岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

10月12日 日韓交流映画上映会「タクシー運転手~約束は海を越えて~」、光州事件

2018-10-12 | おにき日記


 日韓交流映画上映会『タクシー運転手 ~約束は海を越えて』があり、観に行きました。上映があると知ったときから、心待ちにしていました。韓国で2017年に1200万人を動員した大ヒット作。上映中、ずうっと魅入り、当時の韓国の空気のなかにいるようでした。
 1980年5月の「光州事件」。私がちょうど大学2年生のときで、市民に銃をむける軍隊や権力の本質を知り、また生命をかけて民主化を願い、支え合い、友人たちを助けようとする光州の皆さんの姿に心打たれたものです。
 私が知らないといけない、友人たちと学ばないといけない。何ができるのだろう。映画のなかで市民の皆さんがよく歌っていた「プリパ」という曲を、今でも正確に口ずさめるほどによく歌ったものです。
 情報統制・封鎖が行われるなかで、光州での出来事を生命がけで世界に知らしめたドイツ人ジャーナリストとタクシー運転手の実話をもとに作られたのがこの映画です。

映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』公式サイト
http://klockworx-asia.com/taxi-driver/


 映画をみて、確か私は、ロックバンド白竜の「光州 city」というアルバムをもっていると、家に帰って探してみました。大学3年生のときに、友人のHさんが中心となり、大学祭で白竜のコンサートを行いました。出てきたアルバムには、その時のチラシとチケットもはさんでいました。この歌も繰り返し、聞いたものです。

 現在の韓国の文在寅大統領が昨年5月に就任をし、光州民主化運動(光州事件)37周年の記念式典に参加しての声明文を、深い感銘をもって読んだことも思い出しました。光州の精神はずうっとつながっています。
 上映会で知り合った若い韓国人留学生は、観るのが3回目だと言いました。韓国で若者たちは、この映画で歴史を捉え返していると。もっと多くの友人たちに声をかけて一緒にみればよかったと後悔しています。
 大きく心揺さぶられる映画で、今の私に「喝」を入れてくれました。機会があったら、観ていただきたいです。

「文在寅大統領「現代史の悲劇だった」 民主化運動を弾圧した光州事件から37年(声明全文) /(ハフポスト日本版2017.5.19)
https://www.huffingtonpost.jp/2017/05/18/moon-jae-in_n_16694214.html




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする