今週の法話

法華宗北海寺住職-二王院観成による仏教用語と法話集です。毎週水曜日に更新いたします。

エリア51の米国の公認に期待するもの !  

2013-08-29 01:01:20 | 人間の資質

  米政府はエリア51の存在を8月18日公認した。これまで米の

秘密基地といえばエリア51だったのである。正式にはグレーム・レイ

ク空軍基地という。場所はネバダ州リンカーン郡で人里離れたネバダ

砂漠の中である。ラスベガスから北西約200kmの地である。

  拙書「ブッダの予言と最期の自然災害(大災害を生き延びる方法)」

の「あとがき」中で、「米国の秘密基地には地下に30階建ての建物が

ある。山をくり貫いて造られている」、と表現しているのはエリア51の

ことである。

  これまでエリア51(俗称)の存在自体が秘密にされていたのである。

しかし、51に関する話題は途切れることはなかった。特に米の最新鋭

機の製作やテスト飛行などはここでされていた、というのが通説だった。

しかし、最大の関心事は、捕らえられた宇宙人が、基地の中でまだ生き

ているのではないか、という一点にある。

  その話は、1947年7月8日、米のニューメキシコ州ロズウェル近郊

に墜落したUFOを米軍が回収した、とロズウェル空軍基地が発表した。し

かし、数時間後、基地の司令官は「回収したのはUFOではなく、気象観測

用の気球だったと訂正発言をした。しかし、回収に行った兵士の数人から「

UFOだった」、「生き残った4人の宇宙人がいたが、その内の2人が逃げた

ので兵士が撃ち殺した。死体とあとの2人は基地につれ帰った」、という証言

がなされたのである。さらに、その死体を解剖したといわれている。一方、生

き残った2人の宇宙人はエリア51に、密かに移送されたといわれている。

その後、1954年に当時の大統領であるアイゼンハウアー氏は、3回にわた

って宇宙人と密会したという説もある。さらに、UFOの先端技術なども米軍

得ている、と実しやかにいわれている。

  いずれにしても、ロズウェル事件に関する本や資料は膨大であり、どれが

真実なのか、という結論は出ていない。一説では、現在までに一人の宇宙人

は死に、生き残っているのは一人だけだ、という説もある。

  一方、この時期にどうして米政府はエリア51の存在を認めたのか、とい

う疑問がある。この点について野僧は、「最後まで生き残った宇宙人の一人も

死亡した」ので、隠さなければならない理由がなくなったからではないか、と考

えている。

  しかし、米政府は宇宙人について、何ら言及していない。今後、米政府が

宇宙人について説明するのか、どうか、に関心が集まっているようである。一

説では、墜落した宇宙船には、キッチンもトイレもついていなかった、といわれ

ている。したがって宇宙人というより、人間に似せて作ったロボット宇宙人では

ないか、という説もある。いずれにしても興味はつきない。もしも、宇宙人がい

たのであれば、是非とも公表していただきたい。全地球人のためでもある。


野田政権を支持する民主党員こそ脱党せよ !

2012-06-17 13:59:39 | 人間の資質
 見栄も外聞もなく野田政権は野党と野合した。3年前の民主党のマニフェスト
を平気で破棄したのである。国民に対する最大の裏切りである。責任を取るべ
きである。当たり前の話である。当然、国民との契約を破ったのであるから、
破った方が、民主党を去るべきである。そして新党を堂々と立ち上げるべきで
ある。マニフェストを守ろうとする良心的な民主党員を悪者扱いし、党を出て
行け、と云わんばかりの厚顔無恥こそ呆れる。
 独立して、「付和雷同党」とでも、名を変えるべきである。
 

野田新首相、大宰相になる予感 !

