今週の法話

法華宗北海寺住職-二王院観成による仏教用語と法話集です。毎週水曜日に更新いたします。

とうとう虎の尾を踏んだトランプ!

2018-12-27 13:24:28 | 幸福の追求

 この24日(日本時間)に米国のダウ工業株30種平均が前週末比650ドル安と

大幅下落した。その影響を受けて25日東京株式市場は1010円45銭安の1万

9155円74銭だった。1年3ヶ月ぶりに2万円を割り込んだ。今後の世界経済が

どうなるのか懸念されているようである。

 なぜ米の株価は下落したのかという理由を毎日新聞は「トランプ大統領が、金融引

き締め政策を推進する米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を解任する議

論を始めたと報じられたことも売りに繋がった」、と26日報じている。

 FRBは日本でいえば日本銀行に相当する。金融緩和や引き締め、利子の利率の決定、

紙幣の発行までする。しかし、FRBは株式会社である。しかし米国内の巨大権益を握

っているのである。金の出入りの蛇口を握っているといった方がわかりやすいであろう。

その議長は仮の存在だと云われている。それではそのFRBの真の支配者は誰であろう

か。資金力と世界的な組織力を持つ超スーパー組織で、ユダヤ人グループだと云われて

いる。その組織が世界を事実上動かしているとも云われている。

 トランプ大統領がこのFRBに何らかの形で介入するのではないかと就任以来、野僧

はずっと注視していたのである。ついに虎の尾をトランプ大統領は踏んでしまった。こ

れらの観点から、トランプ大統領と超巨大組織とは何の関連がないことが分かった。し

たがって、その組織から猛反発を受けるものと推測される。しかし、トランプ大統領も

ユダヤ人であることから今後どのような展開になるのか注目される。

 これまで云われているように、トランプリスクは多い。政治は素人だし、外交音痴だし、

貿易関係は自分勝手なソロバン勘定だけで、外国の事情に対する思いやりは何もない。

大統領選挙で再選されるのかも疑問になってきた。さらに世界経済にどれだけ影響があ

るのかも不透明になった。

 いずれにしても今後が注目される。


時間がない!

2018-12-18 12:55:16 | 幸福の追求

 今年の10月8日、IPCCは、2030年には地球平均気温が産業革命前の

平均気温より1.5度上昇すると発表した。あと12年後のことである。それにし

ても発表が遅すぎた。以前から良心的な科学者が云ってきたレッドラインは1.

度であった。この場合のレッドラインとは、人類が生存できる気温の限界を意味

している。このレッドラインを超えれば、いつ人類が滅亡の危機に直面しても不

思議ではない、という意味合いである。

 これに対し、パリ協定では2度説が唱えられた。一歩譲って2度としても、パ

リ協定の中で、今世紀中には4.8度平均気温は上昇すると認めている。すなわち、

1. 5度説と2度説の両説を超えることを認めたことになる。言葉を変えれば、

IPCCは遅まきながら人類の存亡の危機を迎えることを認めたと云っても過言

ではないであろう。

 野僧は、2050年頃から人類存亡の危機が本格化するだろう、と20年も前

から主張してきた。その予測が的中したと思っている。その中で、リニア中央新

幹線は日本民族の延命策の一筋の光明だと思っている。それを中心とした大地底

都市を数多く造って、我々の延命を図るべきである。その為には、あらゆる分野

の人々の叡智を持ち寄って真剣に研究し、具体的な延命図を造らなければならな

い。それは超大規模なプロジェクトでするべきであろう。衣食住のすべてを自給

自足で延命せざるを得ないからである。まず概要を検討することから始めなけれ

ばならないだろう。

 

①   国連が世界規模の人類延命策を推進するのが理想であろう。しかし各国とも

に自国民の延命策だけでも大変で、結局各国独自で延命プロジェクトを組ん

で実現することになるだろう。

②   具体策は1.5度になる2030年までに概要を策定する必要がある。

③   温暖化がさらに進めば、地上に延命施設を建設できないことを国民は納得す

るだろう。すなわち、大地底都市を造って延命せざるを得ないだろう。

④   日本はリニア中央新幹線に沿って大地底都市を建設するのが第一歩と考える。

その場所は、現在決まっている停車駅(品川、相模原、甲府、飯田、中津川、

名古屋、大阪)に連結して建設すべきである。その場合、地上への出入り口

は海抜300m以上の地でなければならない。なぜなら、南極や世界各地の

氷河などが全部溶解した場合、海面は約100m上昇すると云われているか

らである。大津波などを考慮した場合、その数値が必要と考える。したがっ

て上記の停車駅から候補地を何カ所か選定せざるを得ないだろう。

⑤   日本で1番の寒地である北海道にも大地底都市を造るべきである。

⑥   大地底都市で生存、延命するためには、衣食住を自給自足せざるを得ないだろ

う。その方法、手段は難解きわまりないものとなるだろう。

⑦   一つの大地底都市の人口を何千人、何万人にするのかも大問題となるだろう。

⑧   華美や美食などとは無縁な簡素なものとなるだろう。生命の維持と延命だけを

目的としたものとならざるを得ないであろう。

 

 このように概要をまとめるだけでも大変である。しかし、それができなければ人

類は勿論のこと、日本民族も延命できないであろう。

 


リニアは日本民族の救世主になり得る!

