昨日(23日)、鳩山首相は沖縄を訪問し、知事や名護市長と会談
した。しかし、首相は名護市の辺野古案に逆戻りした経緯とお願いを
したに過ぎない。これでは沖縄県民の反発をまねくだけで、「県外・
国外へ」という鳩山発言に対する沖縄県民の期待を裏切るものといえ
よう。
しかしながら、沖縄県民の負担を少しでも減らそうとした鳩山首相
の考えそのものは間違っていない。これらの現状変更には相手がある
ことで、米国の同意なくして解決はありえない。それを百も承知して
いながらの鳩山発言は「軽い」、という批判は避けられない。
何によらず、批判は自由である。「文句と膏薬はどこにでもつけら
れる」という諺の通りである。批判するのであれば、どうしたら沖縄
の基地問題を解決できるのか、という各自、各社の案を提示すべきで
ある。それなくして批判一辺倒では批判の価値は〇といわれても仕方
ないであろう。
そもそも、抑止力と一言でいっても、イラクがクエートに侵攻した
のは米国の謀略だったと云われている。正義とは何か、という根本問
題を提起した一件でもある。その後、アフガン問題に発展し、沖縄の
基地の重要性が再確認されているのが現状である。
結局、世界中から国境をなくし、(軍需産業に代表される)貨幣経
済をなくさないかぎり、理想世界は望めない、というブッダの発言は
間違っていない。しかし、一気にそれを実現するのは困難である。し
たがって、段階的に理想世界に近づける提案が重要であると思われる。
まず、国連軍の創設を日本から世界に発信、提案すべきだと考える。
具体的には、他国に勝手に軍事進攻する国があれば、国連の決議のも
とに、国連軍がそれを止めさせる。あるいは世界中の核兵器を国連軍
が完全管理する。地域紛争の解決に国連と国連軍が関与する、等々の
役割を担う国連軍は必要である。すでにその条件は整いつつあるので
はなかろうか。すでにオバマ大統領は「核なき世界」を提唱している。
それが単なるリップサービスでなければ、米国も賛成するのではなか
ろうか。
また、国連軍の創設は世界中の各国から一挙に全面的に受け入れら
れるとは思えない。したがって、国連決議のもとに賛同する国々だけ
ででも、国連軍を創設すべきだと考える。そのうち、参加国は増える
だろう。最終的には、世界中が国連軍一つになることになるだろう。
そうなれば、現在の各国の軍事施設や軍事費は10%位になるだろ
う。その不必要になった軍事費を世界市民の生活向上に回せばいい。
沖縄に限らず、世界各国にある不条理などを解決するのは、矛盾点
を解決するのも重要であるが、思考の根本的な変革が重要であると思
われる。鳩山首相に限らず、今後の日本の宰相は国連軍の創設をしつ
こいぐらいに訴えるべきである。理想を説くのは理想的な宰相(転輪
聖王・てんりんじょうおう。ブッダの説く理想的な王のこと)の努め
の一つだからである。
した。しかし、首相は名護市の辺野古案に逆戻りした経緯とお願いを
したに過ぎない。これでは沖縄県民の反発をまねくだけで、「県外・
国外へ」という鳩山発言に対する沖縄県民の期待を裏切るものといえ
よう。
しかしながら、沖縄県民の負担を少しでも減らそうとした鳩山首相
の考えそのものは間違っていない。これらの現状変更には相手がある
ことで、米国の同意なくして解決はありえない。それを百も承知して
いながらの鳩山発言は「軽い」、という批判は避けられない。
何によらず、批判は自由である。「文句と膏薬はどこにでもつけら
れる」という諺の通りである。批判するのであれば、どうしたら沖縄
の基地問題を解決できるのか、という各自、各社の案を提示すべきで
ある。それなくして批判一辺倒では批判の価値は〇といわれても仕方
ないであろう。
そもそも、抑止力と一言でいっても、イラクがクエートに侵攻した
のは米国の謀略だったと云われている。正義とは何か、という根本問
題を提起した一件でもある。その後、アフガン問題に発展し、沖縄の
基地の重要性が再確認されているのが現状である。
結局、世界中から国境をなくし、(軍需産業に代表される)貨幣経
済をなくさないかぎり、理想世界は望めない、というブッダの発言は
間違っていない。しかし、一気にそれを実現するのは困難である。し
たがって、段階的に理想世界に近づける提案が重要であると思われる。
まず、国連軍の創設を日本から世界に発信、提案すべきだと考える。
具体的には、他国に勝手に軍事進攻する国があれば、国連の決議のも
とに、国連軍がそれを止めさせる。あるいは世界中の核兵器を国連軍
が完全管理する。地域紛争の解決に国連と国連軍が関与する、等々の
役割を担う国連軍は必要である。すでにその条件は整いつつあるので
はなかろうか。すでにオバマ大統領は「核なき世界」を提唱している。
それが単なるリップサービスでなければ、米国も賛成するのではなか
ろうか。
また、国連軍の創設は世界中の各国から一挙に全面的に受け入れら
れるとは思えない。したがって、国連決議のもとに賛同する国々だけ
ででも、国連軍を創設すべきだと考える。そのうち、参加国は増える
だろう。最終的には、世界中が国連軍一つになることになるだろう。
そうなれば、現在の各国の軍事施設や軍事費は10%位になるだろ
う。その不必要になった軍事費を世界市民の生活向上に回せばいい。
沖縄に限らず、世界各国にある不条理などを解決するのは、矛盾点
を解決するのも重要であるが、思考の根本的な変革が重要であると思
われる。鳩山首相に限らず、今後の日本の宰相は国連軍の創設をしつ
こいぐらいに訴えるべきである。理想を説くのは理想的な宰相(転輪
聖王・てんりんじょうおう。ブッダの説く理想的な王のこと)の努め
の一つだからである。