2011-08-31 10:48:07 | 人間の資質
 野田新首相の第一歩は、「あっ」と驚く息を呑むものだった。予想外の人事だ
ったからである。輿石東幹事長、前原誠司政調会長、平野博文国会対策委員長と
発表された。普通、自分を応援してくれた人たちを三役などに起用するものであ
る。いわゆる論功行賞が普通である。それを、小沢氏に近い輿石氏を幹事長に、
鳩山氏に近い平野氏を国対委員長にすえるという人事は、自分の取り巻きからも
反対されるはずである。それをあえて敢行したという一事を見ただけでも、人間
としての野田新首相のスケールの大きさと決意がわかる。
 代表選で「民主党が大好きで」、「ノ-サイドにしよう」、と訴えた野田氏の
発言は嘘ではないことを証明したことになる。このような言行一致はなかなかで
きないものである。誠実家で、熱情家で、苦労人なのであろう。これで民主党は
挙党体制が確立されたといっても過言ではないであろう。今回の代表選で小沢氏
の時代は終わった、と思われる。「親小沢」、「脱小沢」の対立時代は過ぎ去っ
たと思わざるを得ない。新内閣の顔ぶれは未知数であるが、この分だと、相当実
行力のある内閣ができそうである。
 また、挙国一致の大連立を目指すとも野田氏は主張している。現在は国難の時
期である。日本のすべてを回復させ、前進させるためには大連立も必要であろう。
相当な困難が予想される。しかし、野田氏のような考え方であれば、大連立の可
能性はゼロではないと思っている。
 問題は、何を、どういう方法でするか、実現できるのか、という問題である。
簡単ではないだろう。しかし、野田新首相ならできるような気がする。
 ただ一点、気になることがある。A級戦犯のことである。靖国に戦犯者はいな
い、という野田氏の考えに一理ある。しかし、中国と韓国が警戒しているものと
思われる報道がすでに出ているからである。両国の現在の為政者の多少の肉親が、
先の大戦で日本軍に虐殺されたという事実を無視しているように受け取られると
大変なこととなる心配がある。その配慮を忘れるべきではないと思われる。
 卑近な例で恐縮だが、野僧の長男と同期生(立正大学仏教学部)だった友人が野
田氏の秘書になったことがある。今は秘書を辞めているが。その時、船橋の居酒
屋みたいな所で、野田氏から、友人と一緒に一杯飲ませてもらったことがあると
いう。長男に野田氏の印象を聞いたら、立派な政治家のようだ、と云っていたの
を思い出した。また、宗教の重要性を認識しているようだ、とも聞いている。
 それだから云うのではないが、野田氏は大宰相になる器だと思っている。頑張
ってもらいたい。期待して止まない。

無能内閣は退陣せよ!

2011-04-08 08:19:52 | 人間の資質
 夏の電力削減目標を政府骨格案として発表した。相も変わらず
総量規制である。これでは企業は成り立たない。大地震と津波で
家は壊れ、会社は倒壊した。すなわち、多くの住環境と企業の社
屋を失ったのである。生きていく生活基盤が喪失したのである。
これは国家の一大事である。その中にあって、日本をどう復活さ
せるかというのが今一番の課題である。今こそ企業が元気を出し
てもらわなければならない現状である。その企業の電力を規制す
るとは不見識である。また,日本全体で取り組まなければならな
い時期でもある。さらに福島原発の崩壊で、日本以外の世界各国
の人々の心痛が止まない状態である。逆である。
 大口 25%、小口 20%、家庭 15~20%という総量
規制は間違っている。今こそ企業の電力規制をするべきではない。
不要不急の電力を仕分けし、規制すべきである。政府は「仕分け」
の意味がわかっていない。テレビ、コンビニの時間規制から始め
るべきである。さらに規制を増やすべきである。また、日本各地
の電力を不足している地区に融通すべきである。それでも足りな
ければ、総量規制も止むを得ない場合があるかも知れない。
 夏の電力需要が増大するのは例年のことでわかるが、まず、不
要不急の規制を今から始めるべきである。政府の方針はあまりに
も寸尺定規的で無能政策といわれても仕方ないであろう。
 西岡参院議長は7日、「菅内閣が将来にわたって国政を担当す
ることは許されない」と発言したと報じられた。(読売新聞、7
日朝刊参照)。今や、決断力のある強力な人が首相となって日本
を引っ張って行く以外に方法はない。正確な即決力と応用力豊か
な西岡参院議長や小沢一郎氏などがいるではないか。 