2018-12-09 14:50:22 | 幸福の追求

本欄12.01号で書いたのは、これまで「リニアは地上を走る鉄道機関」だと思っ

ていたのが、「リニアはほとんど地下かトンネルを走ることを」知ったからである。品川

~名古屋間(約286km)のうち約246km(86%)が地下かトンネルである。

都心部や日本アルプスを含む山間部を走るためである。ちなみに東京~大阪間は、438

kmである。

  人類が温暖化などから延命出来るのは、大地底都市を建設する以外には方法はないと野

僧は信じているからである。この点については野僧の祖書や本蘭などで何回も書いてい

るが、要点だけを再度掲載しょう。ただし、将来はこうなるだろうという野僧の推測で

あって、その対策は各人で慎重にお考え下さい、という忠告である。故意で各位に不安

や恐怖を与える意図はありません。自分の命と安全は、各人が守る以外にないと思うか

らです。逆に、温暖化の影響は心配ないですよ、と書くのは簡単である。しかし、現実

が真逆で、深刻な状態に陥った場合、「本当のことを教えてくれれば、真剣に対策を考

えたのに」、と云われるであろう。それは人類に対する大逆罪だと思うからである。野

僧がどう書こうと書くまいと、温暖化という現実に変化を与えるものではありません。

誤解なきようお願い申し上げます。

 

①   水害がすでに巨大化している。今後もっと甚大化するだろう。

②   台風がすでに巨大化している。今後もっと激甚化するだろう。

③   特に風害が巨大化するだろう。秒速60m以上になるだろう。

④   竜巻も巨大化するだろう。自動車なども空に吸い上げられるようになるだろう。

⑤   高温化するので、食物などが立ち枯れ状態になり、食糧難となるだろう。

⑥   秒速60m以上になれば、野生動物や畜産動物などに甚大な影響を与えるだろう。

小石や木くずなどが高速で吹き飛ばされるからである。

⑦   家屋(木造や鉄骨建築物など)の被害は予想外の甚大なものとなるだろう。

⑧   最終的には、地下の坑道跡地やトンネル跡地などの中に逃げ込まざるを得なくなるだろう。

⑨   大気中の二酸化炭素の濃度が濃くなり、人類存亡の危機に陥るだろう。

 

これらの予測から、地底に大都市を建設する以外に、人類はこの地球で延命する方法はないと考

えている。その中で、大地底都市を各地に建設した場合の都市間の交通網をどうするのかが一つ

の野僧の懸念であった。電磁石で浮いて進む超高速で進むリニアモーターカーは、時速約500

kmである。品川~名古屋間は2027年、品川~大阪間は2045年完成予定でもある。尚、

地上を走る際は、風速などの条件が悪い場合、速度を落として安全走行すれば問題解決できるの

ではないかと考えている。このリニアに沿って大地底都市を何カ所か構築すれば、日本民族延命

の中心構造物となり得るものと考える。


たわいない話

2018-12-01 15:57:20 | 幸福の追求

  最近、ある人(A氏)と話し合う機会があった。その人物と野僧

とは何の関係もない人物だったが檀家さんと一緒に当寺の応接間で

茶飲み話をした。なかなか博学のようであった。そこで以前から関

心あった話しをこちらから切り出した。

 「アメリカの大金持ち達は、月か火星に基地を造って終の棲家に

しようとしているという話しが昔からまことしやかにあるが、あな

たはどう思いますか」、と聞いてみた。すると、

 「それはないでしょう」という返事だった。「それよりも、世界人

口を1億人にするという計画があるらしいですよ(現在は70億人

)」という話しが出てきた。「10%のエリートが、他の人間を支配し

ようとする話しでしょう。しかし、地球の温暖化で誰が死ぬか分か

らない状態で、そう思い通りには行かないでしょう」と野僧は答えた。

 さらにA氏は思いもかけないことを云い出した。「ところで東京から

大阪までのリニア中央新幹線が現在建設中(2045年完成予定)だが、

磁気が強くて人間が乗れないようだと聞いていますよ。不思議だと思い

ませんか。そのほとんどが地下のトンネルの中を通るみたいですよ」、と

云った。

 それを聞いて、はたと思いをはせた。これは好気である。そのリニア

中央新幹線を中心にして大地底都市を造れないだろうか」と。「もしも、

それが実現すれば、人類特に日本人は生き延びられるのではなかろうか」

と。東北や北海道にも同じものを造ればなお良いではなかろうか。