9月27日(日本時間)、反政府デモの鎮圧を
図るミャンマーの軍政は、自動小銃などで発砲し、
日本人ジャーナリスト1人(長井健司さん)を含
む10人を殺し、数百人が負傷したと報じられた。
仏僧がその中にいるのかどうかは不明である。
また、前日の26日には僧侶を含む5人が殺さ
れた、と報じられている。さらにスーレ・パコタ
(仏塔)からの退去を拒否した30人の仏僧と市
民が激しく殴打され20人が拘束されたと報じら
れた。さらに仏僧650人が拘束されたとも報じ
られている。
これらの一連の軍政の強行手段は、武力で抑制
しようとする単純な考え方である。いかにも軍人
らしい解決方法である。今回の軍政の国民抑圧行
動は、政権という権力を絶対に手放したくない、
という思いから出たものであろう。大戦後の軍政
で長く権力を掌握した国はない。
一方、ミャンマー人の中には、「自国民に銃を
向ける軍隊が、他国の侵略から自国を守れるのか
」、と批判する人もいると報じられている。
そもそも1988年に軍のクーデターで権力を
掌握し、90年の総選挙の結果に従うと公約して
いた軍政だったが、勝ったのはアウン・サウン・
ス-・チ-さんの率いる国民民主連盟だった。そ
の公約を無視して現在まで政権に執着する軍政は、
アン・フェア-といわれても仕方ないであろう。
国家権力の座は、そんなに甘味があるのであろう
か。
非暴力で、無抵抗の仏僧を殺さないでほしい。
「殺すな、殺させるな」というブッダの言葉を忠
実に守るミャンマーの仏僧達は武器を手にするこ
とはない。
仏僧と民衆に発砲したり暴力的な手段で軍政を
守ろうとすると、逆に軍政は崩壊させられるであ
ろう。明治初期の廃仏毀釈が終わってから、ある
県の元家老は、「仏教徒に殺される」と思いこん
で発狂した事例がある。
図るミャンマーの軍政は、自動小銃などで発砲し、
日本人ジャーナリスト1人(長井健司さん)を含
む10人を殺し、数百人が負傷したと報じられた。
仏僧がその中にいるのかどうかは不明である。
また、前日の26日には僧侶を含む5人が殺さ
れた、と報じられている。さらにスーレ・パコタ
(仏塔)からの退去を拒否した30人の仏僧と市
民が激しく殴打され20人が拘束されたと報じら
れた。さらに仏僧650人が拘束されたとも報じ
られている。
これらの一連の軍政の強行手段は、武力で抑制
しようとする単純な考え方である。いかにも軍人
らしい解決方法である。今回の軍政の国民抑圧行
動は、政権という権力を絶対に手放したくない、
という思いから出たものであろう。大戦後の軍政
で長く権力を掌握した国はない。
一方、ミャンマー人の中には、「自国民に銃を
向ける軍隊が、他国の侵略から自国を守れるのか
」、と批判する人もいると報じられている。
そもそも1988年に軍のクーデターで権力を
掌握し、90年の総選挙の結果に従うと公約して
いた軍政だったが、勝ったのはアウン・サウン・
ス-・チ-さんの率いる国民民主連盟だった。そ
の公約を無視して現在まで政権に執着する軍政は、
アン・フェア-といわれても仕方ないであろう。
国家権力の座は、そんなに甘味があるのであろう
か。
非暴力で、無抵抗の仏僧を殺さないでほしい。
「殺すな、殺させるな」というブッダの言葉を忠
実に守るミャンマーの仏僧達は武器を手にするこ
とはない。
仏僧と民衆に発砲したり暴力的な手段で軍政を
守ろうとすると、逆に軍政は崩壊させられるであ
ろう。明治初期の廃仏毀釈が終わってから、ある
県の元家老は、「仏教徒に殺される」と思いこん
で発狂した事例がある。