11月13日、「脱石炭」から「段階的削減」と後退した決議でCOP26は終
わった。各国の経済事情などから後退したものといえよう。総論賛成、各論反対
であるが、その真意は一切の規制に反対ということであろう。分かりやすく云えば
経済的活動の弊害となる規制には反対ということである。
しかしながら、この結果によって一つだけはっきり分かったことがある。2030
年までに地球の平均気温を1.5°以内にすることは不可能になったということである。
それができなければ、人類は地球をコントロールできなくなると多くの科学者はいっ
ている。なんと無責任な世界の政治家達なのであろうか。太陽光発電、風力発電とい
っても、完璧な対策とは言いがたい。温暖化の原因の一つである牛などのはくメタン
ガスのゲップはCO2の25倍といわれている。ちなみに世界中の4輪自動車は14億
3千万台であるが、世界中の牛の総頭数は14億7千万台である。低開発国が先進国化
したために食料牛の需要が増えたためである。さらに永久凍土が溶けることによってメ
タンガスも自然発生し増加する一方である。恐らく今世紀末には地球の平均気温は約8°前後に上昇するかも知れない。そうなれば、まさに人類の終末期になる可能性が強い。
若い人達が鬼のように怒ったような顔になるのではなかろうか。それは現在の政治家
だけでなく、われわれ一般人も恨まれることをわすれてはならない。
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