今週の法話

法華宗北海寺住職-二王院観成による仏教用語と法話集です。毎週水曜日に更新いたします。

緊急トイレ修理とトラブル対策!

2020-09-24 13:56:32 | 幸福の追求

  トイレ修理の問題解決法!

 昨日午後の「直撃ライフグッディ」(フジ系)で「トイレの修理を業者に頼んだら80万円の請求で、70万円に」

まけるからと契約してしまったというトラブルが「午後の「直撃トラブルグッディ」(昨23日)でとりあげられた。

良心的な業者に聞いたら15000円ですむという。とてつもない請求額である。こういう問題は以前からあった。

 その正しい解決法をお教えしよう。

 

①(業者)修理を延ばし、とほうもない修理費用を請求するのが常套手段である。

②(施主)急ぐあまりにその請求費用をみとめてしまうことが多い。緊急のさいの使用方法を知っていれば、そのワナ

     にかかることはない。そのトイレの緊急使用方法は下記のようにすれば過ちを犯すことは避けられる。

 

 ③一版番小さな柄のついたヒシャクを常時用意しておくこと。そのヒシャクの柄には、トイレ掃除用」と書いてお 

 くこと。間違って他の目的で使われないようにするためである。

 ④そのヒシャクで便器内の汚物や水分をポリ袋の中に入れ、ゴミとして出すること(その袋は2重にすること)。そ

  の袋の上部をまるめてしばっておけば、破損と防臭できる。また、修理が終わるまでの対策として下記の「ポリ袋

  と古新聞だけで簡単対策!(下記参照)」の緊急トイレ対策をすれば修理契約を焦らなくてよい。

 ⑤業者はテレビで紹介されたように、各市町村の認定業者に修理をお願いするのがベストである。その業者名がわか

  らなければ、役場に聞けばよい。

 以上で安心して業者にお願いできる。困ったときも、冷静に対処すべきだと思います。いずれにしても、急いで業者

に頼むといろんなトラブルに巻き込まれるので注意すべきだと考えます。

(参照)

 その対策として、①現在あるトイレと便器だけで簡単に使用できる方法がある。それに加え

ビニール袋と古新聞だけでトイレの役割をはたすのである。水を使わなくても困らない。

レビで対策を論ずる評論家の中には、上記のことが分からない人がいるようである。もっと研

究してほしい。

  今年も強力な台風日本列島を横断しそうです。断水した場合、水洗トイレが使えなくなり

ます。また停電の時は、マンションなどで水をポンプアップできず、水洗トイレが使えなくな

ったりする場合があるかも知れません。その時、下記のようなトイレ対策をすれば、何とか克

服できますので参考にしていただきたく存じます。

 

(ポリ袋と古新聞だけで簡単対策!)

 

 水がなくてもトイレを使用できる方法であるが、簡単な方法で解決できると思われる。ビニール袋と古新聞

紙があればできる。まずポリ袋(業務用・取っ手付きポリ袋・15ℓ用(または20ℓ用)・厚さ0.022mm、

よこ450mm、たて550mm・半透明・一袋100枚入り)を用意する。一枚の袋を(1)便器の上に広げる。

(2)便座の蓋でその袋を固定する。(3)その袋の中に新聞紙をちぎっ多少入れる。水分を吸収するためである。

(4)座って用をたす。(5)新聞紙をちぎって上にかぶせる。水分吸収と目隠しになります。(6)最後にポ

リ袋を取り出して上部を縛る。のようにすると、無臭のままとっておける。後日、ゴミ回収の時に出せば良い。

災害ゴミ扱いとなれば、無料となるものと思われます。また、もしもポリ袋に穴があいたりしたら、もう一枚の

ポリ袋に重ねて入れておけば良いでしょう。

 このようにポリ袋(一袋100枚入り ホームセンター価格 約700円)と古新聞だけで簡単にトイレ対策

できます。また、このポリ袋と古新聞を常備しておくことをお薦めいたします。

 以上、何か参考になることがあれば、幸甚に存じます。

 

(本欄は、再録したものです。)


今後も続く新ウイルスの脅威!