天才、辻井伸行と山下清氏の類似点

2011-02-06 14:51:13 | 人間の資質
 天才ピアニストといわれる辻井伸行氏と山下清氏に興味
ある類似点がある。頭の中に何かを記憶すると絶対に忘れ
ないし、それをいつでも取り出すことができる。また他の
何かと繋いで利用できるという点である。その能力を音楽
の世界では「絶対音感」と云っている。何かの曲や和音を
聞くと、一瞬にして分かり、忘れない能力だと云われてい
る。
 具体的には辻井伸行氏は、CDを一回聞いただけで記憶
してしまう、と東京音大講師の川上昌裕氏は云っている。
また、他とを繋いで演奏することができる、とも言ってい
る。驚くべき記憶力と応用力である。
 一方、天才画家といわれた山下清氏は、一つの風景など
を見ると一瞬のうちに記憶し忘れない、と云われる。その
画像を部屋に帰ってから思い出しながら切り絵にするとい
う。デッサンして絵を書くのではないという。テレビや映
画などで画帳を持ってデッサンしているシ-ンがあるが、
あれは事実ではない、という。すなわち画帳を持ち歩くシ
-ンはフィクションということになる。
 また、山下清氏は放浪の画家といわれるように、あまり
金も持たずに施設を飛び出した、といわれている。したが
って放浪先で泊めてもらったり、オニギリをもらったり、
親切にしてくれた人に、お礼がわりに絵をプレゼントした
という。
 ここから先は伝聞であることをお断りしておきたい。先
月(一月)、テレビの「開運! 何でも鑑定団」で山下清
氏からもらったという一枚の絵が登場した。さらに先祖か
ら受け継がれた絵であるという。世界の国旗と軍旗が一枚
の絵になっている。これは本物と鑑定され、高額の価値が
認められた。恐らく、一度に見たのを書いたのではなくて、
何度かにわたって見た国旗や軍旗を一枚の絵にしたものだ
ろうという結果だったという。たとえ一枚の印刷物を見て
書いたとしても素晴らしい記憶力である。
 このような具体例からして、両氏の類似点が見えてくる。
一瞬にしてできる記憶力と、それを何度でも応用きる能力
である。いずれにしても、卓越した能力であり、すばらし
い人間としての資質である。一般的に云われているのは、
身障者や精神薄弱者には、絶対音感や、記憶力や何らかの
特質を持っている人が多い、といわれている。大変失礼な
がら、辻井伸行氏は全盲という身体障害者である。その原
因は、父親の医師という立場を考えれば、レントゲンの影
響ではないかと推察される。一種の職業病の影響と云える
のではなかろうか。一方の山下清氏は精神薄弱者と云われ
る。しかし、両者とも天才といわれる。「伝説のピアニス
ト」と云われるヴァン・クライバ-ン氏は辻井氏のことを
「奇跡のピアニスト」と云っている。楽譜を読めない若き
全盲のピアニストの出現に打ちのめされた、ということで
あろう。これまでは考えられなかったことだからである。
これまでのクラシック界には全盲のミュ-ジシャンはほと
んどいないからである。ジャズ界ではレイ・チャ-ルズが
有名である。身障者や精神薄弱者の方々は頑張ってもらい
たい。健常者にない能力を発揮してもらえれば、社会全体
に良い影響をもたらすことができると考えられる。
 辻井氏のピアノの魅力は、何と云っても、ソフトタッチ
の弱音が甘美な点にあると思っている。これは現代の歌謡
界やジャズ界に欠けている点である。また、強打する強音
とのコントラストが素晴らしい。第一、ジャズ界には、ほ
とんどフルバンドの楽団がいなくなった。一台のシンセサ
イザ-で数種の音を出すのでは味気ない。さびしい限りで
ある。しかし、ジャズのフルバンドよりも素晴らしいクラ
シック界の多人数のオ-ケストラがいることを辻井氏は教
えてくれた。おそらく辻井伸行氏はショパンの生まれ変わ
りではないかと思っている。辻井氏の出現によってクラシ
ック・ブ-ムが巻き起こるだろう。期待して止まない。