンなどの海洋学者である。研究チ-ムのカナダ・ダ
ルハウジ-大学のボリス・ワ-ム助教授は「魚種別
の管理だけでなく、海洋全体の保護策が必要」とい
っている。
また、世界自然保護基金(WWF)は各国に対策
を講じるよう求め、「日本と欧州は大きな責任があ
る」と指摘している、と報じられた。
いずれにしても、これらの問題点は、地球環境悪
化・劣化の予想範囲内のものて゜ある。いよいよ具
体的な細部が論議される時期になったか、という感
がする。
話は変わるが、12月14日のフジテレビ午前8
時からの「とくダネ」の中で、「2040年には北
極の氷が全部溶けてなくなる」という特集があった。
その際、コメンテ-タ-の一人が「氷が溶けてなく
なれば、魚釣りができていい」という発言があった。
後で「冗談ですよ」と釈明したが、知識人の地球環
境の認識は、その程度なのであろうか。真摯に人類
の未来を考えているのだろうか。
掲載された。(北海道新聞12月14日号参照)
乱獲や環境汚染が現在のぺ-スで進行すると、食
用可能な魚介類は食卓から消えてしまう。その時期
は2048年までにそうなるという。
03年までの過去50年の漁業統計や魚群記録な
どを分析した結果、水揚げ実績のあった魚介類77
00種類のうち、約3割は03年時点で、漁獲量が
ピ-ク時の1割以下に落ち込んでいることが分かっ
た。魚介類は海洋の多様性によって維持されており、
一部の魚介類が急減すると他の魚種の成育環境が悪
化し、さらに魚介類が減少するという「負のサイク
ル」に陥る。いわゆる連鎖反応である。この状況が
続くと、今世紀半ばまでに全種類の漁獲量がピ-ク
時の1割以下となる見通しだという。
その結果、漁業が産業として成り立たなくなると
警告している。必然的に食卓から魚介類が消えるこ
ととなる。
この調査研究を発表したのは、英国やスウェ-デ
ンなどの海洋学者である。研究チ-ムのカナダ・ダ
ルハウジ-大学のボリス・ワ-ム助教授は「魚種別
の管理だけでなく、海洋全体の保護策が必要」とい
っている。
また、世界自然保護基金(WWF)は各国に対策
を講じるよう求め、「日本と欧州は大きな責任があ
る」と指摘している、と報じられた。
いずれにしても、これらの問題点は、地球環境悪
化・劣化の予想範囲内のものて゜ある。いよいよ具
体的な細部が論議される時期になったか、という感
がする。
話は変わるが、12月14日のフジテレビ午前8
時からの「とくダネ」の中で、「2040年には北
極の氷が全部溶けてなくなる」という特集があった。
その際、コメンテ-タ-の一人が「氷が溶けてなく
なれば、魚釣りができていい」という発言があった。
後で「冗談ですよ」と釈明したが、知識人の地球環
境の認識は、その程度なのであろうか。真摯に人類
の未来を考えているのだろうか。
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