岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

4月19日 視察/山上新最終処分場&東部クリーンセンター

2012-04-19 | おにき日記





 我が家の玄関の〈顔〉が変わりました。市場尚文さん作の備前焼です。携帯写真なので色がうまく出ていませんが、後から知ったのに「3人寄れば文殊の知恵」ということだそうです(^^)。私にぴったりです。
 
 今日は、山上新最終処分場岡山市東部クリーンセンターに行きました。現地視察はいつものことながら大好きです。もっと体を動かさないといけませんね。

 岡山市の最終処分場。山田にあった80万㎥のは10年間、山上旧処分場50万㎥は11年間でいっぱいに。現在の山上新最終処分場は45万㎥ですが、2006年から供用開始で、あと30年間はもたせたいということ。それだけリサイクルシステムが進み、最終処分場に埋め立てられる量が圧倒的に少なくなっているということです。環境局は、この新処分場を「岡山市の宝」だと言われていました。
 浸出水は処理され、川に。水質管理は万全で、下流・足守はホタルの生息地ということでした。

 それから、岡山市東部クリーンセンターに。端から端まで、混んでいたこともあり、1時間余りかかります。岡山市には、現在3つのごみ焼却施設(東部クリーンセンター、岡南環境センター、当新田環境センター)があります。なんと岡山市は、停止可能(処理量が20万トンを下回れば)としていた岡南環境センターを、東日本大震災で大量の災害ごみが発生したことを踏まえて、引き続き維持する方針を昨年12月末に出しています。

 写真が、バグフィルター(長さ5.5m、直径150㎜)です。排ガスを濾過し、煤塵とともに、重金属やダイオキシン類までも捕集します。これが、640本入っているということ。国はバグフィルターで放射性物質を99.99%除去できるとしていますが、その問題点については多くの指摘がありますので、梶山正三弁護士の指摘島田市の試験焼却結果など、そのことを表したHPをリンクしておきます。市民自治講座にお招きした池田こみちさんのHPには総合的に掲載されています。
 この写真は、岡山市のリサイクルシステムを示しているものです。東部クリーンセンターでは、焼却炉から発生する不燃物、焼却飛灰をスラグ化し、溶融スラグは〈アスファルト合材協会〉に引き取っていただき、磨砕され、7%を混ぜた再生アスファルトになるそうです。灰溶融炉からの溶融飛灰は直島の三菱マテリアルに引き取っていただき、銅や金などをとり、残りはセメント原料に。また、灰溶融炉からのメタル類の固まり(銅、金、鉄など)は入札して業者に販売するということです。こういう努力の結果、最終処分場へいく量が少なくなっているということ。
 なお、当新田環境センターと岡南環境センターでは、溶融スラグの過程がなく、焼却飛灰段階で、〈山口エコテック〉に引き取っていただき、処理されて、セメント原料になります。
 「引き取っていただく」のには、岡山市がお金を支払います。資源循環という意味からも、また最終処分場という費用の上でもメリットがあります。
 岡山市としては、ようやくできたこのリサイクルシステムを大切にしていきたいということです。


 
 

 
 

コメント
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