日本産婦人科医会による「性教育指導セミナー全国大会」がありました。性教育は、人権教育・健康教育のベースで重要なものだと思っています。今回、産婦人科医が中心となって、このようなセミナーが長年にわたってもたれていることを知り、勇気づけられました。とはいえ、今日は朝からスケジュールが目白押しで、残念ながら一部しか参加できませんでした。
お弁当をいただきながらのランチョンセミナーは、「経口避妊薬の今後-承認後10年を迎えてー」ということで、種部恭子さん(女性クリニック We! TOYAMA 院長)のお話。へぇ~と思ったのが、一昔前(私たちのおばあちゃん世代)までは、子どもを産む回数が多くて、生涯月経回数は約50回くらいだった。けれども、晩婚化し、子どもを産む人数が少なくなっている現代女性の生涯月経回数は約450回。調査された民族の名前は忘れましたが、今でも地球上には、以前の日本のような地域があるわけです。この多くなった月経は、卵巣や子宮に負担を与える場合もあるということ。
中学生になったら、婦人科のかかりつけ医をもち、定期的な処方をするなかで、不安があればいつでも相談できる、こういうポジティブ・アクションがこれからの課題だとのこと。そうだなと思います。
メインテーマが、『性教育:いつまでに? どこまで?』でしたが、就学前から、家庭、学校、婦人科医など、いろんな立場からの性教育、そして女性の健康を育んでいく手だてが必要ですね。