2020-09-18 12:20:26 | 幸福の追求

 今回の新コロナウイルスで世界中がパニック状態におちいった。これまでの感染症の

発生状況を見てみよう。

 

1976年

エボラウイルス→エボラ出血熱

1981年

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)→後天性免疫不全症候群(エイズ)

1982年

病原性大腸菌0157→腸管出血性大腸菌

1989年

C型肝炎ウイルス→C型肝炎

1997年

H5N1鳥インフェルエンザ→鳥インフルエンザ

2002年

SARSコロナウイルス→重症性呼吸器症候群(サーズ)

2009年

A(H1N1)pdm09型インフルエンザウイルス→インフルエンザ

2012年

MERSコロナウイルス→中東呼吸器症候群→(マーズ)

2019年

2019新型コロナウイルス→急性呼吸器疾患(COVID19)

 

 これらに似たような感染症は今後も再三発症すると思われる。その主な原因として次の

ような状況が憂慮される。

  • 温暖化による影響

高温化によって、南極などの氷床や氷河、永久凍土が融解し休眠中だったウイルスなどの

再生が心配される。

  • 環境破壊による影響

具体的には海洋プラスチックの影響。毎年800万トンのプラスチックゴミが海洋にも

流出している。そのブラスチックゴミが分解されないまま、波や紫外線の影響で細かく

砕かれ、それを食べた魚介類をさらに人間も食べ、重大な影響をあたえるのではないかと

心配されてるい。WEF(世界経済フォーラム)によると、このペースでいくと2050年

には魚の量を重量ベースで上回ると予測されてる。

  • 家庭排水、工業廃水等々でウイルスなどとコラボで感染症や難病などに影響するのでは
  • ないかとも心配されている。
  • 各種の排煙などによる大気汚染などとコラボして難病などが発症するのではないかとも
  • 心配されている。

 

ブッダは「(人間以外のもの)」が毒を吐くから難病が発症すると説いている。

 

   「世界の大問題」小川真史著(サプライズ BOOk)参照


勇敢な黒マスクの大阪なおみ選手!

2020-09-14 10:58:18 | 幸福の追求

 大阪選手がテニスの全米オープンで優勝した。まずお祝い申し上げたい。2年ぶり

の優勝で同じ日本人として嬉しいかぎである。米国の警官による黒人の射殺問題を契

機に一時は大会不出場の動きがあったときはどうなるかと心配したが、それを撤回し

て試合にのぞみ優勝したのは見事だった。先の事件の抗議方法として、警官によって

射殺された7人の黒人名を入れたマスクを7つ作って、各試合合ごとに一つずつマス

クを変えて、決勝までの7試合すべてを通したことは快挙といえよう。

 なおみ選手は「皆さんから黒人射殺事件を議論してほしかった」から、というアイ

デアに決死の覚悟を感じる。自分も黒人だから、という以上の覚悟が素晴らしかった。

 先の黒人射殺事件には米国内でしか分からない問題もあるのかも知れないが、人種

差別や民族差別自体がおかしいのである。ブッダはすべての人間を「仏子」(ぶっし)

