中国地方を襲った豪雨は、大被害を出している。
山口、鳥取両県で死者9人、行方不明9人を出した。
特に山口県の防府市の特別養護老人ホ-ム「ライ
フケア高砂」は悲惨だった。しかし、本来の剣川の
砂防ダムが土石流で堰きとめられたか、それを土石
流が乗り越えて発生したものと報じられている。い
ずれにしても、予想の限界を超えた災害といえよう。
今後、このような予想外の災害が発生するのは残
念ながら確実といえるだろう。今回の災害によって、
今後の温暖化による大災害予測は不可能の一面性が
あることを教訓とすべきであろう。
いずれにしても、災害による被害を最小限にする
だけの研究を自分自身でするべきであろう。本来な
らば、建築関係業者などが研究、啓蒙しなければな
らないのである。しかし、その業者自体、環境破壊
の本質を理解していない。そんな大災害など起こる
はずがない、という認識である。しかし、我々は最
終的には自分自身で家族の命を守る以外に方法はな
い。業者は何の責任も取ってはくれないからである。
それでは具体的に、どうすればいいのであろうか。
たとえば、新たに土地を買って一戸建ての家を新築
する場合、大雨や台風や冬などの最悪の天候の時に
、現地を見て水の流れや量がどうなっているか確認
する必要がある。その上で、玄関を道路から、どの
位の高さにすればいいのか、決めるべきであろう。
各市町村が出している「ハザ-ドマップ」を参考に
してもいいが、その五割増しの数字で設定すれば確
実ではなかろうか。一昨年に当寺の客殿を建て替え
た時は、約五割増しの80センチの玄関高(床高)
に設定した。マップでは50cmだったからである。
また、玄関の向きも決めればいい。天気のいい日に
現地を見ても、何の参考にもならない。
一方、風の向きなども重要である。台風は普通、
西風である。したがって西と南、西と北の両面に
窓を取れる場合、西窓は避けるべきであろう。特に
夏の西日は避けるべきだと考える。
また、建物は鉄筋コンクリ-トに作れば温暖化の
災害から守られる最良の方法であろう。木造では耐
えられないだろう。しかし、鉄筋コンクリ-トであ
れ、木造建築であれ、窓のガラスやサッシのフレ-
ム自体が風速60mしか耐えられないものとなって
いる。それ以上の風速の場合、フレ-ムごと内側に
吹き飛ばされることになる。それを防ぐ方法もある。
それは雪国の雪囲いにヒントがある。落雪被害を防
ぐために、厚さ3cmほどの板を窓の外側に何枚かは
め込む仕掛けになっている。窓の両側に、その板を
鉄の金具で受け止める。普段は板をしまっておけば
いい。台風や竜巻などの時に、その板をはめ込めば
いいのである。台風や竜巻の被害は、風速もさるこ
とながら、飛散物によるのが最大の原因である。鉄
筋コンクリ-トのマンションでもその条件は同じで
ある。億ションだからといって条件が違うわけでは
ない。
ただし、鉄筋コンクリ-トの場合、人体に対する
悪影響が心配される。しかし、現代建築ではそれを
克服するだけの技術開発がすでにされているので心
配はないものと思われる。
いずれにしても、自分自身の普段の研究心で、自
分と家族を守る努力をすべきである。極楽トンボの
建築業者まかせは危険である。
山口、鳥取両県で死者9人、行方不明9人を出した。
特に山口県の防府市の特別養護老人ホ-ム「ライ
フケア高砂」は悲惨だった。しかし、本来の剣川の
砂防ダムが土石流で堰きとめられたか、それを土石
流が乗り越えて発生したものと報じられている。い
ずれにしても、予想の限界を超えた災害といえよう。
今後、このような予想外の災害が発生するのは残
念ながら確実といえるだろう。今回の災害によって、
今後の温暖化による大災害予測は不可能の一面性が
あることを教訓とすべきであろう。
いずれにしても、災害による被害を最小限にする
だけの研究を自分自身でするべきであろう。本来な
らば、建築関係業者などが研究、啓蒙しなければな
らないのである。しかし、その業者自体、環境破壊
の本質を理解していない。そんな大災害など起こる
はずがない、という認識である。しかし、我々は最
終的には自分自身で家族の命を守る以外に方法はな
い。業者は何の責任も取ってはくれないからである。
それでは具体的に、どうすればいいのであろうか。
たとえば、新たに土地を買って一戸建ての家を新築
する場合、大雨や台風や冬などの最悪の天候の時に
、現地を見て水の流れや量がどうなっているか確認
する必要がある。その上で、玄関を道路から、どの
位の高さにすればいいのか、決めるべきであろう。
各市町村が出している「ハザ-ドマップ」を参考に
してもいいが、その五割増しの数字で設定すれば確
実ではなかろうか。一昨年に当寺の客殿を建て替え
た時は、約五割増しの80センチの玄関高(床高)
に設定した。マップでは50cmだったからである。
また、玄関の向きも決めればいい。天気のいい日に
現地を見ても、何の参考にもならない。
一方、風の向きなども重要である。台風は普通、
西風である。したがって西と南、西と北の両面に
窓を取れる場合、西窓は避けるべきであろう。特に
夏の西日は避けるべきだと考える。
また、建物は鉄筋コンクリ-トに作れば温暖化の
災害から守られる最良の方法であろう。木造では耐
えられないだろう。しかし、鉄筋コンクリ-トであ
れ、木造建築であれ、窓のガラスやサッシのフレ-
ム自体が風速60mしか耐えられないものとなって
いる。それ以上の風速の場合、フレ-ムごと内側に
吹き飛ばされることになる。それを防ぐ方法もある。
それは雪国の雪囲いにヒントがある。落雪被害を防
ぐために、厚さ3cmほどの板を窓の外側に何枚かは
め込む仕掛けになっている。窓の両側に、その板を
鉄の金具で受け止める。普段は板をしまっておけば
いい。台風や竜巻などの時に、その板をはめ込めば
いいのである。台風や竜巻の被害は、風速もさるこ
とながら、飛散物によるのが最大の原因である。鉄
筋コンクリ-トのマンションでもその条件は同じで
ある。億ションだからといって条件が違うわけでは
ない。
ただし、鉄筋コンクリ-トの場合、人体に対する
悪影響が心配される。しかし、現代建築ではそれを
克服するだけの技術開発がすでにされているので心
配はないものと思われる。
いずれにしても、自分自身の普段の研究心で、自
分と家族を守る努力をすべきである。極楽トンボの
建築業者まかせは危険である。