今週の法話

法華宗北海寺住職-二王院観成による仏教用語と法話集です。毎週水曜日に更新いたします。

宇宙戦争はあり得ない!

2019-11-20 11:20:01 | 幸福の追求

 1977年8月、無人の人工衛星「ボイジャー1号」が米国によって打ち上げられ

た。その人工衛星は2012年8月、太陽系宇宙を突破し、恒星空間の宇宙に突入し

た。すなわち1号は35年かけて太陽系外に達したということである。その境は太陽

系宇宙のはずれである。

 これを逆算して考えた場合、お隣さんの宇宙である地球人に似た知的生物がいる星

にとっても境であろう、という仮説がなりたつ。その境に地球人のような知的生物の

住んでいる星はないからでる。したがって、その境から地球人に似た生物の存在する

星に行くまで約35年間かかることになる。合わせて地球から隣の地球に似た星に行

くまで計70年かかることになる。これは無人の人工衛星でのことである。ましてや

人間の乗っている有人衛星なら何倍もの年月がかかるのではなかろうか。

 往復で計算すると、人工衛星で140年かかることになる。したがって、宇宙間での

戦争はあり得ないことである。たとえロボットとロボット間の戦争をイメージしても

戦利品を運ぶ手段もないし、戦利品そのものが価値あるものとは考えづらい。たとえ

地球にない物でも地球までの運搬日数がかかりすぎて意味をなさないであろう。

 宇宙戦争は漫画の世界にすぎないものといえよう。太陽系宇宙には、地球人以外に

知的生物が存在しないのは云うまでもないことである。


マラソンの札幌開催決定は当然!

2019-11-08 18:58:01 | 幸福の追求

 来年のオリンピックでのマラソンと徒競走が、札幌市内で開催されることが決

定した。東京オリンピックが決定したとき、本欄で開催時期を5月に変更してもらう

ことをIOCに申し入れるべきだと主張していた。(その日時を調べたがみつからなか

った。)

 その理由は、温暖化の影響による熱中症などが原因の棄権者が出る恐れがあること

を予測できたからである。案の定、ドーハでのマラソン競走で4割もの棄権者が出た。

それを見たIOCの心配は当然のことである。

 この他にも本欄で「新国立、最初からやり直せ」(2016、03,06号)と主張

している。屋根とそれを支える支柱が木材だと判明したからである。木材では強風に

耐えられないと推測されたからである。またその影響として将来的には温暖化が更に

進めば、野外スポーツの全国大会などはすべてドーム球場で開催されるようになるだろ

う、という予測されたからでもある。

 温暖化は年々巨大化するのは確実と思われる。最近、共産党は「2050年には炭酸

ガスの排出量をゼロにする」との運動方針案を発表した。しかし、その目標は実現でき

ないであろう。見方が甘すぎるからである。

 相変わらず、温暖化を正当に見通す人も組織もないと云わざるを得ない。今世紀末には、

台風の最大風速が100m(秒速)に達するようになるであろう。地球の平均気温は上

昇する一方であることを理解できないからと思われる。

 その時がくるまで地球人は惰眠をむさぶるのであろうか。