とよんで、すべての人間は平等であると主張し、差別を否定したのである。すべての

人間は平等であるという具体的な表現は、ブッダ在世以来いまだに続いているインド

のカースト(四姓)の否定である。上からバラモン(祭司者)、クシャトリア(王族)、

ヴァイシャ(農工商の庶民)、シュードラ(奴隷)の四階級である。このため、仏教

教団の僧侶にはいろんな階級の出身者がいたが、一切の差別はなく平等にあつかわれ

た。また教団内の戒律を犯した人は、最悪でも教団からの追放だった。事実、各種の経

典などに階級をもとにした紛争などの記述は一切ない。

 現在の日本にも差別思想がまだ生き残っていると云われるが、残念なことである。

もともとは古来から戦争に負けた人たち(敗残兵)や、百姓一揆の生き残りの人たちが

奴隷として売買されたものと思われる。その名残として差別意識が今もあるのは残念な

ことである。あらゆる人間差別を否定しなければならないのではなかろうか。

 また、国家間の差別問題がある。これも間違った考え方と云わざるを得ない。私は中国

人も韓国人(北朝鮮人)も大好きである。日本文化は中国から朝鮮半島を通って日本に伝

えられたものである。いわば同一民族といっても不思議ではないはずである。もっとこの

三国人同士は仲良くすべきではなかろうか。

 いずれにしても、2100年ころになれば、恐らく地底都市で生活することになる可能

性は大きい。その時人間差別はなくなるであろう。貨幣経済もなくなるであろう。すべて

のものを平等に分かち合う以外に生存できないからである。すなわち差別そのものがない

世界となるはずである。紛争の原因なき社会となるだろう。

 いずれにしても、大阪なおみ選手の投じた一石は大きい。


自然災害の復興費がゼロになる日!

2020-09-09 13:32:58 | 幸福の追求

 地球規模の自然災害は年々巨大化している。1998~2017年の20年にわた

る異常気象による世界全体の被害損出額は約2兆9100億ドル(約300兆円)で

ある。(地震による損出を除く)。これは1978~1997年間の倍額となっている。

豪雨、洪水、干ばつ、森林火災、極端な気温(異常高温や異常低温)の順になってい

る。国別ではアメリカ、中国、日本が上位を占めている。もしも温暖化に有効な対策

が打てない場合、2030年までに世界全体でさらに250兆円の損出が生ずると予

測され、その先は予測不可能だと云われている。(項、「図解でわかる14歳から

知る気候変動」インフォビジュアル研究所著。太田出版社)参照

 その根拠の一つに気候変動の凶暴化があると思われる。例えば、長雨は何ら不思議

ではなかったが、同じ地方で何日も雨が続く「線上降雨帶」なる新たな異常気象が発

生し、台風と同規模の災害が発生するようになった。また、普通の台風がさらに巨大

化して人類を襲うという台風の巨大化も大きな損害額の増大化要件となっている。だ

からといって、自家用車を止める人は誰もいないだろう。現在の便利な生活を更に向

上したいと思っている人々ばかりである。したがって、温暖化は進む一方でさらなる

災害の激甚化を招くことになると思われる。まさに底なし沼から逃れられないのであ

る。仕方がない、と言えばそれまでであろう。いずれにしても自然災害による損害は

年々増えて巨大化する一方で、恐らく今世紀末には災害復旧費などは1円でさえ、ど

こからも出ないようになる可能性は大きいと思われる。それは日本ばかりでなく、世

界中がそうなるものと推測される。すなわち、貨幣経済は完全に崩壊するのではなか

ろうか。

 一方、大気中の二酸化炭素の濃度が後80年で3%になる可能性が大きい、と故西

澤潤一氏は「人類は80年で滅亡する」という著作を東洋経済新報社から2000年

に出版している。3%になると人類は生きられない、と説いているのである。

 いずれにしても来世紀になれば、人類は現状のような生活は不可能になると思われ

る。「月」や「火星」への移住は不可能である。スペースコロニーへの移住も不可能

である。残っているのは人類が地底都市を造ってそこで生き延びるより他に方法はな

いのではなかろうか。

 人類は5%の人達が22世紀を迎えることができるのではないかと推測している。

世界では約3億人、日本では約500万人が生き延びられると思っている。その人数

であれば地底都市で生活できるのではないかと期待している。

 いずれにしても、人類に残された時間は少ないと思わざるを得ない。


口内丼の食べ方は是か非か?

2020-09-02 10:10:45 | 幸福の追求

口内丼の食べ方は是か非か?

