京都の紅葉狩りに行ってきた。京都の食事が美味いのは定評がある。昼食所をさがしていたら、
私と同年代の夫婦がある料亭に入っていった。つられるように私も入った。玄関前に「わらじや」
の幟が立っていた。
「わらじや」は400年前から続いているという。秀吉がわらじをぬいだのが店名の由来だとい
う。品数は「う雑炊」の一品だけである。それだけで400年も前から続いているのはすごいと思
った。料金は一人前6700円だという。
しかし、雑炊というので大して期待をしなかった。ところが出てきた料理を食べて驚いた。うま
い、というのが第一印象である。まさに絶品である。また量も食べきれないのではないかと思った
が、ペロリと食べることができた。量も研究しつくしているな、と思った。
場所は京都国立博物館の横並びで、道路をはさんだ二軒目にある。博物館の前は三十三間堂である。
京都へ行ったら、「わらじや」の「う雑炊」を食べてくることを、自信を持ってお薦めしたい。尚、
「う」とは鰻のことである。「う雑炊」とは、「鰻の雑炊」の意味である。
「わらじや」
京都市東山区七条通本町東入ル西之門町555
TEL 075ー561-1290