台風19・21号で日本中が大騒ぎしている。こんなはずではなかったと
云うことであろう。そもそも温暖化による自然の猛威を軽視していたからで
あろう。温暖化による人類生存のレッドラインは2030年頃と云われてい
るので、あと10年しかないことになる。現在77才の野僧は恐らくその頃
にはこの世にいないであろう。
レッドインを過ぎれば本格的な温暖化の脅威が本格化するだろう。自然災
害が序の口とか初期段階とか云われるのは、それからである。今はまだ序の
口にもなっていないのである。今後は水害に加えて風災が強大化するであろ
う。60m・70m以上の台風が普通になる時が来るであろう。木造や鉄骨
などの建築物は甚大な被害に見舞われる可能性が強く心配である。
「命あっての物種」、「転ばぬ先の杖」という諺がある。地底都市の研究を
真剣に取り組んでほしい。スペース・コロニーや他の惑星への移住は不可能
である。また、大気の二酸化炭素の濃度も深刻となるはずである
野僧は清廉潔白な仏教僧ではない。しかし、これまでの仏教界で誰も本格
的に取り上げなかった人間と自然界・宇宙の関係を仏典を根拠として取り組
んできただけである。一隅を照らした程度にすぎない。その根底には人類愛
というブッダの慈悲心がある。
本欄を読む各位の慈愛に期待するしかない。