 9月2日のあるテレビ局のモーニングショウで、口内丼(こうないどん)の食べ方

(ご飯やおかずなどを口の中で一緒に食べること)について夫と妻の考え方が別れ、多

の問題となっている、との内容が放映された。この点については仏教の食事作法(法

宗陣門流)があるので参考までにご紹介しよう。

 

  • ご飯(またはお汁)を食べてから次に「おかず」を食べるのが作法。
  • ご飯(またはお汁)~おかず~お汁~おかず~ご飯(または お汁)~の順となる。
  • おかず~おかず~おかず~、という食べ方を「回しばし」という。作法違反。
  • 口の中に食物があるうちに他のおかずなどを口の中に入れて一緒に食べるのは作法

        違反。口内の食物を飲み込んでから、他の物を食べるのが作法。

  • 食べながら話をするのは作法違反。静かに食するのが作法。また、食べながらジョー
  • クを云うのは作法違反。笑った時に誤飲の危険性があるので要注意。
  • 食事は、一つ一つ丁寧に味わって食べ、自然や家族に感謝の気持ちで食するのが作法。

 

以 上


国際宇宙ステーションは、2024年以降は民営化!

2020-09-01 15:08:28 | 幸福の追求

  国際宇宙ステーション(ISS)は、アメリカ航空宇宙局(NASA)、欧州宇宙機関(E

SA)、ロシア国営企業(ロスコスモス)、日本宇宙航空研究開発機関(JAXA)、カナ

宇宙局などの15ヶ国が参加して1998~2011年の間に組み立てられた。

このステーションは上空400キロ(東京~大阪間の距離)の軌道上に設置された。全

体はサッカー場ほどの大きさで、約90分間で地球を一周している。そのISSの構成の

つである「希望」は日本の実験モジュールである。建設当初は2016年に運用を終

予定だったが、2024年までの運用延長を発表した。これは24年までの資金の

出が決まっているが、それ以後は商業利用をベースとして民間に移管する流れが想定

れている。

 これまでにかかった費用は、「きぼう」の開発費は約3440億円、一年間の運用経

費は約400億円、ISS全体にかかった経費は約11兆円に上る。これらは日本の経費で

賄われている。日本国の研究施設というべきである。また今後の具体的な目標としては、

「宇宙ホテル」事業の展開が掲げられている。単刀直入に云えば、宇宙ビジネスの推進

である。具体的には①タンパク質の構造に基づく薬剤設計支援。②加齢研究による健康

長寿社会形成への貢献。③超小型衛星放出能力の強化(超小型衛星放出プラットフォー

ム)。④船外ポートを利用した戦略的利用推進(船外ポート利用プラットフォーム)で

ある。

 この中で興味深いのは②の「長寿」に関する事項である。太古から現在に至るまで不

老不死というのは人類が追い求めてきた願望である。しかし興味あるのはそれではなく、

約4.50年前のNHKの教育テレビで南米のアンデス地方で起こったという宇宙人の生

死に関するドキュメント風の番組が放映された。ある山中で宇宙人が死亡した。見かけ

は5.60才の男性だつたが、死亡した直後から「しわだらけのくしゃくしゃした見る

に耐えない顔になった。」そのテレビでは、その男の宇宙人の本当の年齢は300才だ

という。見た目は若いが、死ぬと同時に300才にふさわしい容貌になったのは何ら不

思議なことではない、という内容である。この番組は再放送されたので見た方もいると

思われる。不老不死とは云わないまでも、何才まで生きられるのか、という興味は尽き

ない。その宇宙ステーションで長生きできるのか、と言う意味もあるのだろうか。

 いずれにしても、24年以降民営化されるというが、当初から将来的に民営化すると

いう前提で国際宇宙ステーション事業がスタートしたのであろうか。それとも隠してい

る何かがあるのだろうか。すなわち、そのステーションを将来的にはスペースコロニー

にして人類の一部の人たちの延命の拠点としようとする意図があるのであろうか。だと

しても、何万人もそのステーションに移り住むことはできないのではないだろうか。流

星やスペースデブリが衝突すれば壊滅の危険性もあるのではなかうか。