今回の衆議院選挙は、筋の通らない茶番劇だ。なぜなら、
「郵政民営化法案」を可決した衆議院を解散することはお
かしい。一度可決した衆議院を解散して民意を問う、とい
う発想は、精神分裂症状に似ている。ようするに、参議院
で否決された腹いせに、衆議院に八つ当たりしているよう
なものである。全く筋の通らない茶番劇である。
郵政民営化といっても、手紙や書留などの郵便配達業務
まで民営化することが妥当なのか、はなはだ疑問である。
手紙類は秘密性のあるものであり、現金書留類は信用第一
主義であるべきである。アルバイトを使って、それらを配
達することには不信感がつきまとう。もしも民営化されれ
ば、盗難事件や訴訟事件等が多発する可能性がある。
一方、現職の郵便配達業務にたずさわっている人々に対
するリストラが猛威をふるっている、といわれている。天
職と思って郵便局員になったのに、突然辞めろといわれ、
困りはてて自殺する郵便局員が全国的に増えているといわ
れている。少なくとも、郵便配達業務だけは、現状に近い
形で残すべきであろう。民営化するなら、郵便貯金と保険
業務だけすればいいはずである。小泉案には賛成できない。
第一、小泉流の郵政民営化法案を衆議院は認めて可決し
ている。それなのに、「郵政民営化という改革の是非を問
う選挙」だと主張する自民党はおかしい。「屋上屋を架す
」ようなものである。「郵政民営化」という煙幕で、焦点
をずらそうという欺瞞戦術といわざるを得ない。
国連安保理の常任理事国を目指したが失敗の可能性が高
い。中国と韓国の猛反対にあったからである。小泉首相は
中国と韓国の反発の原因を理解できないのであろう。15
日に発表した戦後60年の首相談話は、単なるリップサ-
ビスに過ぎず、中国や韓国の到底納得できないものであろ
う。なぜなら、靖国参拝は今後しない、と小泉首相はいわ
ないからである。一方で戦争を賛美していながら、言葉だ
けで近隣諸国に謝っても、真摯な反省とは受け取られない
のであろう。戦争を精神的に鼓舞したのは神道であり、そ
の象徴的な存在が靖国神社である。その意味からしても、
無宗教的な慰霊施設を作るべきである。それが実現しない
限り、中国と韓国などの理解と信頼を得られないことを思
い知るべきである。言行不一致の小泉首相は、中国などか
らすれば、詭弁と聞こえるのであろう。日本国民の靖国意
識はレベルが低い。多数だからといって正しいとは限らな
い。
また、自衛隊のイラク派兵問題も、今回の選挙では争点
となっていない。
憲法9条改定の問題も選挙の争点となっていない。与党
をはじめ民主党も故意に争点として取り上げないのではな
かろうか。今や、日本国民はブレ-キのない自動車に乗っ
ているようなものである。そんなに戦争をしたいのであろ
うか。そんなに外国人を殺したいのであろうか。多くの日
本人はサタンの下部となってしまったのであろうか。少数
政党の共産党と民社党のみが憲法改悪反対を叫んでも、国
民は無関心なようである。我々の子供達を再び戦場に送り
出すことを国民は望んでいるのだろうか。何とも不気味な
雲行きである。
いずれにしても、目を大きく開いて投票すべきである。
「郵政民営化法案」を可決した衆議院を解散することはお
かしい。一度可決した衆議院を解散して民意を問う、とい
う発想は、精神分裂症状に似ている。ようするに、参議院
で否決された腹いせに、衆議院に八つ当たりしているよう
なものである。全く筋の通らない茶番劇である。
郵政民営化といっても、手紙や書留などの郵便配達業務
まで民営化することが妥当なのか、はなはだ疑問である。
手紙類は秘密性のあるものであり、現金書留類は信用第一
主義であるべきである。アルバイトを使って、それらを配
達することには不信感がつきまとう。もしも民営化されれ
ば、盗難事件や訴訟事件等が多発する可能性がある。
一方、現職の郵便配達業務にたずさわっている人々に対
するリストラが猛威をふるっている、といわれている。天
職と思って郵便局員になったのに、突然辞めろといわれ、
困りはてて自殺する郵便局員が全国的に増えているといわ
れている。少なくとも、郵便配達業務だけは、現状に近い
形で残すべきであろう。民営化するなら、郵便貯金と保険
業務だけすればいいはずである。小泉案には賛成できない。
第一、小泉流の郵政民営化法案を衆議院は認めて可決し
ている。それなのに、「郵政民営化という改革の是非を問
う選挙」だと主張する自民党はおかしい。「屋上屋を架す
」ようなものである。「郵政民営化」という煙幕で、焦点
をずらそうという欺瞞戦術といわざるを得ない。
国連安保理の常任理事国を目指したが失敗の可能性が高
い。中国と韓国の猛反対にあったからである。小泉首相は
中国と韓国の反発の原因を理解できないのであろう。15
日に発表した戦後60年の首相談話は、単なるリップサ-
ビスに過ぎず、中国や韓国の到底納得できないものであろ
う。なぜなら、靖国参拝は今後しない、と小泉首相はいわ
ないからである。一方で戦争を賛美していながら、言葉だ
けで近隣諸国に謝っても、真摯な反省とは受け取られない
のであろう。戦争を精神的に鼓舞したのは神道であり、そ
の象徴的な存在が靖国神社である。その意味からしても、
無宗教的な慰霊施設を作るべきである。それが実現しない
限り、中国と韓国などの理解と信頼を得られないことを思
い知るべきである。言行不一致の小泉首相は、中国などか
らすれば、詭弁と聞こえるのであろう。日本国民の靖国意
識はレベルが低い。多数だからといって正しいとは限らな
い。
また、自衛隊のイラク派兵問題も、今回の選挙では争点
となっていない。
憲法9条改定の問題も選挙の争点となっていない。与党
をはじめ民主党も故意に争点として取り上げないのではな
かろうか。今や、日本国民はブレ-キのない自動車に乗っ
ているようなものである。そんなに戦争をしたいのであろ
うか。そんなに外国人を殺したいのであろうか。多くの日
本人はサタンの下部となってしまったのであろうか。少数
政党の共産党と民社党のみが憲法改悪反対を叫んでも、国
民は無関心なようである。我々の子供達を再び戦場に送り
出すことを国民は望んでいるのだろうか。何とも不気味な
雲行きである。
いずれにしても、目を大きく開いて投票すべきである。