管長とは、仏教教団の一宗一派を管轄する長の
ことである。教団の最高位の僧侶をいう。明治5
年(1872年)6月、明治政府がはじめて教導
職管長を各宗に一名置いて、各宗派の取り締まり
を行わせたことによる。
総本山の住職を貫首(「かんじゅ」、「かんす」
とも読む)というが、その貫首を以って管長とし
ている宗派が多い。管長の選考方法や任期など各
宗派によって違っているからである。
また、管長は宗門の儀表(ぎひょう)であると
定められている。儀表とは、手本、模範の意味で
ある。したがって宗門の儀表とは、各宗派の僧侶
並びに檀信徒の手本となることである。それが管
長であると定められている。
宗務総長の申請によって、管長は宗務を行うが、
もしも責任が生じた時は、宗務総長が責任を負う
ことになっている。
一方、一宗一派という教団の代表役員は宗務総
長が当たる。管長は代表役員ではない。
このように管長は、最高位であるが、一切の責
任を負うことはない。どの宗派を見回しても、管
長になる僧侶は、最高の気品に満ちた手本となる
人たちばかりである。
日本国憲法の象徴天皇と似たような感じの存在
が管長である。
ことである。教団の最高位の僧侶をいう。明治5
年(1872年)6月、明治政府がはじめて教導
職管長を各宗に一名置いて、各宗派の取り締まり
を行わせたことによる。
総本山の住職を貫首(「かんじゅ」、「かんす」
とも読む)というが、その貫首を以って管長とし
ている宗派が多い。管長の選考方法や任期など各
宗派によって違っているからである。
また、管長は宗門の儀表(ぎひょう)であると
定められている。儀表とは、手本、模範の意味で
ある。したがって宗門の儀表とは、各宗派の僧侶
並びに檀信徒の手本となることである。それが管
長であると定められている。
宗務総長の申請によって、管長は宗務を行うが、
もしも責任が生じた時は、宗務総長が責任を負う
ことになっている。
一方、一宗一派という教団の代表役員は宗務総
長が当たる。管長は代表役員ではない。
このように管長は、最高位であるが、一切の責
任を負うことはない。どの宗派を見回しても、管
長になる僧侶は、最高の気品に満ちた手本となる
人たちばかりである。
日本国憲法の象徴天皇と似たような感じの存在
が管長である。